オタク日記
(Mac と Linux, RasPi, 2024Q3)

目次

2024-07-09 (Tue): 外部サーバ(4: Certificates Fix)
2024-07-23 (Tue): Raspberry Pi 5(1: NVMe SSD))

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2024-07-09 (Tue): 外部サーバ (4: Certificates Fix)

一旦、外部サーバにアップデートしてしまうと、それ程それに アクセスする事は無いのだが、今日は何の用事だったか開いてみたら、 少々焦ってしまうような顛末が… どのページも開けない。Firefox は "Warning: Potential Security Risk ..." 等とのたまう。

Security Risk
Security Risk 警告

Chrome でも Safari でも(全然違うエラーメッセージだが)似たような反応 を返す。最初は、この図の "Advanced" へ行って得られる対処法で、 問題なく画面は見られるようになったので、それで満足していた。 が、後になって考えてみたら、これはちょっとした大事だ、なにしろ、 一般ユーザを悉く締め出している。

しかし、対処しようと決断しても、原因が何かさっぱり解らない。 なんだか嫌な予感がした。が、疑似環境には全く問題が無い事から、HTTPS 接続 => certificate の問題に違い無いと思い至り、 otaku_comm_19Q1 を参考にして対処する事に。 「このあたり、触ってないんだけどなぁ」とぼやきつつ、何が足りないかを検討を始めたら、 何故か 000-default-le-ssl.conf 他が disable されている(/etc/apache2/sites-enabled/ から消されている) 事に気がついた。

ま、これを enable するところから始める。

fukuda@digoc04:/etc/apache2/sites-enabled% sudo a2ensite 000-default-le-ssl.conf
perl: warning: Setting locale failed.                                          
perl: warning: Please check that your locale settings:                         
  LANGUAGE = (unset),                                                          
  LC_ALL = (unset),                                                            
  LC_CTYPE = "UTF-8",                                                          
  LANG = "C.UTF-8"                                                             
    are supported and installed on your system.                                
perl: warning: Falling back to a fallback locale ("C.UTF-8").                  
Enabling site 000-default-le-ssl.                                              
To activate the new configuration, you need to run:                            
  systemctl reload apache2                                                     
fukuda@digoc04:/etc/apache2/sites-enabled% sudo a2ensite 000-default.conf
.....
.....                                                                              
fukuda@digoc04:/etc/apache2/sites-enabled% sudo systemctl reload apache2       
fukuda@digoc04:/etc/apache2/sites-enabled% sudo certbot renew                  
Saving debug log to /var/log/letsencrypt/letsencrypt.log                       
                                                                               
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Processing /etc/letsencrypt/renewal/www.otacky.jp.conf                         
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Renewing an existing certificate for www.otacky.jp and 4 more domains          
                                                                               
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Congratulations, all renewals succeeded:                                       
  /etc/letsencrypt/live/www.otacky.jp/fullchain.pem (success)                  
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
      

ここまでで、問題は解消された筈だが、即アクセスしたのでは、「まだ」のようだった。 もう少し待てば良いのだが、ちょうど Ubuntu のアップデートが 10 個程溜っていたので、 これを update して、reboot してみた。結果はオーライ!


2024-07-23 (Tue): Raspberry Pi 5 (1: NVMe SSD)

Raspberry Pi 5 はとうに(2 月に)購入して運用(放置)している。と言っても、 既にかなり様子が変っていて、買ったキットに、書き込み済みの 32GB の SD Card が付属していて、 これを差せば、問題なく立ち上がる。後は、Wi-Fi の設定と、User (fukuda) の設定をすれば良い。 と、いう事で、最低限の設定をしたら、もうそれで何だか満足してしまい、 RasPi3 の DHCP サーバを置き換えようという目論見はどこかへ行って、 結果「放置」となっていた。

RasPi 5 に NVMe を装着、というのは大分前から興味が合ったけど、 せっかくのケースに入れられないのでは?という疑心暗鬼のせいで、 あんまり意欲も湧かなかった。しかし、ここへ来て PiHut から PiNEBOARD 社の、 HatDrive! Nano (\$8.07) というのが発売されているのを知った。 ケースに入る、というのを強調したキャッチフレーズになっていたので、まあ、 あんまり迷う事なく、NVMe SSD (256 GB, $42.17) と一緒に購入依頼を出した。

