オタク日記
(倉庫: 2008 年分)
目次
11/1/08 (Sat) Ubuntu-8.10 on ThinkPad X20010/25/08 (Sat) Ubuntu on ThinkPad X200
10/11/08 (Sat) New iTerm
9/27/08 (Sat) 待望の MLterm だが……
9/20/08 (Sat) 色々有って嬉しい悲鳴……
9/13/08 (Sat) Cygwin
8/30/08 (Sat) Fusion-2.0
8/23/08 (Sat) Ubuntu on Fusion
8/16/08 (Sat) Emacs-23 on Linux
8/9/08 (Sat) iPhone-3G と日本へのローミング
7/19/08 (Sat) iPhone-2.0
7/12/08 (Sat) MacOS 10.5.4
6/28/08 (Sat) Shimbun
6/21/08 (Sat) またまた Sleep について
5/31/08 (Sat) MacOS 10.5.3
5/3/08 (Sat) HDTV
4/19/08 (Sat) HP さん、お願いしますよ(泣き)
4/12/08 (Sat) iPhone の不具合
3/29/08 (Sat) Python/Emacs をアップデート
3/1/08 (Sat) Home Server 機能を移す
2/23/08 (Sat) Firefox-3.0
2/16/08 (Sat) MacOS 10.5.2
2/9/08 (Sat) Emacs
2/2/08 (Sat) iPhone (その 2)
1/19/08 (Sat) iPhone
1/7/08 (Mon) MacPro の sleep 復活
11/1/08 (Sat): Ubuntu-8.10 on ThinkPad X200
右往左往のあげくに、ようやくインストールできた Ubuntu-8.04.1 だが、suspend してくれないと云ふ問題が有って、これでは流石に持ち歩く気がせず、 机の上の飾りになってゐた。 (色々「ちょっかい」を掛けたくなるので、 誠に仕事の邪魔になる「机上の置物」ではあった:-)10/30 に 8.10 がリリースされたが、βや rc1 でかなり懲りたので、「ま、そのうち試してみよう」てな感じであった。 (実はリリース当日ダウンロードしに行って、「18 時間かかる」とか言はれて諦めたのだった。聞きしに勝る人気である。) が、急遽日本へ帰る事になり、さうも言ってられなくなった。(また T60 を持って帰って腰を痛めたのでは、何のための X200 なんだか分からん。)
明朝早くに出発と云ふ晩の 8 時になって、インストールをしてみようと決心。 我ながら「泥縄」だと思ふが、一方で、例の "future Linux" パーティションを作ってあるので、試すだけなら 2 時間もあれば十分と踏んでゐた。
で、やってみたら、とても簡単で、目論見通り 2 時間弱で終ってしまった。 通常のインストールまでは、先に書いたとおり。 今回特に気付いた事は
- 今回は amd64 版を使ってみた(普通は x86_64 と呼ぶ?)。ThinkWiki
などでは、この版を使ってゐる人が多いやうなので。
実際、この事自体に問題は無かったが、せっかくの
/usr/local
パーティションの効果を減殺してしまった。 - インストールの段階で、やはりスクリーン分解能を正しく設定してくれず、
勿論再起動しても同じ。
しかし、ここで無闇に分解能を設定するのではなく、ThinkWiki
にあった通りに /etc/X11/xorg.conf を書き直してみた。
βでこれを一度やってみてダメだったので、半信半疑だったが、結果は「吉」。
ちゃんと、1280x800 で表示された。
- Suspend/hibernation の問題は、X
のドライバがらみだと言ふ事は解ってゐたので、上記の変更の後、
勇躍 suspend (スリープ)を試してみる。
なんだか、以前のやきもきが嘘のやうに、完璧に動いてくれる。
しかも、スリープから目覚めるのが速い!!
- その上、電池の保ちが良くなったやうだ。8.04.1
では 4 cell バッテリ満充電で AC アダプタを外すと約 2
時間と表示されて、実測でもそのあたりだった。
今回は、実測する暇は無かったが、6 cell バッテリで、4 時間 18
分と表示された。
以後、ぽつぽつとポストインストール設定に入る。
8.04.1 インストールの際に作った /home
や
/usr/local
パーティションが生きてゐるので、あまり変更する事は無かった、
と言いたいところだが……
-
/home
パーティションの設定が残ってゐるので、当然の事ながら、 Ctrl ⇔ CapsLk の交換とかは、新たにやる必要はないし、Gnome の設定、wl や zsh の初期化ファイルとかも OK。 (ちょっと嬉しい。) - お約束の MLterm, lv, zsh, ssh, opengpg
等を
apt-get install
。/home/usrname
に残っている RC ファイルがちゃんと働いてくれて、即使用可となる。 - Hiragino/Luxi フォントをインストール。
- が、意外な伏兵が……。Amd64 にしたせゐで、
/usr/local/bin
以下のコマンドは全滅。ls
では見えてゐるのに、実行しようとすると "No such file or directory" 等と言はれる。 64 bit 版にしたせゐだと分るのにかなり時間が掛った:-p。 要は、8.04.1 から持ち越した/usr/local
以下の i386 バイナリは全滅と云ふ事(.elc 等は問題無い)。 また、Seamonkey 等も、64 bit 版をダウンロードしてこないといけない。 - 上記で懲りて、madwifi-hal-0.10.5.6-r3861-20080903
は、ソースを展開するところからやり直した。"make; sudo make install; sudo
modprobe ath_cpi" で OK。また、wicd
も先回設定したやうにして、インストール・設定する。
- Emacs は CVS の先端 (2008-11-01) がコンパイルできた。
-
なんと、今や --with-type-engines=xft はデフォルトの「構成」らしい。
なので、(下記の環境が整ってゐれば)
./configure; make; sudo make install
でアンチエイリアスフォント対応の Emacs が出来上がる。素晴しい! -
Emacs がコンパイルできる環境を整えるのは依然かなり面倒だが(configure
コマンドのエラー・警告メッセージから、
必要なパッケージを推定してインストールしないといけない)、
ちょっと要領が解ってきて、例へば「png のライブラリが無い」
と言われたら、png を Synopsis で検索して、***png-***-dev
の形のパッケージを選べば良い(事が多い)。
-
また、apel はじめ、flim, semi, w3m, wl
等は(バイナリではないので)前にインストールしたものがそのまま使へる。
(
/usr/local/
パーティションの効用である。) おかげで、あっさり新聞が読めるやうになった。 -
しかし、xft がデフォルトになったせゐか、Ubuntu の emacs-snapshot
パッケージでも、きちんとアンチエイリアスフォントが表示される。
emacs-version
はGNU Emacs 23.0.60.1 (x86_64-pc-linux-gnu, GTK+ Version 2.14.3) of 2008-10-14 on yellow, modified by Debian
ださうな。 私は上記、apel 他をインストール済みだったので、Emacs を新たに CVS からコンパイルしたが、このために上記「環境設定」でごちゃごちゃやるより、 これら(apel 他)をこの emacs-snapshot で再コンパイルした方が速いに違ひない(どれも、make; sudo make install
一発でできる筈。)いずれはこちらに統一しよう。
-
なんと、今や --with-type-engines=xft はデフォルトの「構成」らしい。
なので、(下記の環境が整ってゐれば)
- 上記のポストインストール設定の間を利用して、電池の保ちを検証した。
AC アダプタを外して普通に使ひ始めると、
しばらくの間「残り時間」の表示が上下する―平均消費電力をモニタしてゐるのだと思ふ。
Emacs を使ってゐると、4 時間 12 分、放置してゐると 4 時間 26 分から、5
時間 32
分くらいの間を示す。(最後の表示は、ディスプレイがオフの状態の値。
表示が若干遅れるので、測定できる訳。)
OS (Operation) 4 cell 6 cell Ubuntu (Static) 2:18 4:26-5:32 Ubuntu (Dynamic) 1:55 4:12 Windows XP (static) 3:03 6:18 Windows XP (Dynamic) 2:30 5:03 また、Emacs で記録をとりながら、設定、時々はコンパイルもする、と云ふ条件で、 経過時間と「残り時間」を暫くモニタしてみて、4 時間から、4 時間半と出た。(2 時間の間「実経過時間 + 残り時間(予測電池残量)」の値は常に、4 時間 15 分から 4 時間 26 分の間に収まり、驚く程一定かつ consistent であった。) ちなみに XP では、Web Mail でメールを読み書きしてゐる状態で、残り時間が、 5 時間 3 分、放置してゐると、6 時間 18 分と出た。(4 cell バッテリも試さうとしたが、MacAfee が一向に止まらず、こんな値となった。 ちょっと不公平だが、これもまた実際の動作という事で。)
