オタク日記

(Mac と Linux)

目次

2012-12-31 (Mon): 年の瀬の「なんだかなあ」
2012-12-15 (Sat): メールシステム三題
2012-12-07 (Fri): お願いしますよ、Huawei さん
2012-11-10 (Sat): VMware Fusion と Windows
2012-10-27 (Sat): Emacs の Package Management
2012-10-20 (Sat): AquaSKK 良いね
2012-10-17 (Wed): 偉いぞ MacPorts
2012-10-06 (Sat): VMware 惨
2012-10-01 (Mon): 紺屋の白袴
2012-09-29 (Sat): Mountain Lion が飛び込んできた……
2012-09-22 (Sat): Tethering vs. Pocket WiFi
2012-09-15 (Sat): Windows 8 Release Preview と Fusion-5
2012-09-09 (Sat): Emacs-24.2
2012-08-13 (Mon): Apple はん、あんまりや
2012-07-28 (Sat): あれやこれや
2012-07-18 (Wed): GP02 が戻って来た
2012-07-14 (Sat): 落穂拾い
2012-07-07 (Sat): Wine と Spice
2012-06-30 (Sat): HTML 再訪
2012-06-23 (Sat): GnuPG
2012-06-16 (Sat): Emacs-24.1
2012-06-13 (Wed): Web Browser/HTML
2012-06-01 (Fri): Windows 三題
2012-05-19 (Sat): 無線ネットワーク二題
2012-05-13 (Sun): iPhone が 4S になった
2012-05-12 (Sat): Windows on Fusion (part 4)
2012-05-03 (Thu): Windows on Fusion (part 3)
2012-04-29 (Sun): Windows on Fusion (part 2)
2012-04-28 (Sat): Windows on Fusion
2012-04-07 (Sat): 「なんだかなあ」二題
2012-03-24 (Sat): 擬似 Tethering
2012-02-18 (Wed): Cgywin と Emacs
2012-02-08 (Sat): Lion-10.7.3 & Emacs-23.4
2012-02-04 (Sat): 人災は忘れた頃に……
2012-01-18 (Wed): WiFi Pocket GP02
2012-01-14 (Sat): Emacs-23.3b

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2012-12-31 (Mon): 年の瀬の「なんだかなあ」

年賀状書き

インクのリージョンコード問題再訪…… 年賀状の印刷がらみで、また思い出したように、ばたばたしてみたが、 「プリンタ本体の方のリージョンコードが変更できる」というのは、 結局ガセだったようだ。 それに言及している筈のサイトは殆んどリンク切れだし、 HP のサービスセンターは返事をくれない……。 何より「やんぬるかな」と感じたのは、Amazon で HP02 ink の並行輸入版が 15000 円あまりで売られていた事。(もし、 リージョンコード変更が可能なら、こんなものが売られている筈がない……)

裏面の印刷はあきらめて印刷されたものを購入。 宛名書きだけ、プリンタを使う事にした(黒のインクはまだ大分残っている。) が、そのアプリが問題……。 昨年は手で宛名を書いたのだが、その前、どうやっていたのか憶えていない。 Linux 版の「宛名職人」だったような気がするが、 どこにも見つからない(そもそもそんな物が存在したのか?)

まあ、それにはもうあまり拘らない。むしろ、住所録を新しく作っても良いから、 他のアプリケーション(Contacts) と sync できる方が嬉しい—— iPhone の Contacts と Mac の Address Book (Contacts) が Sync されているので、他のを全部これに統合したい。 しかし、意外に、そういう宛て名書きアプリは少ないようだ。 App Store でいくつか見つけたが、どれも値段($1.99) 相応という感じ。

結局、最初見た時「なんだ、PC 用か」と見逃していた 「はがきデザインキット」が良さげなので、これを使う事にした。 (もうあまり時間が無かったので、見切り発車した……。)

宛名を入力する部分はよくできている(Adobe Air アプリという事で、 Mac の UI を悉く無視している事を大目に見て、の話。) とりわけ、郵便番号を入れると住所を推定してくれるあたりが有難い。 CVS へそれを出力してくれるので、Contacts との Sync も何とかなるだろう……多分。

プリンタへの印刷も、なかなか良く考えられている。 特に、一枚一枚をプレビューできて、 かつ、そのレイアウトを微調整できるあたりは秀逸。 が、問題はフォントである。 二つしか選べなくて、しかも両方ともかなりショボイ。 悩んだ末に毛筆ぽい方を選んだ。 市販のフォントとしては有り得ないくらいしょぼいので、 ひょっとしたら、 私が筆で書いたかと誤解してくれる方も居らっしゃるかも知れない。 (でも、私の毛筆はもっと下手です。)

とりえあず、年賀状は宛名を書き終えて投函した。 時間ができれば、Contacts とのシンクを完成したい。 まずは「プリントマジック」を試してみよう。

D25HW

GP02 が MBA (MacBook Air) にいろいろと「おいた」をするのに切れてしまって、 D25HW に戻ったのが三週間前の事。 これがどうも大正解だったようで、以降問題は皆無。快適である。 少々スピードは落ちたが、安定してつながる事に比べたらものの数ではない。 (eMobile さん、speed up より、まず「安定性」ですよ。お願いしますよ。)

WiFi 経由でとっても安定しているので、ひょっとすると D25HW なら、USB ケーブル越しにでもちゃんと動くのではないかと思い始めた。 (ちなみに、GP02 でも、D25HW でも、MBA にはドライバはインストールしてなかった。) 帰省したら、殆んど継ぎっぱなしになるので、WiFi 無しで、接続できたら良いだろな、と。 その気になれば、USB で D25HW を継ぐだけで、インストーラがポップアップするので、 それをダブルクリックするだけ。

だが、やっぱりやめておけば良かった。 予想に反して、スピードががた落ちとなってしまった。 50 MB の Java をダウンロードするのに、10 分以上もかかる始末。 RBB Today で確認すると、上りが特に酷くて何と 550 bps!! (kbps の間違いではない。) しかも、WiFi 接続に戻しても改善されない (Network Preferences を開いたら、何故か、WiFi に加えて Ethernet port も connected になっている……)

何はともあれ、これでは使いものにならないので、元に戻した。 (アンインストールが、これまた、マニュアルを見て、ファイルを二つ探し出して、 手で消すという……)その結果、

    
【RBB TODAY 回線スピード測定】2012/12/31(Mon) 08:43:38 
    下り:1.59Mbps 
    上り:405.88kbps
D25HW を使い始めた時の値とくらべて、下りは十分の一、 上りは三分の一となっているが、まあこれは、 環境(稲城対四国)の違いのせいだろう。

2012-12-15 (Sat): メールシステム三題

退職前はなんだかんだと気忙しくて、 色々な事を等閑にしてしまう、もしくは応急処置で済ませてしまう、なんて事が多かった。 その最たるものは Mail Reader で、例えば inbox に 6000 通くらい溜っていて、そのうち未読が 300 あまり、なんていう為体になっていた。 それでも、Wanderlust で読んでいる間は然程不便も感じなかったのだが、 GP02 が絶不調になったせいで、iPhone でもメールを読むようになると、 この膨れ上った inbox はなかなか煩わしいものがある。 それはおいても、この際、心機一転で、 もうちょっとすっきりした環境にしようと決心。

Wanderlust を最新に

Wanderlust のバージョン管理が、SVN から GitHub に移って、wl の更新が滞っていた。Mercurial か Git か、 はたまた、(Emacs の) el-get か pacakge (elpa) か、 などがからみ、もう「わけわか」になりかけていた……。 で、とりあえずは「el-get の成熟を待ちたい」としていたのだが、これがなかなか進捗が無い。

で、とりあえず Git を使って、最新版にしておく事にした。 前にトライした時も Git だったのだが、今回は、 https://github.com/ikazuhiro/ を使う事にした(こちらの方が新しい)。

まず、git clone で GitHub からソースを取ってくる

fukuda@quadra:~/Git2% git clone https://github.com/ikazuhiro/apel.git 
fukuda@quadra:~/Git2% git clone https://github.com/ikazuhiro/flim.git    
fukuda@quadra:~/Git2% git clone https://github.com/ikazuhiro/semi-epg.git
fukuda@quadra:~/Git2% git clone https://github.com/ikazuhiro/wanderlust.git
fukuda@quadra:~/Git2% git clone https://github.com/emacsmirror/w3m.git 
最後のだけ owner が違う事、また、semi が semi-epg になっている事に注意。 (しかし、実際にインストールされるパッケージ名は semi のまま。)

上でできるそれぞれのディレクトリに行って、make する

fukuda@quadra:~/Git2/apel% make && sudo make install
fukuda@quadra:~/Git2/flim% make && sudo make install
fukuda@quadra:~/Git2/semi-epg% make && sudo make install
fukuda@quadra:~/Git2/w3m% autoconf
fukuda@quadra:~/Git2/w3m% export \
  RES=/Applications/MacPorts/Emacs.app/Contents/Resources
fukuda@quadra:~/Git2/w3m% ./configure --with-lispdir=$RES/site-lisp \
  --infodir=$RES/info  
fukuda@quadra:~/Git2/w3m% make && sudo make install
fukuda@quadra:~/Git2/wanderlust% make && sudo make install
fukuda@quadra:~/Git2/wanderlust% make info && sudo make install-info
これまた、w3m だけは、ちょっと余計な手間が要る事に注意。(次回の build からは、make && make install だけで良い筈だが。)

ちなみに、それぞれのディレクトリへ行って、% git pull とするだけで、更新が可能で、それでもし新しいファイルが pull されれば、make && make install すれば良い。(GitHub for Mac を使えば、この更新の watch は自動化されるのだが、 まだ自分の理解が不完全なので、ここでは触れない。)

inbox へ行く News Letter や ML を減らす

もともと「特に読みたい」と思ったものだけを、inbox に入れて、他は別の IMAP folder に振り分けていたつもりなのだが、 このところ、購読する ML や News Letter (Magazine) を少々野放図に増やしすぎた感がある。 読んでないのは配信を止め、 残す Mgazine/ML もとりあえずの IMAP folder (%magazines@eagle:) にまとめて溜めておく事にした。(しかし、 ltspice ML は最近取り始めたばかりなので、 (%ML.ltspice@eagle:) を作って別扱い。)

すなわち、

% fukuda@eagle:~% mkdir Mail/ML/ltspice
% fukuda@eagle:~% chmod 700 Mail/ML/ltspice
として、directory を作り、~/.procmailrc を編集して、次の行を追加
# .procmailrc
# 新たに magazines folder に振り分けるための設定    
:0 
* ^From: .*nikkei-news
.magazines/
    
:0 
* ^From: .*sems_support
.magazines/
    
:0 
* ^From: .*WEDGE/isMedia
.magazines/    
    
# LTspice の ML だけは、個別の folder へ
:0 !^Mailing-List: list LTspice@yahoogroups.com
.ML.ltspice/

WL の Expire を使う

IMAP4 サーバが走っている eagle(.otacky.jp) は、/home に割り当てたパーティションはたったの 8 GB しかないのに、そのうち Maildir が 2 GB 近くもあった。 これをなんとかしないといけないのだが、今回だけでなく、 今後もっと頻繁に(つまり手間をかけずに)整理する方法はないかと考えてみた。

とりあえずの目標は、

くらいに置いた。で、これを実現するには、wl の expire を使えば楽そうだ。~/.wl
(setq wl-expire-alist
       '(("^\\%SPAM\..*"     (date 30) remove)
 	("^\\%ML.*"     (date 90) remove)
 	("^\\%magazines.*"     (date 90) remove)
;; 	("^\\%inbox:fukuda/clear@otacky.jp"     (date 30) "^\\%archive-2012Q3@eagle")
 	("^\\+trash"     (date 30) remove)
 	))
(setq wl-expire-use-log t) 
と書いておいて、folder mode で、そのフォルダへ行って、'e' と打鍵すれば望みの動作をしてくれる。 が、'remove' (消去) は期待通り動いてくれるが、 'move' は、移動先が IMAP フォルダの場合はちゃんと動かないようだ。 この場合の archive-xxxx は、結構見る事が多いので、IMAP フォルダでないと困る。一方で、これまでのように、一時マーク '*' を手でつけて 'm o' ('wl-summary-target-mark-refile') するのではかなり面倒臭い。 いろいろやってみたが、結局、'r o' ('wl-summary-refile-region') を使うのが一番ラクチンのようだ('*' マークを付けるより、region を設定する方が、迅速で柔軟だから。)

2012-12-07 (Fri): お願いしますよ、Huawei さん

MacBook の WiFi は安定している上にキビキビ動く。 今でこそ「あたり前」となっているが、MBA (late 2010) を使い始めた時は感動ものだった。特に lid を開いて sleep から醒める際は素早くて、 スクリーンが表示される頃にはもう再接続が確立している。 (Mountain Lion になってから、スクリーンの表示から数秒遅れるようだ。)

ただ、この頃どうも調子が悪い。 いや、そんなレベルではなくて、 「使えねぇ」と言いたいくらい酷い。 接続がなかなか確立しないし、繋っても、menu bar の右半分がフリーズする——Spotlight を除いてアイコンが全て応答しなくなる。 その間、他のアプリケーションは使える事もあるが、使えない事もある。 症状が間欠的なので「気付かないフリ」をしていたが、 このところとみに酷くなって、放っておけなくなった。

で、いろいろ弄ってみた結果、 要は「GP02 を MBA と USB で継いだらダメになる(事がある)」らしい。 なかなか原因というか因果関係が分らなかったが、これは USB で繋ぐ機会が少なかったから——MBA には素より GP02 のドライバはインストールしてないので、 繋ぐとしたら出先で充電が必要になった時だけで、 しかも、継いでも必ずこの問題が起きるという訣でもないので。

件の「internet へ接続する際のフリーズ」も(稀になったとは言え) まだ完全には直っていないのに、糅てて加えてこんな事があると、GP02 への信頼はもう地に落ちてしまった。

一層の事、iPhone 5 で tethering を、とも思うが、でも、 もう出先でインターネットに繋ぐ機会がそんなには無いんだよな。 iPhone の IMAP で、自宅のメールも読めるし……

2012-12-08 (Sat): で、ふと思いついたのが、お金も手間暇もかからない弥縫策…… D25HW をまた使い始める事にした。USIM カードを移したら、問題無く動く事は疾うに確認済みだったが、 実際測定してみると
【RBB TODAY 回線スピード測定】2012/12/08(Sat) 06:41:04 
  下り:7.79Mbps 
  上り:1.27Mbps 
上りがちょっと遅いが、まあ、通常の使用には問題無かろう。

2012-11-10 (Sat): VMware Fusion と Windows

一箇月以上も前の事になるが、 Fusion を 5.0.1 に上げたら、screen(Fusion の Window)に何も表示されなくなってしまい、それへの対策を打ったら、 今度は描画がとても遅くなって……という顛末が有った。 実際、体感速度がはっきり落ちているので、5.0.2 で直る事を期待して、そのリリースを待っていたが、なかなか出て来ない。 まさかこんな状態のまま放置するなんて事はないだろう、 と思う一方で、この問題が出るのは、古い MacPro (1, 1) だけなので、ちょっと心配ではあった。

ようやく今日になって、その 5.0.2 が出た。 確かめてみると、件の mks.gl.use32core = "TRUE" の行を取払っても、ちゃんと動くようだ。 が、そうしても、肝心の描画は遅いまま。Win8 の最初のタイル(?)の表示がぎくしゃくするし、IE や Firefox の Window を掴んで動かそうとしてもスムースについて来ない……。 VMware Tools の再インストールもやってみたが、やっぱりダメ。

