オタク日記

(倉庫: 2007 年分)

目次

12/26/07 (Wed) 旧自宅サーバはメインボードが……
12/1/07 (Sat) MacOS 10.5.1
11/24/07 (Sat) otacky.jp の引越し
11/4/07 (Sun) MacOS 10.5 Leopard (その 2)
10/28/07 (Sun) MacOS 10.5 Leopard (その 1)
10/20/07 (Sat) メール三題
10/17/07 (Wed) マイホーム・サーバも逝ってしまった
10/13/07 (Sat) GNU Core Utilities
9/29/07 (Sat) Remote Wake/Sleep
9/22/07 (Sat) WOL
9/8/07 (Sat) MacOSX 右往左往
8/11/07 (Sat) iTerm + zsh + AquaSKK
8/4/07 (Sat) Corega Router が逝ってしまった
7/31/07 (Tue) BasiliskII と Runtime Studio
7/14/07 (Sat) VMware Fusion-1.0RC1
7/4/07 (Tue) EBview と EB
6/30/07 (Sat) ドメイン登録更新
6/27/07 (Wed) Prallels Desktop-3.0
6/19/07 (Tue) otacky.jp メンテナンス
6/3/07 (Sun) Emacs-21.1!
6/2/07 (Sat) Emacs-21.1?
5/26/07 (Sat) なんでもかんでも Emacs!?
5/12/07 (Sat) ThinkPad WebRing 終了
5/5/07 (Sat) Carbon Emacs 賛!: Luxi Mono の baseline が揃った
4/28/07 (Sat) Python-2.5.1, Emacs-22.1
4/25/07 (Wed) 多事多難(その 2)
4/7/07 (Sat) 多事多難
3/24/07 (Sat) Carbon Emacs
3/10/07 (Sat) Mac でオタク (その 7): さらに逆戻りして MacOS X に?
3/3/07 (Sat) VMware Fusion もアップデートされたが…
2/28/07 (Wed) Parallels は Linux を放置?
2/10/07 (Sat) Mac でオタク (その 6): Parallels Desktop に逆戻り
2/3/07 (Sat) Mac でオタク (その 5): VF vs. PD
1/27/07 (Sat) Mac でオタク (その 4): VMwaer-Fusion
1/20/07 (Sat) Postfix を使っていながら、メールを無くしてしまった…
1/13/07 (Sat) Mac でオタク (その 3): japanese/iTerm
古い日記 (2006)

12/26/07 (Wed): 旧自宅サーバはメイン・ボードが……

稲城の留守宅の(旧)自宅サーバが壊れてからしばらく経つが、 はつきり言つてこの間放置してゐた。何しろ、ThinkPad X22 で立てたサーバが十分速いし、静かだし、しかも消費電力も少ないし(多分)。

とは言へ、年賀状を印刷するとなると、この旧サーバの中の(VMware の中の Windose の中の)「宛名職人」をなんとかしないといけない事に、土壇場になつて氣が付いた:-p。

カミさんによると、この PC は、壊れる直前とても煩さくなつた由。 うーむ、これは電源がいかれたに違ひない。 実際、起動してみると、電源のファンがやけに静かだ(要するに止まつている)。 以前にも一度、このファンが壊れてサーバが止つた事が有つたので「これに違ひない」 と合点した。 で、「玄人指向」の安い電源を買つてきて、取り替へてみた。SATA 用のコネクタ等が沢山餘つてしまふのには些と戸惑うたが、 意外に互換性は有つて、Linux の起動までは行く。 が、依然ブートの途中でハングしてしまふ。止まるところは「まちまち」だが、 どうも症状は電源を變へる前と変つていないやうに思へる。うーむ、外したか。

改めてマジマジとマザーボードを眺めてゐたら、 何と CPU の周りの電解コンデンサの頭が膨らんでゐる事に氣がついた。 あらま、こつちだつたのかあ。 このマザーボードは、知人に頂いて、 同じ問題で死んだ元のボードを置き換へたのだが、 その際には、新しい方のこのボードのコンデンサはどれも OK だつたので、これはこの問題を免れてゐるのだらう、 と思つてしまつた。 しかし、後知恵ながら 「同じ問題を持つていたら、長時間の連続運転(通電)をして初めて症状が表はれるかも」 と覚悟しておくべきであつた。

さあて困つた。一番手つ取り早いのは、マザーボードを置き換へる事だらうが、 どんなボードにすれば良いのか見当もつかない(そもそも、最近の板に ATA は付いているのだらうか?)。HDD を rescue するのも「手」であるが、それができる自分の手持ちの PC は San Diego にしか無い。 たとへどこかで PC を調達できたとしても、それに Linux をインストールして、VMware をインストールして、件の仮想ドライブを VMware に認識させて、 云々云々と考へてゐると氣が遠くなつてしまふ。

で、結局時間切れ。いただいた年賀状の住所に、手書きで返事を書く事にした。


12/1/07 (Sat): MacOS 10.5.1

すみません、ある本にかぶれてしまつて、この節は歴史的(旧)仮名遣ひにしてみました。 (しかも部分的に正字になつてゐます。)

Leopard がアップデートされて 10.5.1 になつた。 10.5 にいくつか「不具合」が有つたので、 改訂版で直つてゐてくれたら嬉しいと思つてゐたが……


11/24/07 (Sat): otacky.jp の引越し

留守宅のマイホーム・サーバが壊れてから、otacky.jp は一時的に、San Diego にある ThinkPad X23 に移していた。 それへの移行の際、ML に梃摺ったので、もうずっとこちらに置く事にしても良いか、と思いかけていた。 しかし、登り回線が遅い事の影響は覆いがたく、 やはり、光回線の先(留守宅)へ戻す事にした。

帰国した機会を利用して、念のために件のデスクトップサーバを触ってみたが、 やはりダメのようだ。 何度がブートをしてみたが、Linux のブートの前あたりで止まる。 しかも、その都度止まる個所が変わる。 問題は HDD か、はたまたマザーボードか、いずれにしてもこれはどうも手に負えそうもない。

ここは ThinkPad X22 の出番かも知れない。以前 HDD がお釈迦になってから、それを交換、以後一年以上 heat run を続けてきた(実は放置していただけ)。 問題無さそうであるが、負荷が全くかかっていなかったので、 サーバとしてどれくらい大丈夫かは未詳。

Linux については、HDD を換装した直後に FC5 を入れたままになっている。 ここは Fedora 7 か 8 にでもしておきたい所であるが、 CD boot のための CD ドライブを探すのが億劫なので、FC5 のままで行く事にする。

Sendmail から Postfix への切り替えは済んでいた。(FC5 って、ディフォルトが Postfix だったのかも……) ちゃんと local でメールが配送されるところまで設定できていた。 幸先良し。(固定 IP なら relayhost は設定不要なのか?) 準備として

  1. Python-2.4.4 をコンパイル・インストール。

  2. Python-2.5.1 をコンパイル・インストール。 以降、% python とやると、こちらが立ち上がる。(Python2.4 は Mailman 専用。)

  3. numpy-1.0.4 をコンパイル・インストール。

  4. gnuplot-4.2.2 をコンパイル・インストール。

  5. Gnuplot-py-1.7.1 をインストール。 (1.7.1 というのは、1.7 を Numeric の代りに numpy で動くようにした「野ビルド」。)
うーむ、どれもこれもコンパイルに時間がかるなぁ。 X22 ではサーバとして力不足なのかと、ちと心配になる。 (如何せん Pentium III 733MHz。 でも、考えてみれば、壊れたデスクトップも、dual ながら同じ CPU だった。)

httpd (Apache) は FC5 の -2.2.2 をそのまま使う。X23 の httpd.conf を流用する事で、CGI を含めてすぐ問題なく動くようになったが、namazu (FC5 に最初から着いて来るもの)の .namazurc が、rsync ではコピーされない事、その template が、/Users/xxx/ を指している事になかなか気が付かなかった。

で、ML (Mailman)。前回、Python と Mailman 相性の確認に時間がかかったが、 今回はそれが解っていたのでインストールそのものは比較的順調であった。 (しかし、X23 からデータベースをコピーするのに時間がかかった。 やはり、上り 300 kbps ではサーバとしては辛いものがある。)

  1. Mailman-2.1.9 をインストール。 ほぼインストールガイドの通りであるが、configure の際、
    configure --with-python=/usr/local/bin/python2.4 \
           --with-cgi-gid=apache
    とした。

  2. /usr/local/mailman/{lists,data,archives} を X23 から rsync -Cuav でコピー。

  3. bin/check_perms で、/usr/local/mailman 以下の permission をもう一度確認。

  4. mailman-test へ、local から投稿して、配送される事を確認。

  5. /etc/hostswww.otacky.jp が自分を指すように変更して、
    http://www.otacky.jp/mailman/admin
    で、 mailman-test へのアクセス、データベースが更新されている事を確認。

以上で、当初の目標の ML/HTTPD サーバの引越しは完了。 DynDNS で、 otacky.jp を留守宅に向ける事で、実稼働を開始する。

これで取り敢えずは良いはずだが、Mailman からのエラーレポートをちゃんと受けるためには、imap サーバ (dovecot) を立てないといけないし、このアドレスには山とスパムが来るので、 スパム・フィルタも必要……という事で、 結局メール関連サーバをフル実装する事になってしまった。

  1. procmail は FC5 のをそのまま使い、.forward を
    |/usr/bin/procmail 
    とする。 また、$HOME/.procmailrc を
    MAILDIR=Mail/ML
    DEFAULT=$HOME/Maildir/
    
    :0
    * ^To:.*Readers
    magazines/.
    
    :0 fw:hamlock
    | /usr/local/bin/sb_filter.py
    
    :0
    * ^X-Spambayes-Classification: spam
    spam/.
    