- またこの間、普通に使ってみて suspend/resume の動作確認をする。
Suspend(スリープ)はほぼ問題なく動くが、resume に際して時々ハングする。
(βで起きてゐたやうな「小さい画面とカーソルを表示してフリーズ」が起きる。)
15 回程度の suspend/resume で、これが 2 回起きた。
- 日本語環境の設定:
大概の日本語入力は Emacs の上で SKK
でやれてしまふ。なので優先順位は高くないが、
ブラウザに日本語を入力する時だけは、何か "Input Method"
が有った方が良いと思う。私の好みは SCIM-SKK である。
- メニューバーから System > Admin > Language Support > "Supported
Language" で、"Japanese" を選び、"Details" pane
で可能な box を全て check
する。詳細をよく覚えてゐないが、このあたりで、
「追加の言語環境をインストールするか?」と尋いてくるので、Yes
と応へて全部インストールする。(← 非常に重要なプロセスなのに、再現させる事
ができない……)
- Synaptic で、scim-skk をインストールする。
- System > SCIM Input Method Setup > IMEngine
をクリックして、SKK を選ぶ。(と云ふか、Anthy のチェックを外す。)
- また、System > SCIM Input Method Setup > FrontEnd > Global
Setup の Hotkeys で、Trigger にある
Control+space を Shift+space に置き換へる。(Emacs の Control+space
が、頻繁に使ふ set-mark-command の事であるから。)
- 一旦ログアウトして再ログインすると、 メニューバーにキーボードのアイコンが表はれる。 ここで、MLterm や Gedit、 はたまた Seamonkey, Firefox に日本語を入力できるやうになっている。 (これらを立ち上げてから) ここで、Cntl-space とすると、SCIM-SKK が起動される。
- メニューバーから System > Admin > Language Support > "Supported
Language" で、"Japanese" を選び、"Details" pane
で可能な box を全て check
する。詳細をよく覚えてゐないが、このあたりで、
「追加の言語環境をインストールするか?」と尋いてくるので、Yes
と応へて全部インストールする。(← 非常に重要なプロセスなのに、再現させる事
ができない……)
-
Suspend/resume(スリープ)がほぼ動く。電池の保ちは 8.04.1
に比べて然程改善されてないが、6 cell
バッテリならばまあ使へるレベルと言へさうである。XP
の 83 - 88 % くらいか?(XP については、「残り時間」表示を採用して、
実測してはゐないが。)
- T60 と殆んど同じのフルキーボードはなかなか良い。
ただ、ストロークがほんの僅か短かくなってゐるのと、
タッチがちょっと軽すぎるやうな……。(無意識に HHK light
や X23 と比較してゐる。)すぐに慣れられるレベルだと思ふが。
- MLterm, Emacs, Seamonkey(インストール版) の表示は感激もの。
フォントのレンダリングは、Leopard の上を行くかも知れない。
(要は自分の知る範囲で「最高」と云ふ事。)
パッケージで入れた Emacs のレンダリングも改善されてゐる。Seamonkey
だけが、パッケージ版のフォント表示が変。
- 開発環境を整へるのに、もうちょっと「これ一発」にできないものか?
例へば build-essential に加へて build-extended と build-X11(仮称)を
apt-get install すれば、大抵の場合は OK になる、みたいな。
- T60 と並べて使ふと、X200
のスクリーン分解能(1280x800)には不満が残る。
特に XP で、試用版の Office 2007 を使ってゐると、
メニューバー(ペイン?)が高すぎて画面の半分くらいを占める。
(ったく、何考へてんだか、MS さんは。)
しかし、実際に外へ持ち出して Linux
と一緒に使ふに分には、この X200 のサイズはなかなか良い。
使ってゐるうちに「小さすぎ」と云ふ不満もいつのまにか忘れた。
特に、エコノミークラスの座席で使ふには絶妙である。
前の座席の人が背凭れを倒してきても大丈夫、
ちゃんとタイピングポジションを維持できる。
(素晴しい!これを狙って設計したかのごとくである。)
- 上述したやうに、CapsLk と Ctrl キーの交換(私は、CapsLk →
Ctrl としてゐる)が、メニューからできるのは嬉しいが、それだけでなく、
8.10 からは、この変更によって、CapsLk の LED
ランプ(?)が点灯しなくなる。(私は、無意識に(元)
CapsLk キーを触って、これを消しに行ったりしてゐたから。)
一方で、WLAN をパワーオンしても、その並びの左端にあるアンテナマーク
は点灯しない。
10/25/08 (Sat): Ubuntu on ThinkPad X200
MacBook か X200 + Linux かちょっと迷ったが、結局 X200 にした。 VMware Fusion の上の Ubuntu 8.04.1 が、インストールが簡単である事も含めて、 とても素晴しかったので、色々報告されてゐる Ubuntu on X200 の問題も、程なく解決可能だらう、と判断(期待?)した訳だが、 これはちょっと甘かった。最初 8.10β を入れようとしてみた (これは「ちょっと甘い」どころか、大甘!)が、失敗と云ふか断念。 8.10β → 8.04.1 → 8.10rc → 8.04.1 と右往左往しての結論は、 「8.10 については、まだ道は遠い」である。X200 に関して云へば、8.10βから 8.10rc の改善点は、GB Ether ドライバだけであった。 正式リリース(10/30)までに、ビデオドライバ、WLAN ドライバ、Suspend/Hibernation の問題が直るとは思へない。
最後のインストール(8.04.1)の覚え書きを残しておく。
インストール
- desktop-i386 の ISO ファイルをダウンロード、CD-ROM 作成。(i386
でやってしまったが、amd64 の方が良かったか?)
- 同 CD-ROM からブート。なんと、2001 年製の "IBM Portable CD-ROM
Drive" がちゃんと動く。
- メニューから memtest86 をやり(これは最初(8.10β)の時だけ)、
続いて、メニューからインストール開始。(インストールしないで起動した
(味見)Ubuntu
から、icon click
でインストールする誘惑に駆られるが、これは止めておいた方が良いやうだ。)
また、この時に正しくスクリーン分解能が認識されてゐなかったら、
インストールした Ubuntu
も多分ダメで、かつ直せる可能性も低いと覚悟した方が良い。
例えば 8.10rc は、自動設定に失敗したので、
/etc/xorg.conf
で明示的に 1280 x 800 にしてやると、一見その分解能になるが、 Menu bar が右 1/4 のところに表われなかったり、 輝度調整がその部分に及ばなかったりする。(要は、Gnome は、まだ幅が 1024 pixel だと思っている?) 今回のみ、インストーラ、Ubuntu ともに分解能の自動設定が OK だった。 - 迷ふやうなところは殆んど無いが、partition の再構成のところは、
少くとも最初は、「おまかせ」(一番上の選択肢)にして
Recovery Parition をそのまま残し、Windows Parition をリサイズし,
そこに Linux Partition
を作る方が簡単かつ安心なやうだ。
その後 "Custom" コースで、その Linux
Partition だけを触ればよい。今は
/dev/sda1 44G NTFS Windows XP /dev/sda2 6G fat16 WinXP Recovery /dev/sda5 20G / ext3 root /dev/sda6 2G swap swap /dev/sda7 20G /r2 ext3 future Linux /dev/sda8 20G /usr/local ext3 /usr/local /dev/sda9 43G /home ext3 /home
のやうな状態になってゐる。最初のリサイズをした後 XP が文句を言ふ以外は、どう弄っても dual boot の XP はスムースに立ち上がってくれる。
- パッケージの選択に迷う必要も(自由も)なく、
必要最小限のインストールが終はり、再起動を促される。
再起動したら、正しいスクリーン分解能 (1280x800) で立ち上がった。
ポストインストール設定
- まず、as is で、Suspend/Hibernation を試す。
最初の一回は、うまく Suspend -> Resume
できて、ちょっと小躍りしたいくらゐのものだったが、
やはり二度目からは、寝入ってくれない(その素振りはするのだが:-p)
ちなみに、8.10rc は寝入ってはくれるのだが、Resume でハングする……