でもまあ、近くWindows を使う必要が殆ど無くなるという事もあり、 もうかなり Win8 への熱は冷めてきていて、Office のために Win7 の方だけ残そうと思っていた。 が、ここへ来て、ちょっと意外な展開が有った (というか、ようやく自分が気が付いたのだった。) なんでも、Win8 を期間限定(2013/1 まで)で、6000 円で売ってくれるんだとか……。 これをもし、Win7 をアップグレードするのに使えれば、 今の Win8 RP は消してしまえる。 なかなか良い考えだと思うが、Win8 をどうこうしようとすると、どうしても一日仕事になるからなあ。 悩ましいところではある。


2012-10-27 (Sat): Emacs の Package Management

先日、computer.org の forwarder がメールを転送しなくなってしまい、大いに慌てたが、その際に my home server のあれこれに疎くなっている事をつくづく思い知らされた。 それだけインフラ (dovecot, postfix, mailman, httpd, etc.) が「ちゃん」と働いてくれている、という事なので、目出度い事ではあるのだが…… 実際、

fukuda@eagle:~% uptime
 15:26:52 up 518 days,  2:51,  1 user,  load average: 0.00, 0.00, 0.00    
なんだそうな。という事は、もうすぐ一年半!これは新記録かも。 (……でも次にサーバを立てる時、ちゃんとやれるやろか。) 考えてみればこの ThinkPad X23 は中古で買ってからでも 8 年以上経っている。 製造されてからなら、そろそろ 10 年になろうか。だというのに、まだまだ立派に現役。昔の IBM 大和研究所さんは丁寧な仕事をしてたんですねぇ。それを言うなら、FC7 (つまり、サーバとしての稼動期間)も 4 年半か、こっちも凄いな。
fukuda@eagle:~% uname -a
Linux eagle 2.6.23.17-88.fc7 #1 SMP Thu May 15 00:35:10 EDT 2008 i686 i686 i386 GNU/Linux

が、しかし、クライアント (MacPro) の上の Wanderlust の方は、あまり大船に乗った気持とは言えない。 かつて手を焼いた UTF-8 や HTML のメールに関する問題は一応解消できたようだが、 IMAP コネクションが切れたり、"expire" しきれなかったりする。(メールを溜めすぎている所為だ、という噂もあるが。) しかし、そういう問題が有っても、もう長い間 Wanderlust をアップデートしていなかった(wl-version は長い事 "2.15.9 (Almost Unreal) " のままなので、どれくらい古いか見当がつかないが。)

と言っても、ずっと放っておいた訣ではなくて、 何度かアップデートを試みたのだが、まず emacs-w3m が make できなくなり、そのうちに、apel, flim, semi, emacs-w3m, wanderlust が全部 GitHub に行ってしまい、フォローできなくなっていた。

そうなら git を使い始めれば良いようなものだが、 これがなかなか……。GitHub for Mac も SourceTree も試したが、どうもよくわからない。Local の repository を作って公開する、という方はできるようになったが、 GitHub にある repository から、checkout してくる、というのがうまく行かない。 結局、GUI から離れて git-core の git コマンドを使って、

fukuda@quadra:~/Git% git clone https://github.com/wanderlust/apel.git
Cloning into 'apel'...
remote: Counting objects: 5404, done.
remote: Compressing objects: 100% (1615/1615), done.
remote: Total 5404 (delta 3805), reused 5374 (delta 3775)
Receiving objects: 100% (5404/5404), 935.38 KiB | 374 KiB/s, done.
Resolving deltas: 100% (3805/3805), done.
fukuda@quadra:~/Git% cd apel
fukuda@quadra:~/Git/apel% git pull 
Already up-to-date. 
のようにやって、そこで、% make & make install をやる、という事に落ち着いた。一件落着…… うーむ、しかしこれじゃあ、command が Mercurial のように簡素化されているものの、SVN の時と然程手間は変わらないなぁ。 その上、git で取ってきた最新版の emacs-w3m もやっぱり make できない……。

とりあえず、wanderlust の最新のソースにはアクセスできるようになった訣だ が、考えてみれば、SVN が git に変っただけ、という気もする。

Packageこれまで現況将来
apel cvs git el-get
flim cvs git el-get
semi cvs git el-get
emacs-w3m cvs cvs (*1) el-get (*1)
wanderlust cvs git el-get
ddskk tar.gz git el-get (*2)
lookup+media tar.gz tar.gz tar.gz
python-mode elpa el-get el-get
pymacs elpa el-get el-get
(*1) Git でも el-get でも make できない。CVS では 途中まで OK で、その後 make install を強行すれば、問題無く使える。現在の el-get の rcp は「とりあえず install」ができないようだ。
(*2) 何故か、ddskk-14.3 と少し古いし、その make が途中で止まる。 しかしこれは比較的簡単に改善可能だろう。

これではあんまりなので、なんとかもっと簡素化したいと思っていたら、 ふと目に留まったのが、el-get。Elpa も良いのだけど、何しろ対応しているパッケージが少ない。 その点、el-get ならば、lookup+media 以外の全てのパッケージがリストにある。しかも、python-mode や、pymacs 等は、elpa のより随分新しい。しかも、M-x el-get-install wanderlust で、apel 以下を全部インストールしようとする。 で、すっかり惚れ込んで「よし、これで勝ったも同然」と思ったが、 やってみたら、emacs-w3m と ddskk は make ができない……。Rcp (レシピ)がえらく簡単というか、かなりいい加減で、さもありなんという感じ。

なので、el-get に統一できる日は遠くないと思うが、とりあえずは、 表の「現況」の状態でフォローする事にする。 (Package Manager が 4種類! こうして見ると、我ながらちょっと気が遠くなるよなあ。)


2012-10-20 (Sat): AquaSKK 良いね

今更ながらの嫌いはあるが、日本語処理の話。

AquaSKK 讃

何度でも言うが、これは凄いと思う。かつての私の環境 (Snow Leopard) では、時々一時的にフリーズするという問題が有ったが、 その後、MacOS の minor/major バージョンアップにつれて、 すっかり安定してきている。一方、AquaSKK の方は、4.2beta1 (2010-03-17) からアップデートされていない。 つまり、AquaSKK は以前から正しく "Input Method" API を使っていて、MacOS の方がそのあたりのバグを取ってきた、という事だろう (ちょっと自信が無いが。)勿論最新の Mountain Lion の上でもきちんと動く。

SKK としての本来の機能は勿論、辞書の自動アップデートや、 アプリケーション毎のモード切り替え (例えば Emacs では AquaSKK は ASCII モードにして、かな漢変換には DDSKK を使う事にしている)も、 ちゃんと動いている。今では、DDSKK も辞書は、AquaSKK のを使っている(自動更新してくれるので。)

Python

もう、IDLE はフォローしてないので、2.7.x の日本語入力ができるようになったか知らない。久し振りに 3.3.0 on ML の IDLE を試してみたが、こちらは問題なく日本語入力ができる。

それより、ML に新規に MacPort で入れた 2.7.3 が Terminal.app 上で日本語入力がおかしくなる……。 なかなか原因が分らなくて往生したが、要は py27-readline が入ってなかった、というお粗末。つまり、GNU readline ならきちんと "(Apple) Input Method" を扱えるという事らしい。 (そう言えば、ソースからコンパイルしていた頃に、 このあたりで悩んだ事があったのを忘れてたよ……)

Terminal.app

上の「問題」とは別に、Terminal.app では AquaSKK への Control-J が横取りされてしまう、という問題が有る。これは、ML の Terminal.app でも直っていない。で、これまで "Control-; (semicolon)" でも変換開始するようにして凌いできた。 あまりスマートではないが、一々メニューから「ひらかな」を選ぶよりはましだろう。 で、こう設定するには、 /Library/Input Methods/AquaSKK.app/Contents/Resources/keymap.conf で、
SKK_JMODE               ctrl::j 
SKK_JMODE               ctrl::;||ctrl::j 
とすれば良い。(これも思い出すのに苦労した:-p)

Kigou on Terminal-22
Terminal-2.2 までの記号類
Terminal.app にはもう一つ良く知られた問題が有って、 記号の文字の幅が正しく表示されないのだった (全角の文字を、半角のスペースで並べたりする。) これは一見些細だが、変換の開始を「▽」等で現わす SKK では大問題。

ML についてくる Terminal-2.3 では、これらを設定によって直す事ができる。 しかし、一方、逆に発音記号等が倍角のスペースを占めたり、SKK の変換確定後に半角スペースが残ったり、 といったような新たな問題が出てきてしまう。 でもまあ、Emacs を起動する、というのでなければ、AquaSKK を使って普通に日本語を入力・表示するのには問題が無かろうと思う。

Kigou on Terminal-23
Terminal-2.3 で可能になった表示
Terminal-23 Settings
Terminal-2.3 でディフォルトの
文字幅が設定可能となった

Kigou on Terminal-23
Emacs-24.2 では完璧。さすが!
Unicode がらみのこの問題、なかなか難しいようだが、 勿論の事ながら、Native (Cocoa) Emacs はこれらを(昔から)きちんと表示する。 凄いね、Emacs の国際化。(というか、MLterm でもほぼ完璧なので、Terminal.app がショボいと言うべきかも。)


2012-10-17 (Wed): 偉いぞ MacPorts

MBA をついうっかり Mountain Lion にしてしまったが、 とりあえず大きな問題もなく推移しているので一安心。ただ、MacPorts だけは、はっきり「退化」していて、それでかえって、Lion の MacPorts の「進化」を再認識した……(「退化」は言い過ぎだな。ML では進化が遅れている、と言うべきか。)

Binary Package

Lion では(というか、darwin_11 向けは)binary (precompiled) package が増えてきた。32 bit kernel には御利益がないと思っていたが、それは私の勘違いで、これまでも 64 bit 版の MacPort command をインストールしてきたのだった。今や、殆んどのパッケージが、Binary で供給されていて、upgrade は殆んど瞬時に終る。そもそも gcc4x そのものや X11 のコンパイルに最も時間がかかっていたので、 これを無くせたのも大きい。 但し py27-scipy だけは、まだ gcc4x の版しか無いようだ。

X11 Free

X11 free で統一できる。(これは、Lion も Mountain Lion も同様。) 即ち no_x11 option をつけた command だけにする事ができる。大量の X11 関連のライブラリは、 上記の「コンパイルに時間を喰う」という事の他にも、 upgrade 時コンパチビリティの問題が多々発生した。 なので、これを、一掃できたおかげで、MacPorts のメンテナンスが一層楽になった——今や % sudo port upgrade outdated が途中で止まる事はまず無い。 Pango とか gtk2 を no_x11 版にするのは、依存関係が入り組んでいてとっても大変だったが、 MacPorts を一からインストールする場合は至極簡単で
sudo port install gnuplot@+no_x11
とするだけで良いようだ。
Revived Fusion
GIMP-2.8 いや凄いですね、これ。
(なんでこれがディフォルトになってないんだ?という気もするが) Gnuplot の他に X11 に依存していたものとしては GIMP や mlterm が有ったが、 どちらももう大分長い間使ってない。 しかし、GIMP は最近2.8 版のバイナリが出ていて、インストールしてみたらとってもスマートなので、 また使い始めてみようかなと思っている。

迅速な対応

その他の嬉しい事としては、command や application の upgrade への対応がとても早くなった。Python は勿論、pyXX-django や pyXX-numpy, wine-devel, 等はソースが新しくなると、ほぼ間髪を入れずに MacPorts で upgrade 可能となる…… Cygwin は言うに及ばず、ひょっとしたら Linux のパッケージより早いのではなかろうか。

それやこれやで、どんどん良くなる MacPorts……


2012-10-06 (Sat): VMware 惨

Windows 7 と 8RP どっちが良いかなあ、なんて贅沢を言っている場合ではない……MacPro の Lion を 10.7.5 にして、Fusion を 5.0.1 にしたら、Fusion がまともに動かなくなってしまった。 症状は、「画面が真っ暗で何も表示されない」という些細な:-) ものなので、 すぐになんとかなるだろう、と高を括っていたが、それがなんともならない。

もともと「3D Accelerator がなんたらかんたら」というエラーメッセージが出ていたので、 このあたりではなかろうかと目星をつけて、Fusion の control panel で、display を中心に色々触ってみたが、効果なし。 途中、VM menu で、Win8RP のスリープ画面(のサムネイル)が見えたので、 「あ、直った」と糠喜びしたが、resume してみるとやっぱり何も見えず。

Fusion を再インストールしても駄目、Win8RP を再インストールしても駄目 (というか、インストールの時から画面が真っ暗で、インストールできない……)

途方に暮れてしまって、vmware.com に行ってみた。 既存のデータベースには、それらしい不具合例は見つからない。 いよいよ思い余って、メールか電話で相談しようと決心するが、 なかなかやり方が見付からない(わざと難しくしてるんじゃないか、VMware さん?) ようやく見つけ出したら、何と日本国内の電話番号もあるではないか。 早速電話してみる。若い女性の声が応えてくれたが、 これがちっとも要領を得ない上に、「チケットを買って下さい」の一点張り。 なんだか、大分前の MS のサポートと話しているみたいで、 とってもイライラする。それを抑えて、「あのねぇ、$50 でアップグレードした製品が、全く使いものにならなくて相談しているのに、 $30 のチケットを買わないと何も答えられないって?」とまで言ってみるが、 効果なし。

ここまでが、9/29 あたりの話。どうしても、Windows が必要だったのだが、 「ちっ、役立たずが……」と思いつつ、その後一週間放置せざるを得なかった。

しかし、VMware の阿漕さ、というか、サポートセンターの素気なさへの怒りが鎮まってくると、 また、いよいよ MS Office が必要となってくると、 またぞろ「何とかしてみよう」とごそごそ始めた。 始めたら、案じるより生むが易し。あっさり Knowledge Base とやらが見付かり、.vmx ファイルに

 mks.gl.use32core = "TRUE" 
と書けば良いとの御託宣。 実は、このファイルを見つけるのにちょっとかかった。実は、例えば
 .../Virtual Machines/Windows 8 x64 RP.vmwarevm/Windows 8 x64 RP.vmx
なのだった。

Revived Fusion
いや、おなつかしゅうございます
紆余曲折はあったものの、こうする事で、Win8 も 7 もちゃんと立ち上がるようになった。

が、KB で「警告」された通り、表示が遅くなった。 Win8 になって、アニメーションが多様されているので、 余計にアラが目立つ。ったくもう…… それにしても、これは MacPro (1,1) かつ Lion 10.7.5 だけの症状なんだそうな。分っているならもっと早く 5.0.2 を出せよな、とも思うが、要は「そんな古いマシンは知ったこっちゃない」 という事かも。(こうなったらもう意地だ、あと 5年は使うぞ!)


