オタク日記
(倉庫: 2009 年分)
目次
2009-12-26 (Sat) ったく、この ISP と来た日には(その二)2009-12-19 (Sat) ったく、この ISP と来た日には
2009-12-12 (Sat) 自宅サーバを何とかせねば……
2009-11-28 (Sat) メンテナンスあれこれ
2009-11-22 (Sun) 自宅サーバー停止の原因は停電
2009-11-14 (Sat) 自宅サーバーが応答しない
2009-11-07 (Sat) 留守宅サーバの電池を交換
2009-10-31 (Sat) Ubuntu-9.10
2009-10-10 (Sat) メンテナンスあれこれ
2009-10-03 (Sat) Server が落ちた
2009-09-26 (Sat) AquaSKK 万歳
2009-09-19 (Sat) Cocoa Emacs 完成までもう一歩
2009-09-12 (Sat) Snow Leopard を見直す
2009-09-07 (Mon) Snow Leopard を見限る
2009-09-05 (Sat) Mail システム改善
2009-09-03 (Thu) Snow Leopard(その 2)
2009-08-29 (Sat) Snow Leopard
2009-08-22 (Sat) Apple さん、お願いしますよ
2009-08-16 (Sun) Emacs-23.1
2009-08-15 (Sat) HHKB Professional 2
2009-07-18 (Sat) Unicode
2009-07-11 (Sat) (しつこく)フォントおたく
2009-07-04 (Sat) ISP の「抵抗」
2009-06-27 (Sat) iPhone-3.0
2009-06-13 (Sat) Ubuntu-9.04 再訪
2009-05-30 (Sat) Ubuntu 9.04
2009-05-25 (Mon) Windows 7 RC
2009-05-16 (Sat) MS Office, VMware Fusion
2009-04-18 (Sat) フォントおたく
2009-04-11 (Sat) マイホームサーバが攻撃された(その二)
2009-04-05 (Sun) マイホームサーバが攻撃された(?)
2009-03-28 (Sat) <frame> を無くしてみた(その二)
2009-03-14 (Sat) <frame> を無くしてみた
2009-03-07 (Sat) OALD-7 やっと完成
2009-02-21 (Sat) なかなか足抜けさせてくれない……
2009-02-21 (Sat) OALD-7 まだまだ良くなる
2009-02-16 (Mon) OALD-7 ますます良くなる
2009-02-07 (Sat) ThinkPad X200 再訪
2009-01-31 (Sat) OALD-7
2009-12-26 (Sat): ったく、この ISP と来た日には(その二)
我が家の ISP (san.rr.com) は一体どうなってるんだろ。smtp-server.san.rr.com が posting server として、ちゃんと働かなくなって早 2 週間…… この間 Wanderlust/Emacs/MacOSX では勿論、Wanderlust/Emacs/Ubuntu でも、 Mac の Mail.app でも繰り返し試しているが、やっぱりダメ。 どうしたもんだろねぇ。
それとは別に、家庭内 LAN がインターネットにつながらなくなる(ブラックアウト)という問題も有る。 原因の一つは、アパートの停電である。 先回の海外出張中に起きたような 4 時間以上の停電は手の打ちようがない。UPS を備えてもあまり効果は無いだろう。自宅サーバの ThinkPad (ThinkPad X23) は、電池が切れた後、電源が回復したときに自動で復帰する機能が無い。 なので、UPS の電池の寿命を ThinkPad に足すだけの事になる。 一方、短時間の停電に対しては、今のままでも何とかなる筈。 実際一度停電が発生し、その後無事自動で立ち上がる事が確認できた。 現在はさらに停電後電力が回復したら Quadra が自動で立ち上がる設定にしてある。 (動作は未確認。)
もう一つの症状については原因がよく解らない。二週間前にルータの dhcpc が怪しいと目星をつけて、その F/W をアップデートしてみた。 その後しばらくはブラックアウトはなかったが、三日程後に、 数時間外へ行けなくなった、という記録が残っていた(自動復帰)。 それでも少しは改善されたと信じて、また長期の出張(要は日本へ帰国) へ出たのだが……家を出て 20 時間後、留守宅へ落ち着いて、 やれやれとばかり X200 を使ってメールを読もうとすると、また自宅サーバが応答しない。 がっかりしたが、 今回は予め緊急の時は webmail.san.rr.com を使う事にしようと思っていたので、メールだけは何とか読める。 (勿論、ブラックアウト前に otacky.us が pop したメッセージは読めないが。)
諦めて一晩寝て起きてみたら、Thanks God、復帰している。 早速原因究明してみるが、6 時間くらい止まっていた(fetchmail のエラーレポートから)という事以外よく解らない。 さらに、ルータのログを見てみた。(otacky.us の w3m が不安定で難儀したが)とにかく、ログを見る事はできて、 結局、hdcpcd の問題では無い事が判明。(時間的な関係から dcpcd の Renew に対して ACK が返ってこないのは、不調の原因ではなくて、結果だった。)
ふーむ。問題は CATV モデムかその先にあるのは確実となった。が、この ISP では文句を言ふのも虚しい気がする。どうしたもんかねぇ。
2009-12-19 (Sat): ったく、この ISP と来た日には……
このところ大変安定していたので、 メールの読み書きについては、メーリングリストのも含めて、 多少の自信がついてきていたのだが…… 会社の ISP を変えた時に、SMTP-Posting サーバを提供させるのに手間取ったあたりからケチがつき始めたような気がする。Wanderlust の Exchange Server との互換性の問題(勿論、Exchange Server の IMAP4 対応が不完全なのだが)、 例の自宅サーバの停電による停止、 ときて、すっかり自信を無くしてゐるところに、 san.rr.com (RoadRunner の San Diego ディビジョン)の posting server がいきなりメールを中継してくれなくなった。 いきなり、というのは、設定を何も変えていない、から。 しかも、複数のコンピュータでこうなるので、 こちらの設定でないのは間違いない。
Wanderlust が残したログは、下記の通り。
Process SMTP deleted 220 Welcome Road Runner. WARNING: *** FOR AUTHORIZED USE ONLY! *** EHLO quadra.otacky.us 250-cdptpa-omtalb.mail.rr.com says EHLO to 72.130.185.219:56709 250-ENHANCEDSTATUSCODES 250-8BITMIME 250 PIPELINING MAIL FROM:<fukuda at computer.org> BODY=8BITMIME 501 5.5.2 MAIL FROM syntax error QUIT 221 cdptpa-omtalb.mail.rr.com closing connection("@" を " at " に変えた。) 状況は、いつも同じである。すなわち、
(setq wl-smtp-posting-server
"smtp-server.san.rr.com")
とすると、常
に cdptpa-omtalb.mail....
につかまり、これが、501
のエラーメッセージを返す。
- smtp-server を localhost にしたら、ちゃんと送れる。
が、勿論受け取ってくれない mail server
が出てくるので、これは常用できない。
- smtp-server を mail.jb3.so-net.ne.jp にしたら、ちゃんと送れる。
(pop before smtp にする必要がある。)
- 以上は Ubuntu-9.10 の Wanderlust でも同じ。
- Mac の Mail.app で、仮にこの smtp-server を使う設定のアカウントを作ってみたが、やはりこの smtp-server からは送信できない。
まず、Chat。 散々に待たされた上に、その間予め状況を要約しておけと言われて、 そうしたのに、いざチャットが始まったらさっぱり要領を得ない。 対応してくれた "xxx Analyst" は、SMTP とか MUA という言葉さえ知らないらしい。 大分経ってから、「あなたは、メールが送れないんですね」 と言われて、本当にがっくり。(ったく何の話をしていると思ったんだ?)Webmail を試してくれと言われて、試してみたが、もちろんこちらは OK。 (そうか、いざという時、すなわち otacky.us が止まって fetch しに行かなくなったような場合は、こちらを見れば良いのだ。 スパムが欝陶しいのは我慢しないといけないだろうが。) まあとにかく、何とかこちらの MUA に問題が有るのではない事が解ってもらえて、 しばらく待たされた後、「当社はその問題を認識していて、 既にエンジニアがその解決にとりかかっています」との事。 どうも信用できないけど、まあ、納得して引き下がった。 (しかし、案の定、一週間経った今も問題は解決していない。)
二日後、一向に直らないのでメールででも文句を言ってみた。だけど、Webmail を使ってみてくれ、とか、メールシステムを詳述してくれとか、 質問とか要求ばかりエスカレートするが、ちっとも埒が明かないのは同じ。 おまけに盥回しをしようとする……。 少くともチャットのお姉さんは、そんな事はしなかったぞ。 (むしろ「して欲しかった」。つまり、解る人に替ってって欲しかったが。)
ふと思いついて、South California (LA) のサーバ(smtp-server.socal.rr.com) を指定してみたが、やはり同じ処でエラーになる。という事は、件の smtp-server.san.rr.com (もしくは、それから転送されるサーバ)が、 たまたま、おかしくなったのではなく、RoadRunner のシステム全体がおかしくなっているのだと思う。 だとしたら、別の smtp-server (私は So-net さんのサーバを、 pop-before-smtp で使っている)にアクセスできる人達はともかく、 大抵の人はメールが送れなくなっているだろうから、大騒ぎの筈なんだが……。
そんな大問題を、一週間も解決できないなんて…… 「お願いしますよ、 RoadRunner さん。」というか、とっくに愛想がつきたので、他の ISP に切り替えたいのだが、TWC の CATV を使いつつ、他の ISP 替えるなんて事が可能なんだろうか。
2009-12-12 (Sat): 自宅サーバを何とかせねば……
我が家のインターネット接続は CATV である。 留守宅の B Flet's に比べたら、 スピードは格段に落ちるし、プライスパフォーマンスも「今一」であるが、 唯一良いところは、インターネット接続がおかしくなった時に「TV が見えるかどうか」という試験ができる事。つまり、TV が見えるなら、同軸ケーブルによる接続(H/W)は問題無いだろう、と。 しかしこの手が使えるのは問題が発生した時に Quadra の前に座っている場合に限る。実は、件の「出張中の停止」の後の 2 週間で、何と 3 回もアクセス不能となった (いずれも自動で復帰したが)。 一度は停電である事が明か(電子レンジのタイマーが止まるのでわかる)であるが、 もう一回は原因不明。
しかし幸いにも? Quadra の前に座っているときに、もう一度これが起きた。TV はちゃんと見えるし、ルータや自宅サーバ (otacky.us) への ping も通る。しかし、外部の Web は見に行けない。勿論外からもアクセスできない。 ルータの Web には「RENEW 中」とある……。 なんだこりゃ?どういう意味だ?