(8.04.1 に戻る事にした最大の理由)。
- 緊急度の高い方から、環境を設定する。
- 早速、
/etc/inittab
を弄って、terminal から login できるやうにしようと云ふ目論見は不発に。そもそも、inittab
が見付からない。 - CapsLock を Control Key に:
なんと、今はこれがメニューからできるんだ(ちょっと前に、MacBook
がそうできるのを知って感心したけど、Linux もやるねぇ)System → Preferences →
Keyboard
→ Layout → Layout Option で、
"Make capslock an additona ctrl" を選ぶ。(ちょっと解り難い。
今だにレジストリを触らせる XP よりはましだが。)
- mlterm, lv, zsh をインストール: Synaptic から。
- フォントをインストール:
/usr/share/fonts/{OTF|TTF}
を作って、それぞれに、ヒラギノと Luxi Mono をコピーする。 (Ubuntu は Linux なのに Luxi を持ってゐない。) - Seamonkey をインストール:
パッケージインストールしたものは、ヒラギノフォントの表示が「今一」なので、
installer から。そのためには、libstdc++5
パッケージを予めインストールしておく必要がある。
- フォントを大きくする: System → Preferences →
Appearance として、その Pane で Font を弄る。全部 12 か 13 point にした。
- 早速、
- Emacs インストール: パッケージにある emacs-22.1
はアンチエイリアスフォントではない。
なので、新に CVS 先端からコンパイル・インストールする……
と思ったが、これまで同様、ライブラリ他に足りないものが続出し、
しかも今回はバイトコンパイルに失敗して止まるやうになり、これを断念。
Fusion の 8.04.1 で作ったものを借用してきた。それでも、ちゃんと動いてゐる。
ただし、
.emacs
の(set-default-font "luxi mono-14")
としてゐたころは、mono-11
にしないとフォントが大きすぎるやうだ。 また、後になって、パッケージの emacs-snapshot は 23.0.60.1 であり、アンチアリアスフォント対応である事を知ったが、こちらはどうもフォントが今一。 やはり、自分でコンパイルした方を使う事にする。 - WLAN を使えるようにする: 私の X200 の WLAN カードは、11n
が付いてゐない Atheros チップが乗ったもの。11n 対応の Intel
製のオプションも有ったが、動くやうにするのが難しそうだったので、
敬遠した。しかし、結果論ながら、8.10 では、Kernel
がこのチップをサポートするやうで、判断を誤った観がある。
ともあれ、今は 8.04.1 で動かす事が喫緊の課題である。
しかし、これがなかなかうまく行かない。
特に、WPA をかけた状態で、AP につながらない……
結局、ドライバからNetwork Manager まで総取り替へになってしまった。
- madwifi ドライバを更新:
最新のスナップショットを
"wget http://snapshots.madwifi.org/madwifi-hal-0.10.5.6/madwifi-hal-0.10.5.6-r3861-20080903.tar.gz"
で取ってきて、展開、make; sudo make install
として、インストール。その後、一旦sudo modprobe ath_pci
として組み込んでおけば、以後、必要な module を自動で insmod してくれる。Reboot すると、(Menu Bar の)Network Manager に認識される。 - Gnome Network Manager を Wicd に置き換え:
Wicd のホームページの "Installing Wicd in Ubuntu"
に従って、deb パッケージとしてインストールする。この時、Gnome Network
Manager が uninstall される。(wpa_supplicant
に関する設定を弄る事は不要。)
インストール後リブートすると、Wicd のアイコンが Gnome Network Manager
の変りに表示される。それをクリックすると、Wicd Manager Paneが表れ、
アクセス範囲内にある AP の一覧が表示される。その ESSID
名の左にある三角をクリックして、表われる "Advanced Setting" から、
"Use Encryption" をチェックして WPA 1/2 (Passfrase) を選択。
- madwifi ドライバを更新:
最新のスナップショットを
等と、厳しい事を言ってゐるが、 これは単なる「過剰な期待の裏返し」であって、 かつての ThinkPad への Linux と比べたら、 インストールは随分楽になってゐるし、そもそも、 スリープや消費電力は、その頃も微妙かつ執拗な問題であったし、 WLAN の暗号化はハナから諦めていたし。 一方で、ヒラギノ + Luxi のフォントも、ディスプレイの画素サイズが小さい分、余計綺麗に見える。 実際、MLterm や Emacs の表示は期待以上である。 なので、もう少し見守ってやりたいと思ってゐる。 (スリープや消費電力の問題は長期戦になる事が多いが、その時は XP 上の Cygwin で我慢するか、 さすがに力不足に思えてきた TP X22 に代えて myhome server にしても良い。)
10/11/08 (Sat): New iTerm
iTerm は、Leopard リリースから改訂されてゐず、開発が止まったか、とまで言はれてゐた。 しかし、神様が MLterm を巡っての私の四苦八苦を見かねたのか、何とも絶妙なタイミングで、iTerm-0.9.6 がリリースされた。これは試してみずばなるまい。.dmg パッケージが用意されてゐるので、インストールはとても簡単。 しかし、アイコンをクリックしても、"login File not found." とか言はれて、すぐに window が閉じられてしまふ。 Sourceforge.net の Forum で質問したら、何回かのやりとりの後、 起動時 login コマンドを実行するやうにディフォルトで設定されてゐるが、 それへの path が間違ってゐる事が判明。これを修正したら、 無事立ち上るやうになった。 (Login が実行できないだけで window をわざわざ閉じる事はないと思ふし、"Bookmarks" -> "Manage Booksmarks" と辿らないとこれを実行できないというのも「なんだかなあ」である。)
これもちと「何だかなあ」だが、Toolbar の Info からフォント他を設定する。(何故か Preference menu からではない。) ともあれ、ASCII と Non-ASCII で別々にフォントとそのサイズが設定できるので、 この点は Terminal.app や MLterm より好ましい。実は既に Carbon Emacs では、Luxi Mono は 18 point のままだが、ヒラギノ明朝の方は、W6 から W3 に変更し、かつ 20 points のフォントを使ってゐる。 今ではこれがベストだと思ってゐるが、この組合せを iTerm でもそのまま使ふ事ができて、このやうな表示が得られる。いたく感激。
それに加えて、約一年前に試した際の懸案・課題がほぼ全て解決されてゐる。素晴しい!!
しかし、iTerm を試してみようと思った本当の理由は iTerm が記号類の半角・全角の問題を解決できてゐる、と聞いたから。 早速試してみるが、しかしどうも「元のまま」のやうである。 即ち強制的に半角にされてしまふ記号「□、※、… 等」が有る他、 グリフは全角なのに、それが半角の文字間隔で表示されるもの「▲▽♂† 等」も有る。Musha さんのパッチが当ってゐないのかと思ひ、CVS を取ってきてみたりもしたが、 どうも既にパッチは当ってゐるらしい。しかも、これを build しても、やはり上の問題は残る。 ちと私の手には負えそうもないので、他力本願を決め込む事にする。 しかし、取り敢へず CVS 版 (0.9.6-1012) を使ひ続ける事にしよう。 (← 自分で Xcode で build できたのが嬉しくてしやうがない……)
他に残る問題としては、AquaSKK で「ひらがな」入力時に、"l" と key-in するとそのまま "l" が印字される事くらゐか(Terminal.app ではこれは起きない)。 しかし一方、AquaSKK による変換時にマーカーの「▽」が半分になる問題はない (「▽」を入力して確定すると、半分になってしまふが)ので、Terminal.app とはまあ「おあひこ」といふ事でせうか。
取り敢へず、Terminal.app に替えて、しばらくこちらを使ってみる事にする。
9/20/08 (Sat): 待望の MLterm だが……
「Leopard で MLterm を」は、私の長年(たった二年だけど)の念願であるが、 どうにか使えるものができた。 が、残念ながら、まだ「(Emacs と)これさえあれば大丈夫」とは行かないようだ。 また、このところ期せずして色々な OS を触る羽目に陥っていた御陰で、それらの上でも MLterm を動くようにできたので、その結果も併せて纏めておく。- Cygwin:
- mlterm-2.9.4 が何の変更もなくコンパイルできた。 素晴しい!
