オタク日記

(倉庫: 2005 年分)

目次

12/29/05 (Thu) ThinkPad X23 のバッテリを交換
12/22/05 (Thu) 我が家の FTTH が 100 Mbps に
10/2/05 (Sun) Myhome server の uptime が 180 日を越えた
10/1/05 (Sat) ThinkPad の sleep
9/4/05 (Sun) メインマシンで右往左往
8/5/05 (Fri) otacky.jp 一時失効
7/7/05 (Thu) メインマシン復活
6/25/05 (Sat) メインマシンのマザーボードを交換
6/19/05 (Sun) メインマシンがとうとう壊れた
6/12/05 (Sun) アンチエイリアスフォント (その 4)
6/5/05 (Sun) アンチエイリアスフォント (その 3)
5/29/05 (Sun) アンチエイリアスフォント (その 2)
5/14/05 (Sat) アンチエイリアスフォント
4/29/05 (Fri) VMware-5.0
4/21/05 (Thu) IPA フォントを使う
4/16/05 (Sat) FC-3
3/27/05 (Sun) ThinkPad でマイホームサーバ運用開始
2/5/05 (Sat) Numeric-23.7 にアップデート
1/29/05 (Sat) FC-3 に「ちょっかい」を出してみた
1/15/05 (Sat) CD-ROM 辞書を XEmacs から使う
1/14/05 (Fri) グラフィックボードのファンを交換

12/29/05 (Thu): ThinkPad X23 のバッテリを交換

X23 に FC-4 を載っけてモバイル用として使っています。 最近、通勤経路が変って、電車の中で座る事ができない事もあり、 たまにしか使わなくなっていました。 先々週、久しぶりに海外出張に持って行ったのですが、 出発の直前まで AC につないでいたのに、いざ蓋を開けてみると (いや、シャレではなく)、 既に電池容量の残量が 30 % 以下に。 おかしいなぁと思いつつも使い初めたのですが、10 分も経たないうちに、残量 5 % 以下となってしまう。 これじゃ使いものにならないので、出張中は AC の無いところでは使いませんでした。

帰国して、動作確認してみると、なんだか酷い事になっています。 ACPI で満充電時の残容量が、11 Wh (定格は 40 Wh) しか有りません。 Gnome の Battery Charge Monitor を見ながら放電してみると、 20 分くらいで残量 60 % くらいになり、まあここまでは妥当なのですが、 それからいきなり 残量 5 % になりました。(不思議な事に、そこから、 さらに 10 分程保った。)

これは TP 本体のセンス回路か、FC-4 の ACPI がおかしいに違い無い、と思い込んで、完全に放電してから reboot したりとごちゃごちゃやっているうちに、 ちっともバッテリ動作しなくなってしまいました。(AC アダプタのケーブルの抜くと power-off の状態になる。) ここまで来れば、バッテリがお亡くなりなったと気がつくべきですが、 あまりに事態が急速に進んだのと、「バッテリが全く放電しなくなる」 という故障モードがあることに思い至らず、まだ TP を疑っていました。 しかし、ThinkPad club でお聞きしたところ、バッテリを疑うべきだ、との御示唆をいただきました。

そこで、まさかと思いながらも、サーバとして使っている X22 のバッテリを外して (動作している状態でバッテリを外すのは躊躇われましたが)、X23 に挿してみるとちゃんと動きました。(最初にこれを試すべきでした。)

Lenovo でアクセサリもバーゲン中だったので、早速注文。 翌々日には届きました。(早い!)早速、X23 に挿してみたところ、めでたく問題は解決。満充電で remaining capacity が、43 Wh を越え、実際に持続時間を計ってみたら、なんと 3 時間 50分も保ちました。(放置している事が大半だったので、 あまり約に立つ測定にはなっていないかも。)

Refurbished PC とは言え、バッテリは新しくなかった、 という何ともありきたりの結末でしたが…


12/22/05 (Thu): 我が家の FTTH が 100 Mbps に

我が家の引越しにともない、B Flet's マンションタイプ になったのが、 一昨年の 3/22(もう 3年近くになるんだなぁ…)。これは下り上りの公称値が 50/10 Mbps のものでした (VH-50IIE)。今回、NTT 東日本さんが VDSL 装置をアップグレードしてくださり、100/?? Mbps となりました。

予め宅内装置 (VH-100-S) が送られてきて、 それと同時に工事日も通知されていました。 本日 12/22 がその集合装置の工事日。夜遅く帰宅してみると、 「インターネットに出ていけない」という家族からの苦情があり、 早速、新しい宅内装置に置き換えてみたら、あっさり繋がってくれました。 素晴しい(あたり前かも知れないけど)! 早速 speed.rbbtoday.com さんでスピード測定。 チューニングも何もしないで、

    下り: 47.89 Mbps
    上り: 26.75 Mbps 
が出ました。これまでが、
 SPEED 2.0 (speed.rbbtoday.com)
 Date: Fri Oct 31 06:30:01 JST 2003
   Download : 31.19Mbps
   Upload   : 6.88Mbps
程度でしたから、かなりの性能改善です。特に上りが 4 倍になっているのが素晴しい。 皆さん、この上りの帯域幅を使い切れるよう、 せいぜいこのサイトにアクセスしてくださいね:-p。それにしても、 RBBTODAY さん、測定結果を表示する窓が文字化けします。以前は 「文字化けするから、英語にした」と言っていたのに、また日本語にし(よう とし)て文字化け…。

今回は別段文句を言いたいことも感想もないのですが…


10/2/05 (Sun): Myhome server の uptime が 180 日を越えた

3月27日の日記に書いたように、我が家の internet 他のサーバは、ThinPad X22 の上の FC-1 で運用しています。それが、

fukuda@falcon:~% uptime
 12:21:02  up 181 days, 12:46,  1 user,  load average: 0.00, 0.05, 0.07
のような感じで、uptime が 180 日を越えました。デスクトップ機で運用していた時は、2 ヶ月くらいが最長不倒距離でしたから、Notebook PC をサーバにしたのは大正解だったようです。この「偉業」の達成には X22 と FC-1 が安定しているという事も勿論ですが、何より AC 電源を切っても動き続けるという Notebook PC の特長の寄与が大きいと思います。 なにしろ、普通の住宅の一室に置かれるサーバなので、意図的 (部屋の模様替) にしろ、偶然 (停電、電源ケーブルを掃除機でひっかける等:-) にしろ、とにかく PC の電源が落される事は結構多いのでした。

ただ、サーバ機能の順調な運用には、 サーバがちゃんと働いているというだけでは勿論だめで、 他にも幾つもクリアしないといけない条件があります。 実はこの半年間の間に以下のようなトラブルがありました。