ルータの Web から logfile.log をダウンロードして読んでみると、 DHCPCD がなんだかおかしな動きをしている。「192.168.100.xxx を貰った」とか何とか。しかも、2 秒の lease time で……。 これはどうもルータ (WHR2-A54G54) の DHCPC がトチ狂っているに違いない。 なので、思い切ってこのルータのファームウェアをアップグレードする事にした。 何と、2.02 から一挙に 2.25 となった……私は一体何年更新をサボっていたのだろう。 (以前のように Web からやるのではなく、Windows からアプリケーションを実行して更新するのである。) また、型名が WHR2-A54G54-AL となった("-AL" が付いた―― 11a の周波数割り当てが米国式になったから、らしい。)。 ともあれ無事完了、きちんと再接続して動き出した。
勿論これによって停電による不具合を解決できる訣ではないが、DHCPC の動作は改善されるものと思う。 更新してまだ一週間にもならないが、とりあえずはうまく働いている。 少くとも、上記の「おかしな IP アドレスを短時間リースする」という怪しい動作は見受けられない。 そのせいか、サーバのブラックアウトも無い……めでたし、めでたし。
2009-11-28 (Sat): メンテナンスあれこれ
Snow Leopard
MacOSX を 10.6.2 に、Safari を 4.0.4 に上げた。HP のprinter のドライバも上げたはずだが、バージョンを何と言えば良いのか解らない。(HP のアプリケーションは一杯ありすぎて、どれがドライバなんだか解らん。) ざっとであるが、五日程動作確認した範囲では問題なく動いているようだ。iLife
iPhone から写真をアップロードしてゐる際に iPhoto がフリーズしてしまい、なんと大事な写真を 10 枚程も無くしてしまった……。うーむ、という事で、かねてから用意しておいた iLife 09 をインストールする。かねて、といっても実はもう半年にもなろうか、 我ながら何やってんだか――そろそろ 10 が出そうな時期だというのに。 それと、インストールして二日程経つのに、アップデートを促されなかった。 手で Software Update をやると、iPhoto, GarageBand, iMovie がアップデートされた。Lookup
Ito さんが、eblook+media と lookup+media をアップデートして下さっているのは知っていたが、 なかなか手が出せないでいた。- EB: 今回は Macport で入れた。
fukuda@quadra:~% sudo port import eb
eb-4.3.4 がインストールされている。fukuda@quadra:~% ls /opt/local/lib/libeb* /opt/local/lib/libeb.12.0.7.dylib* /opt/local/lib/libeb.dylib@ /opt/local/lib/libeb.12.dylib@ /opt/local/lib/libeb.la* /opt/local/lib/libeb.a
- eblook+media: Itoh
さんのところから最新版を落してきて、展開コンパイル。
fukuda@quadra:~/build/eblook-1.6.1+media-20090709% ./configure \ --with-eb-conf=/opt/local/etc/eb.conf fukuda@quadra:~/build/eblook-1.6.1+media-20090709% make && \ sudo make install
eb.conf
は上の port で入れた eb.conf を指している。 - lookup+media: 上記のところから入手。
fukuda@quadra:~/build/lookup-1.4+media-20091030% ./configure && \ make && sudo make install
2009-11-22 (Sun): 自宅サーバー停止の原因は停電
ようやく出張から戻り、帰り道に買った食料品を冷蔵庫にしまうのもそこそこに、 「応答せず」の原因の究明にかかった。が、ルータやモデムをどうこうする前に、そもそも、サーバ (ThinkPad X200) も Quadra (MacPro) も動いていない事に気がついた。 もし停電が有ったのなら、Quadra がこうなるのは無理もない("Preference" -> "Energy Saver" で、"Start up automatically after a power failure" にチェックを付けていなかったから)。 しかし、サーバの方は、せっかく新品の電池に変えたのだから、 持ち堪えてくれるはずなんだが。
と思って調べてみたら、DynDNS へのアクセスの記録 (host.log
) に
...... Wed, 11 Nov 2009 21:13:01 -0800 -- otacky.us has address 72.130.185.219 Wed, 11 Nov 2009 22:13:01 -0800 -- otacky.us has address 72.130.185.219 Wed, 11 Nov 2009 23:13:01 -0800 -- otacky.us has address 72.130.185.219 Thu, 12 Nov 2009 00:13:01 -0800 -- Thu, 12 Nov 2009 01:13:01 -0800 -- Thu, 12 Nov 2009 02:13:01 -0800 -- Thu, 12 Nov 2009 03:13:01 -0800 -- Thu, 12 Nov 2009 04:13:01 -0800 -- Sun, 22 Nov 2009 16:13:01 -0800 -- otacky.us has address 72.130.185.219 Sun, 22 Nov 2009 17:13:01 -0800 -- otacky.us has address 72.130.185.219とある。つまり 11/12 の午前零時あたりで停電になって、他のシステムは全部死んでしまったのだが、 サーバだけは生き残って、DynDNS に向けて heart beat を送ろうとしたが、勿論返答はもらえず(アドレスが表示できず)、 そうこうしている内に自分も力尽きてしまった(電池が切れた)、という事。 それにしても、このアパートは 4 時間以上も停電させたままにしておくのか……。 これでは対応のしようがない。
ともあれ、自宅サーバがまた動くようになったので、こちらを使い始める。 出張に持って行った X200 で pop server (pop-server.xxx.san.com) から直接メールを読んでいたので、同期が面倒に違いないと覚悟していたが、 Wanderlust の "& folder" は、積極的に消さない限り全てのメールを pop server に残すようになっているらしく、おかげで、otacky.us が fetchmail を始めたら程なく同期がとれた――すなわち、既読管理込みで (IMAP)サーバにきちんと仕分けられた。Otacky.us の fetchmail は、サーバにメッセージを残さないので、 X200 の "& folder" の方は空になってしまう。 これは考えてみればあたり前の事であるが、最初はギョッとさせられた。
2009-11-14 (Sat): 自宅サーバーが応答しない
私に届く E-mail は、一旦自宅(otacky.us)のサーバーに貯めて、それに IMAP 4 でアクセスする事にしている。 スパムフィルターを通したり、流量の多い ML を別のフォルダに仕分けたり、となかなか凝った事をしているのであるが、 そのサーバが応答しなくなってしまった。以前から、その兆候は有って、時々、 自宅から外へも出て行けなくなる事があったが、 ケーブル・モデムをリセットすると直っていた。その場合でも TV はずっと見えていたので、多分 ISP (Warner Time Cable) の router か DNSS のせいだろうと思っていた。
それが、また起きてしまった。しかも、よりによって長期出張中に。
少々慌てたが、外(留守宅, otacky.jp)から四苦八苦しているうちに、
自然に直った。ログインしてみると、やはり、その間は、
サーバから外へ出て行けていない(いつも fetchmail や DynDNS
がらみの外部へのアクセスが有る)。
やっぱりな、と何故かそれで安心してしまい、そのまま使い続ける事にした。
この時に用心のために .fetchmailrc
でもコピーを取っておけば良かったのだが……。
普段ならこんな事は然程頻繁には起きないのだが、 今回はすぐまた起きてしまった。 しかも、今回は一向に自然治癒の気配が無い。 ただ、前回の経験から、otacky.us は POP server にアクセスできていないので、otacky.us にとり込まれて読めなくなったメールは無さそうである。
Otacky.jp に IMAP サーバを移せば良いやうなものだが、
.fetchmailrc
でカットアンドトライする気になれず、とりえあず、Wanderlust
から直接 POP サーバーにアクセスしてお茶を濁す事にした。
これでとりえあずメールは読めているが、
当然スパムフィルタも、ML フィルタも通っていないので、
一日に 100 通近くのメールを受けとる事になってしまった。
そのせいか、メールを fetch しそこねたり、既読管理がご破算になったり……。
あげくは、送信しても、"sending ...." のままで "end" が表示されない事がある。
おかげで、二度も三度もメールを送ったり、
出したつもりが届いてなかったり……。
どうやらもう元のシステム(fetchmail + prcomail +
IMAP)なしではやっていけないようだ。
2009-11-07 (Sat): 留守宅サーバの電池交換
自宅サーバ (X23) の電池交換がスムースに行ったので、 留守宅へも電池を送って、サーバ(X22)の電池を交換してもらった。 電池が、約 $70, 送料が約 $10。悪くない。受け取りも交換(パワーオフしないで、いきなり交換してもらった)も旨く行って、 ちゃんと動き出した。リモートで ACPI コマンドを叩いてみると、99 % Charged となっている。 これでとりあえずは停電の心配をしなくて済む。 (実はあの大騒ぎ以降も二三度停電が有ったようだ。)
2009-10-31 (Sat): Ubuntu-9.10
ThinkPad X200 の Ubuntu を 9.10 に上げた。 前回同様新規インストールではなく、Ubuntu の Upgrade 機能を使う。 とっても手軽で、一般のパッケージをアップデートするのと然程変らない。 インストールに際して気をつけるべき事は- Ethernet に継いでから始める事。WLAN で始めて、Ethernet
に切り替えようとしたら、さすがにインストールが止まったしまった。
(ダウンロードしたものは無駄にならなかったが。)
- Emacs-snapshot-xxxx は全てアンインストールしておいた方が良い。
(全く使ってないのに、実験か何かで入れて忘れていた。)
インストールが止まる訣ではないが、それでも、Clean-up
段階を完了できなかったのはこのせいかも知れない。
- Power Management Preferences で、Actions でも Displays でも "Put {computer|display} to sleep when inactive for: Never" としておく。 Display が Sleep になると、CPU も Sleep になるようだ。
- MLterm, Emacs-23.1(CVS 先端)等は問題なく動く。
特に、ヒラギノ他のフォントのレンダリングは以前同様大変素晴しい。
- しかし Emacs のフォント指定で、
(set-default-font "luxi mono-14")
の "-14" を "-11" と変える必要があった。(前回の OS Upgrade の時の例からすると、しばらくしてまた元に戻す事になるのかも知れない。) また、Luxi Mono とヒラギノのアンダーラインの「ずれ」(1 pixel)が解消された。(やはり、Xorg か Gnome の問題だった訣だ。) - Skype, BasiliskII は問題なく音が出た。また Skype
の方は内蔵マイクと内蔵ビデオカメラで通話ができた。
- WLAN ドライバは依然ディフォルトではインストールされない。
madwifi-hal-0.10.5.6-r4100-20090929
を再インストール。sudo modprobe ath_pci
してから、Wicd で何なく接続できた。 ath_pci を /etc/modules に付け加えて再起動してみたが、問題なく動くようだ。 ただ、USB device とのからみが問題なので、 もう少しテストしてみる必要がある。 - Wicd は UI
からして変っている。
が、それよりも、若干 dhcpclient (?) の動作が速くなったのと、connect => disconnect
の変化が早くなったのが嬉しい。特に後者は、接続が確立してから、
数秒置いて変化していたので、かなり紛らわしかった。
あと、dhcpclient の問題は、どこか空港でも持って行かないと確認できない。
- SCIM のアイコンが manu bar から消えていたが、Preferences -> SCIM
Input Method Setup で戻す事ができた。もちろん SCIM-SKK がちゃんと動作する。
- Power Control で、モニタの輝度が落ちた(dim した)後、元に戻り難い事があったが、これは完全に解消されている。 Track Point に触るか触らないかで、きちんと最大輝度になる。
2009-10-10 (Sat): メンテナンスあれこれ
自宅サーバの電池を交換
CCS (calcellular.com) というところから、試しに一本買ってみた。 なんだかマイナーな会社のようで、少し心配であったが、日曜日に注文して、 水曜日に届くという迅速ぶり(USPS 1st class USA, $6.99 ←最低のクラスという意味)。荷物の受け渡しも問題なくて、 好印象であつた。(いつぞやのケーブルの会社とは大違い。)保証書、取説一切無しであるが、製品自体はなかなのもので、ThinkPad X23 に挿してみると、自動で充電が始まり、すぐに下記のように満充電になつた。 (交換直後は残容量 60%)
fukuda@eagle:~% cat /proc/acpi/battery/BAT0/state present: yes capacity state: ok charging state: charged present rate: 0 mW remaining capacity: 47260 mWh present voltage: 12423 mV
fukuda@eagle:~% acpi -V Battery 1: charged, 99% Thermal 1: ok, 45.0 degrees C AC Adapter 1: on-lineふむ、良いではないの。 実は、電源入れっぱなしで交換した上に、他には何もしてないのだが、それでも OK だった。これなら家人に頼んで留守宅サーバの方の電池も交換してもらえそうだ。 (齢 6 年になる X22 をまだまだ使い続けようという魂胆:-p)
Snow Leopard 用?のアプリケーションが出揃う
いずれもはっきりとした不具合が有った訣ではないので、 改めて対応したという事ではないが、Snow Leopard (10.6) のリリース以降、アップデートされたアプリケーションが揃った。- EyeTV-3.2: EPG の取得ががしょっちゅうおかしくなるのは、
相変わらずであるが、自動アップデートがちゃんと働くようになった。
- VMware Fusion-2.0.6: Linux 向け vmware-tools
のインストールが問題なくできた。
- iTunes-9.0.1: もともと特に問題は無かった。
- Skype-2.8.0: 見た目が大きく変った。
- Firefox-3.5.3: ほぼ問題なく動くが、何故か AquaSKK
と一緒だと、Firefox に attention が移った時 30 秒程フリーズする。
マウスは動くが、Activity Monitor 他一切のアプリケーションは応答しない。
- iWork (Pages.app-4.0.3): 起動が若干速くなったような。
ケーブル TV の回線が一時途切れる
CATV 経由のインターネット接続が数時間切れた。CATV そのものは動いていたので、ルータとモデムを疑ったが、それらの設定を見直し、 リスタートもしてみたが、回復せず。そのうち、徐に回復した。 どうも、ISP 側の問題だったらしい。(IP アドレスは変っていない。) うーむ、これでは、こちらにサーバを移すのは難しそうだ。この機会に、WLAN AP の LinkSYS WRT54G2 を弄ってみた。 何故かケーブル・モデムと繋らなかったので、今だに AP のみで、ルータとしては使っていなかった。 今回、F/W をアップデートしたついでに、ルータ機能を試してみようと思ったが、 その前に難問が……。この子は自身の IP アドレスを自由に設定できるのに、DHCP server としては、192.168.1.xxx しか配分できない。ったく何考えてんだか。今は Linux の dhcpd を使っているので、致命的ではないが、なんだかルータにするのは躊躇われる。
2009-10-03 (Sat): Server が落ちた
留守宅サーバ (ThinkPad X22; otacky.jp) は、このところさしたる問題もなく順調に推移していた。Uptime が、256 日になって、しめしめ、憧れの「一年間連続稼動」も夢ではないぞ、 なんて思っていたら、いきなり落ちた……。家へ電話してみる。 他の PC は問題無く Internet に繋がるんだとか。あらま、話は面倒かも、 と一瞬思ったが、聞くところによると朝の内一瞬停電したとの事。 時差のために私が勘違いして、 「落ちた時間と合わんな」などと言ったせいで、余計長びいたあたりの話は端折るとして、 要はバッテリがダメになっていて、停電を生き延びられなかったのだった。 パワーボタンを押して再起動で OK。 いや、OK ではなくて、ログインして調べてみたら ACPI がそもそも残容量を示さない。(と言ふか、電池が付いてない事になっている。) うーむ、取り替えたのが 2007-06 だから、充放電してないのに二年余りしか保たなかった事になる。 まあ中古だし、仕方ないか。(いささかヘタって既にお蔵入りとなってゐたのを、引っ 張り出して使っていたのだった。)おいおい、自宅サーバ (ThinkPad X23; otacky.us) は大丈夫だよなと、 こちらも ACPI を確認してみるが、やはり電池残量を示さない。 そこで諦めれば良いものを、わざわざ電源ケーブルを抜いてみた。 しっかり落ちてしまった(あたり前じゃ *^^*)。 が、こちらも再起動で動くようになった(と思った。) ふーむ、こちらは新品と交換して間もない筈、等と思うが、実は交換したのは 2006-01 なので、まう 3 年半くらい経っている。こっちもそんなもんなんだろうか。 (出稼ぎに出てから、もうそんなになるのかぁ。草臥れる筈だよな。)
しかし、これではバックアップ電源が無い状態での運用になってしまう。 (ThinkPad を使つてゐる甲斐がない。) Lenovo のサイトに行ってみたけど、もう X20 シリーズの電池等は売ってない。 しかし、なんと新品を売ってゐるところがある。しかも一本 $60 程度。ふーむ、そそられる。が、肝心の ThinkPad の方が、この先 3 年も保つだろうか、という疑問が湧いてきた。しばらく悩みさうである。
そんな事より、無事立ち上がったと思っていた自宅サーバであるが、 後になって、X200 や iPhone から家庭内 WLAN で接続できない事に気がついた。 Association はするのだが IP がもらえない。Wicp や AP を疑っていろいろ触ったが、結局 X23 の dhcpd と named が動いていない事が解った。(Chkconfig するのを忘れていたのだった*^^*。) 手で起動して動作確認した後、chkconfig しておいた。 この named/dhcpd は、家庭内 WLAN の外からでも中からでも otacky.us のドメイン名を使えるようにするためのもので、結構苦労したのだが何も書き残してゐない。 この際、メールシステム同様、さらに簡略化して、 その記録をここに書いて置こうか、等とふと思ったが、さて実行は何時の事やら。
2009-09-26 (Sat): AquaSKK 万歳
SKK に慣れてしまうと、どうしても他の IME を使う気にならない。で、Emacs の外でも、SKKIME (Windose) や SCIM-SKK (Linux) を何とか使っている。 前者はプロセスが時々こけるし、後者は、Ubuntu では動いているが、 Fedora 9 では途中から動かなくなって、11 に至っては最初から動いてくれない。で、Mac では AquaSKK である。先の二つに色々と問題が有るのに較べて、こちらは動作は安定しているし、 インストールは簡単だし、機能も洗練されている。 唯一の問題は、Terminal.app で、Ctrl-J が効かない(ASCII になったら、「ひらかな」に戻せない)事だった。そのうえ 4.0RCxx になって Command SPACE を 2 回打って、AquaSKK から一旦出てまた戻っても、「ひらかな」にならなくなり、 「てこ」でも「ひらかな」に戻せない、という感じになっていた。
そこに AquaSKK-4.0 がリリース版になったというニュース。(実は知人にメールで教わった。) きっと上の(些細な)不具合も直っているに違いないと、勇躍インストールしてみた。 が、現実は甘くない。これまで、3.6 と 4.0RCx を並在させて、しかも RCx を順次上げてきて何の問題も無かったのに、release 版になった途端に、 Space key で(次)候補が表示されなくなってしまった。 「ひらかな」しか入力できない假名漢字変換プログラム……:-p
4.0 を再インストールしてもダメ、3.6 を消してもだめ、さらに 4.0 を消してからインストールしても、 ダウンロードしなおして再々インストールしてもダメ…… という仕儀にあいなった。 そろそろ諦めて、久し振りに「ことえり」に戻るか、とまで思った。 (← 勿論冗談です。3.6 はちゃんと動いているんだから。)
が、どうしても諦め切れず、~/Library/Application Support/AquaSKK/
の下を含めて全部消してから、再インストールしてみた。
これが正解だったようで、ようやくちゃんと動くようになった。
問題の原因だったと思われる ~/.../AquaSKK/keymap.conf
が、いつどうやって入ったのか今だに謎である。
(新インストールでは入らないようだ。)
機能としては RC から然程変ってない(あたり前)が、Command-Space で AquaSKK から出てまた戻ると、ディフォルトで「かな」になる仕様に戻っている。 おかげで、Terminal.app では「てこでも『かな』に戻らない」という事は無くなった。
それにしても AquaSKK は素晴しい!!(新機能のひとつの「注釈」の Snap Shot を載せるようと思ったが、撮ろうとしたら、注釈の窓が消えてしまった。)
2009-09-19 (Sat): Cocoa Emacs
一週間前に Snow Leopard をアップデートしてまた使い始めたが、 その後はまあ順調に推移している。少くとも「また Leopard に戻ろうかなぁ」という衝動は起きていない:-p。 Activity Monitor で 'Intel (64 bit)' の表示が並ぶのは壮観である。 が、肝心の Kernel_task や、Firefox, Emacs 等は 'Intel' のまま(32 bit という事)なのは、オタク的優越感に水を差すような気がする:-p
唯一の課題は、Carbon/Cocoa Emacs のコンパイルであるが、
Carbon の方は、Leopard でコンパイルした binary を使えているが、
Snow Leopard ではコンパイルできないでいる。
Cocoa Emacs (-23.1.50) は、32 bit 版のみ(すなわち、CC="gcc -arch=i386" と
した時のみ)コンパイルができた。source code が
~/CVS/emacs
に有るとして、
fukuda@quadra:~/CVS/emacs% ./configure CC='gcc -arch i386' --with-ns fukuda@quadra:~/CVS/emacs% make bootstrap fukuda@quadra:~/CVS/emacs% make installで
~/CVS/emacs/nextstep/Emacs.app
ができる。これを /Application にコピーする、というコンセプトらしい。
実際、これを finder から double click する
と かなりおしゃれになった「login 画面」
が表われる。(うーむ、そろそろ proportional font
に行ってみるかな、と思わせる。)
しかし、Carbon Emacs の時と違って、
/usr/local/bin
や
/usr/share/emacs...