- Fedora 9:
- mlterm-2.9.4 そのままでは、例によって kik_***
がらみでコンパイルが止まる。とりあえず
% ./configure --with-type-engines=xft
としてみて、これでできる./kiklib/src/kik_config.h
を編集して、"#define HAVE_ISASTREAM 1 " をコメントアウトすると、% make && sudo make install
が通る。 - Ubuntu-8.04.1:
- 有難い事に、dpkg に mlterm-2.9.4-1 が含まれている。 関連パッケージが沢山有るので、Synaptic で "mlterm" で検索して、漏れなくインストールした方が良さそう。
- Leopard 10.5.5:
- mlterm-2.9.4 が、Leopard
でコンパイルできない事は解っていたので、CVS
の先端でコンパイルを試みるが、やはり失敗。
ふと Xcode を update する事を思い付いてやってみたが、
なんと、既に 3.1.1 に上っている……。(それまで 3.0 のままだった:-p
これについては、"Software Update" はケアしてくれないのね。)
この御陰でちゃんと compile が通った。ちなみに
fukuda@quadra:~% mlterm -v mlterm version 2.9.4 post/cvs-1.965
だそうです。
Ubuntu-8.04.1 と Fedora 9 の MLterm は期待通りの表示品質である。(というか、2.9.3 の時から変っていない。)"Unitiy Mode" で動いている Fusion の Ubuntu から、MLterm で Leopard に login すると、まあ見掛けだけは「理想の環境」になる。 なので、Leopard での MLterm 実現にも力が入った。 が、残念ながら、これ(Leopard (の X11) の MLterm)は若干期待外れであった。 嘗ての (Darwinport の mlterm-2.9.2 の)「表示が遅くてとても使いものにならん」 等と云ふ事はないが、表示の品質が問題。実際、 Ubuntu のと比べてみると、"Luxi Mono", 「ヒラギノ」ともかなり見劣りする。
加えて、うまく「統合」されていないのもツライ。 例えば、screen shot を撮るのに、MLterm には Aqua の Grab が使えず、X.app の方の import を使う必要がある。また、(今のところ) AquaSKK で日本語入力する事もできない。頑張れば、skk-ime あたりを使えるようにできるかも知れないが、たとえできたとしても、 違う IME を使う事になるのではあまり嬉しくない。
MLterm の利点は、ASCII と日本語フォントを別々に選べる(すなわち「Luxi Mono + ヒラギノ明朝」 が実現できる)事であるが、Leopard の Terminal.app に対しては、他に利点が殆んど無い、という事になりそうだ。 それで、そのフォントの表示が「今一」となると、何だか熱が冷めてくるような……。 ふーむ、もう暫くは Terminal.app で凌いでいくしか無いか。
9/20/08 (Sat): 色々有って嬉しい悲鳴……
このところ、バタバタとアップデートが出た。- Leopard-10.5.5:
- 例によって、満足にリリースノートも読まず、反射的に update したが、特に問題は無さそう。やっぱり自動 Sleep はしてくれない(← まだ言ってる。)音声認識の辞書が改訂されたそうなので、 音声コマンドを試してみたが、認識率は一向に改善されていない。 (私の発音が改善されていない?)
- iTunes-8.0:
- 何の問題もなく update は完了。 (いつもながら)Genius 等の新機能はまだ試していない。 ただ、ディフォルトの View (表示?)が grid になっているのには、ちょっと驚いた。(そんな事より、 Podcast のフォルダでリピートできるようにしたり、 Music のフォルダを階層化できるようにして欲しいぞ。)
- iPhone-2.1:
- iPhone の F/W update はこれまで 3 度程有って、いつも問題なく完了してきたのだが、今回始めて失敗した。iPhone をリセットしても、update 中のまま、となって少し慌てたが、 iTunes のほうで、iPhone => Restore とやるだけで、update は完了した("Restore" だけじゃないって事かぁ。 これ、ちょっと解り難い……)。私のは 3G ではないので 2.1 で改善されたとされる「通話に関する問題」には元々無関係であるが、悩まされていた mic switch の不調に関しては、大幅に改善された。 この switch が不調だと、相当イライラさせられるし、 何より運転中に電話を取るのによく失敗する。 (カリフォルニア州では、"hands free" じゃないと運転中の通話は禁止。)なので "Stereo Headset" を買い換えたり、色々四苦八苦したきたけど、結局 F/W のせいだったのね。
- Fusion-2.0:
-
既に 2.0 の β版を使ってきていて、1.x より使い勝手が良いので、
正式版が出たと聞いて迷わず update した。
少しはお金を取られるだろうと覚悟していたが、全く無料という事で、
「偉いぞ VMware さん」というところ。(1.x
のユーザには、無料で正式版をあげます、とはっきり言っておけば、
β 版のユーザがもっと増えたかもね。)
あたり前の事ながら β 版で使っていた Ubuntu
は、問題なく起動した。これへの
VMwareTools のインストールも、また
そのなかから起動される
vmware-config
もスムースに完了した。-
動作速度や応答がかなり改善されている。Emacs や Firefox
の起動の速さは、Leopard 上で直接起動するのと遜色ない。
-
ちょっと躊躇っていた "Shared Folder" を試してみた。ちゃんと動く。
(/mnt/hgfs にマウントされる、というのがなかなか解らなかったが :-p)
-
4 CPU (SMP) にしてみた。問題なさそう。でも、速度の改善は体感できない。
(もともと速いから?)
- これまで、Single Window View
と Full Screen View の分解能がなんだか混乱していたが、
Ubuntu の Gnome での設定で Single Window の分解能が決まり、
Full Screen の方は、Display H/W のディフォルトの値となる、
という事のようだ。素晴しい。
が、Single Window で Emacs を起動すると font
とそれに応じて frame も縮小される……
これは「やらずもがな」じゃないかなあ、VMware さん。
-
Unity mode は、β 版から有るが、これで MLterm
を Leopard の Desktop に表示させると、本当に MLterm が Leopard
の上で動いているみたいで、もう完璧!というか「オタクの夢実現」という気がする。
(実際は Terminal.app と同じ使い勝手にするために、Ubuntu から Leopard に ssh
で入ったりしているので(←よくやるよ)、まだ完璧には程遠いが。)
しかしこれ、MLterm だけを出しているうちは良いが、あまり欲張ると、
表示が変になる。また、Emacs (-23.0) は、control key
が無視されるようになる。
- β の時に Full Screen モードで、Leopard の menu bar が出っぱなしになって、応答しなくなる、というのを二度程経験したが、 正式版でも早速出てしまった。Ubuntu のシステムフォントを大き目にしておいたおかげで、その固まった menu bar の下の Ubuntu の menu bar に触る事ができ、そこから、Ubuntu を shutdown すると、また menu bar が応答するようになった。
という具合で、Fusion も良いけど、そのおかげで、ますます Ubuntu が良く見えてきた。
-
動作速度や応答がかなり改善されている。Emacs や Firefox
の起動の速さは、Leopard 上で直接起動するのと遜色ない。
9/13/08 (Sat): Cygwin
「新しい Laptop PC を……」は依然難航。Think Pad X200 の試作機で、Ubuntu がそのまま動いた、といふ記事をどこかで見たが、 それっきりで、その後 Linux が動いたといふ情報が出てこない。 (ガセだったのか?「Lenovo の友人によると……」といふのがそもそも怪しかった。) なので、MacBook にかなり傾いてゐた。 実は嘗て買ふつもりでお店まで行ったのに、 そのキーボードを見て気持が萎へてしまった、といふ事があった。 なので、今回は「その点は目をつぶらう」 と決心して、近所の Apple Store に出かける。 お店で改めて触ってみたところ、 そのキーボードだって然程(見かけ程)悪くはないじゃないか、と思へてきた。 新 CPU で性能も向上してゐるし。「よし……」と決心がつきかけたが、 何の気なしに、ちょっと片手で持ってみた。ひょいとは持ち上がらなかった。 今使ってゐる(で、持ち運びに不満がある)T60 と変らないくらゐ重量が有る事を思ひ出した。 (見掛けがかはゆいから、余計「ずっしり」してゐると感じるのかも?) ふーむ、これでは、持ち運ぶのがつらい……、T60 から乗り換へる意味があまり無い……。(← 根性無し!)