結果として稼働率約 98 %。あんまり自慢できる数字でもないけど、 一方、こういうエラーを減らすというのも難しそう…。 まあ、自宅サーバとしては、ここらあたりが限界かなぁ。

10/1/05 (Sat): ThinkPad の sleep

FC4 を乗っけて使っている ThinkPad X23 ですが、kernel が -2.6.12-1.1456_FC4 になった頃から sleep しなくなっていました。 古いカーネルをブートすると問題無く寝てくれるので、その内直るだろう、 と思っていたのですが…。 本日 kernel が 2.6.13-1.1526_FC4 になったので試してみたけど、 従来の設定ではやっぱり寝てくれない。 これは何か根本的な変更が有ったのかも、と思い、 google してみると、そもそも /proc/acpi/sleep に S3 を書くという scheme? は時代遅れなんだとか。「そんなぁ」と思いつつも、さらに検索すると、 ThinkWiki というサイトが見つかり、そこにある通りに設定すると、 ちゃんと寝てくれるようになりました。とは言うものの、既に ThinkPad X23 のページにあるような設定にしてあるので、変更を最小限にするために /etc/acpi/actions/lid.sh のみを、

#!/bin/sh
# /etc/acpi/lid.sh
#
# from: http://www.enyo.de/fw/hardware/thinkpad/
#
#/bin/echo 3 > /proc/acpi/sleep
rmmod uhci_hcd
sync
FGCONSOLE=`fgconsole`
chvt 6
/usr/sbin/radeontool light off
/bin/echo -n "mem" > /sys/power/state
modprobe uhci_hcd
/usr/sbin/radeontool light on
chvt $FGCONSOLE 
としてみました。首尾は上々で、ちゃんと眠ってくれるだけでなく、 バックライトはちゃんと消えてくれるし、 ちょっとうるさかった色々なメッセージも見えなくなりました。 後は、ACPI にしてから少々大きすぎた電力消費 (二日ももたない) が APM 並に改善されていれば良いのですが、こちらはまだ未確認です。 resume もこころなしか早くなっているような気がする…。

ちなみに、shell から

# /bin/echo -n "mem" > /sys/power/state 
としたら、何故か permission denied になる。また、上の lid.sh の中で、
# /bin/echo -n "disk" > /sys/power/state 
としても、一旦は画面が消えてそれらしい動作を始めるのですが、 またすぐもとに戻ってしまう。

(10/2/05 (Sun) 追記) 今、/proc/acpi/battery/BAT0/state の表示を使って実測してみると、 "mem" を書き込む事による "Suspend" では、9 時間で、12.1 Wh くらい消費しているようです。これは 1.35 W くらいにあたるので、full charge で 33.7 Wh のバッテリでは、一昼夜くらいしか保たない事になります。 要するに、これに関しては全然改善されてない…。

9/4/05 (Sun): メインマシンで右往左往

7月7日の日記に「メインマシン復活」 と書いたのですが、どうも甘かったようで、その後使っていると、 ときたまフリーズする…。放置していると大丈夫なんですが。 やっぱり、memtest86 でエラーが出るようでは安定動作はおぼつかないようです。

メモリのクロックを 133 から 100 MHz に落したり、挿すソケットを変えてみたりしたけど、やっぱり駄目。 思い切って 512 MB のメモリを抜いて、128 MB x 2 にしたら memtest86 を 4 pass くらい通ってエラーが皆無でした。 この 512 MB のメモリは前の基板で全く問題無く使えていたので、 疑いもしなかったのですが、しかしよく考えてみると 694D はもともと 512 MB のメモリはサポートしていないのでした。

それでは、と 256 MB を買ってこようと思ったのですが、 これが八王子近辺のお店には無いんですね。(中古でも無かった。) 秋葉原のツクモにも、ノーブランド品は有りませんでした。で、Princeton の箱入りを買ったのですが、なんとこれ 13,000 円余りもした…。 (そのあと新宿のヨドバシに寄ったら、 なんとそこにはちゃんとノーブランド品が有りました(^^; 残念!)

これを合わせて 256 + 128 x 2 の構成にして memtest86 を走らせてみたら 6 pass くらい通してもエラーは出ませんでした。 その後 2週間程、フリーズは皆無です。

とりあえず動くデスクトップ機が確保できたので、 これまで放置してきた懸案にいろいろ挑戦してみました。まず、 VMware が立ち上がらなくなるので控えていた kernel の 2.6.12 への update ですが、vmware-any-any patchを当てたら動いてくれました。やった事は、

最初、古い vmware (の tar.gz 版)が残っているのに気がつかず、 vmware-setup さえ完了できずにちょっと悩みましたが、 これを消したら問題なく setup が完了。VMware も動くようになりました。 それにしても、VMware さん、Workstation をアップデートしませんねぇ。 (大丈夫かなぁ。)

また、基板を取り換えてから(?)、ALSA まわりがおかしくなっています。とりあえず音はちゃんと出ているのに、aplay や amix 他のアプリケーションが走らない。("default" が無いと言われます。)「ならばいっその事 FC-4 に」という「神頼み」的な試みは、インストーラ (anaconda) のバグのせいで何度も撃退されてしまいました。どうも anaconda が、パーティションテーブルがらみで「とち狂う」みたいで、 かなり広く知られた問題らしい…。 でも何故かこれといった決定的な対応策は出ないようで、 なんだかなぁ、です。(Fedora Core について行って大丈夫かなぁ。 そう言えば、DistroWatch でも人気が落ちているしなぁ。)

FC-4 はあきらめて、FC-3 のままで、なんとか ALSA アプリケーション?を動かそうと、alsa-driver-1.0.9b をインストールする事までやってみたのですが、amixer、aplayer が動かないのは相変らず。(実は、Music Player を使いたい。) FC-4 が載っているThinkPad X23 では、事もなげに動いているんですが…。 そう言えば、VMware の上の Win2k でも音が出ない…。694D の内蔵サウンドを諦めて、SoundBlaster の PCI カードにしてから、ずっとサウンドの問題とは無縁だったのですが。


8/5/05 (Fri): otacky.jp ドメイン一時失効

うっかりしていて、ドメインを失効させてしまい、しばらく web にも ML にもアクセスできなくなっていました。 御迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。折角 ThinkPad をサーバにして、uptime が 100 日を越えたと喜んでいたのに、 管理人のチョンボでこういう羽目に陥いるとは…。 まったく面目ない事でした。