には何も置かれない。
--disable-ns-self-contained
を、configure option に付けても同じだった。(ちょっと自信無し)
また、
src/emacs
を shell から呼んだのでは、キー入力がその shell
のターミナルに送られる。Shell から起動するには
~/CVS/emacs/nextstep/Emacs.app/Contents/MacOS/Emacs
を呼ぶ必要が有る。
ddskk, apel 以下、Wanderlust までをインストールしてみた。 色々やってみたが、結局、build の際、例えば
fukuda@quadra:~/build/apel-10.7% make \ EMACS=~/CVS/emacs/nextstep/Emacs.app/Contents/MacOS/Emacs fukuda@quadra:~/build/apel-10.7% sudo make \ EMACS=~/CVS/emacs/nextstep/Emacs.app/Contents/MacOS/Emacs installとやるのが一番確実なようである。(Carbon Emacs での package は一切使えないが。) 同様の手を使って、emacs-w3m もインストールしてみたが、こちらは何故か動くようにできなかった。
使ってみて、
- フォントの設定方法が変っている。
(when (= emacs-major-version 23) (set-face-attribute 'default nil :family "Luxi_Mono" :height 180) (set-fontset-font "fontset-default" 'japanese-jisx0208 '("Hiragino_Mincho_ProN" . "iso10646-1")) (setq face-font-rescale-alist '((".*Hiragino_Mincho.*" . 1.15))) )
- 何行にも渡る長い行を編集するのが楽になった。
(^P, ^N でカーソルが上下に動く。)
- flyspell-mode は秀逸。
(当り前の事ながら)日本語を自動で除外してくれるのは良い。
- フォントのレンダリングが強力になった。ヒラギノも斜体で示される。
しかし、Luxi mono とヒラギノのアンダーラインが僅かにずれるのは、そのまま。
(アンダーラインの幅が、太くなって 2 pixels くらいになった。
あと良く見ると、「ずれ方」が反対。かつては Luxi Mono
のアンダーラインの方が下に来ていたが、今では上にずれる。)
- menu icon が表示されなくなった。設定で何とかなるのかも知れないが、
あまり使う事がないので放置。
- 細い事だが、command line? の下数ピクセルが切れてしまう。'g' や 'y' がきちんと表示されない。
という訣で(というか、shimbun や w3m が使えないので)、Carbon Emacs と置き換えるのはまだ先になりそうだ。 (でも、「長い行の扱い」や、flyspell は Carbon ですぐにでも使いたいなぁ。)
2009-09-12 (Sat): Snow Leopard を見直す
しばらく Quadra (MacPro) から離れねばならない、という事もあって、Snow Leopard を見限って Leopard に戻っていた(遠くからアクセスするのに、 Quadra がおかしくなったら大変)。 が、知人の方より、10.6.1 が出た、との情報を頂いた。32 bit H/W 上では、10.5.8 を使い続けるのが正解らしい、と分ってはいるのだが、 やはりムズムズしてきて、帰宅早々、10.6 が載っている側の HDD からブート、10.6.1 にアップデートしてみた。例によって手早く動作確認。
- iDVD はちゃんと動くようになった。
- QuickTime X も、HD DVD クリップをちゃんと表示できる。
- Finder
の不具合(時々、アイコンの再描画がやたら遅くなる)も修正されている。
- HP のプリンタドライバを改訂せよ、と言われる。少々迷ったが、
アップデートに同意。
インストールも問題無かったし、ちゃんと動いてもいるようである。
- Firefox を使っていると 3.5.3 にせよ、との案内が来る。 アップデートしてみたが、すんなり動く。64 bit にはなっていなかった。その起動画面で、FlushPlayer のアップデートを促される。OK してアップデート。
しかし、開発環境の方は、あまり進歩が無い(Xcode が改訂されていないのだから当たり前か。)
- Emacs-22.3.50 (22_BASE の CVS 版)は、32 bit 版も 64 bit
版もコンパイルできない。
- Emacs-23.1.50 は、configure 時に
% ./configure CC="arch i386" --with-ns % make bootstrap % make install
で、コンパイルができ、Emacs.app が作成される。このの Emacs.app をダブルクリックする事で、略正常に動作する Emacs が起動される。 - CC="arc i386" を取ると(すなわち、64 bit 版を作ろうとすると)コンパイルの途中で止まってしまう。
2009-09-07 (Mon): Snow Leopard を見限る
一週間程の確認で、-
通常のアプリケーション使用: まあまあ
- 開発環境: さっぱり(Emacs はどれもコンパイルできず、Macport は一旦全部 uninstall して、一から再構築中……)
という印象を得たが、その後、「通常のアプリケーション使用」 にも結構大きい問題が有る事が解った。
- QuickTime X は、さっぱり動かない。何か再生しようとすると即 abort
してしまう。条件を調整しようとして導入した
QuickTime X のための Preference Control さえ、すぐ落ちる。
- Install DVD からインストールした QuickTime 7
は、そこまで酷くないが、HD DVD の clip
を再生すると僅かながらギクシャクする。
- DVD Player が DVD 再生中に画像だけしょっちゅう止まったり、
コマ送りになったりする。
- Finder のレスポンスが悪い。ファイルを一個ゴミ箱に移動するだけでも、
一旦ウィンドウが閉じられたりする。
- しょっちゅう風車が回る。しかも、これが結構長く続く。
Snow Leopard は新 HDD にインストールしてあったので、旧 HDD を Boot Disk に選び直して、リブートするだけで無事 10.5.8 が立ち上がった。 心配だった iTunes の iPhone との同期も問題ないようだし、 当然ながら上記のような問題も直っている(起きていない:-p)。
という事で、しばらく(-10.6.1 が出るまで?)、10.5.8 を使い続ける事にする。
2009-09-05 (Sat): Mail システム改善
Snow Leopard の Migration Assistant はなかなか賢くて、 新しいシステム (HDD ?) への移行は略完璧だった。 「略(ほぼ)」というのは、
/etc/hostconfig
で設定するうちの幾つかがうまく起動できなくなっていたから。
Mailserver (postfix) もそのひとつで、このせいで(おかげで?)
我メールシステムの複雑怪奇さが浮き彫りになった。
どれくらい複雑かというと、あらましを思い出すのに、 自分の書いた日記を読み返さないといけない程:-p。
まず、目当てとしては
- 「Spambayes による spam filtering」や「procmail
によるディレクトリへの振り分け」等は全て Eagle (自宅サーバ)側で行なう。
- Client 自身では特に MH ディレクトリを持たず、 上記のフォルダ達にアクセスする事で、全ての作業を行う。
振り分け他は、とっくに実施ずみだから、ここでの要は「Dovecot が複数のフォルダを外部に公開できるようにする」に尽きる。 というか、これができなかったばっかりに、 上述の複雑怪奇なメールシステムになっていたのだった。 しかし、解ってしまえば事は簡単。要は、Wanderlust から見て、 "%inbox@eagle.otacky.us" に加えて、 "%folder.subfolder@eagle.otacky.us" というフォルダを実現するためには、
-
/etc/dovecot.conf
で、例えばmail_location = maildir:~/Maildir
とすれば、この Maildir 直下の cur の内容が、Wanderlust の "%inbox@eagle.otacky.us" フォルダからアクセスできる。 - Eagle の
~/Maildir
下のディレクトリ名を.folder.subfolder
として、 -
.procmailrc
の recipe では、この "." 付きのディレクトリ名を使い、 -
.folder
内のフォルダ指定では、この "." を取る、
とは言え、前回嵌ってしまった「誤解の元」をいくつか……
まず、%inbox
というフォルダは特殊で、これは/etc/dovecot.conf
の mail_location で指定するのであって、~/Maildir/inbox
というディレクトリが必須なのではない。ややこしいのは、
mail_location = maildir:~/Maildir/inbox等とした時であるが、この場合は勿論 inbox ディレクトリは必須であるが、 Wanderlust のフォルダ名である inbox を決めている訣ではない。 (しかし、全ての追加的なフォルダは、この下に作られてしまう事に注意。)
また、procmail でも、Wanderlust からのアクセスでも、新しいディレクトリが作成されるが、 最も素直にこれをやるには、
/etc/dovecot.conf (on Eagle): mail_location = maildir:~/Maildir/
~/.procmailrc (on Quadra) MAILDIR=$HOME/Maildir/ DEFAULT=$HOME/Maildir/ .... 0: * ^From: xxxxxxxxx .newfolder/としておくに限る。こうしておいて Quadra の
.folders
で、
%newfolder@eagle.otacky.usとしてから、wl を立ち上げ、そのフォルダをクリックする事で
Maildir/.newfolder
を作れるが、これが最も安全確実だろう。
その結果、Eagle 側では、
- fetchmail で、ISP の POP server からメッセージを取ってくる。
- それを .forward 機構を使って procmail に送る。
- procimail でメッセージをディレクトリに振り分ける。
(メールマガジンや、流量の多い ML のメッセージ等。)
- 振り分けの途中で、spambayes によるフィルタリングを実施。
- その結果 inbox には、比較的緊急性の高いメッセージが残る(届く)。
これに対し、メールクライアントからは IMAP4 のみにてアクセスし、
- 通常は inbox のみを閲覧。(iPhone、ThinkPad の Linux
からは普通これで十分。)
- 必要に応じて、mail magazine や ML 等のフォルダを同期して、
メッセージを読む事ができる。
- また必要とあらば、メッセージを
%spambayes.spam
や%spambayes.ham
に移動させる。(その後、Eagle でこれらのディレクトリを使って、~/.hammiedb
を鍛え直す。)
おかげで、システム全体が簡単になった(Quadra 側で spambayes, postfix, fetchmail が不要になり、また、Eagle 側でダミーアカウントを使う必要が無くなった。) が、それよりも運用が柔軟になった事の方が大きい。今では、Quadra 以外のクライアントでメールを読んでいる時でも、 スパムと思われるメッセージをスパム溜めに放り込む事が可能になった。(まだ、 iPhone でこれをやるには至っていない。)
2009-09-03 (Thu): Snow Leopard (その 2)
「手早く懸案事項確認」の続き……- Mail: Emacs/Wanderlust から読み書きする分には OK。しかし fetchmail
が動いてない。
- プリンタ: HP のドライバ(2008-04-29 版)は OK。
問題なくプリントできるし、スキャンもできた。
(一番心配だったので、とにかく良かった。)
"HP Software Update.app"
を試してみたが、新しい版は出てないようだ。
- MacPort: う、これは、port
コマンド自身のアップデートさえできない……。
MacPort
でインストールしたコマンドやライブラリは使えているように思うのだが。
- Network: 基本的な設定はきちんと移されている。(Router ではなく)
家庭内サーバを DHCP サーバとして諸パラメータを設定できているし、httpd
や sshd
は立ち上げ時起動される。Leopard では httpd
をオーバーライドする形で streaming server
を立ち上げる設定になっていたのだが、これは再現されない。
(とりあえずはこっちの方が好都合なので、放置する事にする。)
- BasiliskII (1.0 MacOS X Port 170): 問題無く動くようだ。
64-bit OS?
Snow Leopard の「売り」のひとつは、64 bit モードでの動作である。 が、Activity Monitor を眺めていたら、肝心の Kernel Utility には "(64 bit)" のマークが無い……。ちょこっと調べてみると、- これがデフォルトで 64 bit になっているのは、Xserver のみ。
- 通常の Snow Leopard では 32 bit がデフォルトであるが、
起動時 "6" と "4" を押す事で、64 bit モードにできるし、
こちらをデフォルトにしたければ com.apple.Boot.plist を編集する。
- ただし、これらができるのは、EFI-64 を備えた Mac のみ。
残念ながら、我が 06 MacPro は EFI-32 である。
% fukuda@quadra:~% ioreg -l -p IODeviceTree | grep firmware-abi | | "firmware-abi" = <"EFI32">>
System Management Control?