2012-10-01 (Mon): 紺屋の白袴

自分のメインアカウントの fukuda@computer.org は Computer Society の alias service なのだが、何と、こいつが一日近く止まっていた…… いや、止まっていたならまだしも(普通の MTA は何日も再送してくれるから) あろう事か「そんな mail user は居ない」(Unknown user) と返事していた。 普段の SMTP server (so-net.or.jp) のみならず、mac.com の MTA も同じエラーメッセージを返すので、これは間違いなく computer.org の誤動作だろう。しかも、私のアカウントだけでなく、 help@computer.org に送ろうとしても、"Unknown User" と言われた :-) ところを見ると、 他にも同じ被害を受けた人が居るに違いない。 ったく、「お願いしますよ、IEEE さん」である。

こういう時に限って、心待ちにしているメールがいくつか有ったりする。

IEEE さん(中でも Computer Society さん)は、 ネットワークの専門家中の専門家だと思っていたのだが…… サイトの制作と管理は誰がが請け負いでやってるにしても、 ちょっと(大分)「何だかなぁ」である。

2012-10-02 (Tue): その本家の IEEE のサイトは、もっと酷い事になっていたらしい。 何と、9/24 に数万人分の IEEE 会員のパスワードが FTP サイトにアップロードされていたんだとか……。お願いしますよ IEEE さん。 でもこっちは(大騒ぎになったせいか?)少なくとも、Web に notice が出て、直接の被害者にはメールで知らせたらしい。CS の alias の fail については何もなし……

ついでに文句を言っておくと…… ieee.org サイトは、微妙に使い辛くてイライラする事がある。 ページデザインはなかなかプロフェッショナルなのだが、 構成や応答が論理的とはとても言えない。 以前はサービス毎に、三種類くらいのアカウントが有って (今は一つになっている)、当然パスワードをよく間違えるのだが、 その後の反応はもう「とんでも」レベルだった。 今では大分良くなったが、その名残りは有って、 正しいパスワードを受けつけない事があり、その上、登録したのと全然違う questions を聞いてきたりする。 そうなっても、一旦サイトを出れば問題ないみたいなのだが、 「何それ」と思ってしまう。


2012-09-29 (Sat): Mountain Lion が飛び込んできた……

二週間程前に Mac-mini (server) を買ったが、つい最近まで、それには Lion が乗っているものとばかり思っていた。(実際さらにそのちょっと前に買った MacBook Pro には Lion が乗っていたし、mini も別の店(ヨドバシ八王子店)で見た時は Lion だった。) この Mac-mini に MacPort を乗せる段になって、 "Command Line Tools" が別に必要と言われて、やっと気がついたのだった。 要は、ML も Lion もあまり違いが無いという事(にしておこう。)

というような訣で、「当面は家中の Mac を Lion に」という目論見はいきなり外れてしまったが、それでも MacPro(1,1) は勿論 MBA (1,3) も当面は Lion で行くつもりだった。そういうところに、10.7.5 が出た。 多分 Lion としては最後のバージョンアップだろう、という事で、 どちらもすぐにインストールした。が、予期に反して、これがなかなか……

まず、MacPro の方で、Time Machine (TM) が立ち上がらなくなった。 バックアップは正常に取れているようなのに、TM に入れない。 言わば、Write Only Memory になってしまった訣で、これには少々慌てた。 どう起動するかにかかわりなく、TimeMachine.app が黙って止ってしまうので、どうしようもない。焦慮のあまり、 Apple のサポートフォーラムで聞いたりもしたが、 しかし、四苦八苦しているうちに、何故か直ってしまった。 多分、何度目かのリブートが効いたのだと思うが、確実な事は不明のまま。 ともあれ、バックアップは通常の時間内に正常に取れているようだし、 まあ、あと 5年は使えそうな気がしてきた。(しかし、TM への信頼は地に落ちた。何か、別の確実なバックアップが必要だ。)

MBA の方はもっと悲惨。こちらは、そもそも TM でのバックアップが終らない。 見てると(外付け)バックアップ・ディスクへ、 極たまにしかアクセスしていないようだ。 何かが邪魔している訣だが、Spotlight の indexing も一向に進まないところから、 どうやら、この二つが競合しているように見える。 なので、sudo mdutil -i off / で、Spotlight の方を止めてみたところ、俄然スピードアップして TM のバックアップは終った。 しかし、再開した Spotlight の indexing は、ちっとも終らない。 平気で、10 days remaining などと抜かしよる。sudo mdutil -E /はおろか、/.Spotlight-100 以下を手で全部消すというところまでやってみたが、やっぱりダメ。

そこで、つい Mountain Lion にしてみようか、と…… 冷静に考えれば、Spotlight なんて然程使わないから、Lion に留まるのが正解なのは明らかなのだが。

インストールそのものは簡単。App Store から Install.app をダウンロードして、 それをダブルクリックするだけ。(iPhone アプリみたいに、icon にプログレスバーが出る。仮にも OS のインストーラがそんな軽薄な様子で良いのか :-p)とっても手軽に終ったが、ひとつだけ、 インストールが終ってリブートした時、何故か WiFi の IP address が、global address になっていて、DHCP がアサインする筈の local address に戻らない。 それがなかなか直らなかった……何でやろ。

とりあえず、Emacs は自作フォントの読み込み、lookup, wanderlust も含めてちゃんと動く。Terminal は、ver 2.3 になっていた。AquaSKK も問題なし。この三つと Firefox が動くと、とりあえず生活に差し支えは出ないだろう……。

でもまあ、MacPort くらいは確認しておこうという事で、port outdated とやったら、びっくりするくらい沢山の outdated が表示された。 ML は darwin_12 なので、Lion のときの darwin_11 版は全滅。 ままよ、と upgrade してみるが、案の定途中で止まる。 少々迷ったが、 この際、という事で全部入れ直す事にした。coreutil, binutil, zsh, openssh, gnupg, python27, py27-numpy, py27-django, lv, aspell, aspell-dict-en, eblook, w3m あたりまでは問題なく入れる事ができた。(Darwin_12 版は、まだ binary package が少ないのか、少々時間がかかったが。)偉いぞ MacPort と言いたいところだが、gnuplot がインストールできない。 aquaterm の build でひっかかる。(これはかなり痛い!)

懸案の Time Machine による backup と Spotlight の indexing も、かなり時間がかかったが、とにかく完了してくれた。 ML の新しい機能は何も試していないが、とりあえずこれで OS を上げた甲斐は有った。(しかし、Spotlight と Gnuplot を引き換えにした、と考えると、 これはやっぱり「止めておけば良かった」かも。) 何より、Lion が三匹、Mountain Lion が二匹という分布になってしまった……。

2012-10-07 (Sun): 今日気がついたのだが、Lion だと信じていたカミさんの MBP(娘のお古)は、Snow Leopard だった。うむ、これは大変だなあ。

2012-09-22 (Sat): Tethering vs. Pocket WiFi

自分はつい最近 iPhone を 4S にしたばっかりなので、当面は縁がないが、 au に引っ張られて、ついに孫さんのところも iPhone 5 の Tethering を解禁するらしい。

思えばこれはなかなか因縁付きの話題ではある。 大分前の話になるが、米国でも「AT&T の強欲さ」と「ユーザ要求」の綱引きの結果、Bluetooth のみで接続可(WiFi は不可)、という(どっちかというと日本人的な)弥縫策が実施された。 しかも、その Bluetooth による接続がかなり不安定だった、というオチまで付く(経験者語る)。

帰国したら、その弥縫策さえ無くなった訣だが「なんの、日本には Willcom の Air-H" が有るぜ」と、 その日に備えてアカウントを維持していた。 が、しかし、改めて身の周りを見回したら、なんと手許にはもう PC カード対応のコンピュータが一つも無いのだった。 (いや、1 台有ったが、それはサーバになっている……)

という事で、しばらくは Mobile Computing はおあずけだった。 (どうしても必要な時は、McDonald へ行ったり :-p) そこへ救世主のように現われたのが、eMobile/Huawei の Pocket WiFi。 これは衝撃的だったねぇ。「おお、これをポケットに入れておけば、 MacBook Air をカバンから取り出したら、すぐインターネットに繋る……」 というのはちょっと甘かったが、それでもなかなかの使い勝手だった。

しかし、iPhone をいつも持ち歩いているのに……と思うと、これは結構「癪」 な事態である。で、(ヤミ)Tethering を色々試してきた。 Dejail(牢破り)をすると、できそうな事は分っていたが、 さすがにそれは躊躇われる(元に戻ったり戻らなかったりするらしい。) で、牢破りなしで、Tethering もっと正確には、「Tethering モドキ」を色々試してみた。

結果は、まあ、見事なくらい失敗続き。手許に Pocket WiFi が有るせいで、熱意(執念)が足りなかったのかも知れない。 一度だけ、HTTP (SOCKS?) proxy を iPhone 側に作るという App で、ブラウザだけの "Tethering" に成功した事がある。Apple Developer の有料会員になるところまでやっての「快挙」だが、考えてみれば、私の場合 HTTP を使いたいという場面は然程多くない。 なので、そのうち iOS のバージョンアップか何かでそれが動かなくなっても、「よし、もういっぺん build しよう」とはならなかった。

その後は、Tethering を可能にする「アプリ」には手を出さない事にしていた。 が、ここにきて Rock Paper Scissors というアプリ(有料)が出たので、 また、ついつい好き心が出て、挑戦……したのだが、今回は完敗。 MBA から SOCKS Proxy on iPhone にちゃんとアクセスしているようなのに(つまり ping は通っているのに、) MBA から DNS が引けない。インターネット上にいくつか有る RPS の手引き(それぞれ少しづつやり方が違う)が間違っている、 という可能性もあるが、成功している人も居るようなので、 どうも自分の iPhone の個性なんだろう(上の、HTTP Proxy が途中で動かなくなった時も似たような症状だったし。)

という事で、しばらくは Tethering はお休みして、Pocket WiFi (GP02) に頼る事にする。

ちなみに、GP02 のフリーズは直ったと書いたが、 先日、四国の田舎へ帰った時、立て続けに起きた。 一日一回なんてものではなく、再接続の三回に一回くらいは止まる……。 嫌〜な予感がしたが、帰京してからは「ほんの偶」程度に落ち着いたので、 とりあえずは使い続けている。


2012-09-15 (Sat): Windows 8 RPと Fusion-5

Windows と VMware Fusion には、このところ散々時間を無駄に費やしてきたので、さすがに嫌気がさしてきていたが、 絶妙のタイミングで Windows 8 Release Preview と Fusion-5 が出たのでついつい病気が……。

VMware 5 お試し版

VMware-4 から VMware-5 Pro へのアップグレードも、 以前の版・他の製品からのアップグレード・乗換え同様、$49.9 請求される。(以前は、$30 くらいで「スタンダード版」へのアップグレードが可能だったように思う。 売上が頭打ちなのか、VMware 社もなかなか吝くなったな。) なので、まず、お試し版を入れて、その上に Win8 の Release Preview をインストールしてみた。

VMware 5 Pro

お試し版の印象はなかなか良かったのだが、 二ヶ月しか使えないので、そのうちに 4.x に戻るか、Pro にアップグレードするか決断しないといけない。

これが何だかとても面倒な事のように思えてきて、 この際ずっと使い続けられる環境を作っておこうと決断。

Windows 8 Release Preview

Consumer Preview 版からあまり変っていない。
Windows 8 Startup
Win8 RP の start 画面

Cygwin

上でも触れた、USER もしくは USERNAME の設定で、大分時間を無駄にしたが、 これは結局、 で良いみたいだ。

しかし、肝心の Cygwin 自体があまり宜しくない……。 そもそも Zsh がうまく働かない。起動時のエラーメッセージだけでなく、 readline まで動かなくなるという問題。 CP ではもうちょっと安定していたようなので、 そっちへ帰ってみたが、なんと、やっぱり同様の問題が起きる。VMware-5 の問題なのかも。

Emacs

ようやく Emacs-24.2 の Windows 向けバイナリが出たので、早速インストールしてみた。 まだあまり使ってないが、かなり安定している。 しかし、ヒラギノフォントのレンダリングは相変わらずしょぼいようだ。

とどのつまり……

残念ながら、長く使える Windows 環境を一つに絞ろうという目論見は達成されなかった。(今 virtural machine が五つもある:-p) でもまあ、この先、作った文書の MS Office との互換性を確認する、とか、 Windows application を走らせてみる、 なんて事は然程ありそうもないので、もうしばらく放置しておく事にする (「放置」を実行できるかどうかちょっと自信が無いが。)

2012-09-09 (Sun): Emacs-24.2

Emacs を -24.2 に上げた。24.1 でも何の支障もないのだけど、まあ、習慣、という事で。

MacOS X

とするだけ。

Wanderlust とその下の Shimbun, また、look-up, eg-pg, emacs-w3m なども問題なく動いているようだ。いつもながら素晴らしい。

Windows Binary

emacs-24.2 のソースと上記の .dmg ファイルが出てから、 もう十日にもなるというのに、 GNU のページには、Windows 版が出て来ない。が、 sourceforge の gnupack に、バイナリが見つかった。

以上で、ほぼ完全に動くようになった。「ほぼ」というのは、 lookup の表示で、LucidaFax の italic が、regular の下線付き、に変ってしまっていたから。 些細な事だが、他に改善点も見当らないので、24.1 に戻る事にした。

Package 管理

話題の「パッケージ管理」(既に 24.1 から実装されている)を試してみた。 ~/.emacs.d/init.el に次の行を加えて、
(require 'package)
(add-to-list 'package-archives '("melpa" . "http://melpa.milkbox.net/packages/") t)
(add-to-list 'package-archives '("marmalade" . "http://marmalade-repo.org/packages/"))
(package-initialize)
M-x list-packages から始めるのだが、これがやたら遅い。 最初試した時は「なんや、まだ動いてないんかい」と、 止めてしまったくらい。その後、気長に試したら、少し経ってから、 図のような表示が得られた。(二度目からは、そんなに時間はかからない模様。)

Packages package on emacs-24.2
Packages による package-list (上側)と、
install 直後のステータス表示。
試しに、このリストから python-mode.el-6.0.10 と pymacs をインストールしてみた。ディフォルトだと、.emacs.d/elpa/[package_name] 以下にパッケージがインストールされ、load-path にそれぞれのディレクトリが登録される。なので、python.el をどうこうしなくても、こちらが優先的に呼び出される(ような気がする。)

これは便利だ……。 でも、実際にこれに頼り切るには、 今一信頼性が足りないような。一つには、例えば、python-mode も pymacs も、最初の list-packages では上がって来なかった。 実際、MBA で何回か list を取った後も、やっぱり表示されない。 もう一つには、python-mode (-6.0.10) も pymacs (-0.24) も、ひとつづつ version が古い、という事がある。 また、Wanderlust 他も list になく、これらはやはり手動でのインストールになる。残念。

2012-09-09 (Sun): MBA でもしつこくやってると、これらが list に上がるようになり、インストールも完了した。どうやら、marmalade_repo.org のレスポンスが遅かったか、おかしかった、という事のようだ。 パッケージのリストや(そのインストールのための)ソースを取りに行く間、 他の Emacs のプロセスが block されるという問題もあり、 これに頼るかどうかは、やっぱり悩ましいところである。

Gnus

愛用の Wanderlust は、なんだかとっても心細い状態になっている。 最早、最新のソースは GitHub からしか取って来れないようだ。 GitHub からなら「心細い」なんて言ってはいけないかも知れないが、 GitHub.app がうまく動いてくれない、もしくは使い方がよく分らない。 (Mercurial 練習中なので、git にあまり深入りしたくない、という事もある。)

なので、最初から Emacs についてくる gnus で何とかならないかと思って、ちょっと触ってみた。 gmail を読みに行くあたりまでは、比較的スムースに行ったが、 複雑無比な我 IMAP サーバ (dovecot) にアクセスしようとした時点で、 ギブアップ。Wanderlust のように、予めローカルフォルダを指定しておいて、 なんて事はできなように思える。 あんまりしつこくやっていると、 「メールが消えてしまう」という最悪の事態になりそうで日和ってしまったのだった。


2012-08-13 (Mon): Apple はん、あんまりや

われもかう通信の方では、Apple の「なんだかなぁ」を論い始めたけど、 事、Mac Pro (1,1) と MacBook Air (3,1) に関しては「大したもんだ」と思っている。

特に、Mac Pro は、買ってもう 6 年になるのに、大したトラブルもなく「い つも静かに笑っている。」 (この間ハングが二回くらい、ってちょっと信じられないでしょ。 あと、本当に静かです、これ。) 「極たまに、ファンが全開になる(こうなると「静か」とは言えない)」とか 「アイドルスリープが効かない」はたまた「Time Machine がコケた」等の問題は有るが、 まあ、これらは許容範囲だろう。

という事で、あと 5年は使おう、なんて虫の良い事を考えていた。 だのに、Mountain Lion にするのを控えていたのは、LTspice がらみの懸念が有ったからで(VMware Fusion が直ぐには対応できないだろうし、Wine と他の MacPort ライブラリの相性が今でも微妙だし) いずれは、これを新しい HDD にクリーンインストールしてみようと思っていた。

が、よくみると、我 Mac Pro は、他の 32-Bit EFI が載った機種ともども、 切り捨てられてしまったらしい。

「ったく、もう!」であるが、三年前のモデルのオーナ程悔しくない。 というか、自分が主に使うのは、「オタク仕様」の部分なので、Lion に然程の不満は無い。(MacOSX 向け Emacs.app なんか、今でも Snow Leopard でコンパイルされているし :-p ) これから OS でゴチャゴチャやるなら、FreeBSD で、とも思うし。

なんだか「その葡萄は酸っぱい」のようにも聞こえるが、Mac Pro を 5年後に買い換えるまでは、Lion で行く事にする。

でもまあ、「音声認識」は試してみたいので、そのうち MBA は上げておくかな?