八つ当り気味ですが、今回の当サイトのレジストラである お名前.com さんの対応は今一納得行かないものでした。 7月31日まで有効のはずなのに、7月29日の午後 5時までに更新しろ、と言う。 それを見逃がして翌朝更新しようとするともう受け付けない。即、継続する旨 のメールを書いたけど、それは無視されたようで、8 月 1 日の早朝には名前解決ができない状態になっていました。 慌てて、なかなか繋がらない電話に根気良くダイアルする事約 10 回。やっと繋がって「継続したい」と言うと、 メールで手続きの方法を知らせるとの事。 しばらくして来たメールには、 「再登録できない事もある」旨合意しろという合意書と、 再登録の申込書が添付されていて、 これらに記入後、身分証明になるものと一緒に fax しろとある。 なんで、こうも杓子定規なんだ、と思いつつ、 免許証のコピーを送ったら、住所が違う (免許証は引越し後の住所になっている) からダメという返事。 住民票なら前の住所があるから、という事で、市役所へ…。 そんなにあたふたさせられて、やっと「承認」いただいても、「手続き」 は料金の振り込みを確認してから、だと。

もとはと言えは、案内メールを見逃した私が悪いのですが、 それでも、この扱われ方にはフラストレーションが溜まりました。 有効期限の三日前に更新手続きを締切るのもどうかと思いますが、 しかも、しまったと思って、メールを書いても無視。 要するに、有効期限内に「継続したい」と申し出ているのに、 有無を言わさず失効させた、って事です。結果として、都合 4 日間ドメインが使えなかった…。これが 4 年間忠実だった顧客に対する仕打なんでしょうか。 レジストラは他へ移そうと思っています。


7/7/05 (Thu): メインマシン復活

にっちもさっちも行かなくなって、ちょっと諦めムードだった デスクトップ機の再生計画でしたが、今朝ふと思いついて、BIOS の設定を "Fail-safe defaults" にして、後は一切触らず boot してみました。

問題なく立ち上がったので、順次確認:

  1. play で音声ファイル (*.au) を再生してみる。問題無し。

  2. DVD-ROM drive, DVD-multi drive でそれぞれ、CD-ROM や、DVD-ROM を読んでみる。問題無し。(前回もここまではうまく行っていた。)

  3. USB memory を挿してみる。/dev/sda1 が作られ、問題なく mount もできる。(直っている!)

  4. play でもう一度再生を試みる。やはり問題無し。(直った!)

  5. DVD-multi drive で、CD-R に書き込みをトライ。生の disk が無かったので、最後まで確かめてないけど、cdrecorder はドライブをちゃんと認識している。(これも、改善!)

  6. xautv を立ち上げてみると、やはり音は出るが画面はブランクのまま。 (こちらは変化なし。)

xautv の問題は、四苦八苦している間に、迂闊に kernel はじめいくつかのパッケージを update したせいだと思います。 それにしても、この設定 (Fail-safe defaults) は最初に試したはず。 なのに、なんで今回直ったんやろ、 という疑問が残りますが、これはどうも、その設定にした後、on board の sound を disable するなどの「常識的な変更」を加えたせいのようです (自信無し)。

その後、X を立ち上げ、VMware、XEmacs その他のメモリを食いそうなアプリケーションを立ち上げて使ってみたけど、 問題無く動いている。また、その後 48 時間くらい放置していたが、X が freeze するといった問題は起きていない。

完全復活、と言ってよさそうです。memtest86 でエラーが出たのが気になりますが、しかしこれについては、 前のボードでも同様の結果になったかも知れない (今となっては確かめようがない) ので、信頼性については、これから確認という事にします。


6/25/05 (Sat): メインマシンのマザーボードを交換

我が家のメインマシン (これまでデスクトップ機と呼んできたけど実はタワー機) が壊れてはや一週間…。ML サーバ、HTML サーバは ThinkPad で動いているし、メールもそのサーバで読めるので、 実際にはさほど困っているわけではないのですが、 愛用してきたメインマシンを臓物を出したまま放っておくのは偲びない、 という思いがしきり。

しかし、「捨てる神あれば拾う神あり。」なんと、壊れた MSI 694D Pro と殆ど変らない(しかも新品同様の) 694D Pro-AI を譲って下さる人がありました。(それが 5日程前。 以前なら、即「徹夜してでも…」となるところですが、 さすがにもうそんな元気は無い。)

MB の交換そのものは、ホコリを取るのが大変だった事以外は、 特に問題なく完了。 取り外した MB のコンデンサのアップです。 若干頭の部分が膨らみ、漏れた液にホコリがこびりついています。 よくまぁ、今まで動いてくれたものです。 (それより、このホコリの凄い事!)

頂いた新しい MB は「禁断の dual Celeron mode にしてある」のだとか。で、元へ戻す方法がわからない…。 取説に記述が無いヘッダピンが一つ有ったので、それを元の MB の設定に合せて、とりあえず良しとしておきます。

128 + 128 + 512 MB という変則的だった メモリ構成は、512 MB 一枚だけに変更。HDD 二台を繋ぎ、サウンドボード、グラフィックボードだけを挿して、 起動。Kudzu の警告は無視して (「何もしない」を選択して)ブートを続行。(ここで「IEE1394 をコンフィギュアするか?」という問いにも「何もしない」 としておけば、 ひょっとして後で触れる問題に突きあたることは無かったのかも。 迂闊でした。) ともあれ FC3 が無事立ち上がってくれました。X も動いたし、とっても順調。

気分良く、DVD-ROM、DVD multi drive、Video capture board などを元に戻す。AI で追加された IEEE1394 のケーブルを挿すのですが、そのコネクタの位置がたまたま空いていた PCI スロットに有るので、PCI card は全く元のままにできました。 (何だかツキまで回ってきたような…) 今度も問題なく FC3 が立ち上がる。良かったぁ。

が、使っているうちに、色々な問題が出てきました。

これら、はどうも SCSI ドライバがらみの問題らしい。他にも BIOS で内蔵のサウンド機能を disable する(代りに Sound Blaster PCI 128 を挿してある)、BIOS で、interrupt を「自動割り当て」「手動割り当て」両方を交互に試す、SCSI_mod を手で modprobe する、等々かなり四苦八苦しましたが、以上の問題は改善されず。

思い余って、Linux の再インストールを試みましたが、FC-3、FC-4 とも、パーティションの設定を終えたところで、 インストーラがアボートしてしまう。いずれも、rescue CD から立ち上げて Network Install。これ最近の我が家の標準なんですが。

ThinkPad X23 のインストールに躓いたときに、Fedora ML で、「メモリは大丈夫か?」という示唆を頂いたのを思い出しました。 ちょっと考えにくいけど、と思いながらも、同じ rescue CD で memory check をしてみると、12 時間くらいのテストランで、5 件程エラーが出ました。うーむ、これが良いのか悪いのか解らない。 そう言えば、この MB の持ち主の方も「メモリとの相性が悪くて…」 と仰っていたような。元の MB と比較してみたら良いのだけど、 こいつはもはや、数分も走らないだろう。