    :0
    * ^X-Spambayes-Classification: unsure
    unsure/.
    とする。

  2. spambayes-1.1a4 をインストール。X23 から .hammiedb をコピー。(当面、training は不要だろう。)

  3. dovecot は FC5 の -1.0-0.beta8.4.fc5 を使用。 X23 の /etc/dovecot.conf (-1.0.7-16.fc7) をそのまま流用しようとするが、 肝心の「どのディレクトリをターゲットとするか」に関する環境変数が、 違っている。どれが mail_location に対応するのか判らなかったが、
    default_mail_env = maildir:~/Maildir
    としてみたら、問題なく動いているようなので、これでよしとする。

心配だったサーバのレスポンスは、問題無いようだ。Localhost からアクセスしてみた時はそのあまりの遅さにがっかりしたが、これはどうも X22 には Firefox が重いせいらしい。別の PC (Mac mini) からアクセスしてみたら、見違えるように速い。Internet 越しでも試してみたが、これまでのサーバ (X23 + cable TV) より断然速くなっている。 取り敢えずサーバを移した甲斐が有ったというもの。


11/4/07 (Sun): MacOS 10.5 Leopard (その 2)

Sleep

Leopard にしてから、どうも自動では寝てくれないような気がしていたので、 ちょっと確かめてみた。どのアプリケーションが邪魔しているのか調べるために "System Preferences" -> "Energy Saving" で、sleep までのアイドル時間を最短の 1 分にして、 一つづつアプリケーションを起動していくつもりだったが、再起動して、 動いているアプリケーションは Finder だけ、という状態なのに、 sleep に入ってくれない:-(。スクリーンセーバーにはなるので、 「アイドル状態」である事は間違いないと思うんだが。

Crontab を止め、Spotlight のドライブを皆 disable しても、やっぱりダメ。Time Machine はハナから動かしてないし…… 後は、daemon を一つ一つ落していく位しか思いつかないけど、 どれも実際に殺すのが大変だし、元に戻せるかどうかが心配:-p (そもそも、これらを起動・停止する方法が混み入っていて、しかも複数ある……) なのでこれは諦める。

まあ、手動では Sleep できるし、リモートで も SleepNowで、寝かせる事はできるし。でも、一週間程やった経験では、 リモートアクセスした後、sleep させる事をよく忘れて、 殆んど省電力化になってない:-p。 それと、Leopard にしてから、wakeup に時間がかかるようになった気がする。 Tiger の時、wakeup packet 一発で起きるように「packet 送信 -> チェック」の繰り返し周期を 6 秒と決めたが、Leopard ではこれが短かすぎるのか、packet 二発分かかるようになった。

Terminal.app

iTerm では、一見「文字コード他の設定が複数持てて、それを Tab ごとに独立に適用」できそうな風情だが、実はできない。 (それを目指しているが、まだ実現できていない、ように見える。)

Terminal-2.0 は、これをあっさり実現して、Tab ごとに、また Window ごとに設定できるようになった。また Window Group という概念が導入されていて、"Save Window Group" でこれらの組み合わせて作った現在の環境を保存し、次に Terminal を起動したら、それらが一挙に立ち上る。 設定項目の中には、「最初に実行されるコマンド」も有るから、 これを使えば、例えば、icon click で

までできた Terminal が一揃い立ち上る、なんて事もできる。

ちょっと印象的! でも、python とタイプインする事が然程面倒な訳でもないので、 本当に嬉しいのは、terminal の encoding と 環境変数の LC_ALL の組合せを予め設定できる事くらいかも。 それだって、Namazu が UTF-8 に対応してくれれば、あまり意味が無くなるような気もする。 それにしても、早く記号が「半欠け」になるバグを直して欲しいぞ。

その他のアプリケーション


10/28/07 (Sun): MacOS 10.5 Leopard (その 1)

Leopard を買う

一昨日(10/26)が MacOS 10.5 (Leopard) の発売日だった。 先週末 Apple Store (on line) の "10/26 Delivery" に魅かれて一瞬迷ったが、 前もって注文する ("pre order") ならともかく、直前になってしまっては、この "10/26 Delivery" はどうも空約束らしい。要するに "free ship" の「到着まで、 2 - 3 営業日」 を短縮してまで、10/26 に間に合わせる程親切ではない、という事(Apple Store のチャットでそう判明した)。 ことろで、このチャットのシステムは素晴らしい! Log-in したら、すぐレスポンスがあって、こちらの質問に答えてくれる。

で、昨日、近所の Apple Store へ出かけた。午前中だというのに、すごい人出(このごろいつも混んでいるので、Leopard のせいかどうかは未詳)。 ちなみに、"Genius Bar (?)" が以前のレジに移動して、レジは無くなってしまった…… 以前から、レジに並行して、 店内にたむろする店員さん(きっとなにか洒落た肩書がついてるに違いない) が、注文品を揃えるところから支払まで、全部面倒を見ていたが、 今後はこちらだけにする、という事らしい。 その店員さんが商品を取りに行ったきりなかなか戻って来ず、 「うまく話が通じたかなぁ」とちょっと不安になる事もよくあるけど、 なんだか親近感が湧くし(米国では珍しく、お世辞を言ったりする)、 何よりフロア面積を有効に使えるシステムではなかろうか;-p。 追加の HDD と、iPod nano のための Lanyard Headphone も買う。

インストール

さて、ようやく、インストール。しかしいかんせん、Mac とは 10 年以上も離れていたし、最初にインストールされていた Tiger で殆んど問題のない幸せな生活をしていたので、 新しい Mac OS に移行するのは「どうやるのが普通」だったか思い出せない。 Linux だと、「新しいパーティションに新規インストール」が当たり前だったし。 で、さる ML で「どうやるのが普通でしょうか」と聞いてみたら、 「(いつもどおり)上書きインストールでちゃんと使えているよ」 と教えて頂いた。(ああ、そうか、そうだったよなぁ……)

上書きインストール(アップグレード)と決めて、インストールを開始。 で、いきなり大問題に直面した。インストーラが既存の(Tiger が入っている)HDD を認識してくれない!残念、とインストールを断念して、reboot しようとするけど、boot disk の選択肢にその HDD が表れず、Leopard の install DVD か network boot のみとなっている。進退極まった!(実は、network boot を選んで boot して、途中でゴチョゴチョやれば、Tiger が立ちあがるのだけど、その時はそんな事はわからない。)

で、そのゴチョゴチョで、何とか Tiger に戻って Google したら、どうも、HDD のチェックに時間がかかっているだけなので、「単に待つ(最大 30 分)」か「Disk Tools を立ち上げる」で、OK らしい。どっちが正解か解らないけど、Disk Tools にしたって、HDD を認識しない事には何とも手がでないと思うので、「ひたすら待つ」 が正解なのではないか。

しかし、30 分もひたすら待てる程は忍耐力が無いので、Disk Tools を立ち上げたりしたけど、5 分くらいで、無事 HDD が認識され、その後は DVD のメディアチェックにやたら時間がかかる他は、スムースにインストールが完了。 いきなり、どきどきさせられたので、Apple さんへの不信感が増して、これまた、ちょっとどきどきしながら、reboot したら無事 Leopard が立ち上がりました。(良かった。 でも、これ、インストーラの重大な欠陥と言えるんじゃなかろうか。)

第一印象は「まあまあ」

Doc がオシャレになり、Menu Bar が半透明になった事の外には、さほど見た目に変化は無い。 早速、自分で「ややこしそう」と思っているアプリケーションのチェックにかかる。

プチオタクの印象も「まあまあ」

次に、「オタク向けコマンド群」の確認と味見

10/20/07 (Sat): メール三題

スパムフィルタ

私の常用メールアドレス xxxxx@computer.org は、 computer.org さんの aliasing service (?) のごやっかいになっている。 で、その computer.org さんが、しばらく前から spam filter をかけているらしい。 そうする事に同意した覚えはないけど、 まあ、私が問い合わせ(確認)メールを見逃したのかも知れない。 「このごろ、computer.org の方のアドレスには、あまりスパムが来ないなぁ」と思っていたけど、 そのお陰だったのか(←迂闊。) しかし一方で、メールが渡せないぞ、 というお叱りのメール(もしくは電話)を複数の方から頂き、 よく調べてみたら、少なくとも一件はこの computer.org のフィルターのせいだった(他は原因が未詳のまま)。

早速対処しようとしたが、予想どおり(長らく御無沙汰だったので)www.computer.org にログインするところからまごつく。 でも、まあ何とかフィルタを無効にできたらしい。 ついでに、転送先を so-net.or.jp から san.rr.com(こちらでの ISP)に変えてみた。 その後、2 週間経過しているが、特に問題無さそう。一件落着!? しかし、こんな風に途中で filter をかけられていながら私自身はどれが弾かれたか解らん、というのでは、 ちょっと恐くて使えないと思うのですがねぇ。 それに比べれば(最近切れが悪くなったけど)Spambayes は、自分で確認できるという点では、はるかに使い易いという気がする。 ちなみに、Spambayes が 1.1a4 になった。早速、新 otacky.jp サーバに乗っけて試用しはじめた。 (デフォルトでは、sb_mboxtrain は hammie.db を作るが、sb_filter は .hammiedb を作る…… なんか、とっても紛らわしい事になっている。)

Postfix

留守宅の自宅サーバが壊れてしまって、急遽立ち上げた otacky.jp ML サーバですが、こちらの方もメール (Postfix) の設定に問題が有ったみたいです。 同一ドメイン内のホスト(以前は実際に有った)宛の spam mail を転送しようとしたり、 一部の ISP (dion, aol 等)から接続を拒否されたりして、どんどん queue が膨らんでいた。 正しい事をやってるかどうか実は自信が無いけど、これで、queue がすっきり空になったし、不正リレーチェックも、以前と同じく全く問題無し、 と出た。

Mailman

一安心と思ったが、今度は何故か ML (Mailman) が動かなくなってしまった。 散々右往左往して、原因らしきものは特定できた (しかしこれでは何故一時的にでも動いていたのかが説明できない……:-p)


10/17/07 (Wed): マイホーム・サーバも逝ってしまった

留守宅では 8 月に Corega ルータが死に、また今回 Myhome Server (otacky.jp) も逝ってしまった。 30 分から 2 時間くらいの間隔で勝手に reboot を繰り返すようになってしまい、これは手に負えそうにない、という事で、 とりあえず、手元の ThinkPad X23 (Fedora 7, 以下 Eagle) に otacky.jp を移す事にした。 この Eagle というのは、実は Mac Pro のための "wake up" 専用機になっていたもの。

リモートからメールにアクセスしたり、ファイルを同期したり等の仕組は既に Mac Pro に入れてあるので、 今回移すべきサービスは、まず、ウェブサーバ、次にメールサーバを含む ML サーバ。