2012-07-28 (Sat): あれやこれや

GP02 快調

GP02 が戻ってきてもう二週間になるが、フリーズは一度も無かった。 一度だけ、帰宅して鞄から取り出したら電池が切れていた、 という事が有ったが、これは iPhone と WiFi でずっと繋っていたせいだろう。(うっかり切り忘れていた。) どうやらすっかり直ったと見て良さそうだ(何だか納得し難いが :-)。

Time Machine

もう大分前の事になるが、HDD を 500 GB にアップグレードした際に、 もう一台同じのを買って、Time Machine 用にしたのだった。 これはなかなか正解で、一時間ごとのバックアップを取ってくれる上に、 殆んど手間もかからない。実際に二三回お世話になった。 (ファイルを無くしてしまった、という事。)

アップグレード (250 -> 500 GB) の当初、無限にあるとも思えた容量だけど、もうさすがに 80% くらい使ってしまった。Time Machine 用の HDD の方は、疾うに 90% を超えていて、「古い方からバックアップを消してゆくよ」と言われていた。 これもなかなかスマートだなと思っていたが、しばらくして、 バックアップに失敗するようになった。

で、手で不要のディレクトリを消そうとしたが、既におかしくなっていたようで、 所望のディレクトリに行けない…… ごちゃごちゃやっている内に、気がついたら、ファイルの大半が無くなっていた。 パニック……Time Machine への信頼はいっぺんに失なわれてしまった。 しかし、空き容量が少なくなるまではちゃんと動いていたので、HDD を再フォーマットして、また Time Machine のストレージとして使う事にした。 常用の HDD から TV の録画他を消去して、74% 程度に使用率を下げてから、バックアップを取ったら、69% 使用済み、となった(何で 74% より低いの?)でも、まあ、これで半年は保つだろう。

Wine

Wine で LTspice IV を使えるようになって、おまけに、それを Python から呼べるようになり、さらに便利になった。

が、Wine を MacPort で、wine-devel @1.5.9_0 に上げたら、 途端にエラーメッセージが出るようになってしまった。Shell から wine を起動するのもダメ。ちょっと慌てたが、1.5.8_0 が残っていたので、それを activate して事なきを得た。偉いぞ、MacPort! (こういう時のために、前のバージョンを残すのがディフォルトになっているのか。 成程ね。)

それにしても、いきなり "wine LTspiceIV.exe" で何の問題も無くインストールでき、"wine scad3.exe" ですんなり起動できた時は、 「Wine も進歩したなぁ」とえらく感心したものだが、単に幸運なだけだったか。

MacPort

MacPort base が 2.1.2 になった。

それより、 MacPort が、一部バイナリでの配布を始めたようだ。64 bit version は以前から有ったようだが、32 bit version については始まったのはつい最近の筈。 これはなかなか良い。Gcc 等のコンパイルは、 気が遠くなるくらい時間がかかるので、これは大変ありがたい。

加えて、ライブラリの依存関係が単純になるせいか、 パッケージ間の依存関係の問題も減り、 インストール時のトラブルが減ったように思う。 ただ、上の Wine のように、インストール時は OK でも、実行時に微妙な問題が出る、というシーンが増えそうな予感もする。

Emacs/Cygwin/GnuPG

GnuGP と、Emacs の連携は非常にうまく行っていて、かなり快適。 しかし、Cygwin の上では「おかしく」なるようで、 下手をするとファイルを失う事になる。例えば、

fukuda@LarkXP:~% ls -l Test.gpg    
lrwxrwxrwx 1 fukuda None 22 Jun 28 14:23 Test.gpg -> Sync/Test.current.gpg*
のような、symbolic link を作って、Test.gpg を find file すると、ちゃんと Test.current.gpg がロードされ、 decrypt される。しかしこれを変更して書き戻そうとすると、Test.current.gpg ではなく、Test.gpg へ書き込まれてしまう。(Symbolic link ではなく、普通のファイルとなる。)
fukuda@LarkXP:~% ls -l Test.gpg    
-rwxrwxrwx 1 fukuda None 544755 Jun 28 14:25 Test.gpg* 
別にファイルを失なった訣ではないが、Test.current.gpg に戻せたと信じ込んで、あちこちへ rsync で同期していると、 「最新版の Test.current.gpg がどっかへ行ってしまった」 という事になる。

あと、rsync コマンドはとっても優れもので、 どうやらテキストファイルは差分だけを同期している節がある。 それもあって、変更箇所が小さければ、かなり大きいファイルでも、瞬時に同期がとれる。 (例えば、日記などは、追記は全体の 0.1 % にもならないだろう。) しかし、.gpg ファイルについては、これが効かず(考えてみれば、あたり前だが) sync に大分時間がかかるようになった。 このせいで、このところ電車を降りがけに sync するのが間に合わない事が良く有る。(半開きの MBA を持って、ホームで佇んでいるおっさんが居たら、それは私である可能性が高 い :-)


2012-07-18 (Wed): GP02 が戻ってきた

修理に出していた GP02 が、何と中二日で帰ってきた。 連休中にもかかわらずなので、ちょっと感心。が、開梱してみると、 出したのがそのまま帰ってきている。現象が再現しなかったのだとか。 「そんなわけあるかい。一日に一回程度の頻度、と念を押してあったのに、 大して試してないに違いない、ったくもう」と憤懣やるかたなかったが、 まあとりあえず、使ってみようと思い直した。

PPP 接続に行くときにハングする事が多いので、放置したり、 電源を切ったりして、「インターネット接続」を一旦切って、 再接続してみるという事を何度もやった。 そうとうしつこくやったが(15 回くらいまでは数えた)全く問題なし。

その後も普通に使い続けて、今現在で丸三日。まだ喜ぶのは早いかも知れないが、 頻度としては、優に普段の一週間分は再接続をやったし、 やばそうなところ(某バス路線)でも、二度程試して無事に再接続できた。 件の「DNS が引けない」某所でも、その問題は再現するのに、 再接続に関しては問題ない…… うーむ、本当に直ったのかなぁ。 (筐体はそのままで、中の基板だけ入れ換えたとか……) でもまあ、普通に動くようになったので、よしとしておこう。

速度もまあまあ(D25HW とそんなに変わらないのね。)

【RBB TODAY 回線スピード測定】2012/7/19(Thu) 04:42:46 
    下り:6.77Mbps 
    上り:1.29Mbps     

2012-07-14 (Sat): 落穂拾い

Python から Wine を呼ぶ

先週、Python からうまく Wine を呼べないので、shell から呼ぶ事にしようかな、なんて気軽に書いたが、やってみたらこれがなかなか大変。 (Zsh ならば for loop で相当の事ができるのだが、そのための「表記」がどんどん複雑怪奇になる。) やっぱり込み入った事は Python でやるに越した事はない。

で、Python のマニュアルを読み直すところから始めて、右往左往の結果を簡単に言ってしまうと、

>>> import subprocess as sp
>>> sp.call("wine scad3.exe -b -ascii Spice10/tmp.cir", shell=True)
0  
で、OK のようだ(scad3.exe に PATH が通してある、として。)肝は、shell=True。 実はこれも初期に試してみたのだが、 shell=True の場合は、最初の引数が list ではなくて、単純な string でないといけない、という罠にひっかかって、即諦めてしまったのだった。 また、こうしても X11 は(無駄に)立ち上がるので、そのせいで「ダメ」と思ったのかも。

ともあれ、Win8 on Fusion でやっていたいた事を、OS X でもできるようになった訣で、また元気が出てきたよ。(Win8、 ますます遅くなっていて「やっぱりな」の感あり。)

CSS Validator

このところ HTLM validator を通すようにしている。最近 CSS についても Validator を通してみた。 URL を指定すれば、そのページで最終的に採用している CSS のリストも表示されるようだ。あと、CSS は(いつのまにか)Level 3 になっている。で、やってみたら、出るは出るは、エラーとワーニングの嵐 :-)。

主に、-moz-box-sizing とか -ms-box-sizing と かの「機種依存」の property の他、font-family の名前を引用符で括るのを忘れた、等だったけど、 一番やっかいだったのは、Table と picture。<table ...> や <picture ...> の中で書ける書式(例えば、 "align=center" )が、 table {...} ではダメ、というのに結構ひっかかっている。 しかし何より、local で試した style を、default.css に移すのを忘れている、 というのが一番対応が大変。(そもそも CSS の本旨に悖るだろう、それでは。)

"-ms-box-sizing: contents" は、かなり試行錯誤の後採用したように記憶しているが、 今は、取っ払っても問題無いように見える。(IE も少しは進歩しているらしい。)

GP02 のフリーズ

近所の ○'s 電気で邪険にされてから、なかなかその立川店に行けないでいた。 先日たまたま、ヨドバシカメラに立ち寄る機会があって、 ヘッドホンを物色していたら、eMobile の販促員が声を懸けてきた。クリップボードを持ってい て、やおらアンケートを始めた。「今、どの機種をお使いですか」と 言われたので、GP02 と答えて、その後はまっすぐ問題対応のモードへ—— ふふふ、飛んで火に入る夏の販促員:-) でも、別の店舗へ連れたいかれたりして、 やたら時間を潰しただけで、結局は「故障修理を取り次ぐだけ」と分り、 さっさと退散。(「夏の虫」は自分だったか。)

で、ようやくカスタマーセンターに電話をする踏ん切りがついた。 生の声に辿りつくまで少々時間がかかったが、 対応に出た人は、礼儀正しくて丁寧だった。(やりとりが、全て録音されている、 という事もあるかも。)

でも、結局は、設定ツールから「工場出荷時の設定」に戻して、 様子を見ましょう、という事になった。それもやったような気がしたが、 ちょっと自信が無かたので、その場は引き下る事にした。

で、二日間様子を見て、 結果きっちり二回フリーズ(「ハング」はこの業界では通じないようだ)。 その内の二回目は自宅でだったので、ちょっと意気込んで電話をする。 今度は、少々のやりとりが有っただけで、修理をしてくれる事になった。 なんでもヤマト運輸が梱包材を持って集荷に来るらしい。 しかも、4・5日で戻ってくる、とか。

そんな中で示唆されたのは、GP02 の SIM カードを、 D25HW に挿してみたら?という事。 帰宅してやってみたら、あっさり動いた。 スピードもまあまあ:

【RBB TODAY 回線スピード測定】2012/7/12(Thu) 22:08:42 
    下り:4.69Mbps 
    上り:1.3Mbps http://speed.rbbtoday.com/ 
何より、ppp によるダイアルアップが速い。(2 - 3秒で繋ってしまう。) その後、一日半くらい使っているが、フリーズも無い(これも当然か、GP02 にするまではこれを使っていて、フリーズ等一度も無かったのだから。) GP02 は「有償修理」になる可能性もある、との事だったけど、 もしそうなったら、「そんなゴミは捨てて下さい、D25HW に戻りますから」と言ってやろう……

と言えたら格好良いのだが、実は D25HW は(元々)電池の持ちが悪い—— 自動で WiFi を断にする設定にしておいても(つまり携帯の待受の状態でも)、 丸一日がやっと。 あと、WiFi でつないでいるときに、スピードが極端に落ちる事がある (70 kbps とか)。うーん、悩ましい。ポケット WiFi としての使い方は諦めて、いつもシッポで継ぐ事にすれば良い訣だが、 それも「なんだかなぁ」だし。


2012-07-07 (Sat): Wine と Spice

大分慣れてきたとは言え、Win7 や Win8 をメンテナンスするのは、やっぱり大変。目下の問題は McAfee で、Win8 には依然としてインストールさえできないし、 Win7 ではインストールはできたものの、その後のアップデートがうまく行かない。 (一度 Fusion のアップデートが有ったが、どちらの問題も改善は見られない……) という訣で、ウイルス感染がかなり気掛かりなのだが、 そのすったもんだが LTspice IV のためだけだとなると、ますます「あほらしさ」が募ってくる。 あと、Python や Gnuplot との連携も、OSX の上の方が宜しい(当り前だが。)

こうなると、自然の成り行きとして、最新の LTspice を何とか OSX の上で動かしたいと思うようになる。 そもそも、最初に使ってみたのが Winebottle に詰めた LTspice だったので、もちろん今度も Winebottle を最初に試した。 が、どうもうまくない。というか、Winebottle を使って、アプリケーション (LTspice) をインストールするのに、自分が何をやっているのかさっぱり解らない。 Shell から起動できるかどうかについても見通しが暗いので、 これはさっさと諦めた。

次は Wine。Linux の時代から、これにはあまり良い思い出がないが、MacPort にあってインストールは簡単そうなので、とりあえず試してみようと思い立った。 膨大な数のライブラリやコマンドをインストールするので、 かなり時間がかかるが、ほぼ自動で port install wine は完了。 (しかし、せっかく苦労して Xorg を全部外したのに、またインストールされてしまったようだ。)

Linear Technology から LTspiceIV.exe をダウンロードしてきて、

fukuda@quadra:~% wine LTSpiceIV.exe 
とやったら、LTSpice のインストールも OK だった。
fukuda@quadra:~% wine ~/.wine/driv_c/Program\ Files/LTC/LTspiceIV/scad3.exe 
で、LTspice が立ち上がる(X11 を使う)。
HD Movie Info
ほぼ完璧に再現されている(wine glass に注目)
立ち上がった後は、メニューを介して使う範囲では、Windows の上で使うのと全く差がない。 回路図エディタや、結果のプロットもきちんと動く。 あまり厳密に調べた訣ではないが、動作速度も然程変らないようだ。 (これって考えてみたら大したものではないだろうか。X11 で Windows の API を置き換えてるんだから。)

で、スクリプトから呼べるかどうかを確認。 まず Zsh から試してみたが、これは OK.

fukuda@quadra:~% for i in {0..10}
do
  echo $i
  wine ~/.wine/drive_c/Program\ Files/LTC/LTspiceIV/scad3.exe -b -ascii Spice10/tmp.cir
done 
で、ちゃんと 11 回バッチ処理を繰返して答を出してくれる。