ここまでで万策尽きてというか自分の力が尽きてしまいました。


6/19/05 (Sun): メインマシンがとうとう壊れた

我が家のメインマシン (タワー型の PC) が、 とうとう頻繁にリブートを繰り返すようになってしまいました。 3ヶ月前に原因不明のリブートを起した時、サーバ機能を ThinkPad X22 に移したのは、我ながら大正解だった訳ですが、 実はこんなに早くまたこんなに酷くなるとは予想していなかった…。

メモリを挿し直したり、余計なドライブを外したりしたけど、 症状は改善しません。むしろ、症状はひどくなるばかり。 ふと、昔の掲示板での話題を思い出して、マザーボード (MSI 694D Pro) をまじまじと見てみると、CPU まわりの電解コンデンサが何個か膨らんでいる。 この問題がクローズアップされたのは、もう何年も前だったので、 自分の板はまぬかれたかと思っていたけど、どうも甘かったようです。

変形・液漏れしているのは φ10 mm 程度の、2700 μF の電解コンデンサが 5個程。一見とんでもなく大きい容量に思えたのですが、 同僚達によると、「そんなもの、どこにでもあるよ」とのこと。 それでは、と秋葉へ探しに行ったのですが、見付かりませんでした。 某秋○電子での会話… 「これ耐圧 16 V で、1000 μF ですよね。耐圧 6.3 V で良いので、2000 か 3000 μF って有りませんか?」「有りませんねぇ。」 「でも、耐圧が低くてもいいんですけど…」「とにかく、うちには 1000 μF 以上のは置いてないんです(きっぱり)」 から察するに、良く探せば有るのかも知れませんが、 そんなに「ありふれたもの」でもないみたいです。残念。


6/12/05 (Sun): アンチエイリアスフォント (その4)

アンチエイリアスフォントへの「完全移行」はなかなか難しい…。 ただ、どうも自分が、Monospace font として Luxi mono に拘っているから、という面も多大にあるかも。例えば、IPA font なり Kochi なりで統一してしまえば、とっくに終っているはず。

しかし一旦、Luxi mono を見てしまうと、(等幅) 漢字フォントの ASCII 文字はちょっと悲しい。 なので、かれこれ一箇月くらいの間、折を見ては、 ああでもないこうでもないと、 ターミナルソフトやフォントの設定を弄りまわしてきました。 その結果、一応の解決を見たと思うので (というか、いささか飽きてきたので) 現状をまとめて「おしまい」にします。(多分:-)

まず、mlterm で Luxi mono がボールドになってしまう件、mlterm へのパッチを教わったのですが、その後 Sato さんに $HOME/.fonts.conf での対策も教えて頂き、そちらを採用する事にしました。 パッチでは "-V" オプションを付けたときにやっぱり bold になってしまう、 という制限が有りましたが、こちらだと両方 OK。

ただ、常に bold になってしまう、という問題が解決できたら、今度は 日本語の余分なスペースが気になりはじめました。強制 bold の時はこの問題が無かったので、Luxi mono のフォントの幅を何とかする事で解決できるかと思いましたが、 ~/.mlterm/aafont でフォント幅を弄っても、.fonts.conf で Matrix を設定しても、スマートに解決できませんでした。 (文字の色が変る個所で変なスペースが出たり、matrix で何故か縦横比が変 えられなかったり…。)

"-V" をつけると、「日本語フォントの余分なスペース」 の問題はそもそも存在しないのですが、 今度は行の長さが揃わない、ls の表示(各コラムの左端) が揃わない等の問題が…。 しかし前者は慣れてしまう(諦める?)事で克服:-p。 (paragraph-fill を使って、メール等の右端を揃えて「美しい」と悦に入っ ているのは、どうも自分だけらしい。)


6/5/05 (Sun): アンチエイリアスフォント(その 3)

(その2) で、かなりの右往左往のあとやっとたどりついた Gnome-term + Luxi Mono + Hiragino は大変美しく、 漢字フォントの間に若干隙間ができるという事の他は気に入っていたのですが、 どうも XEmacs を -nw で使っていると文字化けするようです。 特に Wanderlust でメールを読み書きしている時によくそうなります。 いくら美しくても文字化けしたのでは安心して使えません。

Mlterm には文字化けの問題はないものの、ASCII 文字と漢字のバランスが良くない。というか、Luxi Mono を使おうとすると、Luxi Mono が bold になってしまう。 つまるところこれが問題の根源らしい、と思い至り、mlterm-dev-en ML で解決策をお聞きしたところ、Sato さんから早速アドバイス (patch) を頂きました。 これを適用 (patch -p0 < patchfile) してコンパイルし、"-V" option を落して起動すると、 regular の Luxi Mono が表示されるようになりました。これで gnome-term とフォントに関しては同等になった訳ですが、 同時に漢字フォントの間の隙間も gnome-term と同じように広がってしまった…。 それでも文字化けしなくなった上に、 三点リーダもちゃんと普通の高さに表示されるなど、 細い問題もかなり解決しているので、またしばらくはこれで行きます。

しかし、しばらく使い比べてみると、Luxi Mono が bold の方が良いように思えてきた。 やっぱり漢字がきちっと並んでいる方が読み易い。うーむ、悩ましいぞ。 ASCII/日本語のサイズの比はそのままで、bold ⇒ regular という変更だけできれば、と思ったのですが、これは無理でなんでしょうか。


5/29/05 (Sun) : アンチエイリアスフォント(その 2)

いまさらながらですが、アンチエイリアス・フォント (以下 AA font) はとても具合が良い! 特に IPA やヒラギノの大き目のサイズにすると格段に見やすさが増して、しかも美しい。 なので、なんでもかんでもこれで行けないかなと…。 Mozilla/Firefox や EBView では、Preferences や Options からこれらのフォントを選べて (EBView で発音記号フォントにちょっとしょぼいのが混じる事や、Mozilla/Firefox で bold が効かない事を除けば) 何の問題もなく使えます。 開発者の方々にはひたすら感謝です。

残る課題はターミナルとエディタ。K14 (Shinonome ?) font を使った Kterm や XEmacs は今だに最高の日本語環境だと思うけど、 最近老眼がかかってきたのか、ときどきちょっと辛い事がある。 (というか、一度 AA font に慣れてしまうと、K14 が余計見づらいように思える。贅沢になったという事ですね。) しかし Kterm はこの先も Xft をサポートしてくれそうもない (このごろは rpms さえ作ってくれない (^^;) ので、名残り惜しいけど、 そろそろ他のターミナル・エミュレータ検討の潮時かも。

Gnome-term (その1): IPA のプロポーショナルもしくはヒラギノ (プロポーショナルしかない) を選ぶと、一部文字の間隔がおかしくなるのと、 漢字の表示が間延びしてしまう。なので、IPA の固定幅フォントでしばらくこれを使っていました。