ウェブサーバ (Apache)にするのは雑作なかったが、しかし access counter 他の CGI がすぐには動かなかった。元のサーバの Python が古かったので、最新の 2.5.x では、いくつか compatibility に問題が出る。 Python を 2.4.x に落せば何ていう事はなかったのに、それも癪な気がして 自分の CGI script や、gnuplot-py の方を強引に変更して、Python-2.5.1 で動くようにした。(はっきり言ってこれは判断ミスだった。)

一方の ML は結構大変だった。 まず、MTA を Postfix に変更するのに、

% sudo alternatives --config mta 
とやって、プロンプトに応える、っていうのがなかなか解らなかった (この辺、なんだか良く変わるなぁ:-()。 また、DynDNS で otacky.jp を otacky.us と同じ IP アドレスにしたせいか、smtp-sever.san.rr.com の security policy にひっかかって、 自分のドメイン内のホストにメールが送れなかった。(MTA のせいと思い込みかなり時間を無駄にした。)

Mailman のインストール・設定でも散々右往左往させられた。 インストールがほぼ完了した時点で、 newlist コマンドを打った時とか、Web 上で、新しいリストを作る際に、 「euc-jp や iso-2022-jp なんか知らない」とか言われる(しかも、それが logs/error ファイルを見て初めて解る)。 2.5.1 には CJKcodecs が含まれているので、そんな筈はないんですが…… Mailman の 2.1.8/2.l.9 と Python の 2.4.4/2.5.1 の四つ組み合わせを試した結果、 結論は「Mailman-2.1.8/9 は、Python-2.5.x とは相性が悪い」という事らしい。 しかし上記のように、 CGI や gnuplot-py を Python-2.5.1 に合せてしまっていたので、 すっかり -2.4.x に戻す訳にもいかず、大部悩んだが、結局 Mailman の configure 時に

% ./configure --with-python=/usr/local/bin/python2.4 ...
とすれば OK でした。

もう一つの「不可解」は、DEFAULT_EMAIL_HOST を、mm_cfg.py で定義しなおしても、反映されない事。 これは大問題だけど、結局原因は解明できず、またもや Mailman の configure 時に、--with-mailhost=otacky.jp なるオプションを付け加える事で対処した。

後は Eagle で、ipcheck.py を走らせ、DynDNS 上の otacky.jp の IP アドレスを定期的に確認・更新するようにする。(otacky.us と同じアドレスになってしまうが、上記の smtp-server 以外には問題は無さそう。) また、ルータの「アドレス変換設定」で、port 2022 (wakeup 専用) に加えて、port 25 と port 80 を Eagle へ振る設定にした。以上で、同一の IP アドレスを共有する subnet 内の二つのサーバを使い分ける事ができるようになった。


10/6/07 (Sat): GNU Core Utilities

MacOSX の MacPorts は、ほぼ最新のツール(コマンド)をインストールしてくれるけど、 OSX に初めからついてくるコマンド(/usr/bin 等にある奴)は、かなり古いものが混っているようです。 例えば、lsls file -l なんてズボラをしようとすると、「-l なんてファイルはありません」等と頭の固い事を言う。 なので、ちょっと新しくしてみようとしたけど、どうも ls のみを新しくする手段はなくて、gnu-core-utilities に入っている ls をインストールするしかないみたい。

coreutils-6.9 を GNU のサイトから取ってきて、展開したディレクトリで $ ./configure; make; sudo make install で何なくインストールが完了。"[" から、"yes" まで、100 近いコマンドが一気に最新になりました。 (全部すんなりコンパイルできた時は、正直ちょっと感激。)

とりあえず ls は、ちゃんと動いているようで、 件の "ls file -l" とするのを許す他、"-l" がオプションの時の日時が、iso-format になっている(LC_ALL=C とすると元の表示になる)。 但し、ls の出力に色をつける方式が変更になっていて、 デフォルトでは、一部が bold になるのがうるさいので

 fukuda@quadra:~/build/coreutils-6.9% echo $LS_COLORS
 ln=0;32:di=0;34:ex=0;31
等とする必要がある。(←単なる自分の趣味ですが。)

その他のコマンドについては、


9/29/07 (Sat): Remote Wake/Sleep

Mac Pro をコマンドラインから(従って、ssh を使ってルータ越しに)sleep させる事ができないか、と検索していたら、SleepNow というのが見つかった。tar.gz で、ファイルをダウンロードしたら、コンパイル済みのバイナリが入っていた。 (それに気がつかずに、xcodebuild でソースをコンパイルしてしまったが……) これを /usr/local/bin に置いて、こわごわ試してみたが、うまく行くようだ。

ssh で一旦 login するのではなく、ssh コマンドに SleepNow を指定して直接起動してやれば、 sleep した後、terminal が hang(?) という事態が避けられる。 (当たり前かも知れないけど、ちょっと嬉しい。)

ついでに WOL の方も、下の wol.py を ThinkPad (Fedora 7) に置いて ssh から呼ぶのが一番簡単?要するに

$ ssh otacky.us SleepNow
$ ssh -p YYYYY otacky.us wol.py
とする。もちろん、ルータ (WHR2-A54G54) のアドレス変換 (「アドバンスド」⇒「LAN 設定」⇒「アドレス変換ルール」)に
「WAN 側 IP アドレス」:YYYYY(TCP) <--> 192.168.0.12:22(TCP)
というエントリを加える。(Sleep/Wake させる MacPro (Quadra) は、DMZ に指定してあり、192.168.0.12 は、ThinkPad の IP アドレス。)

これで、remote host 側に script (wolkick.py) を置く必要がなくなる上に、ThinkPad 側は、script が簡単になる。 何よりこうする事でセキュリティに関する心配が無くなる(軽減される)ような気がする。

Quadra を、アイドル 30 分で sleep するようにして、上記の ssh コマンドで起こす、という「運用」を三日程やってみているが、問題無く動いている。


9/22/07 (Sat): WOL

こちらで使っている Mac Pro (以下ホスト名で Quadra)は本格的にサーバとして使っている訳でないので、 時たま外からアクセスしたり、Sync したりするためだけに、ずっと起こしておくのは無駄なような気がする。 なので、普段は寝かしておいて、必要な時だけ起して使いたい。 実は WOL (Wake on LAN) は、Mac Pro を買った直後にもちょこっと試したが、その時にはうまく行かなかった。 (Google でそれらしい情報は結構見つかったが、結局何をやれば良いのか理解できなかった……)

今回、電気代が $50/月を越えた事もあり、ちょっと真面目に調べてみたが、要は

Linux からだと、これくらいの事ならとても簡単で、Python なら
#!/bin/env python
# wol.py
import socket, sys, time
magic = "\xff\xff\xff\xff\xff\xff"
MACaddr = "\x00\x17\xf2\x02\xXX\xXX" #1)
def main(argv):
    s = socket.socket(socket.AF_INET, socket.SOCK_DGRAM)
    s.setsockopt(socket.SOL_SOCKET, socket.SO_BROADCAST, 1)
    s.connect(('192.168.0.255', 33333)) #2)
    pl = magic + MACaddr * 16
    for i in xrange(4):
        s.send(pl)
        time.sleep(1)

if __name__=="__main__":
    main(sys.argv) 
とすればうまく行く。(勿論、#1) や #2) は、実際の MAC address、subnet address に合わせる事。)

しかし、手持ちの WHR2-A54G54 では、broadcast もできないし、 arp cache もできないようだ。DHCP サーバに「手動割り当て」で登録しても、arp cache を設定した事にはならない(あたり前?)。 要するに、WAN 側から直接 WOL パケットを送る事はできない、という事。

次善の策としては、ThinkPad だけをずっと生かしておいて、それに Proxy ARP 応答させるか、もしくは、 それから上記の packet を出させるか、になると思うが、まず前者はうまく行かなかった。

$ arp -s 192.168.0.2  0a:17:90:d8:XX:XX pub 
としても、うまく ARP table ができない(HWtype, HWaddress がいずれも '*' になってしまう。)

しかし幸い後者はなんとかなった(全然スマートじゃないけど)。


9/8/07 (Sat): MacOSX 右往左往

Carbon Emacs の Term と iTerm

暫く iTerm の代りに Emacs の term を使っていたけど、term の line mode と char mode を使い分けるのが面倒になって、また、iTerm に戻ってしまった。(実は、char mode でだけ、Emacs の command を C-x o ⇒ C-c o に変えないといけない、というのからして慣れる事ができなかった。)

日本語環境

しかし一方で、iTerm + AquaSKK では、直接変換へ移行する "l" key がそのまま表示されたり、確定の Ctrl-J で改行されたりしてちょっと具合が悪い。(-3.4 でも同じ。) そもそも「日本語入力時にちゃんと行編集ができる」というのが、 iTerm を Unicode で使う事の唯一のメリットだったのに、 これでは、ちょっとがっかり。 うーむ、Unicode への路は遠いなぁ。(それにしても、 Bash は以前からそこそこ日本語の入力・編集が可能なのに、Zsh だとなんでこんなに大変なんだろ。)あと Firefox 上の問題(変換候補の最後の文字にカーソルが重なる)は直ったと思っていたが、 時々再発する事に気がついた。 なんか「隠れた設定」を見逃がしているような気がする。

Macport のアップデート

MacPorts そのものを 1.520 にアップデートした。で、ふとしたできごころで、 (yum updates でやるように気軽に)# port upgrade installed としたら、これが大変。 これまでサボってきたので、アップデートするコマンドが多い上に、 ひとつひとつコンパイルするから、一晩かかった…… 翌朝見てみると、結構アップデートに失敗しているのがある。 しかし、とりあえず、大きな問題は無さそう。(Apache2 が立ち上げ時に起動されなくなったのはこのせいに違いない。下記参照。)

Daemon が起動されない……

滅多に reboot しないので、しばらく気がつかなかったが、Dovecot と、Apache2 が立ち上げ時に起動されなくなっていた。どうも、MacPorts のコマンド群を一挙に upgrade したせいらしい。
$ sudo launchctl load -w \ ## 実際は一行
    /Library/LaunchDaemons/org.macports.Dovecot.plist
$ sudo launchctl load -w \ ## 実際は一行
    /Library/LaunchDaemons/org.macports.apache2.plist
として動くようになった。Reboot しても、ちゃんと自動で立ち上がっているみたいだ。 なんだか、このあたり、今だにすっきり理解できない。 やっぱり Linux server を別に持つのが正解かなぁ、と思い始めた。