相変わらずタイマーによるスリープは働かない。 では、全く自分では寝入らないかというとそうでもなく、寝てくれる事もある。 どうも私が寝ると MacPro も寝てくれるようだ。 いや、冗談ではなく、(試験のつもりで)待っている間は決して寝てくれないのに、 あきらめてこちらが寝てしまって朝起きてみると Mac も寝ていた、 という事が何度も有った。そっちはもう諦めの心境であるが、もう一つ心配な事が……。 一度、筐体の冷却ファンが轟音を上げて回り始めた事が有った。 Acitivity Monitor によると CPU は殆んど使っていない。 なのに、いつまで経ってもファンの回転は下がらない。 ちょっと焦ったが、一旦スリープにして、また起してやると直った。 どうも、SL にした PowerBook でこのような現象が頻発しているらしい。 その場合は SMC (System Management Controller) をリセットすれば直る、との事。
MacPro でも SMC が悪さをしているのかどうか未詳であるが、とりあえずそのリセットを試した。 シャットダウンして、電源ケーブルを全部外し、15 秒待ってから電源ケーブルと、キーボード・マウスのみを接続して起動する、 だけの事。 が、何ら変化は見られない。(ファンの暴走はその後起きていない。)
開発環境
MacPort や、Xcode はコピーされてはいるのだが、そのままでは全く動いてくれない。Xcode-3.2 を LS の install DVD からインストール。これで、gcc や make は動くようになった。(gcc は 4.2.1 になっている。)
MacPorts-1.8.0-10.6-SnowLeopard.dmg を新たにダウンロードしてきてインストール。これで、少くとも
sudo port -v selfupdateは動くようになったが、
sudo port upgrade outdatedは、あまり進捗しないうちに止まってしまう。Uninstall したはずのモジュール (help2htm)を upgrade しようとして、インストールしたはずのモジュール (p5-locale-gettext) が見付からない、と云われる。 「わけわか」になってしまった。
それはともかく、肝心の Emacs-22.3 がコンパイルできない……。
CC="gcc -arch i386"
として、かつ CVS の trunk
を使う、というところまで調べたのだが、それらをやっても、
..... Dumping under names emacs and emacs-22.3 ..... --- Load Commands written to Output File --- Writing segment __PAGEZERO @ 0 ( 0/ 0x1000 @ 0) Writing segment __TEXT @ 0 (0x18c000/0x18c000 @ 0x1000) Writing segment __DATA @ 0x18c000 (0x161000/0x161000 @ 0x18d000) unexec: unrecognized section name in __DATA segment make[2]: *** [bootstrap-emacs] Error 1 make[1]: *** [bootstrap-build] Error 2 make: *** [bootstrap] Error 2となってしまう。なんだかまだ根本的なところに問題が有りそうだ。Leopard でコンパイルした 22.3 が問題無く動いてくれるので、然程焦る必要もないのだが、 何だか足が地についてないような不安を感じる。
2009-08-29 (Sat): Snow Leopard
Snow Leopard(以下 SL) の発売は昨日であったが、本日夕方、近所の Apple Store に出かけた。売り切れや混雑が予想されたが、意外にすんなりと SL のパッケージを買う事ができた。$29 也。ともあれ、インストールの方針を定める必要がある。 これまでざっと集めてきた SL の互換性に関する情報や、Tiger -> Leopard のアップグレードの経験から、今回は、
- インストールはしたもののそれ以後「放置」同然の 500 GB
ドライブが有るので、それを
"Case Sensitive, Journaled"
でフォーマットして、そちらへインストールする(以下、"MacHD2")。
- できれば、現状のインストール ("Macintosh HD" (250 GB))
もブート可能として残す。
- 現状のインストールの HDD から、"Migration Assistant" で、アプリケーションや、個人用ファイル他を移動する。 (以前、手でやろうとして、iTunes のファイルのコピーで躓いたので。)
- Leopard の Disk Utilitiy で、MacHD2 を
"Case Sensitive, Journaled" でフォーマット("erase"
する)。(一瞬で終る。
速すぎるせいで「始まらないなあ」と誤解して、二度起動してしまった:-p)
- Install DVD の MacOS.app
を起動して、Snow Leopard をインストールする。
(「35 分かかる」と最初言われ、途中その予測が「45 分」まで伸びるが、結局は 25
分で完了した。これは凄い。)
この時、
(後知恵であるが)捨てるつもりのアカウントを作っておくと、
"Migration Assistant" を使う際に具合が良い。
それと、Welcome 画面、格好良いですねぇ。
- ここで、Macintosh HD から Leopard
が起動する事を確認しておくべきであったが、うっかりパスしてしまった。
- Snow Leopard で再起動して、"Migration Assistant"
を起動。"From a Time Machine backup or other disk"
を選んで "Continue" を叩く。(これに 2
時間 10 分程もかかった。)完了後、リブート。
- 無事元のままのログイン画面(に、上記の捨てアカウントを含んだもの) が表われる。
- Idle Timer によるスリープは復活していない。
- iTunes のファイルは全て問題なくコピーされたようだ。
また、iTunes Store とも繋り iPhone との Sync も OK。
- Terminal.app: は、2.0 から 2.1
へアップデートされているのに、2.0
での問題点(記号類の文字幅が狂う)は直っていない。(← がっかり。)
- Emacs-22.3(手動コンパイル): は無事転送されて問題無く動く。
DDSKK, Wanderlust, Shimbun とも OK。
(「Snow Leopard では Carbon XXX
は動かなくなる」は神話であった。)
- Python-2.6.2/-3.1(いずれも
MacPython)も、後付けモジュール共々問題無く動く。
- Skype: OK. 少くとも、Skype Test Call では、当方の音声が確認できた。
- EyeTV: 番組表のダウンロード、番組の受信等、いずれも問題無さそう。
- Fusion: Ubuntu を走らせてみただけであるが、OK のように見える。 ("Resume" が随分早くなっているような気がするが、 単なる気のせいだろうか。)
2009-08-22 (Sat): Apple さん、お願いしますよ
Leopard
もう一週間程になろうか、Leopard を 10.5.8 に上げた。 Fusion にも EyeTV にも特に問題が出なかったので、 アップデートした事自体を忘れていたが、 ここへ来て嬉しい驚きが……。何と自動スリープが働くようになった。 私が10.5.0 でこの不具合に気付いてから、 何と二年近く経ってからの快挙である(← 勿論嫌味です)。 かつて、アップデートした当座のみ問題が解消した、という事が有ったので、 「あれ、直った?」と気がついてから、Skype, Fusion, EyeTV 等の容疑者達を立ち上げてはスリープさせてみて確認したが、いずれも濡れ衣 であったようだ。 (何を起動してもその後ちゃんと寝てくれる、という意味。 但し、これらを起動しっぱなしだとどうなるか、は未確認。) ともあれ、この快挙によって San Diego 市の電力事情は大幅に改善されるに違いない。 (災難と幸運は忘れた頃にやってくる♪)
入出力装置
HHKB Pro 2 はますます手に馴染んできて、当初の戸惑い(「Lite とは確かに違うけど、改善と言えるかなぁ」)は解消した。 但し、左手の手の平が筋肉痛になったのは、 このキーボードのせいのような気がするが、こちらはまだ要確認である。 で、ますます MacPro についてきたキーボードなんぞは使う気にならない。 (昨日又少し触ってみての感想なので、私の「思い込みだけ」でもないと思う。) 但し、HHKB のキーを触っても Sleep から抜けられない。Apple mouse なら、 クリック、下記 Logitech mouse なら、少し動かす必要がある(クリックではだめ)。(← なんでや。)最近(ここ半年程)、横スクロールに惹かれて、Apple mouse も使ってきたが、これも何だかなぁ、である。 左クリックと右クリックがうまく使い分けられないし、 左右のボタンをついつい押してしまって、窓を全て表示してしまうのも欝陶しい。 Logitech の安物のマウスを試用中だが、どうもこちらの方が断然良い、 と思い始めている。
Quadra 700 や 850 を使っていた頃は、Apple ADB Keyboard や、Apple mouse が最高と思っていたし、今でもそう信じているが、 それ以降はずっと落ちる一方である。(途中かなり「知らない期間」が有ります が。)お願いしますよ、Apple さん。
せめて Backward Compatible に
お店で見る Apple 24" LED Cinema Display は、その表示が素晴しいし、またその Mini DisplayPort もスマートである。なので一時本当に買う気になっていた。が、これ、どうやっても自分の MacPro に繋らないらしい……。 DVI/Mini-DispayPort アダプタは、逆方向(Mini のポートを DVI ディスプレイに繋ぐ)のものだし、 新しく出たグラフィックカードも、我 MacPro は古すぎて挿せない。
ったく何だかなぁ、である。アップルさん、お願いしますよぅ。
iPhone 3G S
その後もこちらで使い続けているが、概ね満足している。- Audio book の操作性は、iPod と然程遜色ない。
章ごとに頭出しができる。但し、progress bar
の表示が章ごとになるので、却って全体の位置が掴みにくい。
- Podcast のリピートが指定できないのは以前と変らないが、
最近、mic switch を押すともう一遍再生してくれる事が解った。
(が、その後は、全く違う曲が始まる……。)
- カメラのピントが甘い…… と思っていたが、これはどうも手振れに弱くなったと言う事らしい。 センサの解像度を上げたのに、レンズは明くなってない、という事で、 シャッタースピードが遅すぎるんだと思う。
2009-08-16 (Sun): Emacs-23.1
既に旧聞に属するかも知れないが、Emacs-23.1 が出た。早速 Linux (Ubuntu-9.04, Fedora 9) で試してみたが、ちゃんと動く。 (これまで CVS の先端 (23.0.94) がちゃんと動いていたのだから当り前か。)
-
.emacs-custom
で'(current-language-environment "UTF-8")
とした時の DDSKK の問題点が解消されている。 (DDSKK は 2009-08-16 を使用した。DDSKK の方の問題だったのだろう。) - DocView はそこそこ動いている。23.0.x で始めて動いたのを見た時は感激だったが、これ同様、23.1 でもやはり開けないファイルが有る。
継いで Leopard で試す。MacOS X では Emacs.app は Cocoa アプリケーションになるそうな(ちなみに現在のは Carbon Emacs) Emacs.app を作るには
fukuda@quadra:~/build/emacs-23.1% ./configure --with-ns --without-xとやるらしい。後は、例によって
make && sudo make install
で OK。が、これがうまく動かない。試しに
fukuda@quadra:~/build/emacs-23.1% src/emacsとやったのでは、そもそもキー入力が、この zsh の方に導かれてしまうし:-p、 Finder から Emacs.app を double click で起動しても、フォントがきちんと指定できない(Luxi Mono にならない)のはそのまま。 うーむ、このあたりの試行錯誤は時間がかかるのが通例だし、そんなに苦労しても macemacsjp-users ML によると、あまり安定していない、とか。ま、当面は 22.3 (Carbon Emacs) で行く事にしよう。(というか、現状で何の不満もないし。)
2009-08-15 (Sat): HHKB Professional 2
とうとう憧れの Happy Hacking Keyboard Professional 2 を手に入れた。
ずっと、HHKB Lite と Lite 2 を使ってきて、かなり満足していたが、 Lite などはなにしろ 10 年近く使ってきている。少々スプリングが「へたって」 きたような気がするし、なによりこれは OS/2 コネクタなので、最新の Mac には繋げない。で、これは退役させ、代わりに Professional 2 を入れる事にした。iPhone 3G S のカメラは何故かピントが甘いので、FPU さんによる写真も掲げておく。
少々の設定は必要で、本体の背面についているスイッチのうち、2 と 3 を ON にした。つまり、Macintosh Mode と、Delete -> BS である。前者は、Linux でも BasiliskII を使うためには必要で、こうしても別に Linux で弊害は出ないようだ。 後者は私の好みかも知れないが、BS (Back Space) の方が汎用性が有ると思う。 (これらの変更は、USB コネクタを一旦抜いて繋ぎ直す事で有効になる。)
肝心のキータッチはちょっと期待と違った。というか、Lite/Lite-2 とかなり違う。勿論 Pro 2 の方が良い、と言いたいところだが、今のところ 音が静かな事を除けば、決定的に優れているとは言いきれない。 究極のテストは、速くかつ間違い無く打てる事だから、 これはもう少し慣れないと何とも言えないが、既に Pro 2 のほうが良いように思えるし、もっと使い慣れれば断然良いぞ、という事になるだろう。 (と思いたい、なんせ高かったんだから!)