Mlterm-2.9.2: しかし、ターミナルでもヒラギノを使ってみたい、 という欲求はずっとくすぶっていたのでした。で、ふと Mlterm-2.9.2 ではどうだろうと思いついたのでした。 まず、configure 時に

$ ./configure --with-type-engines=xft 
とやると、Xft 対応になるらしい。あとは、make; make install で問題なくインストールは完了。 設定は、.mlterm/main で
# アンチエイリアスフォントを使用する
use_anti_alias = true 
と設定した上で、.mlterm/aafont には
#ISO8859_1=IPAGothic-iso10646-1;
JISX0208_1978=Hiragino Maru Gothic Pro W4-iso10646-1;
JISX0208_1983=Hiragino Maru Gothic Pro W4-iso10646-1;
JISX0208_1990=Hiragino Maru Gothic Pro W4-iso10646-1; 
という行を加えます。 こうすることで「漢字にはプロポーショナルフォントを使い、 全体として固定幅フォントを使ったような動作」をしてくれます。Terminal としては理想的? ちなみに上のように第一行をコメントアウトすると (すなわち、ISO8859_1 の定義をしないでおくと)、デフォルトのフォント (Kochi subst) が使われます。 こちらの方が英数字が若干大きく表示され漢字とのバランスが良いようです。 こうしておいて、LC_ALL=ja_JP を export してから mlterm を起動すると、このような表示が得られます。

Gnome-term (その2): このように設定した Mlterm も悪くはないのですがどうしても、ASCII (ISO-8859-1) のフォントが間延びして見える…。一方、Gnome-term のデフォルトの Monospace (Luxi Mono か?) はとてもすばらしい。 なので、この日本語のフォントを何とかすれば、と。 これまた、あてずっぽうが当ったのですが、/etc/fonts/fonts.conf で、

fukuda@goliath:/etc/fonts% diff fonts.conf fonts.conf.orig
    354c354
    <          <family>Hiragino Maru Gothic Pro W4</family>
    ---
    >          <family>Kochi Gothic</family> 
とやれば、 ASCII は Luxi Mono で、漢字はヒラギノで表示してくれます。 素晴しい!

さて、エディタですが XEmacs は 21.5.x のブランチは GTK-2 対応も予定にはいっているとか。しかし、現状では

configure --with-gtk --with-gnome 
として make した最新版 (-21.5.19) でも Xft font を使う事はできないようです。(GTK2 じゃないので当たり前?)

もっと素直に Gedit を使えば?という事かも。 確かにこれならプロポーショナルフォントも選べ、 その上プログラムなどもなかなか見易いレンダリングをしてくれます。 ただ、これ、行間隔が調整できない (ように見えます)。 漢字が混った場合は特に、文字がオーバラップしてしまう…。 しかし、何より多機能さにおいて、まだ XEmacs には及ばず、とてもこちらへ移行する気にはなれない。(Wanderlust や dired が使えないなんてヤだ!)

で、たどりついたのは、上の Mlterm もしくは Gnome-terminal 上で XEmacs を使う事。 弥縫策ではあるけど、なかなかのものです。ただし、若干不満もあります。

  1. Mlterm + Kochi + Hiragino は、ASCII の表示が不揃いかつ間延びして見える。また、ASCII と日本語の大きさの割合いが気になる。

  2. 一方 Gnome-term + Luxi Mono + Hiragino では、ASCII の表示は美しいし、ASCII/日本語の大きさの比も自然。 但し、日本語が若干間延びして見える (左右の間隔が空きすぎ)。

  3. これは XEmacs を -nw で使う場合の共通の問題でしょうが、Context highlighting が、X 上の XEamcs よりしょぼくなる。Python mode は青色で予約語を表示するだけ、また、HTML mode ではアンカータグだけ青で表示といった具合。 Menu が使えないのは平気ですが、こちらはちょっとつらい。

MLterm と Gnome-term どちらも決定版とはならないのですが、当面 (XEmacs が GTK-2 対応になるまで) Gnome-term を使って行こうと思っています。

蛇足。さんざん弄っていて気がついたのですが、上のジレンマ (Mlterm 対 Gnome-term) は BiWidth (って言うんでしょうか、 要するに、英数字の幅をを日本語のそれの半分に固定する) を使っている限りは、常につきまとうものかも知れません。 XEmacs を GTK-2 対応にするにあたっては、プロポーショナル・フォントを使って、 なおかつプログラムの可読性を改善する方策を取って欲しいものです。 そのプロポーショナルフォントについて、勝手な事を言わせてもらうならば、

とすれば、メールもプログラムも、 どちらも快適に読み書きできる表示が得られるのではないか、と愚考します。 また、"ls" command などでは column を揃えるのに tab を使うように変更する必要があるかも知れません。

5/14/05 (Sat): アンチエイリアスフォント

これまで頑なに KTerm と XEmacs および GTK-1 の Mozilla にしがみついてきたのですが、最近ちょっと心境の変化をきたして (というか老眼が進んできたので:-p)、GTK-2 + xft を試してみようか、と。

その手始めが、IPA フォントのインストールだったのですが、 そのおかげで、とりあえずは、Mozilla/Firefox に関しては、デフォルトの kochi-subst よりもかなり改善されました。 字体が良くなったのに加えて、 プロポーショナルフォントになった事も大きいように思います。

しかし使っているうちに、色々な問題が…。

  1. これ、奇妙な振舞いをします。CSS で font-size が 14px もしくは 16px だと、anti-alias font にならない。 たまたま、このサイトの font-size が 13px (メニューの frame) と 15px (本文) だったので、気がつかなかった。

  2. それと、bold が表示されない…。実は、Firefox ではなく、Mozilla (GTK-1) を使い続けてきた理由はこれだったりします。でも bold がなくても三日程で慣れました。(誰かが言ってたように「30 分で慣れた」とはいかなかったけど。)

  3. 何故か Western のページの Link を表わすアンダーラインが 3-5 pix 程持ち上ってしまう。(たとえば、<http://freshmeet.net> のサイトで)
IPA フォントもかなり見やすくなってはいるのですが、更に、 と欲張って、ヒラギノフォントを試してみました。さすがに綺麗。 でも、フォントサイズが、16 px 以上でないと本領発揮とはいかないみたい。MacOS-X の Safari のフォントがすごく綺麗に見えるのは、 デフォルトのフォント・サイズが大きめに設定されていることも 寄与しているに違いない。

インストールは簡単。一群の *.otf を /usr/X11R6/lib/X11/fonts/OTF/ 以下にコピーして (名前は何でも良いみたいです)、

# fc-cache /usr/X11R6/lib/X11/fonts/OTF/ 
を実行するだけ。(ハングしたのでは?と思う程、時間がかかる…) 私のお好みは "Hiragino Maru Gothic Pro W4" です。ブラウザだけでなく、 Gnome の Application Font もこれにしてしまいました。うーん、美しい!