Python 3000

Python-3.0a1 が出た。さすがにまだ、MacOSX 用のパッケージは無く、 一からコンパイルする必要が有った。ちょっと tweak が要った。 ちょっと触ったところで、何だか、MacOSX そのものが大変な事になっている事に気がついて、Python 3000 を試しているどころでなくなった……

Ruby の呪い?

w3m, や lookup 等が軒並動かなくなった。いずれも、/usr/local/lib にあるはずの *.dylib が無いという。その時点では、port upgrade installed を疑ったりしたが、後知恵では、どうも Ruby のインストーラが、 /usr/local/lib 以下にある library を消してしまったらしい…… 復旧するのは結構大変だった。

Gnuplot, Numpy on Python-2.5

(2007-09-15 (Sat): 改訂) Gnuplot-py は、numpy とではうまく動かないと思っていたけど、numpy が新しくなったので、きちんと検証してみた。 結論は、 の組み合わせで OK。但し、gnuplot-py-1.7 の utils.py および PlotItems.py の冒頭の import Numeric を
## import Numeric
try:
    import Numeric
except ImportError:
    import numpy as Numeric
    Numeric.Float32 = Numeric.float32
と変更する必要が有った。

いずれのパッケージも、 /usr/local/bin/python (MacOSX 版の Python すなわち、 Library/Frameworks/Python.framework/Versions/2.5/bin/python への soft link) に path が通っている状態で、 python setup.py build; sudo python setup.py install とするだけで、然るべくインストールされた。


8/11/07 (Sat): iTerm + zsh + AquaSKK

日本語環境としての Carbon Emacs (+ ddskk) にはとても満足しているけど、それ以外の「日本語」オタク環境 (Terminal Emulator 等)の方は、実のところ、これまであまり「完璧」とは言えない状態だった。 しかし、その上で XEmacs を走らせる事が不要になって、それに拘らなくなったら、 結構満足できる状態にできたような気がする。 残る不満としては: という訳で、デフォルトの coding system (iTerm の Encoding と zsh の LANG/LC_ALL) を Unicode にするのは、iTerm でガシガシと日本語の入力・編集をする時だけ、にしておきます。 そんな機会は滅多に無いと思うので、要するに「これまで通り」という事。 (fetchmail のメッセージの文字化けは、LANGUAGE=us とする事で避ける事にする。)

8/4/07 (Sat): Corega Router が逝ってしまった

これまでも、何回もハングして、 その度に留守宅のカミさんや娘にリセットしてもらってきたが、 今回は、とうとうそれでは済まず、買い換えないといけなかった。 (そもそもかなり熱くなる事もあり、 もっと早く対処しておけば良いようなものだが、 そこはそれ、「ものぐさ」というか貧乏症というか……)

幸い、留守宅は土曜日の昼間で、家族全員揃っているし、最近目の前に K's デンキもできたらしい。なので、Web で「えいやっ」と選んだ Buffalo の BBR-4HG を買ってもらうのは問題無かった。

ケーブルの接続も、Corega のをそのまま踏襲した、という事で問題なし。 (実は、ここが一番心配だった。)

設定も、default IP アドレスが 192.168.10.1 になっている、という事を見つける以外では、 殆どマニュアルのごやっかいになる事もなく、順調に推移。 B-flet's を選んで、user-ID と password を設定して接続したら、 あっさり、skype がつながり、「インターネットもでき」て、 歓声が上がる。

だけど、サーバをちゃんと働かすためには、もうちょっと頑張らないといけない。 subnet を 192.168.0.0 にしないといけないし、固定 IP で接続しないといけないし、DMZ の設定も要る。 自分でやるつもりだったが、新しい Buffalo は CUI browser というか Java plugin の無い browser からの log-in を受けつけない。 仕方ないので、また、娘に付き合ってもらって、これらを設定。 それでも 20 分くらいで終った。途中 Skype が何度も disconnet されるが、これにうまく対処していればもっと早かったかも (「次で Skype が切れるけど、その後こうやればまた継がるからね…」)。

何より時間がかかったのが、固定 IP で接続するための user ID を見つける事。どこにも記録が残ってなく、 どんな風に通知されたのかも覚えてなくて、Journal の類やメールなんかも大部あちこちひっくり返したけど見付からない。 So-net さんのサイトでも、どうやっても「固定 IP サービス」に辿りつけない。で、半ば自棄気味に Google したら、何とこれが正解。 http://www.so-net.ne.jp/staticip/ まで行けたら、 後は何とか user-ID を確認するページまで辿り着けた。 それにしても、何でこんなに完璧に隠す必要があるんだろ。

ともあれ、router を買ってきて、据えつけて、設定する、 という「大仕事」を前後 4 時間くらい?で、なんとかやりおおせる事ができました。 家族(特に娘)と skype に感謝、です。(相手側が Internet に継がっていない間も Skype Out で通話でき、 かなり長く話したけど、料金は、0.7 ユーロでした。)


7/31/07 (Tue): BasiliskII と Runtime Studio

ずっと愛用している BasiliskII ですが、MacOSX の上でも "BasiliskII 1.0, Mac OS X port 17" が使えます。 もともと HyperCard 専用機 (OS?) ですが、それが MacOS X の上では、 一方、 という事で、大変ありがたく使わせていただいているのですが、 15,000 枚くらいも書き溜めたカードが、いつか取り出す事ができなくなるのでは…、 という心配も徐々に大きくなってきています。

で、以前は Linux、最近では MacOSX の上で、HyperCard 類似の Application (SuperCard, Runtime Revolution, MetaCard, etc.) に移してみようと、時々思い出したようにジタバタしているのですが、 いずれも、stack を import する時点で躓いていました。

そんなところに、Runtime さんから「7 月一杯限定で、Runtime Studio が $99」 との E-mail。「どうせ import できないんじゃあしょうがない」とほったらかしていたのですが、7 月末が近付くと、絶妙のタイミングで、「どうしました? 忘れましたか? $300 値引きは、7 月末までですよ」というメールが何回か届く。 それに載せられた感じで、7/31 の夜になって購入。

インストールして、早速 HC stack の import を試みるが、やっぱりダメ。 そもそも、HC stack として認識されていず、Open File Dialog では灰色のまま。 (これまでと同じ。)

「あーあ」でしたが、大枚 $100 也がかかっているので、すぐ諦める訳にはいかず、 Revolution Forumsで質問したら、 即返事が頂けました。曰く「Open File dialog で、"All Files" を選べよ。」 やってみたら、その通り。 なんでそのボタンが目に入らなかったのか不思議なくらいのもので、 一人でちょっと赤面してました。 (あんまり何度もうまく行かない事が続いていたので、 すぐ「あ、ダメか」と思ってしまった?:-)

早速、比較的単純そうな stack を import してみたら、とりあえず成功。 HC script が咎められて、「自前の menu」は全滅ですが、contents は、無事移せていて、しかもそれが、Antialiasing フォントで表示される。素晴しい。

でも、これまた「時間食い虫」を抱え込んだような予感がする。

同様のいきさつで、VMware Fusion も pre-order しました。 もう一匹の「時間食い虫」$40 也。


7/14/07 (Sat): VMware Fusion-1.0RC1

既に旧聞に属する事かも知れませんが、VMware Fusion (VF) に、1.0RC1 が出ましたね。商品としては稀な RC1 を敢えて出すところことか、それを Pre Order だと $39.99(PD のバージョンアップは $49.99) に設定するあたり、Parallels Desktop (PD) が 3.0 になったのを意識しているのは明白。

で、早速試してみました。結論から先に言うと、素晴しい。といっても、以前の β でも、不満はカーソルが遅いだけ、だったんですけどね。

実は、この Tools がらみで、インストールの際にすったもんだが有りました。
  1. (古い Vmware Tools が、RC1 でも働くかも、という事に思い至らず) RC1 にアップグレードして、FC6 を boot したら、いきなり cursor の自動リリースや、full screen mode での解像度の調整などがうまく行く。

  2. おお、これで、Tools をインストールしたら、どんない素晴しい事になっているんだろ、と Virtual Machine ⇒ Install VMware Tools をクリック。できた RPMS をインストール。(これで、Tools のインストールが終ったと思っていた。)

  3. すると、Tools がインストールされていな状態に戻ってしまった…。 (これもちょっと不思議な気がするけど。)

  4. 設定を弄ったり、Binary からのインストールを試みるけど、効果なし。

  5. Binary を展開してできる INSTALL に、vmware-install.pl を実行しろ、とあったので、やっとその事を思い出す……
あはは、不運さもあるけど、どちらかと言えば「どん臭さ」が圧倒的ですなぁ。

インストールしてみたら、結構素晴しい。だけど、さて、Linux を何に使おうかという課題はそのまま。Plone は Linux ならインストーラが有るので、Plone on Linux on VF で遊んでみようかな…… なぁんて、また「時間食い虫」を抱え込む算段をしている。小人とオタクは養い難し。

それはそうと、VF と PD の間を行ったり来たりしていたけど、どちらかと言えば PD の方が Linux の環境整備は進んでいる。ので、設定を参照するために PD を起動しようとしたら、key が期限切になっている…。-2.0 に戻しても、もう VM がコンパチではなくなっているかも知れないので、もういっぺん key をダウンロードして、無理矢理立ち上げようとしたら、Tiger が固まってしまった。再起動したら、PD は無事立ち上がった(X もしくは Gnome の設定がおかしくなっている)が、今度は VF の立ち上げ時に Tiger が…。また再起動。VF は OK だったが、PD 立ち上げ時にまた Tiger が固まった。 ちょっと恐くなって、とりあえず PD-3.0 は uninstall した。 当面、VF 一本で行く事になりました。


7/4/07 (Tue): EBview と EB

なんだか、6/19 の日記には Linux と随分御無沙汰のような事を書いていますが、会社では色々なところで、Linux を使っていますし、自分で管理している Linux PC も有って、日々使っているので、むしろ「Linux でオタクが久しぶり」というのが正確かも。

で、Parallels も触り始めたし…。(「いかんいかん」と思っているのですが、 ついつい…。)で、以下は、FC6 on Parallels と FC5 on PC 両方で確認ずみの話。