で、よく調べてみると、大文字が続く間違いが多い事に気付いた。つまり、 "aaAbaaa" と打ったつもりが実は "aaABaaa" となっている。どうも Shift キーのヒステリシスが効き過ぎるせいで、'b' を打つ時 Shift キーを離し(かけ)ているにもかかわらず、'B' となってしまうらしい。 こんな事になかなか気がつかなかったのは、SKK では、WakaRu と打つつもりで、 WAkaRu とやってしまっても、問題なく「解る」と変換されるから。(改めて SKK は良く考えられているな、と感心。)
これは「解ってしまえば、慣れるのは簡単」とは行かないようで、 使い初めて十日以上になるのに、 いまだにパスワードをしょっちゅう弾かれている*^^*。 私が「鈍臭い」事は措いても、 間違えてやり直す時、各キーをゆっくり強く「押そう」とするのが当り前で、 早く「離す」というのは本能に反する……:-p これに慣れて「Pro 2 完璧」となるには、まだ少し時間がかかるかも。
あまり重要ではないが、キーボードの傾きを変えるための足が二段になっている。 職場から自宅に持ち帰る際に、 小さい方のが抜け落ちてしまった。 幸いカバンの中で見付ける事ができたが、これからまた 10 年使うつもりの私(ケチ!)には、あらずもがなの改良のように思える。
2009-07-18 (Sat): Unicode
何度か戦しては撥ね返されてきた我「Unicode 化」であるが、今気が付いてみれば Linux (Ubuntu, Fedora) でも、MacOS X でも、既に Unicode 一色になっている。 Lunix や Leopard はとっくの昔から UTF-8 がディフォルトなのは解っているけど、 でもここは、それらの不具合を直して(勝手に直ってきているとも言う:-p)、自分で UTF-8 でエンコーディングしたファイルを使い始めた、という話です。
Emacs
Emacs-22.x (Leopard) でも、-23.x (Ubuntu) でも、 表示・編集・カットアンドペースト共全く問題無いので、 むしろ他のアプリケーションの「差し障り」を避けていただけのようなもの。~/.emacs-custom.el
で、
(custom-set-variables ;;....... '(current-language-environment "UTF-8") ;;....... )とやるのが最も簡単かつ確実。
ところが、これでは Emacs-23.0.x で DDSKK
がうまく動いてくれない(送り仮名が有るとおかしくなる)。
SKK-JISYO.L
の読み込みの時失敗している、もしくは
euc-jp
で読み込んだ後、それを UTF-8 で処理しようとしているのかも知れない。
しようがないので、かなりの弥縫策だが、まず上記の設定は
(custom-set-variables ;;....... '(current-language-environment "Japanese") ;;....... )に戻し、 .emacs で、
(set-terminal-coding-system 'utf-8-unix) (set-buffer-file-coding-system 'utf-8-unix) (setq file-name-coding-system 'utf-8-unix) (prefer-coding-system 'utf-8-unix)としている(以上は、Emacs-23.0.x のみの話)。
'(current-language-environment "Japanese")としないと、multipart なメッセージにリプライすると問題が出る。 追及している暇がない(既に手に余りそうな予感もする)ので、 この弥縫策に戻る事にする。やっかいじゃのう……
後は、テキストファイルの頭に
# -*- coding: euc-jp -*-とか、
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=euc-jp">等とやっておけば、個別にきちんと認識してくれる(Major mode に依存)。
-
また、件の記号の「半角・全角の問題」も生じない。こんな感じである。
(← これは image)
「▽」がちゃんと表示されて、DDSKK も問題無く動く。 - Mlterm や Firefox との間で、cut and paste がほぼ確実に動く。
Terminal-2.app
これについては、まだ結構悩ましい。 環境変数をLANG=ja_JP.utf-8 LC_ALL=ja_JP.utf-8とする他は、 Terminal → Preferences... → Settings → Advanced → International Character encoding で、Unicode (UTF-8) を選ぶだけ、のはずだが、下記のイメージのように、 記号の全角・半角の混乱が有る。
これは結構根が深い。この例だけでも、「全角文字を半角にしてしまう」 「形を変えてしまう」はたまた「全角文字を半角の間隔で表示する……」 等のパターンが有る。 ったく、なんて事をするんだ?と言いたくなる。
でもまあ、Terminal-2 で日本語を使うのは、
日本語ファイル名を扱う時と、下記のように Python
で文字列を入力・表示する時くらいのものだから、気にしない事にしている。
(実際、あまり気にならなくなった:-p)
要は、Terminal の上で、%
emacs -nw
を使おうなんて思わなければ OK という事。
Namazu もかつては euc-jp でしか動かなかったので、これを使う時だけ euc-jp にした Tab を使う事にしていた。が、Namazu も最新版は、UTF-8 対応となった。ウェブページだけ euc-jp にしておく理由の一つが無くなった訣だが、 こっちはもうちょっと様子を見る事にする。
MLterm
環境変数を上記のように設定し(私は、.zshrc の中で設定している)、かつ.mlterm/main
で
ENCODING = UTF-8 not_use_unicode_font = true only_use_unicode_font = falseとやる。 こうしないと全角の記号の半分以上は「半角豆腐」になってしまうが、 何だか依然「弥縫策」のような気がするし、実際「完璧」には程遠くて
- 「×」が表示されない、
- Wanderlust の summary mode
で「┗」等を表示させると何故か余計な空行が挿入される、
% emacs -nw
とやらなければ殆んど問題はない」とは言える。
今では ssh でログインして、Wanderlust
でメールを見る、という時以外こんな事はしないし、
それも稀になってきている。また、Leopard に ssh
でログインして Emacs
を使う場合はこの問題は起きない。
Zsh
上記の MLterm や Terminal-2.app は当然その上で使う shell と密接に関連している。私は一貫して zsh を使っており、設定としてはLANG=ja_JP.utf-8 LC_ALL=ja_JP.utf-8とするだけ。
Python
Python はもとより Unicode 志向であるが、Python-3 になって益々徹底したように思う。 普通に引用符で括った文字列は Unicode になっている(すなわち u"xxxx" としなくて良い。というか、できない。) 以下は、UTF-8 に設定した Terminal-2 での試行。fukuda@quadra:~% python Python 2.5.4 (r254:67917, Dec 23 2008, 14:57:27) [GCC 4.0.1 (Apple Computer, Inc. build 5363)] on darwin Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information. >>> line=u"これは試験よ" >>> line u'\u3053\u308c\u306f\u8a66\u9a13\u3088' >>> print line これは試験よ >>> fukuda@quadra:~% python3 Python 3.1 (r31:73578, Jun 27 2009, 21:49:46) [GCC 4.0.1 (Apple Inc. build 5493)] on darwin >>> line=u"これは試験です。" File "以前よく悩まされた漢字入力の不具合が(今のところは)解消している。", line 1 line=u"これは試験です。" ^ SyntaxError: invalid syntax >>> line="これは試験よ" >>> line 'これは試験よ' >>> print(line) これは試験よ
Web ページ
これだけは相変わらず euc-jp である(ページの encoding とその「宣言」を euc-jp にしている、という意味)。理由は Namazu が UTF-8 を受けつけてくれなかった事と、web browser の殆どが記号類を正しく表示してくれない事。 特に "…"(三点リーダ)を "..."(period 三個を縮めたもの)としてしまうのは許せない。と書き始めたものの、ふと気になって確認してみたら、Leopard の上の Firefox-3.5.1 でも、Safari-4.0.2 でも問題ない。 あれ?と思ってさらに確認したら、Windows 上の IE や Firefox では上の問題は残っているが、Ubuntu の上の Firefox は OK。 この Ubuntu にはヒラギノをインストールしてあるので、 「ヒラギノ + 最新のブラウザ」だと直っている、という事だろう。 (ヒラギノに限る訣ではないのは勿論であるが、要は「表示エンジンだけでなく、 使うフォントにも気をつけないといけない」という事か。)
また、最新の Namazu は UTF-8 のファイルを扱えるが、 処理中に出力されるメッセージは相変わらず euc-jp のまま、のようである。
でも、こういうのを思い悩むのはアホらしいので、とりあえずは euc-jp のままで行く事にする。
まとめ
例によって「非常に限定された環境条件での主観的な感想」に過ぎないが、- Emacs は
(current-language-environment "UTF-8")
とするだけで、その内容・名前が Unicode (UTF-8) のファイルを何の問題もなく扱える。(Emacs-23.0.x では DDSKK のためには少々弥縫策を弄しなければならない。) - 上記の terminal 達と zsh
の組合せで、全角記号の表示には問題が残るが、
日本語入力、日本語ファイル名を問題無く扱える。
(日本語入力は、Leopard では AquaSKK、Ubuntu では SCIM-SKK を用いている。)
また、これらを含んだ、"lineedit" も問題無い。(最近の Zsh
は、このあたりについては Bash より優秀かも。)
- Terminal (Terminal-2.app, MLterm) と、Emacs、Firefox
の間でほぼ問題無く cut & paste が可能。(Ubuntu
では、稀に copy されない事が有る。)
- しかし、Terminal-2 は素より、MLterm に於いても、その上で Emacs を用いるには問題が多い。(MLterm (Ubutu) から、Leopard に ssh でログインした場合のみ、ほぼ完全に動作する。)
という事で
完璧な Unicode の環境ができた、という訣ではなく、「できるだけ何でも Emacs と Python でやってしまう」方針で、何とかファイルの中身も名前も UTF-8 に統一できた、というだけの事か。2009-07-11 (Sat): (しつこく)フォントおたく
かなり執念を燃やしてはいるものの、私は素人なのに相手は大勢でしかも手強い、 という事もあって、まだまだ心残りな事はある。- Carbon Emacs で、Luxi Mono
とヒラギノのアンダーラインが僅かにずれる。(1 pixel だが!)
- Emacs 全般の問題だが、JISX0213:2004 のフォントが指定できない。
- Fedora の Firefox で、ヒラギノフォントがまともに表示されない。
- Ubuntu の Firefox
で、漢字がアンチアリアスにならない事が有る。
また 4. もこれはこれで結構ツライのであるが、普段 Ubuntu
を使っている訣ではないので、まあ、見て見ぬ振りをしていた。
が、意外にも ~/.fonts.conf
を弄る事でこれが改善できるという記事を見掛けたので、早速適用してみた。
大正解である。
しかし一方で、何と Mlterm
に副作用が出てしまった。
(不思議な事に、Emacs
は美しいままである。
.fonts.conf
をさらに弄って、
<?xml version="1.0"?> <!DOCTYPE fontconfig SYSTEM "fonts.dtd"> <fontconfig> <alias> <family>serif</family> <prefer> <family>Hiragino Mincho Pro</family> <family>DejaVu Serif</family> <family>Arial Unicode MS</family> </prefer> </alias> <alias> <family>sans-serif</family> <prefer> <family>Hiragino Kaku Gothic Pro</family> <family>DejaVu Sans</family> <family>Arial Unicode MS</family> </prefer> </alias> <alias> <family>monospace</family> <prefer> <family>Luxi Mono</family> <family>DejaVu Sans Mono</family> <family>Arial Unicode MS</family> </prefer> </alias> <match target="pattern"> <!-- prepending "spacing=mono" --> <test name="family"> <string>Luxi Mono</string> </test> <edit name="spacing" mode="prepend" binding="same"> <int>100</int> <!-- mono --> </edit> <edit name="matrix" mode="assign"> <times> <name>matrix</name> <matrix><double>0.96</double><double>0</double> <double>0</double><double>1.0</double> </matrix> </times> </edit> </match> </fontconfig>とすれば、MLterm の表示は元に戻り、かつ Firefox の漢字の表示も美しくなる。 <match> 以下の記述は Luxi Mono をこれまで通り使うために依然必要のようである。
2009-07-04 (Sat): ISP の「抵抗」
かつて、留守宅の ISP である So-net さんが、 "Outbound Port25 Blocking" を勝手に始めてくれて大いに憤慨した事もあったが、その後は特に問題無いようである。 現住所の TWC (san.rr.com) さんも特に問題なく動いてくれている。しかし、その一方、企業向けにはまだ「一安心」とは行かない。 勿論米国にも「評判の定まったところ」は有って、 そういうところは何の問題も無いのであろうが、やはりお値段も張るので、 弊社のような小企業では、 この言わば「お金で安心を買う」選択肢はなかなか採用できない。 で、「それなり」のところと付き合う事になり、 何かトラブルがある度に、その時の ISP さんと交渉したり、時折売り込みにくる別の ISP さんに話を聞いたりしていた。 これがまた埒が明かない事が多い。
まあ、セールスマン達が IP ネットワークの事に疎いのは仕方ないにしても、 エンジニアからも結構頓珍漢な解答が返ってきたりする。 なかでも、"SMTP Posting Server" は「鬼門」と言いたいくらいのもので、最初から話が通じる事など滅多にない。 典型的なやりとりのステップは概略以下の通り。
- 「POP サーバなら当然ご用意しますが」→
いえ、送信する方のサーバの事を言っているんです。
- 「そんなものは聞いた事がないですねぇ」→
日本の個人向けのサービスでは当り前の事ですし、米国だって、TWC
さんはちゃんと供給してくれてますよ。
- 「でも、そんな事しなくてもメールは送れるんですよ」→
それは解ってるってば(← だんだん苛々してきている)。
IP アドレスをちゃんと管理しないと色々不具合があるのですよ。Blacklist
に乗ってないか常に確認して欲しいし、できれば Whitelist
に乗っけて欲しい。
- 「それなら、弊社が供給する IP アドレスは全て clean ですから、サーバで無くても大丈夫です」→ 全部の IP でそれをやるのは大変だろうから(はっきり言うと、信用できないから)、 Server の 一個の IP で徹底的にやる事をお願いしている。(現に、逆引きできない IP をアサインしてくれたらしく、しばらくは san.rr.com 等のドメインにメールを送れなくなっていた。)
しかし、最近またメールを送れない相手が出てきたので、 調べてみると、まだ posting server は使ってない、とか。 弊社のコンサルタント君に「早く使えるようにしろ」と言ったものの、 肝心の ISP さんは、またぞろ上記の 3. から話を蒸し返してきた。 「畜生、こんな ISP なんかやめちゃる」との剣幕でメールをやりとりしたのが効いたのか、 はたまた、現在の問題が弊社へアサインされた IP アドレスの逆引きができなかった事が原因と判明したのが効いたのか、 何とか同社の SMTP Posting Server を使わせていただける事になった。
Posting Server の FQDN を聞き出した時点で、Wanderlust から san.rr.com へ送れる事は確認できていたので、後は Exchange server がその posting server を使うように設定するだけ、なのであるが。 (実は、件のコンサルタント君も「抵抗勢力」だったりする。 彼の言い分の「san.rr.com が、逆引きできない IP アドレスからのメールを受けつけない、という方に問題が有る」 というのも解るけど、私の「Posting Server を使っていればそれだって回避できたはず」という言い分がなかなか納得できない様子。)
たったこれだけの事が、なんでこんなに「ややこしい」んだ? まあ詰るところ、メールの信頼性への期待度が違う、という事なんだろうか。 だとすると、肝心の "SMTP Posting Server" の管理もちゃんと念押ししておかないと危いなあ。 「自分のところでも使っている SMTP サーバはきちんと管理されているはず」というのが、 私の思い込みかも知れないし。
2009-06-27 (Sat): iPhone-3.0
残念ながら iPhone 3G S にした、という話ではなく、F/W を 3.0 に上げただけです。iTunes でのアップグレードは例によって何の問題もなく完了。 が、実際に使ってみるとちょっと問題が出た。まず、Calendar が Google Calendar と同期されなくなった。NuevaSync というところのサービスを便利に使わせてもらっていたが、 これが働かなくなってしまった。 あちこち弄ってみたが直らない。 しばらく放っておいたが、今日また弄っていると OK となった。 何が悪かったのか未詳であるが、 ひょっとすると、Google のアカウントで、"Grant access" をやり直す必要があったのかも知れない。 もしくは、Push が manual になっていたのが原因か? (後者は四苦八苦している内に自分で弄ってしまったのか、もしくは、F/W アップグレードの際にリセットされてしまったのか、 今となっては確かめようがない。)
あと、iPod モードで Podcast を聞くのにリピートができなくなった。 Progress bar を表示させると、 その下に「メールで送る」「30 秒戻る」「再生速度」のアイコンが表示される。 (Audio Books や Songs では、「メールで送る」のところがリピート・アイコン になるのだが。)ふーむ、これは有難くない。というのは、一番良く聞く Podcast は NPR の 5 分間のニュースで、しかも車の運転中、という事が多いから。
なので、しばらく御無沙汰していた iPod nano をまた使い始める事にした。 こっちは、ソースの種類によって動作モードを変えるという芸当はできず、 no, one, all のうちどれかを選んだら、いつもそのリピート・モードが適用されるが、 この方が私にはむしろ好都合である。また iTunes Store で買った Audiobooks を再生する際には、早送りボタンで章の区切りへ飛んでくれる事を発見した。 これまでは本の方の章の頭に counter の値を書いたりしていたが、この「大発見」のおかげで、 こんな事をしなくても、頭出しがとても楽にできるようになった。 一方で、持ち歩くのは iPhone だけ、という具合には行かなくなったが、 それを補って余りある御利益である。
2009-06-13 (Sat): Ubuntu-9.04 再訪
Deb パッケージの Emacs が最新になっていて、しかも、Shimbun が読める、と有頂天になっていたが、よくみると、 w3m 他のパッケージが自動でインストールされた、という事ではなくて、 以前パッケージ版 Emacs のためにこれらをインストールした、というだけの事らしい。 この Emacs のために DDSKK をインストールするのに手間どっているうちにその事に気がついた。 なので、CVS 版の Emacs に戻る事にした。最新版は 23.0.94.1 になる。 Apel と DDSKK は再インストールする必要がある。(DDSKK は上記のパッケージ版のために変更したSKK-CFG
を元に戻しておかないと、インストール先の自動判別に失敗する。)
CVS の Emacs をちゃんとコンパイルできたので、8.10 で一つ一つインストールした多数のライブラリ群は、 問題なく保持されているらしい。素晴しいぞ、OS アップグレード。(各ライブラリが自動アップデートされているかどうかは未詳。)
これは 8.04 の時からある問題であるが、 Emacs が指定より大きいフォントサイズを採用してしまう。 なので、
(set-default-font "luxi mono-11") (set-fontset-font (frame-parameter nil 'font) 'japanese-jisx0208 ..........としなくてはならないのだった。 これでやっと MLterm の fontsize = 19 と同等のサイズとなる。 これを思い出したのは、何度か log-on, log-off を繰り返しているうちに、Emacs のフォントが小さくなる事があって、 その際は、
Luxi mono-14
とする必要があったから。
これは Emacs
の不具合というより、Gnome が気紛れを起こしているような気がする。
以前書いたように、mad_wifi は新たにインストールする必要があった。
で、これを起動時に自動で insmod
させる方法が解らない……。
起動の度に sudo
modprobe
しても良いようなものだが、それはちょっと悔しい。
また、Wicd は -1.5.9 となっており、8.10 のときより DHCP
が機敏になっていると思う。しかし、先日 San Jose
空港 (SJC) で試したところ、またもや "Obtaining IP address..."