が、同じ事が Python からはできない。

import subprocess as sp    
sp.call(["wine", \
    "/Users/fukuda/.wine/drive_c/Program Files/LTC/LTspiceIV/scad3.exe", \
    "-b",  "--ascii", "/Users/fukuda/Spice10/tmp.cir"]) 
とやっても、何故か X11 が起動されて、GUI が立ち上がってしまう(で、batch 処理がスタートせず、当然ながら Python に制御が戻らない。)

うーむ。何故この場合だけ '-b' が無視されるんだろ。 What's new には popen(), popen2(), popen3() は全て subprocess.call() に置き換えるべし、とあるから、これで間違ってないと思うのだが。 さあて、困った。Python を古くしたり、popen を使ってみるのもウザったいし(実は、popen2/3 はもう試したが。)ここはやっぱり Zsh のスクリプトを書くべきかな。


2012-06-30 (Sat): HTML 再訪

フローティング・メニュー

先に、iPhone の Safari での表示と、Google キャッシュでの表示の問題を解決するために、 「フローティング・メニュー」をあきらめた、と書いたが、 やっぱりこれは元に戻す事にした。 これがないと、使い勝手が大分悪くなるような気がするので。 (まあ、ページが長過ぎるから、という事なのだろうが。) 正確に言うと、元に戻したのではなくて、position: absolute を position: relative にしたのだが、これで、フローティング・メニューを実現しつつ、Safari on iPhone の表示の問題を解決できた。
div.main {
    position: relative; /* <= absolute から変更 */
    /**/
    }
div.menu {
      position: fixed; left: 0em; top: 0em; width: 12em;  
    /**/
    } 
そもそも何でこんな absolute なんておどろおどろしいものを採用したのか自分でも不思議だったが、 どうも、IE での表示を救うため、だったようだ。なので、今でも、古い IE では問題が出るのかも知れないが、それは勘弁して頂く事にする。 Google のキャッシュでも元のとおりちょっとおかしくなるが、こっちも無視。
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Google さん、何とかして下さい

レンダリング

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Firefox on MacOSX

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Safari on MacOSX

かつては、ブラウザによって、表示がまちまちになって、 ここのように、シンプルさ(手抜きとも言う)を身上とするようなサイトでも、 一々確認しないと不安だった。それが今では、常用している Firefox の他、 Seamonkey, Safari や Chrome 等、コンテンツの部分だけを見ているだけでは、 どれも皆互いに区別が付かない程そっくりに表示してくれる。 (今回 Opera も試してみた……文字のレンダリングは問題ないが、 行間が空き過ぎのように思える。) まだ、ルビや RSS については、ちょっと(大分)違いがあるが、 これらは、HTML-4.01 の埒外なので、まあ仕方ないか。 (rss.xml の確認に Safari を使う事にしている。このためだけでも、 Safari は必需品:-)

例外は Windows 上のブラウザのレンダリング。それでも、長い間使ってきた Firefox on XP については、殆んど遜色ない程度にできていて、 なかなかやるじゃん、と思っていたが、Fusion で Win7, Win8 を新たに使い始めると「ちょっと甘かったな」となった。

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Firefox on Windows XP

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Firefox on Win8

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IE8 on Win8

何をどうやったのか憶えてないが、ThinkPad の XP の上では、 Firefox も Seamonkey も、ほぼ期待通りの、つまり、MacOSX の上と同等のレンダリングをしてくれる。 (ヒラギノをインストールをして、ブラウザの Options => Contents => Fonts で、 "Allow pages to choose their own fonts, ...." にcheck をしてある。) 但し、使っているうちに、 特定のフォントだけ濃く(太く)表示されるようになる、 という問題は直っていない。

ところが、Win7/8 では、どうしてもこのようにできない…… Firefox では、そもそも、AA (Anti Aliasing) フォントになっているかどうかも怪しいくらい「しょぼい」レンダリングになる。 これは、Win7 の IE についても同じであるが、何故か Win8 では、 IE のみが若干改善される。

しかし、まあ、そもそも、 Windows にヒラギノをインストールしてある人は然程多くないだろうから、 このあたりで頑張っても仕方なかろう、という気がしている。 なので、default.css でのフォント指定に、Meiryo を加えてお茶を濁す事にする。

2012-07-21 (Sat): これは甘かった。 font-family: のリストで Meiryo を "MS Mincho" の前に持ってこないと、Anti-alias にもならない……、やれやれ。ともあれ、今や Windows ユーザの皆さんも、 このページをアンチエイリアス・フォントで見てくれているものと思う。

2012-06-23 (Sat): 失せ物出る、もしくは GnuPG の事

もう六年以上も前の事になるが、米国への引越しの前後で、 大事なファイルが二つ程復号化できなくなっていた。 まず、暗号化に使ったサーバが引越し前に壊れ、引越しの後しばらくして、 その環境を一部引き継いだ別の Linux Machine が壊れた……。 いつ、復号できなくなったのか定かではないが、いずれにせよ、 気が付いた時に、すぐに解決しておけば良いものを、悠長に構えて、 しかもちょこちょこと .gnupg 以下のファイルを弄ったりしている内に、 余計「病膏肓」にしてしまった。 玄人指向の IDE インターフェイスで、HDD をサルベージした時も、 この問題だけは解決できなかった。

というか、実は、最近まで pass phrase さえ憶えていれば何とかなる、 と信じていて、そのせいで、なかなか問題解決に至らなかった、 というのが真相かも。 勿論その思い込みは間違いで、 暗号化に使った秘密鍵(と公開鍵)のファイル (secring.gpg, pubring.gpg) を見付けなければどうにもならない。 で、今更ながら、であるが、gpg のエラーメッセージ

fukuda@lark:~% gpg -d Diary.gpg
gpg: encrypted with ELG-E key, ID CA21xxxx
gpg: decryption failed: secret key not available 
の中にある ID と、gpg -K とした時に表示される
fukuda@lark:~% gpg -K    
/home/fukuda/.gnupg/secring.gpg
-------------------------------
sec   1024D/EC13xxxx 1999-09-24
uid       Takayasu Fukuda (A Sunday Pythoneer) <fukuda@computer.org>
ssb   1024g/CA21xxxx 1999-09-24 
の中の CA21xxxx が対応している事に気がついて、 ようやくもう一遍探索する元気が出てきた。

探してみると、既に確認した筈のディレクトリ群の中に見付かった (上のリストは、その「見付かった」状態)…… しかも、それでちゃんと復号化できる。なんというか、とっても情ない次第となった。

でも、まあ、「無くした」と思って半ば諦めていた約四年分の日記が「出てきた」訣で、 とっても嬉しい。

早速、鍵を作り直し、新たに暗号化した。ついでに、Emacs の epa.el (EasyPG) で、 .gpg ファイルを自動で扱えるようにしてみた。 というか、Emacs-24 (-23 から?)には、初めから同梱されているので、 インストールも設定も何も必要ない。単に、.gpg 拡張子のついたファイルを、C-x, C-f するだけ。また、編集後 C-x, C-s で、自動で暗号化してくれる。しかも、(平文の)中間ファイルは作られない (素晴らしい!)

ただ、symbolic link を使って読み込もうとするなら、その link のファイル名に .gpg がついている必要がある。あと、そう変えると、今度は font-lock のファイル名の記述も変えないといけない…… でも、まあ、それくらいは何でもない。


2012-06-16 (Fri): Emacs-24.1

あんまり時間が割けず対症療法ばかりになるせいか、 なんだかこのごろオタク生活に不全感が有る。 が、久し振りに……

例によって、 http://emacsformacosx.com/ からバイナリを取って来て、インストール(うー、ラクチン。) 予め Emacs-23.4.app と名前を変えておいた旧バージョンから、 site-lisp 他をコピーする。

fukuda@quadra:/Applications/Emacs.app% rsync -uav ../Emacs-23.4.app/Contents/ ./Contents/    
これだけでちゃんと動くようになった。Lookup, wanderlust, emacs-w3m, python-mode, Doc-View, DDSKK 全て問題なし。感激!

何より感激したのは、minibuffer での文字の「足切り」が直った事。

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Emacs-23 ではこうだったが、
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Emacs-24 でこんな感じになった
長年の懸案がようやく解消された!(という程の事でもないか :-p)

この際、パッケージも新しくしておこう……

Wanderlust

なんと、もう apel から wanderlust まで、GitHub 以外には source は置いてないのか……。 うーむ、git は MacPort の問題児だし、VCS としては Mercurial を使い始めたので、今さら git か……とかなり躊躇したが、とは言え Wanderlust を捨てる訣にも行かない。GitHub for Mac をインストールして、GitHub から apel/flim/semi/wanderlust の local copy (repository?) を作って、この順番で、compile/install しようとした。 が、 apel は問題なく install できたものの、次の flim でつまづいた。24.1 での byte-compile で defun が 4 箇所程 error になる。これは手に負えそうもない。

アップデートは諦めて、 23.4 からコピーした wanderlust 他がちゃんと動いているかどうかを改めて確認する。どうやら shimbun まで問題なく動いているようだ(朝日新聞の社説と天声人語が読めた。) これまで一番多く悩まされた「不埒な Email でどうなるか」は確認しきれていないが、とりあえず、これを使い続けるしかない。 でも、次に問題が出た時に、wanderlust 他が Emacs-24 対応になってなかったら、 鞍替えを考えないといけないなぁ。

Lookup

Itoh さんのところで lookup-media-1.4 が新しくなっていたので、ダウンロードして configure; compile; install. 例によって、
fukuda@quadra:~/build/lookup-1.4+media-20120611%  ./configure \
    --with-lispdir=/Applications/Emacs.app/Contents/Resources/site-lisp/lookup/ \
    --infodir=/Applications/Emacs.app/Contents/Resources/info/ 
で OK。変更は、Windows がらみだけのようだが、 とりあえずちゃんとコンパイルできたのは大きい。

Python-mode

Python-mode は launchpad で活発に開発が続いているようで何より。-6.0.8 が最新版で、それを download; make; install した。附属の python.el が起動されて困るという事もなかった。(ちょっと前から ~.emacs.d/lisp/ 以下に置くようにしている。そのおかげか?)

py-shell のレスポンスがスマートになったな、と思う。 どうやらコマンドを無闇に鸚鵡返ししなくなったせいのようだ。

Pymacs も同梱されている。 こっちは(挫折以降)御無沙汰だが、そのうちまた四苦八苦してみようかな。

DDSKK

-14.3 だったので、最新安定版の -14.4 にした。(make; sudo make install で OK。)辞書 (SKK-JISYO.L) の方は、AquaSKK が自動更新してくれているので、 ノータッチ。何と今日更新されたばっかり……AquaSKK って素晴しいとつくづく思うよ。
fukuda@quadra:~% ls -lt Library/Application\ Support/AquaSKK 
total 20572
-rw-r--r-- 1 fukuda fukuda 4490621  6 16 11:24 SKK-JISYO.L
-rw-r--r-- 1 fukuda fukuda  224791  5 20 09:25 SKK-JISYO.JIS3_4
-rw-r--r-- 1 fukuda fukuda    3155  3 10 05:04 DictionarySet.plist
-rw-r--r-- 1 fukuda fukuda  153679  9 16  2011 skk-jisyo 

2012-06-13 (Wed): Web Browser/HTML

もうしばらくは(4.01 Strict で満足している間は)、HTML で悩む事はないだろう、なんて思っていたが、 このごろまた悩ましい事が増えてきた。

Safari on iPhone

手軽に(というか手抜きで)「フローティング・メニュー(?)」を実現できるので、
div.main {
    position: absolute; 
    /**/
    }
div.menu {
      position: fixed; left: 0em; top: 0em; width: 12em;  
    /**/
    } 
として、そこそこうまく行っていた—— Google のキャッシュではメニューだけ上に突き抜けるという変な事になっていたが。 しかし、いつのころからか、 iPhone の Safari で画面のスクロールがおかしくなった。 明らかにこのメニューが邪魔をしている。 iPhone でこのサイトを見る人もあまり居ないだろうと思うが、 さすがにこれはちょっとマズいかな。 という事で、div.menu の position: fixed; を position: absolute; に変えてみた。

勿論「フローティング・メニュー」ではなくなったが、iPhone 上での件の問題は無くなった。 おまけとして、Google のキャッシュにも、正常に表示されるようになった…… でもねぇ、こっちは間違った事はしてなかったんだけどなぁ。 でもその一方で、この「フローティング・メニュー」にどれだけ効果が有ったか、 という方にも多少疑問が有るが。

Firefox 頑張る

凄い勢いで Firefox の major version が増えている。今日現在で 12.0!? (バージョンアップは良いにしても、この番号のつけ方はあまり感心しないなあ。) その割には、このところ(Xmarks 以降)感心するような改善があまりないなぁと思っていたが、 最近付け加わった 「新しいタブを開くと最近見たページがサムネイルのように表示される」 ってのは良いねぇ。感心したよ。 あと、これは前から有るが、Google で探索した結果を、右クリック ⇒ Open Link in New Tab で次々と開いて行ける、ってのも便利。

が、このところ、頻繁に warning が出るようになった。 どうやら、Javascript の実行に問題が有る、という事らしい。 「ったく、Javascript に凝るなんて馬鹿な事やってるなあ」と思っていたが、 なんと、自分のページでもこのワーニングが出る。勿論、Javascript なんか使ってない(よな、確か。)さすがに五月蝿くなってきて、Google 先生に聞いたら、cookie 他をリセットすれば良いとの事。早速実行する。 が、しかしこれが大間違い。何故か Twipple や Facebook の設定まで微妙に変ってしまい、元に戻すのに往生した。

大元の warning の方は、"Don't show this again" をチェックしたら出なくなった。別に副作用も無いようだ…… これまではそんな事おかまいなしなんだから当り前か。なんやアホらし。


2012-06-01(Fri): Windows 三題

Fusion の上に、Win7 と Win8 なんぞをインストールしたせいか、 またまたオタク生活全開となってしまった。 何しろ ThinkPad X200 と T60 の WinXP と合せて面倒見るとなると、 Windows 三代揃い踏み。Anti MS としては結構しんどいものが有る。

X200 が死んだ

最後に起動していたのが、Ubuntu か XP か憶えてないが、 しばらく放置していたら、勝手に電源オフになっていた……。 あれ、シャットダウンしたっけなぁ、と思いながら、 電源ボタンを押してみたが、うんともすんとも言わない。 電源ケーブルを継いだり外したり、電池を付けたり外したりしてもダメ。 あーあ、とうとう壊れたか。

と、諦めていたが、しばらくして(丸一日?)電源ボタンを押したら、 なんと何事も無かったように立ち上がった。 わあー、と一旦は感動したが、しかしこれではサーバに転用するのは心許無い。 Ubuntu を起動してから、しばらく通電放置試験をしなくては。 それにしても、この ThinkPad はトラブルが多かったなあ。

MS Office

X200 -> Fusion への Migration に失敗したので(XP -> Win7 のアップグレードはできないのだそうな)、これも新に買わないといけないかな、 と思っていたが、MS のサイトからパッケージをダウンロードして、 控えておいた product code を入れたら、素直に動くようにできた。 いや、そこは MS さん、素直には許してくれない……「PC へのプリインストール版なので、 既にインストールしてないか確認しろ」とか色々言われた。 (途中で「嫌〜な予感」がして、諦めかけたぞ :-) でも、Win7 に入るなら、と Win8 にも入れてみたら、 あっさり動くようになった。うー、この「してやったり」感!