FC5/6 では、Emacs-22.x で、漢字アンチエイリアスフォントがうまく使えないので、まだ EBview は必須ツールなのですが、こいつがちょっと不味い事になってました。 ebview-0.3.6-16 をずっと使ってきたのですが、これは、libeb-10.0 を使う事にしているらしい(上方互換性が無い)。一方、eb の RPMS の方は、どんどん新しくなって、libeb-12.0 を含むようになっている。 FC は、もとより ebview をサポートしていないので、この辺容赦がないみたいです。 で、libeb を、アップデートの対象から外すのですが、これが結構面倒。

何とかしたい、と試行錯誤した結果、結論は「まず ebview を新しくする」でした。ところが、いつもながら、src.rpm からコンパイルしようとしてもうまくいかない:-) 要は、

で OK。以後、パッケージアップデートの時、一々 eb をケアする必要が無くなりました。それやこれやで、一層の事、FC から SuSe に乗り換えるのも有りか、なんて思ったりする今日この頃。

6/30/07 (Sat): ドメイン登録更新

"otacky.jp" を登録更新しました。それに際して、レジストラ (今は「お名前.com」)を他に移したい、とジタバタしてみたけど、 どうも埒が明かない……

まず、DynDNS。 ここで少し前に otacky.us を登録したけど、これが年間 $15 と格安だった。 それに、otacky.jp も、昔からここに (Dynamic) DNS をやってもらっている。 ならば、レジストラもここに移した方が話が簡単だろう…、 と思いきや、DynDNS は .jp ドメインのレジストラにはなれないんだとか。 うーむ、なーんか、この辺「不明朗」だよなぁ。 どうしてこんな縛りをかけるんだろ。 こんな「縛り」が、競争を阻害しているのは明白で、 実際「お名前.com」では、この移せない「汎用」ドメインの維持費が格段に高くなっている。(なんで、簡便なはずの.jp の方が、co.jp より維持費が高くなるのかその時解った:-p)

それなら、と、維持費が少し安くなる So-net さんに移す事を考えるが、しかしこれにも問題が有って 「『公開連絡窓口』の住所が海外だとだめ」だとか。 どうも、単にウェブページの都道府県を入れる selection の記述が面倒になるから直したくない、だけのように思える。 だって、お名前.com さんだって(最初は渋ったものの)結局そちらに変更する事に合意してくれたんだから。

という事で、結局また「お名前.com」で登録を更新した。 昨年、一日遅れたばっかりに大騒ぎした事に比べたら、 そのプロセスのまあ簡単・明瞭な事。 しかし、この先一年間のための維持費は 7,220 円也。 $15 と 7,220 円。この 4 倍の値段の開きは何なんだ?


6/27/07 (Wed): Parallels Desktop 3.0

Parallels Desktop (PD) は結構良くできていると思うのですが、2.0 までは、Linux はかなり「ないがしろ」にされていて、Parallels Tools がインストールできず、そのせいか、cursor をリリースするのに、 Control-Alt とキーインしないといけなかったり、スクリーンを 1680x1050 の resolution にできない、等の問題が有り、そのため VMware Fusion (VF) ともども、使い続ける事はあきらめ、MacOS の上だけで何とかしてみよう、となったのでした。

結構大変でしたが、しかし、そのおかげで Carbon Emacs に行き当って、「もはや他には何も要らない」とまで愡れ込んでしまい、emulator (の上の Linux) にはちょっと興味を失っていました。なので、先週 Parallels から PD-3.0 のリリースをアナウンスするメールを貰っても、「そう、それで?」 てなもんです。 でも、ちょっと落ち着いて余裕ができると、つい「ムラムラ」とオタク心が…。

しかし、www.paralells.com に言ってみたら、-3.0 に上げるには、PD-2.0 の正規ユーザでも、$49.99 かかるんだとか。うーむ、既に -2.0 に $79.99 払っている身としては、アップデートに $50 かかるのは納得できない。 という事で、試用ライセンスで試す事にしました。

と言うことで、懸案はきれいに解決され、しかも(始めて見た?)1680x1050 の Linux の Desktop にはちょっと感動したけど、「さて、これからこれで何をしようか」と悩んでしまう。 そう、Carbon Emacs があんまり素晴しいので、私にとっての Linux の最大のウリであった 「MLterm と その上の XEmacs」が霞んでしまったのでした。 MacOSX の daemon の管理がちょっとツラいので、Linux on PD をサーバとして使うかと思ったけど、-3.0 での改善点は WS としてこそ発揮されるものなので、このアイディアも「なんだかなぁ」です。 しかも、VM のコピーをサボったせいで、もう -2.0 には戻れないし。 $50 也を投資するかどうか、とても悩ましい事になってしまった。

6/19/07 (Tue): otacky.jp メンテナンス

このところ MacOS にかまけていて、すっかり御無沙汰の otacky.jp サーバ(Linux FC3)だけど、一時帰国のついでに、いくつかの懸案を解決すべく弄ってみる事に。

まず、otacky.jp サーバを Dual Pentium III から ThinkPad X22 に移す事を試みた。 ずっと前に TP の HDD を交換したので、その信頼性を確認するため、FC5 を入れて放置しておいたが、半年程の間に二度程ハングして、 その後しばらくウォッチするのを忘れていた。 (ハングしたまま放っておいた期間が長いので、ひょっとすると、 故障間隔は一月以下かも知れない。新しい HDD が「外れ」だったか?) 今回、パワースイッチで off/on したら、無事立ち上がった。が、バッテリが寿命のようで、 AC アダプタから離したら数分しか保たない。 友人から一本譲り受けていたのを思い出して、それと交換しようとするが、 古いのとまぎれて、どれが新しいのだか分らない。 両方挿して試してみたが、acpi コマンドの結果は、 "Charged 0%" と "Charging 0% 25:xx:xx until charged" で、ちょっとがっかり。しかし後者は(「25 時間かかる」はともかく)とにかく充電しようとはしているらしいので、 こちらの電池をセットしたまま、しばらく(30 分くらい?)放置しておくと、 おもむろに充電が始まり、3 時間くらいで満充電となった。 /proc/acpi/battery/BAT0/info で、last full capacity を見ると、41580 mWh となっているので、ほぼ新品をいただいたようだ。 (Thanks, N井さん。)

あなうれしや、と、早速 /var/www/html 等の引越しを始めた。が、たった数時間の内に二度も gnome が kernel ごと固まってしまった。先のヒートランでの二度のハングに加えてこのトラブル。 二度目のフリーズで、すっかり嫌気が差してしまって、 とりあえずサーバの引越しは中止。 (しかし、TP を見限る気にはなれず、desktop を KDE に変更して再度ヒートランを開始した。←未練じゃ)

となると、Dual Pentium III をしばらくは使い続けなくてはならない。 ここは古すぎの FC3 を FC6 にしておきたい所だが、時間が取れるか心配。 なのでとりあえずの懸案である Mailman の password の定期的な通知を再開する事、からトライしてみた。

まず、Mailman を 2.1.9 に上げる。 既存の 2.1.5 は、何故か rpm でなく、source からインストールしたらしいので、 sourceforge から mailman-2.1.9.tar.gz を取ってきて展開。

$ cd mailman-2.1.9
$ configure --with-cgi-gid=apache
$ make
# /etc/rc.d/init.d/httpd stop
# /etc/rc.d/init.d/postfix stop
# /etc/rc.d/init.d/mailman stop
# make install
# /etc/rc.d/init.d/httpd start
# /etc/rc.d/init.d/postfix start
# /etc/rc.d/init.d/mailman start 
として、無事アップデートに成功した。 しかし肝心のパスワード通知の方は、/usr/local/mailman/cron/crontab.in を、/etc/cron.d/mailman へコピーして、crond をリスタートする必要が有った。 はじめから、こうすれば、アップデートも必要なかった筈。 rpm から source install に切り換えた時に、これを忘れてしまったらしい。 (そもそも、なんで rpm をやめたんだか思い出せない。)

ここで時間切れ。FC のアップデートは、また次の一時帰国までおあずけになった。


6/3/07 (Sun): Emacs-22.1!

それでも(?)、「正式リリース」に敬意を表して、インストールしてみた。
$ wget http://ftp.gnu.org/pub/gnu/emacs/emacs-22.1.tar.gz 
で取ってきて、
$ ./configure --enable-carbon-app                        
$ make
# make install 
で、あっさりインストール完了。インストール先が、 /usr/local/share/emacs/22.1.50 から .../emacs/22.1 に変るので、その下の .../emacs/22.1.50/site-lisp/{skk,emu}.../emacs/22.1/site-lisp/ に移すか、新たにインストールするべきだけど、試しに、これらを .../emacs/site-lisp に移してみたら、それでもちゃんと起動できた。今後、Emacs をインストールする度にこれらのパッケージを気にする必要が無くなった (と思う)。

新しくインストールした Cabon Emacs の emacs-version は

GNU Emacs 22.1.1 (i386-apple-darwin8.9.1, Carbon Version 1.6.0) \
of 2007-06-03 on quadra.otacky.us [2 times] 
うーむ、22.1.50.6 から 22.1.1 に「下がって」しまった:-p。

First impressions:


6/2/07 (Sat): Emacs-22.1?

GNU Emacs-22.1 のソースがリリースされた。目出度い限り。 だけど、自分では CVS の revision が 22.0.9x から 22.1.50 になった時点で、22.1 になった、と思っているから、ちょっと「わけわか」の感。 その上、今日 CVS を check out してみたら、まだアップデートされているファイルが相当ある(.c も .el も。)うーむ、どの時点のが、この source と一致するんだろ。 ともあれ、問題なくコンパイル・インストールできた。(でも、なんだか macterm.c のコンパイル時の warning が増えたような気がする。) emacs-revision は 22.1.50.6。

「なんでんかんでん Emacs」は、ますますエスカレートして、今は、text to speech に挑戦中。Emacspeak が、Linux 以外では動かない、と解ったので、それでは、という事で M-| と MacOS の say command で、バッファ内の英文を読みあげさせてみたが、これがなかなか行ける。 (読ませたい文章を region 指定してから、M-| say とtype in.)MacOS X を使いはじめた当座は「なんだ、MacOS 8.1 の MacinTalk とそんなに変らないな」と思ったけど、違わないのはサンプルの音声だけで、 実際に色々な文章を読み上げさせてみると、かなり進歩している事がわかる。 (私より断然上手い:-p)

などと、使い倒していると、ちょっと問題も出てきた。 フォント設定を弄っている頃、 かな漢字変換の際、漢字が「二重打ち」みたいに表示されるという問題が出たが、 これがまた出た(一度だけ)。前後して "Memory Exhausted"(正確でないかも) と表示されて固まった。その時他に動いていたアプリケーションは、Skype と Firefox だけ。どうも、Skype との相性が悪いのでは?と疑っている。

あと、これは、22.1.50.6 になってからのみ、という可能性が有るが、 Term モードから戻った後、SKK を使っている際、時々反応が止まる(2 - 10 秒くらい待たされる)。Emacs を再スタートするまで直らない。 情ない事に、Term から出て、*terminal* バッファを消しても、不具合は残る…(SKK と Term はどちらもよく使うので、これは痛い。)


5/26/07 (Sat): なんでもかんでも Emacs!?