で行き詰まった(Tmobile でも sjcfreewifi でも同じ)。Windose
で boot すると、あっけなく Tmobile に繋った。しかもその後は、
9.04 の Wicd
でも繋るようになった。(時間がかかり過ぎるだけなのかも知れない。)
一方、その後も、自宅・オフィスとも接続の速度に問題は無い。
どうなってるんだろ。
それにしても、SJC で Tmobile が無料なのはちょっと嬉しい驚きであった。 sjcfreewifi が有るのでは、有料では誰も使わない、という判断なのだろうか。 結構結構! SAN (San Diego 空港)でもそうして欲しいものである。
2009-05-30 (Sat): Ubuntu 9.04
ThinkPad X200 の Ubuntu(-8.10) にはほぼ満足していたものの、 やはり少しは「なんだかな」は有った。- 使ってないとスクリーンを少し暗くする設定にしてあるが、
よく勝手に暗くなる上に、一旦暗くなると、Fn + Home (輝度調整)
キーを触らないと元に戻せない事がある。
- 通常使用時の電力消費が、Windose
に較べて若干多いのはまあ良いとしても、Sleep 状態で 3
昼夜放置すると、電池が切れて shutdown してしまう。(hibernate
しているのでも無いようだ。)
- WLAN を使うのに、madwifi を後からインストールせねばならないが、 まあこれは良いとして、その後 kernel をアップデートする度に madwifi を再インストールする必要があるのは、かなり煩わしい。
が、"Update Manager" の "New distribution release '9.04' available...." という文句に惹かれて、ついふらふらと。(レポート書きで煮詰っていて、 ちょっと現実逃避がしたかった?) まあ、正常な心理状態だったら、我乍ら軽率、と思うところであらうが、 まあ結果オーライだったから良しとする。
インストールはとても簡単だった。まるで、パッケージを一つ upgrade するような感じである。殆んど手間がかからない。一度、package download の段階で、最後の package を download している状態から先へ進まなくなってしまった。 が、一旦中止して、インストーラを再度起動すると、先に download したものは無駄にならず、あっさり次の段階に進んでインストールが完了した。 ここで初めてシステム再起動。(何せ Windose 7 は "several times" だったからねぇ。途中で数えるのを諦めたくらい:-p)
新しいシステムでログインしてみての感想。
- 8.10 での懸案事項は、殆ど全て解消されている。
正常なサイズの画面
が、起動音と供に立ち上るので、ほっとする。
やるじゃん Ubuntu と思わず呟く。(Gb Ethernet, Video
Driver, Sound Driver 等に何ら問題ない、と言う事。)
- SCIM-SKK も問題無く動く。(Fedora 9
の SCIM-SKK が最近のアップデートで動かなくなってしまったので、
ちょっと心配だった。)
- WLAN だけは madwifi をインストールし直す必要が有った。
(madwifi-hal-0.10.5.6-r4003-20090416 を make; sudo make install
した後、modprobe ath_pci とすれば、Wicd が WLAN module を認識してくれる)
- Dual boot にも問題無さそうである。Windows XP も問題無く立ち上がる。
その後の動作確認と設定。
- Emacs が 23.0.91.1 になっている。CVS から作った 23.0.60.1
より新しそうなので、置き換えてみた。Wl, w3m
とも問題無く動くようなので、こちらを使い始める事にする。
(なんと、shimbun
までちゃんと動くが、スムース過ぎてちょっと心配:-p)
- zsh も 4.3.9 となっている。chsh でこちらを指定。
日本語のファイル名もちゃんと扱えるようだ。
- Skype はそのままでは動かなかった。Audio Capture
の自動検出に失敗しているようで、
かなり四苦八苦させられたが、解ってみれば「ありそうな設定」ではある。
説明は面倒なので、
Skype の設定とSystem >
Preferences > Sound の設定を画像で示す。
ビデオは自動検出が正しく働き、修正不要であった。
- 電池の保ちは、従来と変わらない(6 cell で 4 時間 10分程)。
Sleep (suspend) の間の漏れ電流?も、あまり改善されてなくて、
やはり三日程で、電池切れとなるようである。
- 期待の立ち上げの速さであるが、GRUB のシステム選択画面から login prompt までは、約 31 秒であった。確かに速くなっている印象である。 但し、そこから Gnome が完全に開くまでに、さらに 20 秒くらいかかる。 また、sleep 同様 hibernate も問題なく動いた。(誰かのレビューに、 どちらも動かない、と有ったが……)しかし、hibernate からの復帰は GRUB から prompt まで、41 秒かかった:-) デスクトップに何か展げているのでなければ、shutdown した方が早い、と言う事か。
既に附属のパッケージを使うようになっていた Mlterm, Firefox に加えて、 今回 Emacs と Zsh もパッケージをそのまま使うようになったので、 もはや、自分でコンパイルしたコマンドと言えば Python くらいのものである。 しかし、それもパッケージが -2.6.2 と新しく、そのために Numpy 他が使えるかどうか心配なだけ。なので、そのうちこれもパッケージに移行するだらう。 なんだか嬉しいような、寂しいような……
2009-05-25 (Mon): Windows 7 RC
ThinkPad について来た Vista は VMware Fusion へインストールできなかった。 理由がよく解らないので、改めて Vista を購入する気にもなれず、しばらく放って置いたが、ふと思いついて Windows 7 をインストールしてみる事にした。何と、Windows 7 が RC (Release Candidate) になっている。素晴しい…… (と言いたいところだが、何故か正式リリースは年末なんだとか。 なんだか、今回はえらく慎重だね。)で、一方 Fusion はまだこれを正式にはサポートしてないが、ベータ版は一応 OK との事らしい。ならば RC も大丈夫だろう。
ともかく、
7100.0.090421-1700_x86fre_client_en-us_retail_ultimate-grc1culfrer_en_dvd.iso
というファイルを落してくる。これは、32 bit 版に違いない。
(いつもの事ながら、この凄いファイル名。MS さん、お願いしますよ……)
勿論、Product Key も入手しておく事。
一方、Fusion の方は、File > New ... で始まる設定で、
- Installation Media: 上記の iso イメージを指す
- Choose Operating System: Microsoft Windows, Windows 2008 Server
を選ぶ
- Windows Easy Install: で、Password を設定しない
- Sharing は全て Disable
- Display の 3D Acceleration は Disable
例によって何度も reboot するけど、ひとりで勝手にやるので、あまり煩わしくない。
最後に、こんな login 画面に辿り着く。 この時点で、
- 実は既に font size を 125% にしてある。
- 心配だった VMware Tools は、何と自動でインストールしてくれる。
- Full screen モードに入る事も、それからの復帰もスムースである。
- Windows Update は済ましてある。(自動で、update
するように設定した。)
- IME はおろか、CJK フォント他の日本語環境の設定の仕方が解らない。
- MS Office 2007 のインストールはできて、一応動く。
- インストール中もそうであるが、時々非常に重くなる。Window の切り替えさえ何秒もかかる程。(Display の accelerator を切ってあるせいかなぁ。)
2009-05-16 (Sat): MS Office, VMware Fusion
ThinkPad に付いてきた MS Office 2007 の試用期限が切れた。 滅多に使わないし、たまに使っても、iWorks 他で作った文書やスプレッドシートを確認する位なものなので、むしろ Fusion on Leopard の上で使えたら便利だらう。なにしろ ThinkPad では Office 2007 は frill が大きすぎて、ワークスペースが十分でない。
という事で、久しぶりに、Fusion を起動したら、Update を勧められたので、 あまり深く考えずに、2.0.4 に上げてみた。が、これが大失敗。 安定性を誇っていた Ubuntu-8.10 が立ち上がらなくなってしまった。Virtual Disk がおかしくなったらしく、マウントする volume が無い、等という。 まあ良いか、と気を取り直して、Ubuntu-9.04 をインストールしてみた。 インストールは順調(CD-ROM に焼かなくても良いというのはとても便利だ。) しかし、なぜか VMware tools がインストールできない。 "Menu Bar" => "Virtual Machine" => "Install VMware Tools" は選択できるし、 それをクリックしたら何やらマウントされるのに、その中身が空のまま。 このツールが必須という訣ではないが、 無いとカーソルがギクシャクして嫌だし、フォントや Emacs 等のインストール・設定の事を思いやると、なんだか面倒になってきて、 止めてしまった。
気を取り直して Vista のインストールにかかる。実はこちらが本命であった。 ThinkPad X200 の XP downgrade 版に付いてきた(けど使ってない) Vista を再利用しようとした。が、やはり旨くいかなかった。 Lenovo のロゴが出る画面までは行くのだが、そこで CPU がリセットされる。 つまり、無限ループに入るようだ。まあイケない事をしている気もするので、 あっさり諦める。新たに買うつもりで VMware のサイトへ行ってみたが、 しかし、もう Windose は売ってないようだ。 (売らなくなったのは、もう大部前の事なのかも知れない。)
という事で、Fusion は Linux さえ満足に動かない状態になってしまった訣だが、 しかしあまり悔しくもない。(実は、その後 2 週間以上もそのままになっている。) 根気と時間が無くなった、という事もあるだらうが、そもそも以前程 Fusion の上の Linux を使わなくなっていた。Leopard の上で殆んど何でもできるし、 唯一の不満だった Terminal Emulator も、日本語を入力しないのであれば Terminal-2.0.app で問題無いし。と言うか、MLterm への日本語入力はこの頃却って難しくなってしまった。
仕方が無いので、ThinkPad の MS Office を購入版にアップデートする事にした。Small Office 版で $299.95 也。痛いなあ。 それにしても Office は 2007 になっても大して進歩していない。Excel は依然として日本語が混っていても「半角」空白で改行 (wrap around) してしまうし、Word のリストの扱いの予測不能な事に至っては本当に気が狂いそうになる。 両方とも iWork でも Open Office でも何の問題も無いぞ。 あ、でも逆に言うと、前者のような不具合が有るから、どうしても MS Office で確認せざるを得ない訣で、これは拡販策なのか:-P。
あ、いや、「何の問題も無い」はちょっと言い過ぎかも。Open Office の方はそれに使う scim-skk が使えなくなってしまった。元々 Fedora 9 は scim-skk をサポートしていないようだが、
scim-skk-0.5.3-0.20070802.1mdv2008.1.i586 libscim-skk0-0.5.3-0.20070802.1mdv2008.1.i586等をインストールして何とか使えるようにしていた。 最近 SCIM がアップデートされて、そのせいだと思うのだが、SCIM から SKK が使えなくなってしまった。SCIM の control pane で check box にチェックして enable するのであるが、そこに SKK が表れない。
scim-skk-0.5.2-11.fc10.i386.rpm
を入れてみたり、
上記のパッケージを再インストールしてみたりもしたが、一向に埒が明かない。
一噌の事、Fedora 10 に上げるか、Ubuntu
にしようかとも思うが、例によって元気が出ないなあ。
2009-04-18 (Sat): フォントおたく
まあ、我ながら執念のやうなものを感じるが、 日頃使ふ(使はざるを得ない)殆ど全ての環境で、 ヒラギノを中心にしたアンチアリアス・フォントにできた(下の表)。 ディフォルトのフォントは、「ヒラギノ明朝 Pro W3-18/19/20」 と "Luxi Mono-18" である。
OS | Leopard -10.5.6 | Fedora 9 | Ubuntu 8.10 | Cygwin on Win XP |
---|---|---|---|---|
Browser | Firefox *1) | Seamonkey *2) | Firefox | Firefox (on Win XP) |
Emacs | Emacs-22.3 | Emacs-23.0 | Emacs-23.0 | XEmacs (on Mlterm) |
Terminal | Terminal-2.0 *3) | Mlterm | Mlterm | Mlterm |
*2) 下記参照
*3) ヒラギノ角ゴシック ProN W3
Leopard のヒラギノフォントのレンダリングは素晴しいものが有る。
この頃は慣れてきて「あたり前」のやうに感じてゐるが、
他の環境へ行くとその有難味が再認識される。
また、気がついたのは最近だが、Leopard からヒラギノに ProN が加はり
"JIS X 0213:2004"
が表示できるやうになった。
文字の数が倍になった他、色々機能が強化されてゐるらしいが、
私などが直接御利益を感じるのは例へば
「祇園」「酋長」「灼熱」「飴屋」「辻々」
等が次のやうな古い字体;
(← これは image)になる事くらゐのものである。
早速このサイトの style sheet を変更して ProN を指定し、
body { background-image: url("/images/weave.jpg"); font-family: "ヒラギノ明朝 ProN W3", "ヒラギノ明朝 Pro W3", Hiragino Mincho ProN W3, Hiragino Mincho Pro, Sans-Serif, Gothic; font-size: 19px; .... }なんちゃって旧假名と供に「古色蒼然」を楽しんでゐる。 (かういふのが良いと思へるのは、やっぱりトシか?)