一方で、X200 の方も、人柱になる勇気(則ち Linux のデバイスドライバで四苦八苦する元気)はもう無いなぁ(← 意気地無し!) といふ事で、新しい Laptop は、もうしばらくお預けにする事にした。
とすると、現有の T60 の使ひ勝手を、もうちょっと何とかしたい。 最近、それまで悲惨だった sleep 周りを BIOS アップデートで一気に改善できたので、後は Cygwin 上のアプリケーションを何とかしたい、と。
これまでのところ、MLterm (-2.9.3) とその上の XEmacs (-21.4.21) が便利に使へてゐる。しかも「Luxi + ヒラギノ」の環境である(← 笑ふべからず)。
で、自分のための TIPS 集:
- Cygwin は起動時に
HOME
環境變数を、Windose のHOME
環境變数から取るらしい。後者は、 Control Panel -> System -> Advanced -> Environment Variables -> System Variables で、HOME
を作り "C:\cygwin\home\tfukuda" と設定する。 (別のやり方も有るやうだが、Windose の環境變数の振舞ひは「複雑怪奇」なので、深入りは避ける。) - MLterm を
% ./configure --with-type-engines=xft
で configure し、後は、make; make install
する。(下記のように -2.9.4 でも OK のやうだ。) - Cygwin の起動時に立ち上がるターミナルを何とかしようと頑張るより、
この MLterm
を使って環境をつくるのが近道。
~/.xinitrc
の最後を#exec xterm -e /usr/bin/bash -l /usr/local/bin/mlterm -e /usr/bin/zsh & exec /usr/local/bin/mlterm --title=XEmacs -e /usr/bin/xemacs -nw
とすれば良い。 -
/usr/X11R6/lib/X11/fonts/{OTF|TTF}
を作って、ヒラギノを OTF に、luxi を TTF に入れる。fc-cache
を走らせておく。(必須かどうかは未詳。)
startx
とやると、MLterm と XEmacs が立ち上がるやうになってゐる筈。
(勿論、~/.mlterm
以下の設定ファイルや、~/.xemacs/init.el
を適宜設定してやる必要が有る。幸ひ、Linux のと全く同じで可。)
他には lv
を加へたくらゐで、十分幸せに暮してきた。
その際の感想など……
- 高い互換性を実現してゐる。今試しにやってみたら、
mlterm-2.9.4 が、上記同様
configure --with-type-engines=xft
としてコンパイルできた。(Xcode や Ubuntu では未だにできない……) 勿論アンチアリアスフォントがちゃんと表示されてゐる。 - また、それなりに安定してゐる。Setup を使っての upgrade
後に、時々 X が立ち上がらなくなったり、酷い時には Cygwin
そのものが起動しなくなったりしたが、本当に稀で Windose
の上で走ってゐる事を考へたら、この安定性は大したものである。
(少くとも、word や excel より安定してゐると思ふ。)
開発チームの方々にひたすら感謝。
- しかし、応答・動作が遅い。XEmacs
のレスポンスに問題はないが、コンパイルの時や、
find
を使ふ時にさう感じる。 実際make
に関しては、Cygwin on TP T60 は Fedora 5 on TP X22 より遅いのではなからうか。 また、startx してから MLterm や Emacs が立ち上がるのにかなり時間がかかる。ls
で、ファイルが見つからなかった時とか、 コマンドが見つからなかつた場合に、「だんまり」を決め込む。 応答性以前の問題であるが、使い勝手といふ面からはこれが一番辛い。 - 通信関連は、Windose
のコマンドをそのまま使ふ事にしてゐるやうで、あまり使い良いとは言へない。
まあしかし、ネットワークで遊ぶのでなければ、
本当に覚えておかないといけないのは
% ipconfig /renew
くらゐのものか…… といふのは、ホテル等の環境では、しょっちゅう DNS が引けなくなるので。(しかし、何でいきなり一部のホストだけ "0.0.0.1" なんてアドレスになるんだ? DNS サーバがそんなにアホとは思へないので、 Windose のバグだらう。) - しかし、その上に乗ってゐる(と思はれる)
ssh, rsync,
およびscp
は素晴しい互換性を示す。 なかでもrsync
は、「複雑怪奇」な Windose のファイル属性 (owner:group や permission) を事もなげに処理してくれる。 素晴しい!(一体どうやってるんだらう。)と思ったが、ホストによっては、sshd
がうまく働かない。このホストでは、なぜか XP の firewall が動かなくなってゐて、これと関係ありそう。つまり、Windose のしょぼさを克服できない事もある、と言ふ事か?
これでも Leopard や Linux
の隣で使ふ「サブ環境」としては十分満足できるものであったが、
今回、一週間程、自宅(則ち Leopard や
Linux)を離れて暮す事になったので、
Cygwin
上のオタク環境を強化する事にした。要は、これまで通り IMAP-4 client
の機能を維持しつつ、「新聞を読めるようにする」また「brows-url
を使へるやうにする」といふ事。
(他にも細々した不具合をいくつか直した気がするが、忘れてしまった。)
まずは、Shimbun(新聞)。
- w3m, XEmacs, apel, flim, semi 等は、Cygwin の
package をそのまま使ふ。
(これらをインストールしたのは大昔の事とて、あまり自信は無い。)
- 例へば朝日新聞の社説を読むためには emacs-w3m は CVS
の先端を使ふ必要がある。
- 展開した directory へ行って、
% autoconf
。 - できた
configure
を編集して、flavor="${EMACS_cv_SYS_flavor}" flavor="XEmacs" # この行を追加
とし、% configure
を実行。 - これでできる Makefile を編集して、
# prefix = / prefix =
としてから、% make install-package
を実行。 (Cygwin は "//" といふ書き方を許容してくれない。)
うーむ。この問題は昔から有った筈だけど、忘れてゐた。 と言ふか、どうして新聞を読めるようになってなかったのか思ひ出した:-p
- 展開した directory へ行って、
- Wanderlust (wl-2.14.0) を再インストール。
(emacs-w3m -> wl といふインストールの順序が大切。) ここで、
/usr/share/xemacs/site-packages/lisp
以外にある(古い)wl, w3m
ディレクトリを全て削除する。 -
~/.folder
を編集して、Asahi{ @asahi.editorial @asahi.tenjin }
などとする。
次に、メール内の URL から直接 Firefox に飛ぶやうにする。
- ~/script/netscape を編集して
#! /bin/zsh #export LC_ALL=ja_JP.eucJP /cygdrive/c/Program\ Files/Mozilla\ Firefox/firefox $1
- PATH をここへ通す(.zshenv でやる)。
browse-url
とやると、Windose の
Firefox の新しいタブに、その URL が表示される。
あんまりスマートではないが、今更 XEmacs や Cygwin
での特殊事情に通じても何だし、取り敢へず便利に使えてゐる事でよしとする。
これで何とか、Leopard や Linux と同等のオタク環境ができた。Cygwin 様様と言ふべきか。
しかし、いづれはこれを卒業したいものだとも思ってゐる。 と云ふのは、これも使ひ込んでみると Windose の「しょぼさ」を吸収しきれてゐないところが目についてくる:
- (emacs-w3m
のコンパイルの際のやうな)マイナーな互換性の問題がやはり有って、
このために、例へば Emacs-23.0.x を使へない(make できない)。
- 一部のコマンドは動作がおかしい。(
df, who
等) - 動作が遅い。(上記の
make, find
の他、ls, lv
等も時々とても遅くなる)コマンドの実行もさる事ながら、pipe がとりわけ酷いやうな気がしてゐる(% ls | lv
とかはよく使ふので。) - ヒラギノフォントのレンダリングがちょっと変。(これは、Cygwin の X の所為かも知れない。)
それにしても、 Ubuntu の次の版 (8.10?) が、X200 他に「完全対応」して出て来るのが先か、 Apple の ultra-portable MacBook が出るのが先か。 どちらも近々の筈で、とっても楽しみ。
あ、でも、9月 9日の Apple の「重大発表」は、iPod だけだったやうだ。今回も ultra portable は pipe dream に終るのか。 この噂は去年の暮から何度も浮かんでは消えてゐる。 なんぼ iPod や iPhone の方が儲かるからって、 糟糠の妻 (Mac) を蔑ろにするんじゃないぞ、Apple さん:-p