主に Linux を使っていた頃は、Desktop の機能としては MLterm とその上の XEmacs、Firefox、 後 EBview が有れば殆んど用が足りていたように思う。

MacOS にしてから、XEmacs on MLterm は挫折したけど、代わりに Carbon Emacs に出会えた。 また、Firefox もちゃんと動いてくれている(私は、この方が Safari より良いと思う)。なので、約半分は目的を達成できた事になる。

しかし、MLterm に代るターミナルや、EBview はとりあえず使えるようにはなったものの今一満足できないでいる。特に EBview は、VNC で Parallels Desktop 上の VNC の EBview を見に行くというシロモノなので、ちょっとつらい。

いずれも使用頻度が高いので、しつこく右往左往してきたが、terinal emulator については Carbon Emacs の terminal/shell-mode の一つが結構使える事が解った。

Carbon Emacs には terminal/shell-mode はいくつもあって、起動 command で言うと、shell, eshell, terminal, term 等が有るらしい(多過ぎ:-p)。 それぞれ、一長一短があるんだろうけど、私には、通常の terminal の上の zsh と同じ感覚で使える、というのが一番重要に思える。例えば、C-p とタイプしたら cursor が上に動くのではなくて、一つ前のコマンドを表示して欲しいし、 prompt や、ls の出力にはちゃんと色がついて欲しい。 それで、Emacs の他のバッファでと同様に、SKK が確実に動いてくれたら、もう言う事が無い。

なんと term コマンド(の char mode)がそれに近い動きをしてくれる。

iTerm.app や、Terminal.app と比較して、Emacs の上の term は 一方、他の Emacs 上の shell mode 達と比較して、 Lynx/w3m での文字化けは、emacs-w3m を使えば済む事だし、そもそも curse (page 制御?)を使うような application は Emacs の上で直接使え、という事かも。後、C-x o を C-c o に置き換えるなどを元に戻してくれると、もっと有難いような気がする。

EBview の代りに lookup を使っているが、慣れてきたせいか、EBview より良いのでは、と思えてきた。

あまり快適なので、EBview が使える Cygwin でも、lookup をインストールしてみようか、と思う今日此頃。(この PC では EBview は Windows の上で動いている。)

加えて、PNG や JPEG のファイルをこともなげに読んで表示できる事、Python mode で、C-c C-c とやると実行して、別の buffer に出力を表示してくれる事などもあり、今や、ほとんど何でも Emacs でやる、という状態になりつつある。


5/12/07 (Sat): ThinkPad WebRing 終了

長らくお世話になった WebRing さんが、先月末で営業を停止したらしい。 このページも、その ring の一つだった ThinkPad Web Ring の末席を汚していたのだが、そのつながりが無くなってしまった。 末席というのは言葉の綾ではなく、本当にリングの最後で、 私の後は即 ThinkPad Club さん。 なので、これ系由でかなりの方が当サイトに見えられたのではないかと思う。 WebRing が無くなったのも淋しいが、考えてみたら、このサイトがそもそも ThinkPad 中心のサイトでは無くなってるなぁ(そうなってから久しい)。


5/5/07 (Sat): Carbon Emacs 賛!: Luxi Mono の baseline が揃った

このところ、また Linux (FC5) や、Cygwin を使う必要が有って、以前使っていた環境(MLterm, XEmacs on MLterm, Firefox)のお世話になっている。で、改めて現在の MacOS 上の Carbon Emacs (と iTerm, Firefox 等)の素晴しさを再認識した。

Carbon Emacs とは言え、code base は GNU Emacs-22.1。 要するに、Emacs-22.1 を取ってきて MacOS の上でコンパイルすれば Carbon Emacs ができる訳。それなら Emacs-22.1 を Linux や Cygwin の上でコンパイルしたら、Carbon Emacs と同等のものができそうなものだが、そうは行かなかった (あまり真剣に試してないけど、xft 対応になってくれない)。 何となく、Carbon 版は Emacs-22 開発のおまけ、みたいな予断を持っていたが、 実はそうではなく、先頭を切っているような印象に変ってきた。 勝手な思い込みかも知れないけど、とにかく嬉しい:-p

他にもいくつか「再認識」した。

等々。

一方で、MLterm on Gnome 上の「ヒラギノ明朝 W6 + Luxi Mono」は完璧に近く、それに比較すると、Carbon Emacs (-22.[01]) で Luxi の baseline が狂う事が何とも残念。elisp code を眺めたり、C source を見たりまでしてみたが、私ではとても歯が立ちそうにもない。 また、意外にも Luxi Mono に代る(等幅かつセリフ体にフィットする)フォントが Mac 上に見当らない。まさに「どんづまり」の感。

しかし、今朝それが半ば偶然に克服できた。要は、create-fontset-from-fontset-spec で、Luxi Mono を指定する時、

"ascii: -apple-luxi mono regular-medium-r-normal--18-*-*-*-m-*-mac-centraleurroman" 
ではなく、
"ascii: -apple-luxi mono-medium-r-normal--18-*-*-*-m-*-iso10646-1"
とすれば良いだけだった。(Customize Emacs の Faces ⇒ Basic Faces ⇒ Default Face で apple-luxi mono にフォント設定すると、ベースラインの狂いが無く、 一方 apple-luxi mono regular は受けつけられない事から、もしや、と思ったのだった。←もっと早く気付けよな!)

これで、ヒラギノとの並び方に違和感が無くなったし、SKK の変換中も安定しているし、modeline や mini buffer 内でのバランスも良くなった。(「等幅」にはなっていないけど、 だんだん気にならなくなってきた。)

Carbon Emacs まさに完璧!苦労した甲斐が有った!! と自画自賛したいところだが、まだちょっとだけ残念なところも……

そのポイントの左側に ASCII 文字がひとつも無い状態で SKK を使うと、変換するにつれて行全体が上下に揺れる。 (以前は、変換中の部分だ けが揺れていた。) 一度などは、文字が書き替わらず重ね打ちになるというとても珍しい(怖い) 状態になって、Emacs を再起動するまで直らなかった。 幸い、私はメールでも他の文書でも少しインデントさせるのが好きで、 ページの左端は常に半角スペースが有るので、あまり問題にはならないと思うが。

2007-05-06 (Sun): この問題が起きるのは *Scratch* バッファで elisp を使って font-set を弄っている時のみ、らしい。.emacs で設定してその後弄らなければ、この問題は発生しない。
あと、アンダーラインが Luxi とヒラギノの間で、1 pixel 程ずれるという問題が残っている。 でもまあ、これらについては「自然治癒」を待つ事にする。

4/28/07 (Sat): Python-2.5.1, Emacs-22.1

私にとっての大物が二つともバージョンアップされた。 Emacs が、4/23 に 22.1 になるという噂があって、一旦それが延期になったらしい。 で、その理由が python-mode.el だったとか。 (伝聞ばっかりだけど)RMS が勿論採否を決定するんだけど、どうもこれを嫌っているらしい、とも。 雲の上の話で、自分がそんなに気をもむような事ではないのだけど、Emacs-22.0.98 に python-mode.el が無いと知った時の「がっかり」が思い出されてついつい…。

でも、今日 を何げなく CVS check out したら、22.1.50 になっている。(どっかで正式発表が有って、ファンファーレとともに source が公開されるんだと思っていた:-p. それにしても、なんでいきなり .50 なんだろ。22.0 になる時も、最初から 22.0.50 だったらしいけど。) 早速インストールしてみたけど、 何の問題もなくコンパイルできて、インストールしたらすんなり起動もできた。 そして何より、python-mode.el が復活している。良かった。 まあ、python.el だって悪くなかったんだけどね。 というか、実は私には違いがよく解らん…:-p。しかし、python-mode.el が Python Foundation の管理下に有って、GPL じゃないからパッケージに入れない、ってのも「なんだかなぁ」じゃないですか RMS さん。

このところ、またぞろ使い始めてみた IDLE だけど、やっぱり「実行」するだけにして、「編集」は Emacs の python-mode でやる事にする Y(^^)。

2007-06-09 (Sat): うーむ、22.1 には、python-mode が入っていない……。
2007-09-29 (Sat): 22.1.50 (CVS) にも python-mode.el は入っていないなぁ。復活した、と思ったのは勘違いか?