LTSpice IV 御乱心

このところちょっと離れていたが、またぞろ必要になって、 立ち上げたら、アップデートを促された。しかし、どの PC (と virtual PC) でも、すなおにアップデートできなかった……
2012-06-02 (Sat): いや、ThinkPad X200 の XP ではうまく行った。

T60 の WinXP では、 アップデートしようとしたら、Virus Baster が Worm を検出したと言って、インストールを abort した上、IT 部門にメールで言いつけやがった。最新版(4.15) の新規インストールも試みたが、やっぱりダメ。 うーむ、McAfee が検出できない Worm を検出して、しかも自動で駆除するかねぇ。 しようがないので、手許に残っていた奴の中で一番新しい 4.13c をインストールした。半日それでつぶれた(Virus Baster のマニュアルスキャンも入れると略一日……:-( ) ったく「見えないコスト」が高くつくよね、Windows は。

Fusion の上でのアップデートもうまく行かない。Win7, Win8 どちらも、Windows が「run as administrator mode でインストールせえへんかったやろ」と言う。 何のこっちゃと思いつつ、四苦八苦するも、一向に埒が開かない。 特に Win7 の方は McAfee のおせっかいと重なって、 「わけわか」状態になってしまった。 ともあれ、control panel から既存のを消してから、 Cygwin の /home/fukuda/LTC 以下へクリーンインストールしたら、何とか入った。 (しかし、やっぱりアップデートは上手くいかない。)

Win7 on Fusion

いつの頃からか、デスクトップの右下のあたりに 「この Windows のコピーは正規品ではありません」と出るようになった。 「不正な操作が……」以来連綿と続く無礼の数々「ほんまにええかげんせえよ」であるが、 どうもこれは「認証をしないといけない」という事のようだ。 (それならそう言えよ、まったく。DSP ライセンスを咎められたと思ったではないか。) しばらく放っておいたが、McAfee の更新をしつこく勧めてくるようになって、 五月蝿いので product code を入れて認証させて頂いた。 当てずっぽうだったが、ビンゴ!だったようで、 その後は、McAfee についても文句を言われないようになった。 しかし、それにしても腹が立つのは…… 「認証方法」の一つに、新たなパッケージを購入する、というのがあって、 その値段が DSP 版と同じくらい。しかも即ダウンロードできる……。 要は、とにかくプロダクトキーを入手して、Win7 をインストールし、 「認証」の際に、同じ版を入手する、というのが最安最速という事。

Win8 on Fusion

LTSpice IV の batch 実行が早くて、結構「愛い奴」と思いかけていたが、 これもなかなか一筋縄ではいかない。というか、Fusion が Win8 に対応しきれていない、というべきか。VMware Tools も McAfee も、Mac Menu からはできず、DVD 用の ISO イメージを探して、その中の setup.exe を手でダブルクリックしないといけないのだった。 しかも、McAfee は Win8 に拒否される。 うーむ、微妙な状況になったなあ、Win7 は捨てて、Win8 に一本化しようと思っていたのだが。

まてよ、導入するアプリケーションを精査して McAfee さえ拒否する、という事は、Win8 にはアンチウイルスソフトは不要、 という事だろうか。うーむ、その可能性を試してみても良いな。 いざとなったら、すぐ消してしまえるし。

2012-06-02 (Sat): 何の事はない、McAfee がまだ Win8 をサポートしていない、 というだけの事だったようです。 とすると、何らかのウイルス対策が必要だが、 server 類は走らせない、ネットワーク接続は NAT だけ、IE は使わない、あたりで大丈夫だろうか。

とかく Win はうっとおしい。


2012-05-19 (Sat): 無線ネットワーク二題

GP02 再訪

eMobile の Pocket WiFi が、時々 DNS が引けなくなるだけでなく、 しょっちゅうハングするようになったので、 K's デンキで修理を依頼しようとしたのだが、 あっさり去なされてしまったのだった。 (その後まだ立川店に行けないでいる。)

で、そうこうしている内に、二大問題の一つの「ハング」が治まってしまった。 K's 電器での顛末のあと、一二度あったきりで、その後四週間程一度も起きていない。 しかし、「ppp 接続はできているのに、 DNS が引けない(ブラウザに "Host Not Found" と言われる) 」の方は改善が見られない。 改善どころか、あちこち動き回っていたお陰で、 これが起きる場所が他にも有る事に気がついた。 悲しい事に、四国の実家もその場所の一つ。 しかし、じっくり調べる良い機会でもあるので、 設定を色々弄ってみたが、結局よく解らない……。 (問題が起きた時も、GP02 は、dns server の IP address をちゃんと二個もらっているように見える。だのに、DNS が引けない……) 多分、たまたま、しょぼいホスト('domain' パケットを転送しない)に捉まる事が有る、という事なんだろう。

で、そんな風に調べているうちに(しょっちゅう "Host Not Found" が出る状態でこれをやるのは相当キツいが) GP02 に新しい F/W が出ている事に気がついた。 早速、MBA に USB 接続してアップデートしてみる。iPhone のアップデートのスマートさに慣れていると、なんでこんなに時間がかかるの? というくらい遅いが、それでもまあ無事に F/W のアップデートは成功した。

どうやらこれがビンゴ!だったみたいで、その後、実家で丸一日、 少し離れた病院で三日程使ってみたが、 ハングも、"Host Not Found" も見ていない。(結局、Huawei さんのバグが不調の原因だった訣ね。) 予讃線の特急に乗っている間に一度接続が切れたが、 これは「圏外」のせいだろう。 最初に現象を発見した某社の会議室(一番よく不具合が起きる:-) )で確認したいところだが、 まだその機会が無い。

2012-05-21 (Mon): その「某社の会議室」で試してみたが、 不具合解消とは行かなかった。Power-on から接続、ping と ssh で、otacky.jp にアクセスする、というのを 8回試して、4回については成功、2回は失敗、 2回は灰色。灰色というのは、1) 一旦 ping は通ったのに、20-30 秒後にダメになる、又、2) 最初は ping が通らずダメか、と思っていると、10秒くらいして、ping が通るようになった、 というもの。成功率は 5割?。以前より良くなったような気もするが、 単なる気の所為かも知れない。あと、今回は % ping otacky.jp は失敗するのに、 % ping 202.238.126.251 は通った、という例は無かった。「おかしいのは DNS に違いない」という心証も怪しくなってきた。

2012-05-23 (Wed): またハングした。 起きたのは、バスの中で、 一月余り前に書いたのとほぼ同じ現象。 但し今回のは、アニメーションがぎこちなかった :-) やれやれ。

ThinkPad/Ubuntu で WLAN が動くようになった

ThinkPad (X200) とはこのところすっかり御無沙汰であるが、 その理由の一つに Ubuntu の WLAN が動かない、という事が有る。 Windows では最初から問題無いし、 Ubuntu でも MadWiFi で動くようにできていたのだが、Ubuntu をバージョンアップしていくうちに、MadWiFi の module (ath_pci) を強制的に insmod しても、うんともすんとも言わなくなった。 新しい Ubuntu が出る度に、もしや、と思いつつアップデートを繰返してきたが、一向に改善されない。

12.04 LST が出たので、またぞろ挑戦してみた。 インストール(アップグレード)は例によって、スムースに完了。 最近の Ubuntu は、ここでリブートしたら自動で WLAN が認識されて……となる筈なのだが、今回もやっぱり駄目。Wicd は、"no wireless network found" と。

MadWiFi を捨てて、他のドライバを試す事にする。 ……で、途中の四苦八苦は皆スルー……

で結論は、実は「正しいドライバ」は既にインストールされていて、 MadWiFi の残滓が、それが動くのを邪魔していた、という事らしい。 /etc/modeprobe.d/madwifi.conf の中で、ath 以外を全部 blacklist 宣言している。(なんてこったい!) これだけを消しても良さそうだったが、念のため、 aptitude purge madwifi-tools としたら、このファイルも消えた。 その後、リブートしたら、何の問題もなく我が家の AP に繋った。 しかも自動で。 あんまり話がうますぎる……と思ったが、昔はその AP に継げていた訣で、 その時の設定ファイルが残っていたのだった。

fukuda@lark:~% lsmod
Module                  Size  Used by
...
ath5k                 156407  0 
ath                    24067  1 ath5k
mac80211              506816  1 ath5k
cfg80211              205544  3 ath5k,ath,mac80211
....
fukuda@lark:~% iwconfig
lo        no wireless extensions.
.....
wlan0     IEEE 802.11bg  ESSID:"Hachan's"  
          Mode:Managed  Frequency:2.432 GHz  Access Point: 00:24:A5:29:05:D0   
          Bit Rate=54 Mb/s   Tx-Power=20 dBm   
          Retry  long limit:7   RTS thr:off   Fragment thr:off
          Power Management:off
          Link Quality=43/70  Signal level=-67 dBm  
          Rx invalid nwid:0  Rx invalid crypt:0  Rx invalid frag:0
          Tx excessive retries:0  Invalid misc:132   Missed beacon:0
....
fukuda@lark:~%     

すんなり繋った上に、ちょっと嬉しい驚きも…… メニューバーのアイコンが、MBA とそっくりになっている。

HD Movie Info
扇型が WLAN のアイコン兼インジケータ

電池やスピーカのアイコン共々、 こんなに似せて良いのか?と心配になるくらいだが、 Ethernet の接続が非常にダサいので、まあ良いのだろう:-p。 ともあれ、このアイコン兼インジケータが有れば、Wicd や iwconfig なんてコマンドを使う事はもうないような気がする。

WLAN が動くようになると、自宅サーバにするのがなんだか惜しくなる…… なんて思っていたのだが、どうやら糠喜びだったようで、 しばらく使っていると接続が切れる。半日のうちに二度もあった。 「Wireless Network が見付からない」状態になって、そのうち、"Enable Wireless" のチェックが取れてしまう。 リブートしないと直らないあたりを見ても、H/W の問題ではなく、ドライバがおかしくなるようだ。 ちょっと(大分)がっかりしたが、これで却って自宅サーバに転用する決心がついた。

2012-05-20 (Sun): その後も試用していたが、略丸一日大丈夫だった。 あれ、直ったのかな、と喜んでいたが、今朝方同じ現象が起きた。 すぐにリブートしないで、色々「対策」をうってみたが、結局 ath5k モジュールを rmmod -> modprobe する事が一番手っ取り早い方法のようだ。そう大した手間暇ではないが、 つまりは ath5k の作りが今一という事が確定した訣で、ちょっと興覚め。

2012-05-13 (Sun): iPhone が 4S になった

石垣島への家族旅行は、お天気にも恵まれて、まあまあ良かった。 (個人的には沖縄本島の首里城公園が一番の収穫だったように思うが。)

ただ、石垣島での宿泊先は、eMobile がカバーされてなかった。 (後で解った事だが、港や空港の近くでは大丈夫。) で、iPhone による擬似 tethering も何故かダメ(実はちょっと前から繋らなくなっているのだが、放置してあった。)

なので、MBA はワープロ専用機(娘談、言い得て妙なり)となってしまい、 iPhone の 3G が唯一のインターネット接続の方法となっていた。 しかし、これも何故か調子が悪く、しょっちゅう切れて Searching になってしまう ……等という事も、「楽しい休暇」の一因だったかも。 (iPhone でメールを読むなんて勘弁してくれ、なんて思っていたけど、 それしかない、となると、まあそんなに悪くない、と思えてくるから不思議。)

普段はかなり「ないがしろ」にしていて、 着呼や着信に気がつかない事が有って、よく家族に怒られるくらいだが、 今回はそういう訣で、かなり大事にするようになってきていた。 で、水着のポケットに入れていたのが仇になった。

一度目は、ウェットスーツを着込んでから、SoftBank さんからのメッセージが届いて気がついた。(iPhone には、ウェットスーツの中に入るとそれを検出する機能が着いているのかも知れない。)

二度目は、そんなに幸運ではなくて、 水に入って暫く足ひれに入った砂と格闘している時に気がついた…… 海水に五分以上漬かっていた訣で、気がつくと同時に「諦め」もついた。 (携帯電話には必ず水没マークがついているので「故障だ」 と言い張っても無駄——若い女性だと何故かその言い分が通る、 という噂もあるようだが。)

ないがしろにしているとは言え、時々は大事な電話がかかってくる事も有るので、 長くは放っておけない。東京に戻ってすぐ、カミさんに頼んで 4S に「機種変」にしてもらった。今度は白にしてみたが、これもなかなか良い。 (電話を換えたのがすぐバレる、という問題は有ったが。)

早速、Mac で iTunes に継いで設定する。 いくつか有ったパスワードの設定以外は殆んど完璧に restore されたように思う。 但し、古い audio books (Music に分類されている)が、 全部 iPhone に転送されてしまったのには参った。 石垣島で撮った写真は Photo Stream に淡い期待を持っていたが、ダメだったようだ。

それにしても、かなり速くなってるね、これ。iTunes での同期や、 アプリケーションの起動がはっきり速くなって気持が良い。

次にやる事は……勿論、Siri のテスト。Mac の音声認識に比較して、 それ程進歩している筈はない、と思いつつ、"What's time is it now?" とか " Where am I?", "Send an email!" とか、お決まりのを幾つか試してみた。 そしたら何と、トレーニング無しで殆んど問題なく認識して応答してくれる。 「うーむ、俺の発音もかなり進歩したなぁ」とほくそ笑みかけたが …… " What's the problem with you?" を " Let's program with you." と解して、「わけわからん」と言われた。 実はこれ、ウン十年前にネイティヴに指摘されて、ずっと引き摺っている問題。 なんで、'b' と 'g' を取り違えるんだ?と思うけど、どうやら、 聞き手の方は、次のシラブルの 'l' と 'r' で識別しているようだ。 後、実は 'wh' も弱いという事も解る。先の旨く言った例では、全文が決まり文句なので、 association (連想?)で補ってくれている、という事らしい。 "I love you." もやってみたが、" You are the wind beneath my wings." とか言われた。うーん、何の事だか解らん、高尚過ぎだよ。

ともあれ、認識の確度は相当のもので、そろそろ実用になりそうな気がする。 これでは、我 SRD 生活の目標(Yet Another Machine Cognition) が無くなってしまう……:-p)


2012-05-12 (Sat): Windows on Fusion (part 4)

こうなるんじゃないかと思って避けてきたのに、 一旦嵌ると結構ひきずっているなぁ、Fusion。しかも、FreeBSD へは行かずに、Windows とごちゃごちゃやってる。 まさに「おたく」は度し難し……

Windows 8 は速い!

Cygwin Python (/bin/python)を Zsh から呼べなくて、「コノヤロ」で終っていたが、 Binary Python (/cygdrive/c/Python27/python) を -u 付きで起動するというトリックが、Windows 7 で上手く行ったので、Windows 8 にも適用してみた。 これが大正解。ThinkPad T60 の上で、40 分くらいかかっていたものが、
fukuda@Win8:~/Spice10% time /cygdrive/c/Python27/python -u ./auto_tune_sim.py DC_Match_2dim_Cx_Cy
....
/cygdrive/c/Python27/python -u ./auto_tune_sim.py DC_Match_2dim_Cx_Cy  0.00s user 0.01s system 0% cpu 4:17.46 total 
と 4分くらいで済んでしまう。

PlatformPythontotal time
WinXP ThinkPad T60Cygwin Python39:14.62
WinXP ThinkPad T60Binary Python39:23.99
Windows 7 on FusionBinary Python31:05.30
Windows 8 on FusionBinary Python4:17.46

一桁違うとは.... うーむ、できすぎ。Fusion も Cygwin も、特に Win8 で最適化してる筈はないと思うのにこの結果。 Win8 が素晴らしいのか、WinXP, Win7 が酷すぎたのか……:-p。 ちなみに、Zsh の立ち上げ、ls, df 他の起動も格段に速くなっている。

一層のこと、Win7 はお払い箱にして……とも思うが、 ただ、Win8 には VMware Tools も McAfee Virus Scan Plus もインストールできない……そのせいか、画面の cut & paste もできない。 当面は、Cygwin/LTSpice 専用機という事にするかな?