但し、Emacs ではまだこのフォントを指定する方法が解らない。また、不思議な事に、Safari でも Seamonkey でも指定できないやうだ。(Terminal-2.app は、明朝が選べないだけで、ProN にはなってゐる。)
また、常用のターミナルを iTerm から Terminal-2.0 に換へた。こちらは残念ながら日本語フォントを別途指定する事ができず、 "ヒラギノ角ゴシック ProN W3" が設定される。 ターミナルで日本語を表示させる事は然程多くないので、これでまづ十分だし、 Terminal-2.0 の「疑似」カーニングの効果で、全角・半角の問題が緩和されるし、 文字間隔を小さくしても、文字が重なるだけで欠けずに表示されるのが嬉しい。
Fedora 9 のブラウザでは結構苦戦した。何故か Firefox
では「ヒラギノ」がちやんと表示されず(特にその英数字が酷い)、一方
Seamonkey の方はその表示はまあまあだが、
不安定でとても使へたものではない、という状況だった。
どちらも「最新版が出るのを待ちかねるやうにして確認、その度にガッカリする」
が続いてゐたが、ここに来て元凶の flashplayer
に、これと互換のプラグイン (libswfdecmozilla.so)
が有る事を知り、それを Seamonkey
にインストールする事でまづまづ使へる環境とできた。(flashplayer
へのソフトリンクが残っていてはダメで、また、Seamonkey
をアップデートすると、自動で flashplayer への link が張られてしまふ事に注意。)
ところでこのプラグインだが、動画のコンテンツをいきなり表示せず、
代りにスタートボタンを表示する。これはとても良い仕様だと思ふ。
無理矢理見せられる動画なんてどうせ殆どが無用のものだし、
表示を遅くするばかりだから。
Windose では、Cygwin の MLterm とその上の XEmacs は正常にヒラギノを表示するが、Firefox ではムラができてしまふ。 すなわち濃く太く見えるひらがな(「ま」「す」他)と、さうでないものがはっきり分かれる。 ちょっと情け無いが、Windows の上にヒラギノを載せてゐる人は稀だらうから気にしない事にする。
2009-04-11 (Sat): マイホームサーバが攻撃された(その二)
どうも意図的な「攻撃」ではなかったのでは、と思えてきた。 というのは、改めてログを良く見て、アクセスして来たホストの IP アドレスを数えあげたら、2400 くらいも有ったからで、いくらなんでも、それ程沢山のホストを一斉に狂わせて、 かつ一斉に元に戻すのは難しかろう。とすると、もっと有りそうなのは、通常の treatxxx.....com へのアクセスが何らかの理由で我 otacky.jp へ導かれた、という事だろう(DNS サーバが狂ったか、treatxxx....com が壊れたか)。
ただその場合でも、何故 httpd (Apache2) が Server Name が違っているリクエストを受け入れて、かつ、それを(名前の違う)Virtual Host へ要求を送ってしまったか、という疑問は残る。 しかし、とりあえず「DoS 攻撃ではなかった」という事は言えると思う。
ところで、件のサイト、今確認したら復旧していて、 とても「えげつない」ポルノサイトのようであるが、 ふーむ、当サイトには DDoS 攻撃に見える程のトラフィックが、 そこでは当り前なのか。大したものである。 (それだけアブノーマルと言ふか「アブ」ない人が多いって事だらうか:-p。)
そんな事なら、この 12000 ヒットはわざわざ消したりせず、有難く頂いて(カウントして)おけば良かったなあ:-p。
2009-04-05 (Wed): マイホームサーバが攻撃された(?)
我がマイホームサーバも一人前になったという事か、 とうとう「攻撃」を受けたようだ。 事故か故意か解らないが、日本時間の午前 2 時頃、 突然どかどかと大量のアクセスが集中し始め、5 時前の時点で、その日のアクセスが 12,000 件を越えた……。御同慶の至り、と言いたいところだが、その間サーバが青息吐息となって、ML 等が応答しなくなっていた。そもそも、ssh でログインしようとして失敗して、おかしくなっているのに気がついたのだった。 (失敗したのではなく、異常に時間がかかるようになっていただけ。) 故意ならば、DDoS (Distributed Denial of Service) 攻撃という事になろうか。
- Remote(要求側)host の IP address はまちまちで、繰り返しはあるものの、 少くとも 20 個以上のサイトから要求が来ている事は確認した。 (Distributed だと言って良いと思う。)
-
スパムの要求(HTTP パケット)については、
いずれも
Python の
os.environ.get("SERVER_NAME")
の帰り値が "treatxxxsitecheap.com" になっている。 (ふーむ、なんでこんなのが httpd に受け付けられるんだろう。) - Client Application は全て、 "Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)" となっている。(踏み台となるのはいつも Windose、という事か?)
- 1 分間に 90 〜 140 回くらいのアクセスが有った。
- そのせいで、httpd のプロセスの数はじわじわ増えて行き、最高で、 140 個程度のプロセスが並行して走っている状態となった。 (一度こういう状態を見てみたかった:-p が、スパムではつまらない。)
- Counter5.cgi(Python script)を弄って、上記の SERVER_NAME が、otacky.jp でないものは数えないようにした。 (既にカウントされているものは、手で削除。)
- その変更で、スパムの時はファイルアクセスをしなくなった筈であるが、Top で見ていると、その Python script (counter5.cgi) は依然 CPU を 4% 程使っている。(30 個もプロセスが走ったら使い切ってしまう勘定になる。 Python の起動に時間がかかっているのか……)
- Virtual Host へは、SERVER_NAME でアクセスする設定になっており、 実際、いくつかの Virtula Host へは正しくアクセスしているのに、 treatxxxsitecheap.com へのアクセスだけは www.otacky.jp の VH に渡される。(UseCanonicalName を On にしたのでは、常に www.otacky.jp となってしまい、上記の切り分けができなくなる。)
- 最大 process 数を下げてみたが効果が無い。ディフォルトの 150 を、16 まで減らしてみたが、攻撃のピークでは、やはり CPU が使い切られてしまう。(要求の頻度には波が有る。)
そうこうしているうちに、アクセスの頻度が下火になり、やがて、 通常の頻度まで落ち着いた。 スパムなアクセスを拒否するための有効な手は打てなかったが、 とりあえず一件落着。次の攻撃に備えて、 スパムアクセスを水際で撃退する方法を考えておかねば。 (きっとすぐ忘れるだろうけど。)
2009-04-01 (Wed): Apple が MS を提訴
なんて事は有りません、勿論。(放っておいても、ジリ貧だし。)2009-03-28 (Sat): <frame> を無くしてみた(その二)
IE 様だけは CSS の "position: fixed" を理解してくれない。この問題に目を瞑って、<frame>
から <div>
に移行を果したものの、IE ユーザを切ってしまったようで、少々後めたかった。
しかし、偶然 HTML の版を "4.01 Transitional" ではなく、 "4.01 (Strict)" とする事で、IE 様にも "fixed" を認識してもらえる事が判明。 要は、ページの先頭の
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN">を
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01//EN">とするだけの事であった。しかし、この「だけの事」がそう簡単ではなく、これまで "Transitional" の陰に隠れていた HTML 4 に非対応の部分(これがまた山とある)が、 表に出てくる事になってしまった。即ち、w3.org の validation で山程エラーが出るようになってしまった、という事。
これを克服するには、単純な tag の置き換えでは済まず、例えば「見え方」に関するものは何もかも style sheet に入れないといけない等、結構大変。 とりあえず、定義だけ全部 4.01 strict にしておいて、tag のデバッグは、まあ、 ぼちぼちやる事にする。
2009-03-14 (Sat): <frame> を無くしてみた
思いがけず IE8 が box-sizing を認識するようになるという噂を聞いた。 ふむ、それなら、今
<frame>
で実現している "floating
menu" を
<div>
でもできるかも知れない。
という事で、一度やりかけて、そのままになっていた作業を再開、 殆ど従来と変りない表示が得られるようになった。 CGI からのデータを表示させると、 ディフォルトのディレクトリが変ってしまう、というのに少し梃摺ったが、 まあ、それも我慢の範囲にできたと思う。さすがに Netscape での動作確認は諦めたが、Firefox は勿論、Seamonkey でも Safari で問題無く見る事ができた。 Browser が、閲覧中のページのアドレスをきちんと表示してくれる、 というのは確かに、気持が良い。(例えば、reload で、見ている場所を再表示してくれる。)挑戦した甲斐が有ったというものである。
が、しかし、IE がさっぱり改善されていない。boxsizing
が指定できる、というのは 8.0 を待たないといけないようだ。
しかしこちらは、考えてみたら、
他の殆どのブラウザが指定できるようになったので、boxsizing:
content-box
として、IE
に合わせれば済む事であった(なんだか癪に触るが)。
しかし、DIV.menu (position: fixed
)
だけ何故か無用の空白が周りに付け足されるし、何より floating menu
にならない―Div.main (position: absolute
)
の部分と一緒にスクロールしてしまう……。
うーむ、以前からの問題はやはりそのまま残っていて、かなり重大だなぁ。
しかし、まあ、せっかくここまでやったので、このまま少し様子を見る事にする。
IE ユーザの方は、この際、Firefox に乗り換える事をお勧めします:-p。
2009-03-07 (Sat): OALD-7 やっと完成
「設定を弄っただけ」なので、 「OALD-7 が完成」というのはちょっと語弊が有るというか「畏れ多い」かも。 Ito さんに教えて頂いて、 辞書の発音記号を Unicode にしたり、例文を Italic にしたり、はたまた 文型の表示を太字にした効果は素晴しいものだったが、その後、 さらに凝ったものにする努力の方は、 手間暇の割に然程見易さを改善してくれてない。 一方、元の辞書の XML を解析したり、elisp で正規表現を扱ったりするのは最初は面白かったが、 だんだん手に負えなくなってきた。 なので、「完成」というより、「もういいかな」という感じ。出来栄えを、いつもの "eliminate" と、新しい表示を見るための "absorb" 及び "bath" への検索結果で御覧あれ。 (勿論、実際の使用時は、frame の 1/3 - 1/2 を使って、「辞書候補」とともに表示される。) この表示に対応するファイル達のスナップショットのは、以下の通り。
- oald7-pkg.el:
lookup+media が、これを元に外字の発音記号を
Unicode のそれに変換する。僅かに変更。
- tables:
oald7-fpw が、EPWING 化の際に参照する。
例文の区切を、綴りの区切りと区別するための変更を行なった。
- oald7-fpw.conf:
oald7-fpw の conf file。かなり変更している。
- .lookup: lookup+media
が見に行くファイル。font face の変更等を行なう。
- .emacs + .emacs-custom: .lookup で指定する font face を定義している部分。
あまり辞書に凝っていたら、 辞書を引く時間(仕事をする時間?)が取られる、と思ったけど、 実際には改良している間も辞書を引く回数が増えているような気がする。 ともあれ、オリジナルの eb, eblook, lookup, FreePWING を作った方々、また lookup+media と oald7-fpw を作られ、 数々の助言を下さった Ito さんに改めて感謝致します。
2009-02-21 (Sun): なかなか足抜けさせてくれない……
これじゃあ新手のスパムじゃないかと思うのだが、リアルさん、なかなか ML から外してくれない。ML から抜けるのに、アカウントにログインせねばならず、 そのログイン・パスワードを忘れたら、パスワードをリセットするのに、 アカウントに登録したクレジットカード番号を聞かれる……。 まあ、そんなに大事にアカウントを守ってくれるのは有難い事であるが、 そのクレジットカード番号が違うと言われ続けると、なんだか心配になる。
兎に角、どうにもならなくなって、「リアルサポートセンター」で、 パスワードの再発行か、アカウント・ML からの削除をお願いしたら、あっさりメールで、
下記メールアドレスにて登録を頂いておりましたアカウント情報の削除 およびメーリングリストからの抹消を承りました。 xxxxx@computer.org なお、アカウント削除後も最終的な処理終了までに 1週間ほど要します ので、しばらくの間はメール等が届く場合もございます。 何卒、ご了承くださいませ。との事。 だったら始めからメールで依頼を受けつければ良いのに、と思いつつも、 まあ埒が明いて良かった……
と思ったのは早計で、かれこれ二週間以上になるのに、今だにメールが届く。 もうアカウントもないので、どうやって止めたら良いか解らない。 これじゃあスパムと同じだ。 こんなに退会やキャンセルを難しくして、しかも、 スパムまがいにメールを送り続ける……。
そう言えば、US Real の方でも同じような事が有った。 real.com の方は、購読の解約は電話でしか受けつけない、との事で、 電話してみたら、「アカウントマネージャから電話させるが良いか。」 「そんな大層な」と思いながらも OK したら、電話してきた彼氏、なんだかんだと続けさせようとする。 しまいには、○箇月無料で良いから、続けてみてくれ、と言う。 まあ、それなら、と妥協したら、しっかりチャージしてきたので、 また電話。やっぱり引き止めようとまくしたてるので「兎に角今すぐ止めろ!」 と叫んでしまった(電話で叫んだのはこれが初めて)。そしたら、「解った、解約する。 でも今月分はチャージさせてくれ」「……」もう返す言葉が無かった。
ったく恐れ入るしつこさであるが、こんな事して、 企業イメージを悪くするだけだと思い至らないのかね。 そもそも、今の Mac 向け RealPlayer は、guide.jp.real.com が自ら供給するソースでさえ、clip はぐずぐず崩れてくるは、 無料フルバージョンは全く再生できないは、で、今時珍しいくらいのお粗末さ。 (しかも、英語版を使おうとすると「日本からのアクセスしか受けつけない」と抜かす。) だから、退会・解約しようとしているのに、今度はなかなか足抜けさせない。 そんな事するより、無料版 player、無料ソースの品質を上げる方が、 顧客確保の近道だと思うんだけどね。
兎に角、Mac ユーザは Real.com には近付かないに限る。 (← 嘘、取って食われる訳ではない。 でも、メールアドレスを書き込んだり、 アカウントを開いたりは避けた方が良いと思う。) 嘗て RealPlayer は Linux ユーザの正に「救世主」だったんだがなぁ。
2009-02-21 (Sat): OALD-7 まだまだ良くなる
例文を italic にして、見易くなったので、今はもう殆ど OALD7 だけで済ましている。(LDOCE4 は、ちょっと御無沙汰。)ただ、紙の辞書を見ていると、もうちょっと欲が出てきた。 例えば、語義の番号や文型を bold にしたい、とか、[SYN] とか [OPP] という部分の色を変えたい、とか。で、又々 Kazuhiro さんに泣きついて、対応する部分を切り出す方法を教わり、italic にする方法に倣って、bold 化や「色付け」に挑戦してみた。 結果はこの通り。ひときわ見易くなった。もう紙の辞書と遜色ない。 遜色ないどころか、このところ辞書の小さい文字が見難くなった私には、 こちらの方が有難い。で、もっぱら、こちらを引いている。