4/25/07 (Wed): 多事多難(その 2)

一昨日、留守宅サーバのルータがおかしくなってしまって、ちょっと何だかな、 と思っていたら、現在のアパートのサーバもアクセスできなくなってしまった。 外へも出て行けない。 初めての経験だったので、かなりアタフタした (料金を滞納したせいで、接続を切られてしまったか、とか疑ったりして:-p) たまたま居合わせた(ipcheck ができてない事で気がついた)ので、早速 CATV のケーブルやルータ(Buffalo WHR2-A54G54, 但し無線部は動かない)をチェックしてみたけど、問題無さそう。 結局 CATV のモデム(WCT 御仕着せの Motorola 製)の問題だったみたいで、同モデムの電源 off/on で、症状は回復した。モデムがハングしていても、 ルータでのエラーメッセージが "Server Not Found" だった事は覚えておかなくては。

一昨日の留守宅の方は、Corega のルータ(VDSL を介して FTTH へ接続)のハングで、違うと言えば大部違うのだけど、どちらも 1 年前後問題なく働いてきたものが、相次いで突然故障したので、 なんだか嫌な感じ(「御祓」をしなくては、みたいな)。

しかし、お陰で TV がまた見られるようになった。 壊れた TVmicro を買い換えたものの、 パッケージも破らずに放っておいたけど、今回 CATV のケーブルをチェックするのに使ったので。 新しいモジュールは、立ち上げてから "No Signal" ⇒ "Just Moment Please" となって、映像が見えるようになるまでほんの数秒で、 これがあまり長くなるのは壊れる前兆と思った方が良さそう。


4/7/07 (Sat): 多事多難

なかなか多難な 2 週間でありました。

3/24/07 (Sat): Carbon Emacs

iTerm や Terminal の上の XEmacs での文字化け(特に UTF-8 で)で四苦八苦しているときに、試しに Carbon Emacs を使ってみたら文字化けが解消したので、これは一噌の事 Carbon Emacs を X (Aqua と言うべき?)の上で使ってみようと思い立つ。 デフォルトで、アンチアリアスフォントになっていて、しかも、きちんと Customize 画面での設定が反映され、日本語もデフォルトの Osaka で問題なく表示された。

これでも十分なはず(実際しばらく使ってみて感心する事しきり)なんだけど、 またむくむくとしょうもない「こだわり」が出てきて、ここは是非「Luxi Mono + ヒラギノ明朝 W6」にしたい、と。で、先々週のトライとなった訳。しかしそこでも書いたように、ASCII フォントと漢字フォントの高さ、ひいては、ASCII だけの行と漢字を含む行の高さがかなり違ってしまうのは、 どうしても気になる。

このあたりで Macemacs-users ML に入れていただき、質問をしてみた。 (で、いきなりチョンボ。登録はされているようなのに配信されて来ないので、ついつい 4 通くらいも同じメッセージを出してしまった。 まったく申し訳なくかつ面目ない事でありました……)結局、同 ML のアーカイブに既に先例があって、それを参考にさせていただき、

(if window-system (progn
		     (require 'fontset)
 (create-fontset-from-fontset-spec
 (concat
 "-*-fixed-medium-r-normal-*-18-*-*-*-*-*-fontset-hiramin18,"
 "japanese-jisx0208: \
    -apple-ヒラギノ明朝 pro w6-medium-r-normal--18-*-*-*-m-*-jisx0208.1983-sjis,"
 "katakana-jisx0201: \
    -apple-ヒラギノ明朝 pro w6-medium-r-normal--18-*-*-*-m-*-mac-roman,"
 "ascii: 
    -apple-luxi mono regular-medium-r-normal--18-*-*-*-m-*-mac-centraleurroman" 
 ))
;; (set-default-font "fontset-hiramin18")
 (setq default-frame-alist (append '((font . "fontset-hiramin18"))))
 )) 
とする事で実現できた。素晴しい! という事で、BasiliskII と Terminal, Emacs が揃ったので、あとは EBView が OSX の上で走れば、「完全移行」となるのですが…。

3/10/07 (Sat): Mac でオタク (その 7): さらに逆戻りして MacOS に?

Fusion と Parallels、 両方とも最近 update されたものの、Linux をゲスト OS にした場合の不具合がどちらも残っており、 「どっちもどっち」状態が続いています。 それで、もう一度 MacOS の上で何とかならんか、という事で、 ごそごそやってみました。今回新しく試した事はそんなに多くないんですが。 という事で、以上の条件での「できばえ」を比較すると、
  1. Terminal: レスポンスが一番良い。 が、日本語フォントがヒラギノ角決め打ちとなり、 明朝にはできない。

  2. iTerm-0.9.5: 若干レスポンスがもたつく感。ASCII と Non-Ascii が個別に設定できるので、LuxiMono とHiraMinPro-W6 とした。 その結果得らる表示は(私の)理想に一番近い。 しかし記号類が半角になるのは致命的。

  3. iTerm-0.9.2 (EasyPackage 版): レスポンスは上記と同程度。 フォントの選択は上記と同様に可能だが、何故か若干太目に表示される。 記号の文字化けの問題はない。

  4. MLterm-1.9.3 (ssh 上): Linux 上の表示がそのまま得られる感じ。 しかし、レンダリングがしょぼい。何より、レスポンスが遅い。
という事で、今のところ一番良いのは 3. + XEmacs-21.4.20 のように思える。

で、これを、Parallels 上の純正の MLterm と比較して、どっちをメインにするんだ?となると、 かなり難しい選択になります。表示は、Parallels の方が一枚上手ですが、 他のアプリケーション(Firefox, BasiliskII 等)との連携では、やはり iTerm の方に分があります。 Parallels ⇔ Fusion ⇔ iTerm と三すくみの状態になった感あり。 こんな事にあまりかかずらうのは、生産的じゃない事は良く分っているのですが……

ちなみに、XEmacs-21.5.27 は wl を使えるようにできなかった。(そもそも Flim や Semi が make package できない…)


3/3/07 (Sat): VMWare Fusion もアップデートされたが…

Parallels の改訂に刺激されたのか、私の MacOS X 回帰の動きに機先を制しようというのか;-p)、Fusion も改訂されて beta-2 となりました。 早速ダウンロードしてきて試してみました。

インストールはとってもスムース。 どうやったのか知らないけど、product key まで予め入力してくれている:-p

起動して VMware Tools をインストールしてから vmware-configure を実行。その直後の第一印象は「X が若干速くなったかなぁ」ですが、まだまだストレスを感じます。 でも、もともと、 それ程ウィンドウをビュンビュン振り回すような使い方はしないので、 host との通信さえ可能になれば、こっちは我慢できる。 という事で、Ethernet device の設定をしようとするけど、やっぱり Bridge か NAT どちらかしか選べない。がっかり。

vmware-configure のプロセスの最後に 「--experimental というオプションをつけると "Cross Talk" とかいう機能をインストールできる」とあったので、 恐る々々試してみました。これまた御親切にも最後に network を restart する方法まで教えてくれたけど、ここはあっさり Linux を reboot する事にした。結果、おお、どうやったのか、問題なく host (MacOS X の事ですね)と通信(ssh)できるようになりました。(でも、なんで従来の "Host Only" からやり方を変えたんだろう。気になる。)

これでデフォルトの Linux VM を Fusion に戻せる、と期待が募ったのですが…。その前にちょっと Network 他の動作確認、という事で弄っているうちに、この Fusion の新版はマウスの動きがとても遅い事に気付いたのでした。 それも尋常の遅さではなく、X に行く前のターミナルでさえ、 その左右の端から端までカーソルを動かすのに、4 回も 5回も区切らないといけない程。FC6 の Gnome の設定でも補えない…。 ささやかな問題に見えるけど、使っているとこれまた結構なストレスを感じる。 あちらを立てれば、こちらが立たず。

うーん、もうしばらくは「どっちもどっち」の状況に甘んじないといけなさそう。 情けない…。誰か、mlterm on MacOSX で xft(アンチエイリアスフォント) を使えるようにしてくれないかなぁ。


2/28/07 (Wed): Parallels は Linux を放置?

早いもので、使い初めてもう 3ヶ月にもなる Parallels Desktop ですが、やっとアップデート版が出ました。全体としては、 Fusion に優るのですが、full screen にできない、cursor の自動リリースができない、等は、使っているとやはりつらい。 なので、アップデートのお知らせが来た時は「まってましたぁ」 という感じでしたが、ダウンロード(70 kB/s しか出ず、やたら時間がかかった)、 インストール、を終えて起動したら、無事 FC6 が動いたけど、Action ⇒ "Install Parallels Tools..." はグレイ(インストールできない)のまま。 当然、screen の resolution や、cursor の release の問題もそのまま。 ちょっと(かなり)がっかり。


2/10/07 (Sat): Mac でオタク (その 6): Parallels Desktop に逆戻り

VMware Fusion の殆ど唯一のメリットだった cursor の自動リリースが効かなくなってしまったので、またぞろ Parallels Desktop に戻る事に。というか、正確には、(金魚鉢の金魚)サーバ機能を、PD に移す、という事。 VF の FC6 には sshd が有るので、そこからコピー (rsync) すれば済む事が多いので、移行は 1 時間あまりで済んだ。

2007-02-14 (Wed): ふと思いついて、 vmware-config-tools.pl を実行してみたら、上の問題は解消した。おっかしいなぁ、 これもやったはずなんだけど。ひょっとして、不用意に、kernel-package をアップデートしたのがまずかったのかも。

あとは、Parallels さんがきちんと Linux をサポートしてくれるのを待つだけ!? カーソルの自動リリースと X の分解能の改善だけでもやってくれたら嬉しいんだけどなぁ。 まあ、「いつ出るの」という問合せにも満足に答えてくれないくらいだから、 先は遠いような気もするけど。 このカーソルの自動リリースに関しては、BasiliskII の素晴しさを再認識。ぜひともこんな風に実現してよね、Parallels さん、$80 も払ったんだから。でも Apple Japan からは 16,500 円也で売り出しているらしい。 なんだか複雑な心境。(「安いの買えて良かった」 から「この価格差、なんて馬鹿な事やってんだろ」まで。)

このサーバはメールの読み書き(IMAP サーバを含む)と Web のアップデートが主な用途ですが、VMware Fusion を止めたまましばらく(まだ4日程かぁ)働かせてみたけど、 まあ問題なく動いているみたいです。(最初、.hammiedb をコピーするのと、DMZ をこちらに向けるのを忘れていて、ちょっと焦ったりもしましたが:-)


2/3/07 (Sat): Mac でオタク (その 5): VF vs. PD

一度は、VMware Fusion で行こうと決心したのですが、(既に懸念していたように) なかなかそうは問屋が…。

という訳で、サーバ的に使うのには、まだちょっと、という感じがしてきた。

一方、PD の方は、要するに Linux 向け Desktop Tools を出してくれさえすれば一件落着、のように見えるので、Parallels さんに問い合わせてみた(「早う出さんかい!」)。3 営業日以内には返事する、という「自動応答」 は帰ってきたけど、三日たった筈だけどまだ返事はもらえない。

2007-02-07 (Wed): やはり返事は来ない。 VMware さんは律義に返事をくれたものですが…。 なんだか「がっかり」しますね。

Emulator 陣が「今一」なので、純正 MacOS 路線も追及していますが、そんな中、iTerm が 0.9.5 に更新されました。 早速、インストールして試してみましたが、 従来からの日本語がらみ問題(稀な文字化け)は未解決のようです。