8/30/08 (Sat): Fusion-2.0
先週は「持って歩くための Notebook をどれにするか当りをつける」ために Ubuntu と Fedora 9 を Leopard と比べてみたが、結局「取り敢へずは Leopard (MacBook) かな」と云ふ結論になったのだった。 しかし、良く考へてみると、 どうも、OS そのものより Fusion の問題・制限の方が大きくて、Notebook 上の native OS としての比較になってゐないやうな気もしてゐた。一方、Apple の Ultra-portable の噂もあり、MacBook に踏み切れず逡巡している内に、Fusion-2.0b2 が出ている事に気がつき、早速試してみた。
-
Download/install は簡単。旧版 Fusion の key-code
を入れる事で無事立ち上り、また、古い virtual machine
も何なく認識される。
- Run させようとすると、
「古い形式の virtual machine になっているが、更新するか?」
と聞かれる。
旧版に返る気はないし、たとへ失敗して失なはれても、
それで惜しいようなデータも然程無いし、と云ふ事で更新してみた。
一瞬で「更新」は終る。(何だか意外。)
- "Run..." で、無事 Ubuntu が起動。
- VMwareTools の install は全く問題無かった。
分解能の選択を除いては、全て default を選ぶ(Return key をヒット)。
また、古い VMwareTools を削除するか、と聞いて来たところをみると、
前のトライでも部分的にはインストールされてゐたらしい。
-
vmware-configu-setup.pl
によるディスプレイ分解能の設定は、以前から悩ましいところだが、 "Full Screen Mode" での分解能を選択する、のが正解のやうだ。
かつては(Fedora 7 までは)Gnome のヒラギノフォントのレンダリングはしょぼかったが、Ubuntu-8.04.1 ではかなり改善されてゐる。まず、Firefox で目立ってゐた Kerning の問題が改善された。で、Firefox と Seamonkey で差が無くなったか、と思ってゐたが、よく比べてみると、全体的な表示品質では Seamonkey にまだ一日の長が有るやうだ。
とすると、Leopard と Ubuntu のオタク的比較は、以下のようにならうか。
Leopard | Ubuntu | ||
---|---|---|---|
Emacs | Carbon Emacs (22.2) | Emacs-23.0.60 | ほぼ同等。 |
Terminal | Terminal.app-2.0 | MLterm-2.9.4 | 私はやはり MLterm を取る。 |
Browser | Firefox-3.0.1 | Seamonkey-1.1.11 |
表示はほぼ同等だが、
機能では、Firefox か? |
と云ふ事で、(オタク向け)機能では甲乙付け難い、となりさうだ。 後は、Ubuntu がどれくらゐ(例へば)TP X200 の機能をカバーできるか?と、MacBook の重量・寸法をどれくらゐ我慢できるか? が比較軸になるかなぁ。どっちも見積るのが難しい上に、 この二つを「比較」するのは、さらに難しい。
さうかうしているうちに、Fusion-2.0RC1 が出たので、早速インストールしてみた。 あまり御利益を感じない代りに、これと言ったグリッチも無かった。
8/23/08 (Sat): Ubuntu Linux on Fusion
Linux ディストリビューションの "Ubuntu [/ùbúntú/]" が支持者を増やしているんださうな……。 なんでも、desktop 環境としては、インストールの容易さ、安定性、 見栄えの良さなどの点で随一なんだとか。 長年連れ添ってきた Fedora さん(旧姓 Red Hat Linux, その後 Fedora Core)だが、最近ちょっと不具合が目立つので、 ちょっとこちらに「ちょっかい」を出してみた。試しに VMware Fusion on Quadra (MacPro, 10.5.4) 上に 8.04 をインストールしてみたら、 呆気ない程簡単にインストールできたし、しかもちゃんと動く。Gnome の表示もすぐ気に入ったものにできた。 メニュー等のフォントの質も申し分無いし、 そのフォントのサイズを大きくできる、と云ふ点ではむしろ Leopard より好ましい……
しかし、ちこょっとコンパイルしてみよう、 なんて料簡を起すと途端に困難に遭遇する。 下に書いたやうに Fedora 7 の上で、Emacs-23 がヒラギノフォントを使ふやうにできたので、これを Ubuntu でも試してみようと思ったものの、この Ubuntu 8.04 では、どうしてもコンパイルするに至らなかった。 (開発環境を整える必要が有るのだが、 どうも一括してインストールできないやうだし、 そのうちのいくつかは apt-get がサーバ上で見付けられなかった。)
といふ事で、8.04.1 も出た事だし、本格的に使うつもりで Ubuntu を Fusion にインストールしてみた。
- Install:
-
Install CD を取ってきて、VMware の "Virtual Machine Library" ⇒
"New..." で "CD image"
としてこれを指定するだけ。殆ど人手を掛けずにインストールが完了する。
今回は、「本格的」なインストールにしようと
/home, /usr/local, /var/
等の他、次の版のための空パーティション等を作ってみたが、これに一番時間がかかった。 しかも、どうもこれ、あまり意味のない「習慣」になった嫌ひがある。そもそも/usr/local
の下のコマンドは、新しい Linux で動かない事が多いし、distribution が違へば、もっと条件は厳しくなるだらう。 - VMware-tools:
- VMware-config や VMware-tools-install による、tool 類の install はうまく行かない。ことごとくコンパイルに失敗する。 環境変数の設定がまづくて、定義が矛盾するらしい。 ただそれでも、Ubuntu からの mouse pointer の release はスムースだし、window mode ⇔ full screen mode の切り替へも何となくうまく行っている……
- ポストインストール(fonts, shell, sudo 等):
-
WMware-tools をインストールするので、まずは distribution
全体のアップデートを済ませる。
その download の間に、sudoer
Luxi は
/usr/share/fonts/truetype/ttf-xfree86-nonfree/
に有る(ディフォルトではアクセスできない。)ヒラギノは/usr/share/fonts/OTF
に下に置いて、fc-cache を実行。 - MLterm:
- 何と、最初から、mlterm-2.9.4 がパッケージとして揃ってゐる。 このところ環境が新しくなるたびに、段々 mlterm のコンパイルがし難くなってくるやうな気がして、 先行き心配であったが、これで何だか救はれたやうな気がした。
- Emacs:
- 開発用のライブラリが揃ってゐないのは、8.04 と同様であるが、アーカイブサーバの不整合(?)は解消されてゐるやうで、 (コンパイラに文句を言われる度に) 気長にライブラリ群をインストールしていったら、何とか CVS の先端をコンパイルする事ができた。 Fedora 7 の時と同様の設定で、「Luxi + ヒラギノ」を実現。 但し、single window ⇒ full screen モードの切り替へに際して、 Emacs のみフォントがやたら大きくなる事がある。
- Firefox:
- ヒラギノ英字フォントの carning の問題("Ta" で、T と a がやたらくっつく)は解消されてゐるが、 レンダリングがしょぼいのは依然そのまま。Firefox が何とかしてくれるのを待つしかない(?)。
- その他の不具合:
-
- Full screen mode への切り換へに際しては、以上の問題の他に、
menu bar のアイコンが一箇所に固まってしまふ問題有り。
- Ethernet デバイスが時々 disable されてしまふ。(上記、VMwareTools
のインストール失敗から来ている可能性大。)
- NTP を使っての clock
の自動調整がうまく行かない。(上記と関連してゐるかも知れない。)
- full screen mode で、Leopard の menubar が出っぱなしなる不具合が有った。(その後再現せず。)
- Full screen mode への切り換へに際しては、以上の問題の他に、
menu bar のアイコンが一箇所に固まってしまふ問題有り。
- Screenshot:
- ともあれ、 "ヒラギノ明朝 Pro W6" で表示された漢字を見て下さい。 あと、menu bar も。 (大きいフォントが良い、といふ事だけでも無いやうな気がするのですが。)
また、持ち歩くための Notebook を、Linux (Think Pad X200) にすべきか、Leopard (MacBook) にすべきか思案中であるが、どうもここまでのところだと、取り敢へず Leopard にしておけ、と云ふ結論になりさうである。(しかし、重たいんだよなぁ、 MacBook!)