ヒラギノを使う事で、上の問題のうち 1. は解消されます (ただし、13 px 以下のフォントサイズでは、anti-alias にならない) 。しかし、2. 3. は、そのまま残るようです。 ちなみに、デフォルトのフォント (serif, sans) を使うと、bold になります。ということは、font map を弄れば万事 OK になるって事かも。

また、Firefox (-1.0.3) を使う事で 3. も解消できるようです。 ただ、Mozilla のときと anti-aliasing を止めるサイズが変るみたいで、ヒラギノが 13 px でも OK になる代りに、IPA が 13 px では anti-alias にならない!

5/21/05 (Sat) 補足: 3. に関しては Firefox にするだけではだめなサイトも有るようです。Western の font を、sans, serif から "Luxi sans", "Luxi serif" 等に変えると 直りました。 もう「わけわか」状態。

Mozilla/Firefox だけで力尽きてしまったので、XEmacs や terminal の anti-alias font への移行はいつになることやら。Sigh!


4/29/05 (Fri): VMware-5.0

Linux から電子辞書を引けるようになったので (1/15/05 の日記)、これに関しては Windose on VMware に頼らなくても済むようになったのですが、 昨年末に年賀状印刷用に買ったプリンタ (HP, Photo Smart 2710) が、iMac から使うには制限がある (ハガキトレーが使えない等) 事がわかり、どうしてもしばらくは、VMware のお世話にならないといけないようです。いずれは cups で全部できるようにしようと目論でいますが、いつの事になるやら…。

VMware はβ版を既にいくつか持っていましたが、この際、という事で release 版にアップグレード。$99 でした。tar.gz 版と RPMS 版がありますが、最近できるだけ RPMS で統一しようと決めたので、そちらを取ってきます。何故か Mozilla-1.7.6 ではどうしてもダウンロードできなくて、また wget に頼りました。(これ、以前からありましたが、VMware.com のサイトと、Mozilla のどっちが悪いんでしょうね。)

rpm によるインストールは何なく終り、vmware-config.pl による config も問題なく成功。(kernel-source が無い事も問題にならない。) Network config は前のを使うか、と聞かれて yes と答えておいたが、これも問題なかったみたい。

しかし、既存の Guest OS (Win 2k) を立ち上げようとしたら、VMware-5.0 とコンパチではないというような事を言われ、 バックアップをとらずに「変換しますか」に OK したら、何と virtual disk が inconsistent だと言って Win2k を boot してくれない…。二つ目の Virtual disk (G: ドライブ) を切り離す事で、boot はできるようになりましたが、実はこれが大問題。

もとの G: ドライブを諦めても、失うのは Photo Smart の馬鹿でかいアプリケーションだけ、だと思ったのですが、 何かレジストリに残ったらしく、立ち上げ時に ***.lnk へのリンクが切れているとか何とか言われる。これが原因で uninstall もできない。また、新たに install しようとしても、インストーラの最初の config 画面がスキップされる…。 要するに、にっちもさっちも行かなくなった訳で、 なんだか嫌気が差してきた。 なので、新しく Virtual Machine を作ろう、と。

まあ最初から簡単だとは思ってなかったけど、 やってみるとやっぱり本当に大変 (というか面倒)。

  1. VMware の Home tab から、"Create New Virtual Machine" を選ぶ。 とりあえずデフォルトのデバイスのみ設定する。サイズ可変の Virtual Disk とし、最大サイズは、4 GB とした。 (もっと大きく、しかも固定サイズにしておけば良かった。)

  2. NT-4.0 をインストール。インストールそのものは順調だったけど、ユーザ ID が書かれた小冊子が見付からずかなり右往左往した*^^*。

  3. Windows 2000 をインストール。 リブートは多いし、なんだか黙り込む期間が長くて、ちょっと嫌になる。 upgrade か新規インストールか聞いてくるところで、upgrade とする。(upgrade 用の CD なんで、そうに決まっているのに…。 それとも、「新規インストール」を指定すると NT のインストールを端折れるのかな?)

  4. Windows 2000 を更新。CD が既に service pack 5 まで対応しているのに、IE はとても古いし、その他の update も沢山有った。でも、メインメニューの「ウインドウズ更新」 から更新がスタートできるのは、まあまあかな。(しょっちゅう reboot を要求されるのは「なんだかなぁ」ですが。)

  5. この時点で、VMware Tools をインストール。

4/21/05 (Thu): IPA フォントを使う

最近セ・リーグの順位表とそのグラフを表示させたりしていますが、 何故か特に「広島」と「阪神」の文字がしょぼくて癪の種 (僻みだ:-)。 で、IPA (The Inetrnational Phonetic Association) のフォントを使ってみました。情報処理推進機構というところの、 Grass5.0.3 (フルバージョン) というアプリケーションをダウンロードして展開すると、fonts/ の下に、

    ......
-rw-r--r--  1 fukuda fukuda    3466 Mar  2  2004 greeks
-r-xr-xr-x  1 fukuda fukuda 2890444 Jan  8  2003 ipagp.ttf*
-r-xr-xr-x  1 fukuda fukuda 2890224 Jan  8  2003 ipag.ttf*
-r-xr-xr-x  1 fukuda fukuda 2890480 Jan  8  2003 ipagui.ttf*
-r-xr-xr-x  1 fukuda fukuda 3581116 Jan  8  2003 ipamp.ttf*
-r-xr-xr-x  1 fukuda fukuda 3581092 Jan  8  2003 ipam.ttf*
-rw-r--r--  1 fukuda fukuda    5706 Mar  2  2004 italicc
-rw-r--r--  1 fukuda fukuda    5020 Mar  2  2004 italiccs
    ....... 
のような、ttf ファイルができるので、これを全部 /usr/share/fonts/ja/TrueType にコピーします。

Gnuplot から使うにはこれだけで十分で、set terminal の時に、

set term png font '/usr/share/fonts/ja/TrueType/ipamp.ttf' 13
とやります。結果は こんな感じになります。かなりの改善ですね。 後々の為に、mkfontdir, mkfontscale もやっておきました。

これは、IPA フォントに限った訳ではありませんが、Gnuplot-4.0 では素のままで日本語のラベルが表示でき、しかも回転まで可能です。 ただし、日本語は Unicode (UTF-8) にしておく必要があり、また、回転できるフォントサイズには下限があります。 (どのフォントが、どのサイズまで回転できるかは「まちまち」です。 ちなみに、kochi-xxxx-subst は 14 point まで、ipaxxx は 13 point まで回転できるようです。)

Gtk-2 の Firefox からもこのフォントは使えて、文字の形ははっきり良くなります。 が、まだ bold が表示されません。 (設定のやり方を知らないだけかも知れませんが。) FC-1 では山程出ていた