1/27/07 (Sat): Mac でオタク (その 4): VMware-Fusion

japanese/iTerm をもってしても文字化けが避けられず、MacOS X の上では、例えば XEmacs (no X) + wl でメールをがんがん読み書きするのはまだ無理なのか、と思えてきた。 (例えば、というか、問題がはっきり分っているのは、 この組合せだけのような気もする:-)) さりとて、Parallels Desktop は下で書いたような X の分解能の問題や、 安定性に不安が残る。加えて、その後 X が正常に終了できない、という事が頻発して、 これに完全に依存するのはちょっと、と思うようになった。($80 払ったんだけどなぁ。)

メモリ増設

だけども Parallels で頑張るか、あきらめて VMware Fusion に行くか、いずれにしてもメモリの増設は必須だろう、という事で、 1 GB を足して、2 GB にした。初めて Mac Pro の中を見たけど(買ってからこちら 4 ヶ月間開けてみようと思わなかったわけで、これがちょっと自分でも意外:-) 、 さすがになかなかのもの、高級感溢れてます。 でも、メモリモジュールを一旦メモリカードに差してから、 マザーボードに差すんだけど、これが大変。 取説にあるように、実際に本体を横に寝かせて、 メモリカードを体重をかけて押し込まないと挿さらなかった。

メモリを増設したら、お約束のチェックを(memcheck86 みたいな)、と思ったけど、「そんな野蛮なもの Mac Pro には必要ない」(?)のか、それらしいものは見付からない。 バーチャルマシンなんて際疾いものにアタックするんだから、 ここは是非とも後顧の憂いを断っておきたいところだけど、 Apple 純正品だからまあ良いか。(それにしても、安いメモリを探さねば、 という意欲(衝動)が起きないのは、近くに秋葉が無いからか?:-p)

VMware Fusion

Parallels がちょっとなんなので、VMware Fusion を試してみた。 そのインストールメモ

Fusion にメールサーバを移設

今回は、DELL desktop の FC5 にあるメールサーバ(受信側)を移す事も目的だったので、早速やってみた。 Mailbox を Maildir 形式にするのが目標:

  1. fetchmail, procmail は最初から入っていた。新たに postfix, dovecot を yum install

  2. spambayes-1.1a3 をインストール。(spambayes-1.0.4-jp のキレが悪くなってきたようなので、こちらを試してみる。) サンプルを流用するときは、"sb_mboxtrain.py -f ..." の "-f" オプションを忘れない事。

  3. system-switch-mail (これ自体も yum install が必要)でメイラを Postfix に変更。

  4. それぞれを設定:
    • /etc/postfix/conf/main.conf:
      myhostname = xxx.otacky.jp
      home_mailbox = Maildir/  # これは ~/Maildir の意味

    • ~/.procmailrc:
      MAILDIR=Mail/ML
      DEFAULT=$HOME/Maildir/ 
      :0 fw:hamlock
      | /usr/bin/sb_filter.py
          *****
          ***** 
      ここでは、$HOME の代りに "~" とはできない。また、"Maildir/." として HM 形式にもできるが、それでは Dovecot が読んでくれない。 また、/usr/bin/python で sb_filter.py 他の spambayes を "# build.py install" したら、/usr/local/bin ではなく /usr/bin にインストールされる事に注意。

    • .fetchmailrc は、現行のものと変更なし。

    • .forward:
      "|exec /usr/bin/procmail" 

    • /etc/dovecot.conf この一行のみ追加。というか、既に例としてあるので、uncomment。
      mail_location = maildir:~/Maildir 
  5. postfix と dovecot を起動してから "$ fetchmail" として、動作を確認。(pop server は、.fetchmailrc を編集して dummy を使う。)

  6. うまく行ったら、postfix と dovecot を、run level 3 と 5 で、自動で起動されるようにする ("# chkconfig --levels 35 xxx on")。 また、fetchmail を crontab から、5 分おきに起動するように設定して、 crontab をstart.
以上で、DELL Desktop の FC5 から、メールの受信環境が移せた。しかも mailbox が maildir にできた! Thanks to K谷さん。

Fusion 対 Parallels

結論から言うと、今は Fusion を使っています。Parallels には $80 を投資したのに、どうしてこうなったか…。 どちらも数週間使っただけですが、これまで双方に FC-6 を導入・使用してみての比較: という事で(Fusion がβで、Parallels が「売り物」なのに、 こう言うのも変ですが)「Parallels の意欲は買うが、 実際に使うなら、Fusion かなぁ」というところ。 Fusion にも、上に述べたような不安・不満はありますが、 これから製品になっていく中で解消されるのでは、と期待しています。 というか、メール環境整備などにかなり時間をつぎ込んだので、 そうなって欲しい、というだけのことで、Fusion の問題が気になってくると、またぞろ Parallels との比較を始めるのかも。

これもまあ当り前と言えば当り前なんですが、Fusion と Paralells (の上の Linux) を動かせておいて、MacOS X と三者でお互いに login や、scp, rsync などを自由に(一部制限有り:-) できるのを体験すると、「Virtual Machine の可能性」を実感したような気がします。


1/20/07 (Sat): Postfix を使っていながら、メールを無くしてしまった…

クリスマス前後、一時的に自分のメールが受け取れなくなる、 という屈辱的な事態に陥いってしまっていた。FC3 と FC5 のサーバで動いているメール(受信)システムはいずれも

  1. fetchmail で pop してくる。

  2. forward メカニズムを使って、procmail に送り込む。

  3. procmail のレシピ(~/.procmailrc)で spambayes に送り込み、診断結果のヘッダを付ける。

  4. さらに procmail のレシピの中で、診断結果にによって、spam や unsure を振り分け、MH ディレクトリに入れる。

  5. 流量の多いメイリングリストのメッセージも、この後のプロセスでそれぞれの MH ディレクトリに。

  6. 最後に抜けてきた(spam でもなく、ML からでもない、すぐに読むべき)メッセージを、/var/mail/user の (mbox 形式の)mailbox に入れる。

  7. local からも remote からも dovecot でこの mailbox にアクセスする。
という構成になっている。/var/log/maillog によると、最後のプロセスで mailbox ファイルに書き込むところで失敗している。
Dec 25 18:20:04 octopus postfix/local[6535]: 060A7338011:
    to=<xxxxx@localhost.otacky.jp>, orig_to=<xxxxxx@localhost>,
    relay=local, delay=0, status=bounced (can't create user output
    file. Command output: procmail: Error while writing to "/var/mail/xxxxx" ) 
問題が起きたサーバから離れていた事や、 一部のメールは受信できているように見えた事もあり、 なかなか原因が分らなかった(「ファイルが大きくなると procmail が手間取る?」なんて事も疑ったり)。 が、折を見ては、あちこち google していると、どうも postfix が、 procmail 等の配下のコマンドが扱えるファイルサイズに制限を加えているらしい。 果して、/etc/postfix/main.cf.default に
mailbox_size_limit = 51200000 
とある…。確かに、問題が起きた頃の mailbox はそれくらいのサイズになっていたなぁ。

取り敢えずは、その mailbox のメッセージを MH ファイルに移して問題を回避できたが、根本的な解決ではない。 (まあ、何箇月も mailbox の整理をさぼらなければ、それで済むんだけど。) ここは、mailbox を mbox 形式(単一ファイル)から、MH か Maildir にすれば良いはず。 でも、そもそも「できるだけデフォルトの設定で済ませる」 方針の結果が上のような構成になっているわけで (要するにあんまり良く分っていないので…) おいそれとは変更のやり方が思い浮ばない。

それにしても、「メールを決して無くさない」を第一とする Postfix を使っていながら、この有様。ちょっとがっかり。


1/13/07 (Sat): Mac でオタク (その 3): japanese/iTerm

MacOS X 上でも Linux での環境を再現しよう、との思惑は、MacOS X のターミナル(Terminal, iTerm)の上でどうしても「文字化け」を克服できず、(一時)挫折。 しかし、妥協策として走った Parallels も一時は感心したものの、

いずれも、Parallels には申し訳ないような八当りではありますが、 もうちょっとだけ、MacOS 上のツールだけでなんとかできないか「あがいて」みました。

要するに、MLTerm に匹敵するターミナルを見付ければ良い訳だけど、これがなかか…。 たまたま iTerm が 0.9.4 にアップデートされたので、それをインストールし、 iTerm の漢字コードを弄るところから再び始めたのですが、やっぱりダメ。 それでは、と、あまり期待もせず試してみた Shift JIS が意外の健闘。 罫線の文字化けや、ランダムな文字化け、 「半角位置ずれ」などが解消されました。 要するに Wanderlust でメールを読む分には問題無くなった訳です。 「こんなものをデフォルトの漢字コードにして良いのかなぁ」 なんて勝手な「拘り」もあっさり忘れられたりして…:-p

という事で一時は、iTerm を Shift JIS に、XEmacs の terminal-encoding を shift_jis に、という作業をやりかけたのですが、何と、'~' と '\' が入力時に文字化けする事が判明。ASCII 文字なのなんで入力時に?、 と思ったけど、どうもこれ良く知られた問題みたい。 (それにしても、凄いね、これ。かな漢字変換も何も関係なく、'\' キーを押したら、'^_' なんてのが入力されるんだから。) あーあ、やっぱりダメかぁ…。

と思いかけたところで japanese/iTerm なるものの存在を知る…。早速インストールしてみた。 Info の Encoding を euc-jp にした場合は、従来の問題は解消できている。素晴しい!! (でも、UTF-8 や Shift_JIS では、問題は改善されるものの解消はされない。 特に iso-2022-jp のファイルは、UTF-8 や Shift_JIS を基本 encoding とするアプリケーションとは相性が悪いのかも。) 0.9.2 ベースらしい(英語版の最新版は上記のように 0.9.4)けど、 他に特に問題もなさそうなので、しばらく使ってみる事にします。

2007-01-15 (Mon): うーむ、稀だけどやっぱり文字化けの問題は残っていた…。 がっかり!!。MacOS X 完全移行までの道は遠いかも…。 でも、問題多いよなぁ、Unicode。本当に安心して使える日が来るのだろうか

193/1,729,092
Taka Fukuda
Last modified: 2010-03-27 (Sat) 15:44:27 PDT