一週間程で入荷。輸入関税がかかり、それへの手数料も取られる、 というちょっとアレなできごとも有ったけど、まあそれは良しとして、早速取り掛かった。 が、なかなか、これ、という説明があるサイトが見付からない。仕方無いので、 完成写真を参考にしつつ、行き当たりばったりで組み立て始めた。

まずは、ケースに付いてきたファンを外し、また、その下につく、つまり CPU のカバーの上についているプラスチックの吸熱材(?)を取り外す (いやー、これは大変だった。)代わりに RasPi 5 と一緒に買っておいた大き目のファンを取り付けるのだが、これは簡単。 これは精度も高いみたいで、途中電源 ON してみたが、回転音が聞こえない。 (本当に回っているのを確認したよ。)

いよいよ、HatDrive! の装着にかかる。これ、説明があれば簡単な筈なのに、 それが見当らず、結構右往左往した。結局、二本の金属棒のケース側のビス(黒くて長いやつ) はケースの外側から締める、また SSD を止める金具は、SSD に差してから基盤の穴に通して、 ビスで裏から止める、という事らしい。(しかしまあ何ともいい加減な…) でも、電源を入れたら問題なく立ち上がった。

Imager 1
ファンと NVMe を取り付けてみた

さて、いよいよ NVMe からブートできるようにする。で、この簡単な方法を、YouTube で見掛けたような気がするのだが、今どうしても見当たらない。(私の勘違いか?) 仕方ないので、 モニター・キーボードに接続して SD card で立ち上げた RasPi OS の上で、

fukuda@raspi27:~% sudo apt install rpi-imager 
fukuda@raspi27:~% sudo rpi-imager 
として、Imager をインストールし、起動する。

結果は下図のようになる。

Imager 1
SD からブートした OS で立ち上げた Imager
この図では既に入力がしてあって、つまり、中段の白い部分をクリックすれば、 選択肢が表われそこから選べる。左端は、"Raspberry Pi 5", 中央は、"Raspberry Pi OS (64 bit)" を選んでいる。右端は、選択肢は一つだけで "SSD94-2563CG-PB (bootfs, rootfs)-256.1 GB." (インストール先をどう指定するか、 という懸念は、あっさり解消できた。偉いぞ Imager。)

次は、OS の詳細の設定。 この状態で、NEXT をクリックすると、まず選択肢が表われるので、その左端を選ぶと、 下のような絵が得られる。この絵も既に入力済み。

Imager 1
OS の詳細 (General)
ここで Save はせずに、上の端にある Menu をマウスで選んで、概略次のように設定する。
Imager 1
OS の詳細 (Services)
Imager 1
OS の詳細 (Options)
正直、Options の設定は、何がなんだか分からないけど、まあこれで無事に動いているので。

ここで、Save ボタンを押すと、また、先の選択肢が出てくるので、Yes を選択すれば、 警告画面が出てきて、それにも Yes と答えて、書き込みを始める。 しばらく待てば成功メッセージが表示される。

次は、この書き込まれた NVMe からブートするように、CPU カードの EEPROM の設定を書き換える必要がある。

fukuda@raspi27:~% sudo raspi-config
から始めて、"6 Advanced Options" > "A4 Boot Order" > "B2 NVMe/USB Boot" を選んで、raspi-config を抜ける。これで、reboot すれば、NVMe からブートする事になる。 (いくつかのウェブページで、"A5 Bootloader Version" を選んで云々、という記述があるが、 どうもこれではうまく行かない事が多い。)

ともあれ、先のリブートで、NVMe からブートする。但し、SD カードでのアップデートは 何も残っていない。(なので、B Shell だ。)

fukuda@raspi27:~ $ sudo apt install zsh lv emacs
fukuda@raspi27:~ $ rsync -Cuav /media/fukuda/rootfs/home/fukuda/ .
fukuda@raspi27:~ $ sudo chsh fukuda
fukuda@raspi27:~ $ zsh
fukuda@raspi27:~% 

こうしておいて、何か RasPi 5 の動作を明確に示すアプリを、と思ったが、とりあえず、 2019Q3 で使ったベンチマークを使っての 温度とクロック周波数の表示をやってみた。

Imager 1
CPU の温度とクロック
強制空冷のものとそうでないのとを比べるのは、ちょっとアレだが、


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Taka Fukuda
Last modified: 2024-07-26 (Fri) 07:11:57 JST