8/16/08 (Sat): Emacs-23 on Linux
Leopard の上の Emacs-22.2 (Carbon Emacs) は、かなり以前から「もう言う事なし!」であるが、Linux の上では、なかなかそこまで行ってなかった。 と言っても大した事ではなくて、antialias font を使おうとすると、日本語 font が選べない、 というかなりオタク的な不満だけ。 あ、いや、他にも「Wanderlust でメールを送信すると日本語の部分が消えてしまう事がある」 というちょっとした:-)不具合もあった。 しかし、ここへ来て、これらに関していくらか進展が有った。
- これまで:
-
CVS の先端で、configure 時に、
./configure --with-x-toolkit=gtk --enable-font-backend --with-xft
とし、また.Xdefaults
にEmacs.FontBackend: xft
という行を加える。 さらに Emacs を立ち上げた後、 Customize Emacs → Faces → Default Face で、"b&h-luxi mono" と指定すれば、 ASCII は Luxi Mono で、日本語は(出所未詳の)明朝体で表示される。 (以前はこれがゴチックだったが、何かの拍子で明朝体に変った。) - ヒラギノをアンチアリアスフォントに:
- 上の設定で、さらに日本語フォントを「ヒラギノ」
にしようとしたが、なかなかうまくいかない。
例えば Carbon Emacs におけると同様に
creat-fontset-from-fontset-spec
を使ってヒラギノフォントを、font-set に加えようとすると、全体が antilaias でなくなる。 最新の CVS でもこれは直ってないが、昔トライしたやり方をふと思い出して、~/.emacs
の中で、(set-default-font "luxi mono-14") (set-fontset-font (frame-parameter nil 'font) 'japanese-jisx0208 '("Hiragino Mincho Pro W6" . "unicode-bmp"))
としてみたら、これが大正解。 こんな表示が得られた。 unicode-bmp というのがよくわからないし、不安でもあるが、 記号類を表示させてみても、「勝手に半角になる」問題もなく、大いに満足できる Emacs になった。 - Wanderlust での文字化け:
- 件の文字化け(文字消え)は、要するに Emacs の
current-langage-environment
が "Japanese" になってないといけない、という事らしい。 起動時に Emacs が環境変数を見てこれを設定しているようなのだが、 どう決めているのか今でも良く解らない。 とにかく、.emacs-custom の中で、(custom-set-variables '(current-language-environment "Japanese"))
と強制的に設定する事で、起動方法の如何にかかわらず文字化けは無くなった。
8/9/08 (Sat): iPhone-3G と日本へのローミング
iPhone の F/W が、2.0.1 になったのに託つけて、またぞろ iPhone の話。iPhone-3G で(国際)roaming が可能かどうかが、目下最大の懸案であるが、 これがなかなか解らない。AT&T のサイトへ行っても、日本への roaming は可能なようだが、iPhone-3G が日本で使えるかどうか、イマイチはっきりしない。 (というか、素直に読むと「不可」らしい。)
たまたま、帰国する機会が有ったので、近所の某量販店の中にある Soft Bank さんで聞いてみた。お客は他に誰も居なくて、 「行列ができているって、どこの話や?」てなものであるが、私には好都合。 -3G のモックアップを見ていると、 派手なユニフォームを着たお嬢さんが声をかけてくれた。 「飛んで火に入る」であるが、どうせ暇そうだったし、という事で遠慮なく質問。 「米国で買った iPhone って、日本でも使えますか?」 意外にも、即座に「それはできないと聞いています」との明確な答。 ちょっと感心したが、でもそんな筈はないとばかりに「いや、GSM 版じゃなくて -3G の事です」とか「SIM カードを交換できないですか」と追い討ちを掛けたら、 しばらく奥に引っ込んでから 「○○センターに聞いてみましたが、やっぱりできないそうです。」 「うーん、この日本版だって外国へ持って行けるんだから、 そんな訳ないんですけどねぇ」などと粘っていると、そのお嬢さん、たまらず 付近にいた唯一人の同僚(男性)に助けを求める。 そいつは、キーボードから手を離しもせず 「○○センターがそう言ってるのだったら、できないんじゃないですかぁ。 ウチのも外国では使う事はできないと思いますよ。」 アホか!。こやつは横柄な上に、商品知識も皆無と見える。SB さんのホームページには、 海外ローミング時の料金がはっきり載ってるんじゃ。
そもそも SB の店員さんに期待したのが間違いだったか、 と、帰宅してから、もう一遍 AT&T のサイトを良く見てみた。 やはり、iPhone そのものずばりの記述は見付けられなかったが、UMTS 2100 対応機器であれば日本への roaming が可能、とある。 ふむ、ならば iPhone-3G でも大丈夫だろう。(-3G が UMTS 2100 対応、というのを確認するのに意外に手間取ったが。) 笑ったのは、日本側での対応キャリアは DoCoMo と "Softbank Mobile" だとはっきり書いてあった事。
しかし、高いなあ通話料金。普通で $2.29/min で $5/mo のオプション (World Traveller) をつけても $1.69/min。 とは言え、たまに帰国するのでは、SIM を(闇で)取り替える手も意味が無いし。 でもまあよく考えてみたら、帰国の度に 5,000 円のプリペイドカードを買っているけど、その間に 30 分も電話を掛けていないような気もする。そしたら総費用としては変らない、 という事になるかも。 あ、いや、ローミングは着信にも課金されるから、やっぱり高くつくか。 悩むなぁ、やっぱり。
ふーむ、でもやっぱり Apple Store での混乱(行列)が終ったら、ちょっと行ってみようかな。 (「でも」、「やっぱり」、……と悩みが尽きない 3G であった。)
7/19/08 (Sat): iPhone-2.0
iTunes をいつものように「いいなり」でアップデートしたら、iPhone の F/W (等とは Apple さんは呼ばないか)を、2.0 にするか、と聞いてきた。 しかし、このごろ気持が「保守的」になっているので、 少々ためらっていた。そこに二度目の「暴走」が起きた。 症状が「二三秒周期で再生を繰り返す」で、最初の暴走と良く似ているが、 しかし、今回はキー入力を受けつけるので、「暴走」とも言えないかも知れない。 いずれにしても、「何を再生しても最初の二三秒しか聞けない」 のでは困るので、 祈るような気持でリセット(メニューボタンとスリープボタンの長押し)。 幸い、これでまた動くようになった。
で、2.0 に上げる踏ん切りがついた。上げてはみたものの、 もともとそんなに「とんがった」使い方はしていないせいか、 あまり旧版との差というかありがたみが解らない。 ただ、設定のやり方はちょっと詳しく、また「論理的」になったように思う。 一方、旧版での(ささやかな)不満はしっかり残っている。
- Sync の度に、iPod
のディフォルトの曲(もしくは Audio
Book)が、ある一定の曲(多分 Play List
の最後の曲)に戻ってしまう。これはとても煩わしい。
- Audio Books のリピート機能が貧弱。
章ごとのメニューを表示してくれるのはありがたい(iTune
では、これすらできない)が、この章毎のリピートの動作がおかしい。
(しっかり頭まで戻ってくれない。)
というか、むしろもっと重大なのは、contents
によってこのあたりの構成・扱いがマチマチで、かなりとまどう。
- マイク・スイッチの感度が悪くなった。
これはスイッチそのものの劣化かも知れない。
以前はマイクのどこをつまんでも OK
だったのに、今は上の方じゃないとダメ。(それでも反応しない事がある。)
- 何でこんなにさっさと自動スリープしてしまうの? とつねづね思っていたが、改めて "Settings" を見直していると、どうも Auto Lock で調節できるらしい。 (旧版でもできたに違いない。)早速 3 分に延長した。 が、バックライトが数秒で消えてしまうのは、やっぱり同じ。 むしろこちらを延長したいのだが。
iPhone-3G どうするかなぁ。 日本に持って行っても使えるようだと、あっさり買い換えるんだけど、 やっぱりもう少し「様子見」かな。(Soft Bank さん、お願いしますよ。)
7/12/08 (Sat): MacOS 10.5.4
いつか "Software Update" が MacOS のアップデートを教えてくれない、と文句を言った覚えがあるが、 どうもそれは的外れな不満だったらしい。 今回、例によって、10.5.4 が出てしばらくしてから気がついたのだが、 その時は既に我 Quadra にも 10.5.4 がインストールされていて、後はリブートさえすれば良い状態に。 という事で、要は、今回は手でインストールしなかった。リブートして、しばらくして、自動で sleep に入った。 「おお」と喜んだが、その後はやはり再現せず。 (なんだか、からかわれているような気がしてきた。)
httpd をインストールする事を思い立って、一番簡単なはずの
$ sudo port install apache2をやってみたが、インストールが途中で止まる。Port の apache2 が動かないとなると、途端に途方に暮れてしまう。他にいくつも httpd がインストールされている筈なのに、どうして良いか解らん……
次の週末にちょっとムキになって頑張ってみた……
- Leopard に附属の httpd (Apache-2.2.8) を使う事にする。
- 本体は
/usr/sbin/httpd
、config files は/etc/apache2
以下に有る(/private/etc/apache2
に hard link.)これがわかるまでに、ちょっとかかった。 - 起動は、
$ sudo apachectl grace
でやる。システム立ち上げ時の自動起動は、System Settings の Sharing -> Web Sharing をチェックしておけば OK。(Leopard のややこしい daemon 管理にかかずらわなくても良い。) - 今回(
httpd.conf
のディフォルトの設定に倣って)vhost.conf
で Virtual Host を設定する事にしてみたが、 そのファイルからはOption +Includes
とか、Allow from all
が効かないように見える。これらは、httpd.conf の <Directory> ディレクティブの中で設定する必要が有るようだ(未確認)。 - log file は自動では作ってくれないので注意。
- user:group が、www:www から、_www:_www に変っている。
6/28/08 (Sat): Shimbun
Firefox-3.0 がリリースされた。Leopard と Linux (Fedora 7, Ubuntu-8.04), Windose XP で使ってみたが、素晴しい。起動も表示も速くなっている。 映画の preview が、ファイルのダウンロードを待たずに始まるようになったのは特に嬉しい。 (というか、本来そういうものなのでは?) ただ、Fedora 7 の Gnome 上では、ヒラギノゴシックの kerning がおかしくなる。なので、こちらでは、もうしばらく SeaMonkey を使う事にする。というか、そろそろ Ubuntu に乗り換えるべきか。などという華やかな話題に事欠かないときに持ち出すのも何だが…… W3m という character base browser の話。 これ自身でも、lynx と並ぶ優れたブラウザだと思うけど、こちらは w3m-emacs(emacs-lisp パッケージ)のおかげで、Emacs から使う事ができる。その中の Shimbun パッケージは、日本語の新聞のみならず、BBC 他のサイトからも、 記事を切り出してきて、Wanderlust で読めるようにする、という優れもの。 私はこれを甚く気に入っていて、新聞を読む時は、これ、と決めている。 (とはいうものの、このごろ段々読む記事が減ってきて、 欠かさず読むのは、朝日の天声人語と社説くらいになってきていた。)
ところが、数週間前、これらの記事が読めなくなってしまっった。
w3m-emacs/shimbun
は asahi.com へ読みに行ってるようなのだが、記事(抽出したファイル)が残らない。
仕方ないので、しばらく、普通のブラウザで読んでいたが、これが何とも面倒臭い。
(おかげで、"Wanderlust + w3m-emacs/shimbun"
が、いかに優れモノか再認識できた。)
なので、Emacs から、
report-emacs-w3m-bug
で、w3m-emacs の開発
team へバグレポートを出してみた。すると、なんと、
作者の山岡さんからご返事を頂けて、
「朝日新聞が記事(社説と天声人語)を読めなくしたらしくて……」との事。
しかし、こちらでは
w3m でも読めるし、wget で取ってもこられるので、その旨お知らせすると、
しばらくして、「読めるようにした」とのご返事。早速、CVS
で新バージョンを試したら、
確かに読めるようになっている。素晴しい!!