(Gecko:18624): Gdk-CRITICAL **: file gdkwindow.c: line 1846 \
   (gdk_window_clear_area): assertion `GDK_IS_WINDOW (window)' failed 
のようなエラーメッセージも FC-3 では出なくなっているので、Firefox を常用できるようになるまで、もう一息のような気がします。

4/16/05 (Sat): FC-3

今さらながら、ですがデスクトップ機を FC-3 にして使い始めました。 実は1/29/05 の日記にあるとおり、 デスクトップにインストールしたのは二箇月も前なんですが、 サーバとして使っている間は、そうそう止めていられないので、 FC-3 でサーバデーモンがうまく動かなったりすると、すぐに FC-1 に戻る、なんて事を繰り返していました。 しかし、3 月末に自宅サーバを ThinkPad に移してからは、思う存分 FC-3 と遊んでいられるようになりました。

日本語環境

FC-3 移行を潮に日本語環境も UTF-8 に完全移行を…とも考えていましたが、結局踏み切れず、まだしばらくは LANG=ja_JP.eucJP で行くことになりそう。(とすると、gnome-term mlterm に比べて、kterm にやはりまだ一日の長が有るように思えます。) ちょっと理解を越えていて、なんだか気持悪いけど、実害は無いようなので、 しばらくこれで我慢することに。

メイラ

MTA もいつものように単に postfix にするだけ、と思っていたら、そう簡単ではなかった。
alternative --config mta
なんてコマンドで、明示的に切り換えないといけないのでした。 うーむ、なんでそこまでして、sendmail をデフォルトにしておく必要があるのかねぇ。あと、imapd が cyrus-imapd になっていたけど、それが扱う spool (形式が違う) に fetchmail からどうやってメールを届けたら良いのかが、解らずじまい。imap-2002d をインストールして何とかお茶を濁しました。(外部からアクセスする imapd は ThinkPAD のほうに移したので、あまり頑張る必要もない。)

TV と DVD を見る

何と FC-1 で使っていた Xawtv がそのまま動いた。ちょっと意外。 でも、いじくっているうちにおかしくなった。freshrpms で RPMS が見つかったので、そちらにしてみる。 ちゃんと動いているし、かなり安定しているように思える。 メニューを弄くりまわしても落るという事がない。素晴らしい…

FC-1 の Xine はさすがに全然動かなかった。これも freshrpms から取ってきてインストール。 もともと画質に関しては殆んど改善の余地がないくらいだったので、 変化無しで満足。期待の安定性については、まだ何枚も DVD を見た訳ではないので、何とも言えない。

HDD パフォーマンス

7/7/04 の日記に書いたように、 FC-1 では 55 MB/s 出ていた。だけど、FC-3 にして 37 MB/s 程度になってしまった…。/proc/ide/drivers とか dmesg で調べた限りでは、デバイスドライバの revision は FC-3 と同じ。 hdparm で比較できるパラメータで違うのは、readahead のみだけど、それを振ってみても 37 MB/s より速くならない。

こういうものかな、と諦めかけていたけど、最近 kernel が 2.6.10 (kernel-2.6.10-1.770_FC3) から 2.6.11 (kernel-2.6.11-1.14_FC3) になったおかげか、また 55 MB/s 出るようになりました。


3/27/05 (Sun): ThinkPAD でマイホームサーバ運用開始

HTTP サーバと、ML サーバを ThinkPAD に移して稼働開始。詳細は 新しく開設したページを御参照下さい 。


2/5/05 (Sat): Numeric-23.7 にアップデート

23.5 の頃から、単に # python setup.py install とするだけではインストールできなくなっていました。なんでも libclabs が必要なんだとか。あまり馴染がないので、そのままになっていたのですが、 最近やっと atlas をインストールすれば良いらしいことがわかりました。 atlas にはバイナリも準備されていて、SciPy のサイトからダウンロードできます。 私は atlas3.6.0_Linux_PIIISSE1_2.tgz を取ってきました。 (そう、今時我が家はまだ P-III なんです。) 後はこれを然る可きところにインストールするだけなのですが、 Numeric の setup.py を見ると default では /usr/lib/atlas と /usr/include/atlas を見に行く事になっている。 ふーむ。このままでは、Linux をインストールしなおす度に、atlas をインストールする必要がある。という事で、 /usr/local/{lib|include}/atlas に決めて、そこへ、atlas の include file と lib file をコピーしました。 しかしこうすると、Numeric の setup.py を弄る必要がある。

fukuda@goliath:~/build/Numeric-23.7% diff setup.py setup.py~
43c43
< library_dirs_list = ['/usr/local/lib/atlas']
---
> library_dirs_list = ['/usr/lib/atlas']
48c48
< include_dirs = ['/usr/local/include/atlas']  
---
> include_dirs = ['/usr/include/atlas']  
こうしておくと、# python setup.py install で OK でした。

1/29/05 (Sat): FC-3 に「ちょっかい」を出してみた

FC-1 (Fedora Core 1) で何の不満もないのですが、Legacy Stage に入ったとかで、もう継続的なアップデートはしていないようです。 これではセキュリティが不安で…なぁんてのは表向きで、実は FC-1 には fresh RPM さんから xine-lib-1.0 の RPMS が出ないみたいだ、という事態に背中を押されて FC-3 のインストールに挑戦してみたのでした。

インストール先の HDD に、ISO image を置いておき、そのうちの rescue CD image だけを CD-ROM に焼いて boot という方法を使ってみました。

  1. rescue CD のプロンプトに linux askmethod と答えて、インストールを開始。(askmethod は不要かも。)

  2. インストーラは LCD のディジタル接続をちゃんと認識してくれ、 グラフィックモードでの快適インストールとなった。(画面は、VGA になるけど。)

  3. インストール方法の選択で HDD を選ぶ。 ネットワークインストールの時より設定が楽。なにせ、ISO image があるディレクトリを指定するだけ。(ネットワーク・インストールの場合は Path をどこまで深く指定すればよいかでちょっと悩んだ。)

  4. 設定のやり方などは殆んど FC-1 と変らない。あまり良く考えずに SELinux の設定で default を選んだが、これは失敗だった。

  5. 一般ユーザはダミーにしておく。また、本来のユーザの $HOME にある、
    • .gnome/
    • .gnome2/
    • .zshrc
    • .gconf (実はこれをバックアップするのを忘れていた)
    • .mozilla
    等をバックアップしておく。

  6. 今回も、boot パーティションは使わず、また、 既存の /var パーティションもマウントせず (インストール後にマウント)。

  7. パッケージ (全部で 3.2 GB)のインストールは 20 分前後で完了。 (速い!)