ここには出ていないが、apostrophe を全角の「’」から、" ' " に変えた。
また、lookup を -1.4+media に変更した事で、広辞苑の「振り仮名」が、 下付き文字で示されるようになり、これも大変嬉しい。
2009-02-16 (Mon): OALD-7 ますます良くなる
Emacs から OALD が引けるようになり、この二週間程有難く使わせて頂いている。 が、oald7-fpw パッケージの中に、発音記号を Unicode 文字に置き換えることを目指しているようなファイル (oald7-pkg.el
)を見付け、
俄然「もっとなんとかしよう」というオタク的欲求が湧いてきた。
しかし、それをどう使えば良いのかわからず、
得意の「ゆきあたりばったりのカットアンドトライ」を繰替えすも、
さっぱり埒が明かず。
思いあぐねて edict@ring.gr.jp ML に入会して質問したところ、
何と作者の Kazuhiro さんから回答を頂いた。件の
oald7-pkg.el
は、そもそも lookup-1.4+media という改良版 lookup
のものらしい(lookup-1.4+media も Kazuhiro さんによる)。
なので、eblook-1.6.1 にパッチを当ててインストール、また
lookup-1.4+media
をインストールしたら、見事に統一感のある発音記号が表示されるようになった。
(oald7-pkg.el が実行されるようになったという事。)
調子に乗って、「例文が地の説明文と判別しにくいのを何とか……」
とお願いしたところ、またお返事が頂けて、oald7-fpw.conf
と .outlook
を変更・追記する事で対応可能との事。早速実行してみると、仰る通り、
例文がイタリックとなり、先の発音記号の改善と相俟って素晴しい表示が得られ
るようになった。「使用前」
「使用後」の違いは歴然。
実用上も、語義をさっと見つける事ができ、効果は思ったより大きい。
これで心残りなく LDOCE4 から移行できる。
Kazuhiro さんには、ただ感謝あるのみ。
2009-02-07 (Sat): ThinkPad X200 再訪
とりあえず持つて歩けるようになったが、その後も結構手間暇が掛る。Firefox
MacOS X の Firefox では、ヒラギノ明朝 ProN W3 をディフォルトにしているが、これはなかなかのものである。 が、Linux (Ubuntu, Fedora) の上ではヒラギノの書体がうまくレンダリングされないようだ。 Seamonkey なら OK なのだが、こっちはこっちで不安定という問題が有る。という事で、肝心要の Web browser がこれでは「なんだかなぁ」であるが、 しかし、Ubuntu ではあれやこれや追加インストールしているうちに、 綺麗に表示されるようになった。
firefox firefox-3.0 firefox-3.0-branding firefox-3.0-gnome-support firefox-gnome-support flashplugin-nonfree icedtea6-plugin最後の二つは、flash と java が動くようにするためのもの。
ビデオ・ドライバ
Sleep (suspend) すると、その後スクリーンの分解能が狂う、 という問題が有って、これも「なんだかなぁ」の一つであったが、 システムをアップデートしている内に直った。 何が良かったのか分らないが、多分 xserver-xorg-video-intel を、2:2.4.1-1ubuntu10.3 にしてからではないかと思う。無線 LAN
Wicd の操作は(私には)とても論理的で扱い易いと思うのだが、 残念な事にときに繋がりにくい事が有る。特に、空港の Public Network や、 有料接続などでこれがよく起きる。Association より、IP アドレスの割り当てに手間取るか失敗しているようだ。どうも DHCP がらみだと思うが、dhclient そのものの問題か、Wicd からの制御の仕方に問題があるのか良く解らない。 ただ、Wicd を 1.5.8 にアップデートしてからは、(気のせいか)全く繋がらない、という事はなくなった。 (それでも、iPhone の WLAN よりかなり時間がかかるが。)それと、いつか言いなりでカーネルをアップデートしたら、いきなり無線 LAN が繋がらなくなり、 Wicd に "No wireless networks found" と言われるようになってしまった。これは、無線 LAN モジュールをオフにしているか、付近に AP が全く無い時にしか見えない筈のものである。 (後者のような状況は今時めったにお目にかからないが。) 手で insmod 等を試みるが、一向に動いてくれない。 そもそも iwconfig でも ifconfig でも、デバイス ath0 が無いように見える。 ちょっと急いていたので、オーバーキルかと思いつつ madwifi-hal-0.10.5.6-r3861-20080903 を再インストールし、リブートしたら、無事 ath0 が作られ動くようになった。
しかし、kernel update の度に(?)/etc/hosts
に変なエントリが入ってしまうバグはそのままあるようで、
こちらも、IP アドレスの取得に手間取る原因になっているかも知れない。
音声
使い始めて相当経ってから、実は音が全く出ていない事に気付いた。 そもそも Ubuntu を起動した時の音が出てないのだが、 インストール直後に音声を mute してそのままになっていたので、 鳴らないのに慣れていたのかも。で、出先でもせめてニュース(の Podcast)を聞けるようにしようと、 Rhythmbox をインストールしてみてこれに気付いた。 下記のよう何とかインストールしても、 「ジジジ」などと呟くばかりで、 一向に普通の音が出てくれない……。 一旦こういう状況になると先は長い、 と腹をくくった。が、幸いにも最初にやった「あてずっぽう」が功を奏した。 即ち、System > Preference > Sound > Device で、全て "OSS-Open Sound System" を選べば良いらしい。 要は、"Autodetect" が選ぶ "ALSA Advanced Linux Sound Architecutre" がおかしくなつているという事のようだ。
Rythmbox
出先でも、Podcast のニュースを聞きたい、と Rhythmbox をインストールしてみた。Synaptic からインストールするのだが、 追加で必要になるパッケージの中に "Restricted" のが多くて、けっこう煩わしい。 しかし、本当のチャレンジは、この事より、 各ジャンルでの設定だろう。- Podcast:
- 例えば NPR へ行って、[pod] ボタンを右クリックして、そのアドレスをセーブし、Rythombox の左上の pane で、"Podcast" を右クリックする事で、"New Podcast Feed" を起動、 そこへ、上の "Link Location" をペーストする。
- Radio:
- Radio アイコンを右クリックして、"New Internet Radio
Station" を起動し、そこに一旦例えば、
"http://www.kqed.org/radio/listen/live/mp3/kqedradio.pls"
等と入力して、エントリを作り、その後でエントリの各項目を書き直す。 (いきなり、エントリの見出しを入力したのでは、エントリを作ってくれない。)
Skype とビデオカメラ
ビデオカメラは見るからに敷居が高そうであるが、 音声がそもそも出ないのでは仕様がない、という事で手を付けないでいた。 が、上記のようにこっちの問題が解決されたので、Skype のインストールに挑戦した。残念ながら、8.10 の、しかも 64 bit 版の Skype はまだ無いようだ。 8.04 版を流用するために、まず、
$ sudo apt-get install ia32-libs lib32asound2 $ sudo apt-get install libqt4-core libqt4-gui等として、互換ライブラリをインストールしておく。 (幾つかは既にインストール済みであった。)
Skype のサイトから、Ubuntu 7.04-8.04 向けパッケージ(実は deb パッケージ)を取って来て
$ sudo dpkg -i --force-all Desktop/skype-debian_2.0.0.72-1_i386.debとしてインストール。
Application > Internet > Skype で起動して、初期設定を行う。
上で、音声デバイスの設定はしているから大丈夫か、と思ったが、
ここでもやはり設定しなくてはいけない。"Sound Deviced"
で選ぶ。"Default device (default)"
がうまく行かないだけで、デバイスの認識そのものはできているので、
それらしいのを選べば OK。驚いた事に、Webcam
のマイクロフォンも正しく認識されていて、しかもきちんと動く。
また、"Video Device" で、ビデオカメラを選ぶのだが、これは正しく自動設定が働く。
内蔵カメラ (/dev/video0
) も、外付けの Webcam
(/dev/video1
) もちゃんと認識されている上に、
とりあえず正常に動く。
面倒そうなのがあっさり動いてしまったが、一方で意外に大変だったのが、 アプリケーションのフォントサイズを調整する事。これは何故か、 qtconfig コマンドで行う。(なんで、わざわざ Qt アプリにしたんだろ。) とりあえず、他と共通の 13 ポイントにしておいた。
それやこれやで
「Out of box で動く?どこの話や。やっぱり次は MacBook にしよか」等と思うようになった。が、同時に、何だか愛着が湧いてきて、 「こうなったら、なんでも Linux でやれるようにしたろ」などとも思う。2009-01-31 (Sat): OALD-7
これまで、英語の(電子)辞書は、LDOCE4 (Longman Dictionary of Contemporary English, 4th Edition) を EPWING 化して、EBview や Lookup から便利に使っていたのだが、ここにきて OALD7 (Oxford Advanced Learner's Dictionary, 7th Edition) を EPWING 化するツールが出ているのを知った。 このところ、また「もうちょっと英語を何とかせなあかん」 という気運が少しだけ出てきているので、 それを絶やさないためというか、自分への景気付けというか、まあとにかく、 OALD7 を使い始めてみよう、という事で、Oxford University Press から "Compass CD-ROM" 付きの (紙)辞書を買った。 ($32 也。これはお買い得。でも、今見たら「品切れ」になっている。)LDOCE4 の時は、EPWING 化にかなり苦労したが、 OALD7 は比較的すんなり使えるようになった。 以下は、MacOSX 10.5.6 (MacPort インストール済み)での作業例。
- FreePWING:
freepwing-1.6
を取ってきて展開、そのディレクトリで
./congiure ; make ; sudo make install
- OALD7-FPW: ダウンロードしてきたソースを展開すると、
ディレクトリ群とその下に FreePWING 用のスクリプトが置かれる。
(このコンセプトがなかなか理解できなかった。)
fukuda@quadra:~/tmp% tar xzf ~/src/oald7-fpw-20081215-src.tar.gz fukuda@quadra:~/tmp% ls oald7-fpw-20081215 ChangeLog OALD7CG/ README.PKG gaiji-table.pl oald7sound Makefile OALD7WF/ fpwoald7 gaiji-tables.in/ tables OALD7/ README gaiji/ oald7cgraph
- Zlip.pm: MacPort でインストールしてあった、Perl-5.8.8
には、Encode モジュールが附属しているが、Compress::Raw::Zlib
はついてないので、新たにインストール。
fukuda@quadra:~% sudo port install p5-compress-raw-zlib
- OALD7 CDROM: 要は、"Compass CD-ROM" の事だが、
Super Drive のトレーに入れるだけで、ちゃんと認識される。が、"oald7.app"
のみが表示されて、アプリケーションを立ち上げろ、という構えであるが、
無視して、同アイコンを右クリックして "Show Package Contents"
を表示させると
Contents > MacOS > data に所望のディレクトリが見つかる。
それを例えば、Desktop へドラッグドロップして作業する。
- 上記ブログの表に倣って、CD-ROM 上のディレクトリから、
データを OALD7-FPW のディレクトリにコピーする。
fukuda@quadra:~/tmp/oald7-fpw-20081215% mkdir OALD7/SRC fukuda@quadra:~/tmp/oald7-fpw-20081215% cp -R \ ~/Desktop/data/entry/files.skn/* ./OALD7/SRC/ .... ....
(ファイル全部が必要ではないが、全部をコピーしても大丈夫。 また、EBview や Lookup で使うなら、音声は不要かも。) - 変換: 上記 OALD7 ディレクトリへ行って、
fukuda@quadra:~/tmp/oald7-fpw-20081215% fpwmake package-tar-bz2
約 15 分で完了。(素晴しい!!) - Install: できた oald7-fpw-20081215.tar.bz2 を、
所定の辞書置き場(私の場合は、~/Dicts)へ持って行って展開。
すなわち、
fukuda@quadra:~/Dicts% tar xjvf \ ~/tmp/oald7-fpw-20081215/oald7-fpw-20081215.tar.bz2
(こうやると、どれをコピーするかで悩む事が一番少ないように思える。) - eblook で動作確認
fukuda@quadra:~% export LC_ALL=ja_JP.eucJP; export LANG=ja_JP.eucJP fukuda@quadra:~% ls Dicts OALD_7/ genius_ej/ genius_ej_app/ kje5/ kojien/ ldoce4/ fukuda@quadra:~% eblook Dicts/kojien eblook> list 1. kojien 広辞苑第五版 2. furoku 付属資料 3. screen 書籍選択 eblook> select 1 eblook> search おどし 1. 2569:1432 おどし【威し・脅し】 3. 2569:1732 おどし【縅】ヲドシ eblook> exit fukuda@quadra:~% eblook Dicts/OALD_7 eblook> list 1. oald7 OALD7 2. oald7cg Cultural Guide 3. oald7wf Wordfinder eblook> select 1 eblook> search research 1. 13755:352 re<gaiji=ha124>search eblook> content 1 re<gaiji=ha124>search ★ re<gaiji=ha124>search noun, verb ■ noun ........... ...........
- Emacs でも検証:
.emacs に
(setq lookup-search-agents '( (ndeb "/Users/fukuda/Dicts/OALD_7") ;; この部分を書き足し (ndeb "/Users/fukuda/Dicts/ldoce4") ;; (ndeb "/Users/fukuda/Dicts/genius_ej" \ ;; :appendix "/Users/fukuda/Dicts/genius_ej_app") (ndeb "/Users/fukuda/Dicts/kje5") (ndeb "/Users/fukuda/Dicts/kojien") ))
と、エントリを加える事で、Emacs からも使えるようになる。 比較のために、 OALD7 と LDOCE4 の検索結果を示す。
21/1,785,817 Taka Fukuda Last modified: 2010-03-27 (Sat) 17:40:12 PDT