そんな事より、FreeBSD (for Meep) だ!


2012-05-03 (Thu): Windows on Fusion (part 3)

おお、メモリも予定より早く来たぞ。ったく Amazon さんは従来の通販の「通念(高い、遅い、よく壊す)」を変えてしまったね。 とりあえず、載せてみた。前の 2枚と同じモジュールなので、 新しいモジュールは、迷わずライザーカードの B に差す。何の問題もなく立ち上がり、計 8 GB 也。こうなると最早「モンスターマシン」と言わずばなるまい…… (今回は酔っぱらっているので memtests は省略。 機械の中を掃除するのもパス。)

早速、Fusion 上の Windows 7 を弄って、メモリを 2 GB, コアを 2 つ割り当てた。 真っ先に例の Python からの subprocess.call() を試してみるが、 やはり Cygwin の Python からは無理みたいだ(途中で止まる。) バイナリから入れた、Python-2.7.3 はなんとか動く(あたり前か。) ちょっと利巧になって、起動する時に

fukuda@QuadraWin7:~/Spice10% /usr/bin/python -u auto_tune_sim.py DC_Match_2dim_Cx_Cy
....
fukuda@QuadraWin7:~/Spice10% python -i
Python 2.7.3 (default, Apr 10 2012, 23:31:26) [MSC v.1500 32 bit (Intel)] on win32
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
>>>
とやる事で、「なんとか動いている」は卒業できたようだ。 つまり、"-u" や "-i" を付ける事で、ちゃんと使えるようになった、という事。

動くようになったので比べてみたが、 このスクリプト実行はそれ程速くない。ThinkPad X200 や、T60 に比較して、少し遅いくらい。Cygwin Term (mintty) や、Zsh の起動が(多分、他の command の起動も)格段に速いので、 ちょっとがっかりした。(Cygwin アプリの起動と言えば、先に試した Win8 では、Win7 よりも更に速かった……いや、何かを期待している訣ではありませんが。)

見栄えを弄りたい……という欲求を程々に押えて、早々と退散。 (でも、いつかまたやってしまうんだろな。IE や Firefox で AA フォントが使えない事などは致命的欠陥に思えるので :-P)


2012-04-29 (Sun): Windows on Fusion (part 2)

例によって、Amazon.com さん、注文した品 (Win7) を予定より早く届けてくれた。

早速、インストールしてみた。何の問題もなく完了して Win7 が立ち上がる。

早速、その中から LTspice を呼ぶ件の Pytohn スクリプトを走らせてみた…… が、100 回くらいの繰返しになる予定だが、0 - 4 回くらいで止まってしまう。 例えば……
fukuda@QuadraWin7:~/Spice10% python ./auto_tune_sim.py DC_Match_2dim_Cx_Cy
Ra: 500.0000, Ca: 0.0000pF
8.0643e-01 1.4569e-01  5.0000e+02 0.0000e+00  3.7240e+00 3.1360e+00\
    -3.7050e-02 -1.4169e-01  -1.7114e+00 -7.7620e+01

Ra: 500.0000, Ca: 0.1000pF
    737 [main] python2.6 2620 child_info_fork::abort: address space needed\
    by 'scalarmath.dll' (0x360000) is already occupied
Traceback (most recent call last):
  File "./auto_tune_sim.py", line 204, in <module>
    main(sys.argv)
  File "./auto_tune_sim.py", line 79, in main
    subprocess.call(["scad3.exe", "-b", "-ascii", "tmp.cir"])
  File "/usr/lib/python2.6/subprocess.py", line 470, in call
    return Popen(*popenargs, **kwargs).wait()
  File "/usr/lib/python2.6/subprocess.py", line 623, in __init__
    errread, errwrite)
  File "/usr/lib/python2.6/subprocess.py", line 1051, in _execute_child
    self.pid = os.fork()
OSError: [Errno 11] Resource temporarily unavailable
 
だそうな……。これはどうも根が深そうだ。(Cygwin ページでも未解決らしい。)

うーむ、不安が的中してしまった。やっぱり XP でないとダメなんだ…… (MS のバカヤロ)

あんまり悔しいので、Python-2.7.3 を Python.org の msi からインストー ルしてみた。(前からそうなのだが)バイナリの Python は、Cygwin から起動すると何故か prompt を返さない。が、script を引数にして起動すると、その実行はするようだ。しかし、print の出力が、ダンゴになって出てくる…… なんだか悲しいが、とりあえずの目的は果せた。


2012-04-28 (Sat): Windows on Fusion

Wineskin に入れた LTSpiceIV は大変安定して動いてくれていて、とても有難い。 しかも、当然のように使っている 「複数の .step directive が適用可」という仕様は、他の SPICE には無いものらしい。 もう「感動物」と言うしかないよ、これは。

しかし、これ(Wineskin 版)は、batch 処理ができないという難点を持っている。 (できない、というより「やり方が解らない」だけかも知れないが。) ところで、なんで batch 処理がそんなに嬉しいかというと、Python や zsh と組み合わせると、上記の .step 実行が格段に柔軟できるようになるから。つまり .cir (.net) ファイルの複数の .param の行を書き換えてはシミュレーションを実行する、 という事が可能になる訣。ASCII 形式の .raw ファイルを解釈する、 という「難関」は有ったが、これも Python なら然程難しくない。

一方で(当然の事ながら)Windose の上では batch 処理が可能。 これを Cygwin の上の zsh, Python, emacs で何とかやってみると、 効果は絶大だった。大まかになら、自動制御をシミュレートする事さえできる……。 またまた感激。 しかし、やはり Gnuplot や Emacs との連携という面では不満が残る (ThinkPad (X200, T60) の上では Cygwin 自体が極端に遅いし……)

Winebottle 版での batch 処理は諦めたので、ここはもう Windows on Fusion しか無かろう、という事で、まず VMWare Fusion を導入した。 (実際には、 ライセンスを購入して期限切れになっていた試用版をアクティベート。最新版は 4.1.2) 試用版での経験から、メモリが大変な事になるのが解っていたので、メモリを買い足した。 4 GB。MacPro の買い換えがまた遠退くなあ、とも思ったが、今のをまだ 5年は使う事にして、清水の舞台から飛び下りた。 (って、そんな大層な事でも無いか……)

次は Windows だが、これが結構面倒。XP はもう買えない、と思っていたが、それは Microsoft から買えない、という意味で、中古品なら結構出回っているのね。 でも高い。今買える Windows 7 が高いのだから当然か。 Win7 は Download 可能だと Home Premium で、26,000 円!?なんだか「ぼっ」てるなあ、MS さん。 だが、世の中は進んでいて、今や OEM 版だけでなく、DSP 版というのもあって、 通販で大っぴらに買えるらしい。実際、Amazon で、メモリ付きのが 10,650 円。これだって MacOS X とくらべればまだ高いが、26,000 円と比べれば「おお安い」と思えてきて(術中に嵌って)上の MacPro のメモリと一緒に注文した。(この Win7 についてくるメモリは、DSP と称するための単なる隠れ蓑らしい——セコイ事するねぇ、 MS さん。)

てな訣で Download 版をやめて、DSP 版にしたので、二日程待たないといけない。 その間、「当たり」をつけておこうという事で、Windows 8 を導入してみる事にした。

Download は迅速。5 MB/s つまり 40 Mbps。おお、さすが MS さん。 (あんまり人気がないって事かも:-p) この .iso イメージを使ってインストールする。

もう既に Ubuntu や XP をインストールした事があるのに、 やっぱり躓くところが有った。下の絵のところで、"choose a disc or discimage ... " のボタン(の矢印でないところ)をダブルクリックしないといけない、 というのが解るのに大層時間がかかった。

HD Movie Info
これ解り難いよ、VMware さん!
でも、後は比較的スムースだった。しかも、インストールも迅速。 きちんと計ってないが、17 分くらいで終ったような気がする。 しかも、リブートも二回で済んだ。偉いぞ MS。

が、Win8 そのものの UI は Jobs さん言うところの crap (糞)だね。 まず、ログイン直後の画面が訣解らん。最初から Desktop を表示する方がずっと良いと思うよ(最初の金魚のしょぼさを措いても。)

Stupid Start Page
Win8 の「スタート」
その後の環境の設定も、どこへ行けば良いのか、さっぱり。 そもそも、Setup Tool がとても上手に隠されていて、 そこへアクセスするのがとっても大変(下のシャットダウンと同じところから、 が正解だったようだ。) 今回は環境変数を変更するだけだったのに、優に 10 分はかかった。 やれやれ、と思いつつ、所望のアプリを導入できたが、 本当の「なんだかなぁ」は、 そこからログアウトする時と再ログインするあたりに有った。 まず、ログアウトというか shutdown ができない……。 Shutdown の仕方を Google さんに訊くってのも情けないが、それで見つけた Utube には冗談みたいな(嘘の)「やり方」が上がっていて、余計イライラさせられたが、 要は、右下隅へカーソルを持っていって、 歯車ジェスチャー(?)をクリックする……らしい。 ログインの方は、立ち上がったら何故か一旦 sleep 画面に行くのだが、 そこから login prompt まで行くのが大変。と言っても Control キーを押すだけなんだけどね……。 しかし、他のどのキーを押しても、また画面のどこをクリックしても、 画面がジャンプするだけなので、 「聞こえてるんなら返事しろ」と叫んでしまった。 (これはまあ冗談だが、それにしても、ったく何ちゅうセンスやろか。)

ああ、こんなんじゃ、もう MS も長くないかも……なんて悪口はともかく、 肝心の Cygwin と LTSpiceIV のインストールはスムースに行った。

ここまでのところは、こんな感じ。
HD Movie Info
Cygwin Term の表示
LVSpiceIV は、何の問題もなくインストールできた。 しかも、回路図エディタもシミュレーションもちゃんと走る。 素晴らしい。
LTSpiceIV on Windows 8
LTSpice は問題なく動く

なんだ、結構順調じゃん、これじゃあ Windows 7 は注文するまでもなかったかなぁ…… なあんて太平楽を決めこんでいられたのはこのあたりまで。 以下、少々しんどい四苦八苦が続く。

これはどうも、subprocess の launch がらみで OS に問題が有る、という事のようだ。

という訣で、途中までは順調だったのに、Python から batch 処理を呼ぶという肝心な段階でダメ、という羽目になってしまった。 実に残念なり。(これじゃあ Win7 も心配だな。少々高くても XP にしとくべきだったか。)


2012-04-07 (Sat): 「なんだかなぁ」二題

GP02 のフリーズ

どうも GP02 の調子が悪い。 先の東北旅行以来、毎日のようにフリーズするようになった。 ただ、その節のように「圏外」のままで固まるのではなく、G4 への接続中に「そのまま」になってしまう。 この場合は表示が完全に固まる訣ではなく、 写真のような「電波」が出ている状態のアニメーションが、永久に繰返される。 これは単に「接続に時間が掛っている」状態ではない—— パワーボタンの長押しをしてもリセットできない——電池を一旦外すしかない。

HD Movie Info
問題が発生するのは、電車の中、バスの中、某社の会議室と「ところきらわず」 の状態なので、「DNS がうまく引けない」問題の場合とは違って、 もっぱら本体のせいだと思われる。

たまりかねて、これを買った K's 電器の売り場へ行ってみたが、 さっぱり埒が明かず。ちょっと待たされて出てきた eMobile のプロパーの兄ちゃん、「ハング」という言葉をすぐに理解できなかったばかりでなく、 詳しい症状を聞きもしないで「で、どうされたいのでしょうか?」ときやがった。 「……直して下さい」(ちょっと間が空いたのは呆れたから)。 「うちでは、修理は一切受け付けていません(きっぱり)」 「ほう、ではどうすれば良いんです?(捨てるしかないんですか、これ)」 「eMobile ショップへ行って下さい」 「それはどこにあるの?」 (なにかチラシのようなものを持って来て)「立川ですかねぇ」…… 思い出すだに腹が立つので、以下省略。 立川の「ショップ」へ行っても、相当楽しい会話ができそう。 乞御期待。

Mercurial/MacPort

このところ、MacPort ですんなり upgrade できない場合が多くなってきた。 使えない iProxy のために Xcode を更新して依頼、しょっちゅうひっかかる。 これまでのところは、 ひっかかったパッケージをその都度アンインストールして凌いできた。 が、しかし、今回は Mercurial なので、そうも行かない。何しろ Python のスクリプトを Mercurial でバージョン管理しようと思い立って、 やっと使い始めたところなんだから。

しかも、MBA では、問題なく upgrade できた。 これは悔しい。 なので、久し振りに(初めてかも?)MacPort のエラーメッセージに出てくる log を真面目に読んだ。

    
:info:build unable to execute /Developer/usr/bin/clang: \
    No such file or directory
:info:build error: command '/Developer/usr/bin/clang' \
    failed with exit status 1
とある。Xcode /Applications へ移ってから、/Developer は無くなっている筈。
fukuda@quadra:~% sudo ln -s /usr/bin/clang \
    /Developer/usr/bin/clang  
としたらあっさり upgrade できた。 なんじゃこれは、明らかなパッケージミスではないか。 (思えば、MBA はまだ Xcode を upgrade してないので、最初にこれを思い付くべきであった——後悔後を断たず。)

と書いたら、なんだか格好良いが、 実はその前に関係ありそうなパッケージを片っ端から強制 upgrade してみたり、アンインストールしてみたり、と見当外れの四苦八苦をやったのだった。 何より、gnuradio を全部アンインストールしたのは悲しかった。 (これ、インストールするのに半日かかったんだよね。)

このところ MacPort がどうもすんなり行かない事が多い。 一層のこと一旦全部 uninstall してやろか、と思うところまで行ったが、踏み止まって良かった。 一日かけて、再インストールしても、やっぱり Mercurial はインストールできないだろうから、そうなったら、 徒労感とショックで、しばらく立ち直れなかったかも。


2012-03-24 (Sat): 擬似 Tethering

今週の初めの東北旅行に MBA と GP02 を持って行った。 行きの新幹線の中でも仙台でも問題なく継がった。ちょっと心配だった鳴子温泉でも OK。 なので、作った資料をそれ迄のところでとっとと送れば良かったのに、 すっかり安心して「もうちょっと直してから……」 なんて先延ばしにしたのが間違いの始まり。翌朝の最上川の川下りから、 出羽三山まで、GP02 はまったく継がらず、結局山形市に近づくまでダメだった。

まあ、それは仕方ないとしても、その四苦八苦の最中に、 また GP02 がハングした。 もう慣れたもので、電池の抜き差しですぐ直ったが、 「圏外」のまま固まっていたので、ひょっとしたら、 長い間ハングに気がつかず、そのせいでホットスポットを見逃したかも知れない。

一方で、iPhone (SB) の方はこの間殆んどいつも OK だった。

なので、iPhone で Tethering をしてみたい、の思いがますます昂じてきて、 つい、(やりかけて挫けてしまっていた)「Jail Break 無しの Tethering」に走ってしまった…… (実は、そのための Apple の developer account は疾うに購入してあったのだが :-p)