  8. reboot。音声、Ethernet、ビデオカード、DVD・DVD-RAM ドライブはいずれも問題無く認識される。

  9. その後、いつもの設定をおこなう。
    • /etc/inittab default run level を 5 から 3 に。
    • /etc/fstab に /var 他のマウントポイントを追加
    • FC-1 の /etc/passwd, /etc/group, /etc/shadows 等を FC-3 の /etc にコピー。
    • X display の resolution を 1280x1024 に。
    • /etc/resolv.conf に So-net の nameserver を指定する (自前の DNS を立ち上げるまでの暫定措置)。
    • /etc/sudoers を編集して、普段ログインしている account を sudoers に加える。
    と、ここまでは、手慣れたものだったのですが…
    • 何故か、yum によるパッケージのアップデートに失敗する。
    • httpd が動かない。
    などの問題にぶちあたりました。
実はこれらは SELinux を導入した事と /var にややこしいトリックを使っている事に由来するらしいのですが、 さるウエブサイトでその記述を見つけた頃には、時間切れ。 なんだか情無いけど、本日はこれまで、とします。

1/15/05 (Sat): CD-ROM 辞書を XEmacs から使う

LDOCE4 (Longman Dictionary of Contemporary English, 4th Edition) はとても気に入っている辞書なのですが、しかしその CD-ROM 版と来た日には、まったくユーザを馬鹿にしているとしか思えません。 HDD にインストールして使うのですが、これがしょっちゅう CD-ROM を挿して認証しろ、と言ってくる。 まあ、それはそう言うものかも知れないけど、件の CD-ROM を挿しても、Cannot find any correct CD-ROM 等とのたまう。 (Windose の「『不正』な処理がありました」みたいでとっても気分が悪い。) 見付からない筈はない、インストールならちゃんとできるんだから。 で、結局、何箇月かごとに再インストールを繰り返す羽目に…。

これが腹立たしいのでなんとかしたいという事もさる事ながら、この辞書を XEmacs から使ってみたい、という欲求もまた抑え難い…。

という事で、EPWING 化に挑戦してみました。 実は、この何年か時折挑戦しては退けられてきているので、概略の筋道は解っていて、

  1. LDCE4Conv で CD-ROM の内容を読み出す。

  2. そのデータを EBstudio で EPWING 形式に変換する。

  3. それを Linux に移し、ndtpd サーバで「公開」し、

  4. lookup で XEmacs から読む。
で良い筈。しかしこれまでは、この最初の段階で躓いて、 そこから一歩も進めない状況が続いていました。 そこへ最近また Insert the correct CD-ROM とやらられたのですが、Ruby-1.8.2 の正式版が出てるのを知り、またぞろ挑戦してみました。

一連の作業でインストールしたツール群は、 Windows 2000/XP 側

Linux 側 を使いました。(*1) はインストールしましたが今回は触れません。

LDOCE4Conv.rb による変換はその著者による使用法に沿ってやるのですが、やはり Windows 2000 ではどうしてもうまく行かない。(Segmentation Fault で Ruby が止まる。) XP でも同じところで止まります。 しかし、XP は Ruby の互換性を設定する事ができて (ruby.exe を右クリック)、それを "Windows 89, ME" にしたら、なんとか最後まで行きました。(感激!)

EBstudio による変換は何の問題も無く完了。 (1000 円を払ってフルバージョンにしました。)

できたファイル群を全部 /usr/local/dic/ldoce4 の下の移動する。 この時、owner と permission に注意。VMWare との Shared folder から mv で動かすと、owner が root になっていなかった。

Linux に eb-4.1.3, eblook-1.6.1, lookup-1.4 をそれぞれインストール。いずれも ./configure; make; make install で何の問題もなくインストールできる。

(1/29/05 追記) と思いきや lookup は、xemacs-mule-sumo のが初めから入っていたのでした。 これは lookup-1.0 か -1.3 なので、最新版 (-1.4) にしたければ、あらたにインストールする必要がありますが、XEmacs の場合だと、README のとおりにやっても XEmacs に認識してもらえないようです。lookup-1.4/lisp の下全部を /usr/local/lib/xemacs/site-package/lisp/lookup の下に、lookup-1.4/info の下全部を /usr/local/lib/xemacs/site-package/info に手でコピーしたら OK でした。

HOME に .lookup を作り、

;; 検索エージェントの設定 (eblookを使う)
(setq lookup-search-agents '((ndeb "/usr/local/dic/ldoce4"))) 
とする。また .xemacs/init.el に
;; For Lookup
(autoload 'lookup "lookup" nil t)
(autoload 'lookup-region "lookup" nil t)
(autoload 'lookup-pattern "lookup" nil t)
(define-key ctl-x-map "w" 'lookup)            ; C-x w - lookup
(define-key ctl-x-map "y" 'lookup-region)     ; C-x y - lookup-region
(define-key ctl-x-map "\C-y" 'lookup-pattern) ; C-x C-y - lookup-pattern
を加える。

これで XEmacs を立ち上げ、C-x w とやると lookup が立ちあがり、辞書の select 画面になる。調べたい単語に region を合わせて、C-x y とやると、すごく詳細な語意他が表示される。

感想その他:


1/14/05 (Fri): グラフィックボードのファンを交換

また (と言っても二年ぶりですが)、TORICA VMX400-64ATV がすごい異音を発するようになってしまいました。 この際グラフィックボードを新しくしようか、とも思いましたが、 なにせ、マザーボード (MSI 694D) がグラフィックボードを選ぶらしい、というのが頭にあって、 それもなんだか億劫。そもそも、どんなモデルが Linux から DVI を使えるのかよくわからん…

なので、また修理をお願いしようと思ったら、なんと TORICA さん、 この製品ディスコンにしている。 それどころかグラフィックボードそのものから手を引いたらしい。 あらま、と半ば諦めかけたけど、気をとりなおして、Web Site にある番号に電話したら、サポートセンターを紹介してくれました。 状況を説明したら、前回のように「どうしても本体を送り返せ」 とは言わずに、ファンだけ送ってくれる由。銀行振り込みで 1000 円也を支払うと 4 日後 (昨晩)、ファンが届きました。

届いたのは、ファンだけでなく、ヒートシンクと組み合わさったユニット。 それを素直に古いユニットと置きかえれば良かったのに、 取り外しにくそうだったので、ファンだけを交換しようとしたけど、 これが大失敗。PC に挿して通電すると、パリパリパリと大きな音をたてる。 ビスの締め具合を変えると音が変るので、 それでなんとかしようとしたけど、どうしても音は止まらず、 結局ユニット全体を交換する羽目に。(始めからそうしておけよな。)

その後は、順調に動作しています。 高音の雑音が耳につくけど、基板の裏側の温度上昇ははっきり減っている。 後また 2 年は保つかな:-)


195/1,729,094
Taka Fukuda
Last modified: 2011-06-12 (Sun) 07:26:01 JST