Xcode-4.3.1

Xcode が新しくなっているので、取り敢えず update しておいた。 それ自体は特に何という事もなかったのだが、 インストールされる場所が、/Developer/Xcode.app 以下から、/Applications/Xcode.app へ変ったせいで、 意外な落し穴が……。 まず、MacPort が動かなくなった。大分焦ったが、
fukuda@quadra:~% sudo xcode-select -switch /Applications/Xcode.app
として、OK。 また、Doc 上のアイコンへのリンクが切れた。 考えてみればあたり前の事だが、気がつくのに、 ちょっと時間がかかってしまった。

iOS Developer Program

なんだかとっても面倒。Apple さんは、Developer を増やしたくないと思っているんだろうか。 Smart Hacks さんのところを参考に、何とか購入を済ませる。 一日待って、Key が来たので、早速 login しようとするが、 拒否されてしまった。Key の通知メールにあった、Customer Service にクレームを出したら、「suspend を外しました」という返事が来た。 おいおい、なんでいきなり suspend なんだよお、ったくもう。

Certificate

これも、またこれ以降も Smart Hacks さんのところにお世話になりました。ありごとうございます。 ちょっと解り難いところだけ……

作った Certificate をダウンロード、それをダブルクリックして KeyChain にインストールするのだが、その時に、KeyChain Access を使って、インストールした筈の certificates が有る事を確認する事。 この時、Keys ではなく、Certificates の pane で "iPhone Developer: .... " という表題の certificate が無いといけない。

HD Movie Info
インストールした certificate の確認

コンパイル・インストール

iProxy をダウンロードして Xcode の上で、build/install するのだが、ここでちょっと戸惑ったのは、 Code Signing のための profile を指定は下記のようにする必要が有る、 という事。
HD Movie Info
Code Sigining の Profile の指定

設定

ここからは、 /apple/random さんのところの説明に沿って、Mac と iPhone の設定をする。 特に問題になるようなところは無かったが、 接続が確立するのにちょっと時間がかかる事、 また、iPhone も Mac も WiFi の表示が普通のと違っている事などに戸惑った。 つまり iPhone の方は、WiFi のアイコンが表示されず、また 、Mac の方も、通常の WiFi のアイコンの代りに「扇の中にモニタ」のような icon が表示される。
HD Movie Info
Ad-hoc mode の WiFi icon

また、"Network Preferences" で "iProxy" Network を作る時、これを Auto の中で作ったのでは、普段の接続の設定を変えてしまう。 ここは、Location に新しい Location を作ってから、iProxy を設定すべき。

感想

という事で、何とか継がるようになった。かなりの手間暇と、8,000 円程の費用がかかった訣で、期待も大きかったのだが、 もともと GP02 を介したインターネット接続でも、HTTP より他のプロトコルを使う方が多いので、これでは GP02 の代替にはならないなあ。 という事で、まだしばらくは GP02 を使い続ける事にする。(しかし癪だな。)

2012-02-18 (Sat): Cygwin と Emacs

Windows 上でオタク環境のお守り。

Cygwin

1.7 にしてから、なかなか快適。 が、このところのように頻繁に使うとなると、 予てからの不満が募ってくる事もある。 最大の「なんだかなぁ」はやはり「遅い」事だろう。 特に ls のレスポンスと zsh の起動——これらにはちっとも慣れる事ができない、 他のコマンドの起動も、かなりもたもたしてはいるのだが。

ともあれ、久し振りに update した。Cygwin-DLL が 1.7.10 になり Python が 2.6.5 から 2.6.7 と最新版に追い付いた(やっと)。 Numpy も 1.5.1 になっているが、これは少し前からかも。 起動が早くなって、readline の動きも安定しているような気がする。 これで、2.7.2 をアンインストールできる。

Emacs

上の Cygwin のアップデートで、emacs も 23.4 になったので、あれっどうしてこっちを使って来なかったんだろ、 と思ったが、勿論これは Windows System ではないのだった。 Windows 版のためのスペースを空けるために、 XEmacs もろとも、全てアンインストールした。

で、GNU から、emacs-23.4-bin-i386.zipを取ってきて展開、 できる emacs-23.4 フォルダを、C: の直下にドラッグして、 インストール完了。Post install も

fukuda@LarkXP:/cygdrive/c% rsync -uav emacs-23.3/ emacs-23.4
で OK だった('-C' をつけないよう気をつけた :-p)。

一週間弱の試用 (T60) では、特に問題なく動いている。 が、懸案だった term については問題は解決されていない。つまり使えない。残念也。


2012-02-08 (Wed): Lion-10.7.3 & Emacs-23.4

このところ、オタク業の方は閑古鳥が鳴いていたのに、 あの失敗をやってから、どういう因果か俄然忙しくなってきた。 (盆と正月が一遍にやってきたような、とも言う。)

Lion

例によって、あまり深く考えず、MacPro と MBA 両方の Lion を 10.7.3 にしてしまった。 今のところ特に問題は無いようだが、これはどうも幸運なだけ、だったかも。 (大変な事になっている人達も居るようなので) このように書くと、何だか MBA がとってもショボい Laptop のように聞こえるかも知れないが、 「Lion にしてから何だかモッサリしてきたな」程度で、 Windows の載った T60 や X200 と比べると遥かに機敏。

Emacs

23.3b の次は 24.0 かなと思っていたが、23.4 になった。 例によって、 emacsformacosx.com さんから、.dmg をもらってきて、インストール。 site-lisp 他は旧版から rsync でコピーして、 何の問題もなく……と言いたいところだが、結構手間取ってしまった。 というか、以前から「なんだか微妙におかしい(wanderlust の icon が表示されない)」 「でも、ごちゃごちゃやってると不思議に直ったよ」 等という事があったが、今回四苦八苦したお陰で、 その本当の原因が解ったような気がする。本来、
  1. 古い Emacs のディレクトリ名を変更(例えば、 /Applications/Emacs-23.3b.app/
  2. 新しい Emacs を普通にインストール (.dmg ファイルを開けて、 /Applications/ に drag/drop する)
  3. % rsync -uav /Applications/Emacs-23.3b.app/ /Applications/Emacs.app/ で、site-lisp 以下や、 info 以下の新たに追加した Info ファイルをコピー
とすべきところだが、 どうも、最後のところで、rsync -Cuav とやっていたようだ。 こうすると、.elc ファイルを始め、copy されないファイルが沢山残るので、 微妙に動作がおかしくなる、という事になる。 さらにその後、 である事(つまり、/Applications/Emacs.app だけが普通に働く事)を忘れて、ディレクトリ名をやたら変更しながら、 四苦八苦するから余計「わけわか」になる。

という事で、「(rsync による)簡易アップデート」の方法を「再」確立したのであるが、 emacs-w3m (CVS), wanderlust (-201201020309), lookup-1.4+media (-20110625) をインストールしたので、結局のところ今回もかけた手間はあまり変わらない事になった:-p

元々問題はあまり無いので、新版の御利益も然程感じられないのだが、 wanderlust/emacs-w3m/shimbun で、また朝日新聞の記事が読めるようになったのは嬉しい。 (「有料化された」と聞いていたので、嬉しい驚きというべきか。 但し、全部読めるのは「天声人語」と社説のみ。)


2012-02-04 (Sat): 人災は忘れた頃に……

このところ Mac やその上の環境を弄る事は殆んどなく、 それを「活用」する事に専念している。 オタク日記のネタ探しに苦労するという一面もあるが、 実に健全な生活態度であると言えよう。 しかし、そういう平和な生活をしていると緊張感が緩んでしまうのか、 大失敗をやらかしてしまった。

MBA の Terminal で、Windose が作ったゴミファイルを消そうとして、

fukuda@hawk:~/Sync% ls -l
....
-rwxr-xr-x 1 fukuda fukuda  162 11 11 13:54 ~$11-11_Minutes_GBA_Co.doc*
-rwxr-xr-x 1 fukuda fukuda  162 11 11 15:17 ~$11-11_Sensitivity_OP.docx*
-rwx------ 1 fukuda fukuda  162  2  2 14:30 ~$12-02_Radio_Dsgn_Notes.doc*
....
fukuda@hawk:~/Sync% rm -rf ~$* 
なんだか「Unix 入門」に出て来そうな初歩的大チョンボで、 '~' (home directory) 以下を問答無用で消そうとした訣。 実際にはファイルが一掃される前に、反射的に Cntrl-C で止めた…… しかし、 ~/Library 以下や、'.' で始まる設定ファイル達は全滅。これはつまり、MBA の購入以降、 シコシコ改善してきた「設定」やら「環境」やらが全て消えてしまった、という事。 (本当に大事な「コンテンツ」は、 ~/Sync 以下に置いて他の host と sync してあるので大丈夫だが。)

いや、自分にはまだ 'Time Machine' があるぞ、 と自分を慰めつつ、またパニックを押えつつ、帰宅してその HDD に接続してみたら、何と 10月末にバックアップを取ったきりになっている……。 これでは、丸々、"Back to the Past" という訣には行かない。 (残っている最新のファイルも消してしまうから。) 少々悩んだが、

% fukuda@hawk:~% rsync -Cuav /Volumes/Elements/Backups.backupdb/Taka\ \
    Fukuda’s\ MacBook\ Air/2011-10-29-175813/Macintosh\ HD/Users/fukuda/. 
とやってみた。(本当は一行。-C は余計だったが、ついついクセで……) この後、sync_host で、 ~/Sync 以下と ~/BasiliskII 以下を他の host と sync。 df によると、これらの復旧作業で、128 GB の 3% 程度、使用デスク容量が増えている。 つまり、この失敗で 3 GB 程度が消えていた事になる。 思ったより傷は深かった訣で、被害がこの程度で済んだのは、まさに Time Machine のお陰である。

とりあえず、これで、Emacs, Terminal, BasiliskII はきちんと動くようになった。"~/.xxx" ファイルは 3 ヶ月前のものであるが特に問題はないように見える。 しかし、Firefox についてはそううまくは問屋が卸してくれず、 Preference を再設定し、かつ Xmark を再インストールする必要が有った。(惨事の直後に Firefox を Quit し、立ち上げ直したりしたせいかも。)

とりあえずは動いているものの、 ~/.emacs.d/init.el ~/script 以下のスクリプトは、 この三月の間にもかなり弄った憶えが有るので、少々不安ではあるが、 ともあれ、 Time Machine のおかげで、何とか復旧できた。 これからはもう少し頻繁にバックアップを取る事にする。


2012-01-28 (Sat): Mac で HD Movie

このところ、ハードウェアにはちっとも色気が無いようなフリをしているが、 実は色々と物欲に悩まされている……。 後の四つは、つきつめれば、Mac で HD Movie を見たい、という事から来ている。

というのは、つい最近まで、Mac では、Blue-Ray からも、iTunes からも HD Movie は見えないと思っていたから。前者については、よく調べてみたが、 まだまだ問題が有りそう。後者については、ちょっと前に iTunes Store から、HD Movie を買おうとしたら、「Mac では見られないよ、大丈夫?」と言われて、それ以来ずっとダメだと思っていたのだった。

ところが、このところ、iTunes Store での様子が変ってきて、かつて HD 版についていた「但し書き」が無くなっている。iTunes の FAQ にも、 「Computer でも見える」とある。ふーん、という事で、早速 HD Movie をレンタルしてみた。(すぐに買わない、あたりは疑り深いなあ:-p)

結果はすんなり Download でき、普通に再生できた。が、画質に関して SD 版と然程の差がないように思える。これはやっぱりモニタを買い換える必要があるな、 と思いかけた。しかし、詳細を見てみると、

HD Movie Info
HD Movie の Info (click to zoom in)
てなもんで、分解能が 1280x534……、720p ですらない。 ふーむ、これでは、モニタを大きくしても意味ないなぁ。

という事で、Apple TV は意味が無いし、Monitor は HDMI が必須でなくなったし、Full HD である必要もなくなったので、 今のままで良い、という事になった。 一方、iTunes の HD Movie が画質の差の割にファイルサイズがやたら大きいので、 新たな悩みは、 以後 HD で行くか SD のままで済ますか、という事かな。


2012-01-18 (Wed): WiFi Pocket GP02

D25HW を買って一年あまり、その当座は大満足だったのだが、段々不満が昂じてきていた。 その一つは電池の保ちが悪い事。 電池そのもののがヘタってきたのか、それとも idle-off が動いてないのか、とにかくきちんと電源を落さないと、すぐに low battery となる。そうなると尻尾(USB)で MBA に繋ぐのだが、 つなぎっぱなしにしたまま切り忘れたりすると、 夕方あたりには、MBA の電池を半分くらいも喰ってしまう。 (こりゃどう見ても、idle-off が効いてないよな、今思えば。)

もう一つは、時々インターネットへ出て行けなくなる事。 (これは買った当初からで、しかも場所によるから、D25 のせいではなかったかも知れない。)

そんなところへ、「機種変更支援キャンペーン」と称して、 契約解除違約金を 1万円引いてやる、さらに、接続料金を月額 2000 円くらい安くしてやる、という「親展圧着はがき」が来たのだった。 正に渡りに船。(……に、まんまと乗せられたような気もするが)

でも、その葉書にあったように「代引」にすべきだったかなあ。 お店に行く方が早いだろう、と思ったが、やっぱり 1時間くらい待たされた。

設定は簡単…… http://pocketwifi.home (GP02 の http サーバ)に接続して、添付の紙片にある "WEP Key"をパスワードとして使ってログイン。 簡単設定で、

これだけでとりあえず使えるようになる。 途中、WPA に変更したら 「事前共有キー」 をディフォルトにしたままではどうしても繋らなかった——今だに理由が解らない。

丸二日間使ってみての感想。

しょっちゅう電源を切り忘れる自分には大変有難いが、 電源をこまめに切るのを厭わない人は、あえて D25HW から乗り変える事もないかな、 というのが二日間使ってみての結論でした。
2012-01-20 (Fri): いきなりハングした。何がきっかけなのか解らない。 表示は、G4 も WiFi も動いている状態で点灯したまま。 裏蓋を開けたところにある RESET ボタンを押しても直らず、 電池を一旦取り外すしかなかった。 それで無事復帰したが、RESET した時とは違い、 「工場出荷時」の状態に戻るという事はなかった。 まだ四日目、印象は大変宜しくない。
2012-02-09 (Thu): またハングした。どうしたもんかねぇ。 その直前、MBA から見て、100 以上の ESSID が見えた。 もし、GP02 のせいなら、これは凄い傍迷惑だ。

2012-01-14 (Sat): Emacs-23.3b

このところ、Emacs は Emacs for Mac OS X さんのところからバイナリ版をダウンロードしてきて使う事にしている。 その Emacs.app-23.3 は Snow Leopard でコンパイルされたものだが Lion にしてからも順調に動いてくれている。

それについてはとても有難いのだが、少々不安な事もあって、 それは、daily のバイナリがどれも全く走らない事(ハングしてしまう。) ひょっとしたら、23.3 が Lion で問題無く走っているのは、とても幸運な事ではないか……

ということで「追っかけ」の熱も冷めかけていたが、 Emacs-23.3b が出て、すぐバイナリを作ってくれたので、早速インストールしてみた。 Dmg の Installer Pane (?) でダブルクリックしたら問題なく起動できた。 ~/.emacs.d/init.el も正常に読み込み、フォントの設定他も問題無さそう。 なので、/Applications/ へインストールし、

fukuda@quadra:~% rsync -Cuav \
   /Applications/Emacs-23.3.app/ /Applications/Emacs.app 
として、site-lisp を元のバージョンからコピーした。 改めて、23.3b を起動すると、DDSKK, lookup, Wanderlust 等が皆問題なく働いてくれた。 メデタシ、メデタシ……であるが、ちょっと不安も。 なので、しばらく様子を見てから、23.3 に戻るかどうか考える事にした。(そのうち 24.0 が出そうだし。)
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Taka Fukuda
Last modified: 2012-12-31 (Mon) 13:17:10 JST