このところ、「やったぁ」と思わずつぶやくような事がなかなか無いのだが、 これには久しぶりに独りでガッツポーズを……。
「こういう事(ある記事が読めなくなる)がたまにあるのでサポートするのは嫌だ」 という事なのか、 Carbon Emacs は、w3-emacs の同梱をやめてしまい、その事もあって、私は Carbon Emacs パッケージから離れたのだが、まあ、それも正解だったようだ。 今は正式バージョン (-2.2) をコンパイル・インストールして使っている。
閑話休題
その昔、まだ NetNews (NewsGroup?) が盛んだった頃、 私も大変お世話になっていた。中でも、fj.editor.xemacs は、普段の流量は少ないのに、私の(つまらない)質問に、 山岡さんを初めとする guru の方々が答えて下さって、 なんだかリッチな気がしたものだ。(guru 達を丸抱えしているぞ、みたいな:-) あ、今は、google サイトで購読・検索できるのか。素晴しい! 素晴らしいけど、自分の大昔の (恥ずかしいような)質問が今でも検索できてしまう、 というのも、ちょっといたたまれない気もする。
恥ずかしい、と言えば、文字化けメールを二度も山岡さんに出してしまった。
一度は、
mail-user-agent
という変数が、Mail.app
を指していて、こいつが、バグレポートの日本語から escape sequence
を取ってしまったせいらしい。(うーむ、そんな変数の存在すら知らなかった。)
もう一つは、Wanderlust/Emacs-23 on X11/Linux
が、日本語のメールの文字コードを間違える事を忘れていた……。
前者は、mail-user-agent が Wanderlust を指すようにして解決。
後者は、MLterm 上では問題無いので、そのままにしている。
6/21/08 (Sat): またまた Sleep について
10.5.3 でも自動 sleep にならない事はとうに確認済み。 しかし、一方で、どうも Quadra (MacPro) を sleep させるのを忘れる事が多い…… で、未練たらしく、自動 sleep を時々思い出したように試している。iTunes かなにかの update の際に reboot したので、試しに暫く放っておいてみたら、一度だけ自動で sleep になった。おお、となんだか嬉しくなって、 いくつかアプリケーションを立ち上げてから、放っておいてみたが、今度はダメ。 それなら、とまた一旦 reboot して、アプリケーションを一つ一つ起動していってみよう、と思ったが、 今度は reboot 直後でもだめだった。 (糠喜び。)
そのかなり後であるが、珍しく Mac に触らずに机の前に座っている、という機会が有った。 (この頃は、たまに専門書を読んだりする事もあるのだ。) で、おもむろに画面がスクリーンセーバーになった後、しばらくして、 カチッという小さな音を聞いた。 すわ、と、パイロットランプを見つめるが、一向に点滅が始まらない (sleep に入るとこれがゆっくり点滅する。) マウスの赤い光も消えない。 ふーむ、タイマー(?)はちゃんと眠るべき時刻を検出して、何か H/W まで動かしているらしいのに、別の H/W が応答を拒否している、 という感じだ。H/W の劣化もしくは経時変化が疑われてちょっと気味が悪い。
と、それが約 1 週間程前の話。今朝は、 (昨晩、パワースイッチで手動で入れた)sleep 状態から抜けられない、という事態になった。 キーボードにも、マウスのクリックにも応答しないので、 パニック気味にパワースイッチ等をがちゃがちゃ弄っていると、 パイロットランプは連続点灯に変ったのに、 ディスプレイには真っ暗な背景に何やら「二重線で書いたクロス」 のようなものが表われただけ。 こいつ、マウスに応答もするけど、勝手に端っこの方へ飛んで行く事もある。 仕方なく、パワースイッチで Off/On した。 (その後は、問題なく動いているように見える。)
そう言えば、sleep から起きない、ってのも MacPro + Leopard の「よく知られた問題」だったなぁ。 何だか、だんだん深刻な事態になってきた…… お願いしますよぉ Apple さん!!
5/31/08 (Sat): MacOS 10.5.3
何故か "Software Update" が教えてくれなかったので、Leopard の 10.5.3 へのアップデートは、リリースの 4 日後となってしまった。(そもそも、"Software Update" は OS 自身もカバーしていたっけ。)
- いつものようにダウンロード・インストールは特に問題無く終える事ができた。
(今回は、速度を測るために wget で .dmg ファイルを取ってきた。1.71 MB/s
= 13.7 Mbps 程度。悪くない。)
- やはり未使用時に自動では sleep してくれない。
(最早諦めムード。)
- Terminal.app の日本語記号の幅の問題は、やはりそのまま。
(無理かぁ、やっぱり。)
- EyeTV の 3.0.2 へのアップデートは最終段階でやはり失敗する。
(OS のせいとは思ってなかったけど、念のため。しかし、2.5
の時からある、この問題、なんとかならんか?)
また、立ち上げようとしたら、風車が回ったまま、という事があった。
2008-06-06 (Fri): 同社のウェブサイトにクレームを投げたら、新しい URL を教えてくれて、そこからダウンロードしたら、 何なく展開・インストールができた。 それは良いにしても、その URL を人に教えるな、との事。 何だかなぁ、です。
- VMware は、10.5.3 に対応したバージョン (1.1.3)
が出ていたので、アップデートした。
問題なく動いているようだが、あまりよく試せていない。
- 今回の「目玉」の Mail や iCal
については、元々問題を感じていなかったので、コメントも無し。
- そのほかの「ややこしそうな」アプリケーション、例えば、Python + Numpy, Emacs, Firefox 3.0rc1, Skype 等は、ちらっと確認してみたが問題無さそう。
5/3/08 (Sat): HDTV
自慢ではないが、TV はあまり見ない。 しかも最近は、これは、という番組は、iTunes ストアからダウンロードできてしまう。(まだ少ししか見ていないが、 KPBS の "Carrier" なんかは、かなり優れたドキュメントだと思う。 「無料紹介版」有り。)なので、TV 放送からはますます足が遠のく……とは言うものの、あんまりやる気が出ない休日など、TV でぼんやり古い映画を眺める事もある。 現実逃避の一種なのか、何度も見ていて、しかも DVD で持ってるのを見てしまうから始末が悪い。
先日、インターネット接続をグレードアップしたからか、 CATV の契約先でもある TWC (Time Warner Cable Television) から、無料の HDTV 番組が増えましたよ、というお知らせが来た。 「ふーむ」と、ちょっと興味が湧くものの、 具体的にどうして良いかさっぱり解らない。 勿論、TWC さんが提供する Set-top box を買えば何も迷う事はないのだが、Mac に TV Tuner をつないで、モニタを共有する(というか、Mac のアプリケーションで TV を見る)というスタンスを変えないとすると、途端に話が見えなくなる。 (そんな誰も儲からない話は誰も説明してくれない、という事か?)
Apple TV も選択肢に上るが、これは Mac を既に持っているものには、機能が重複していて嫌だ(←貧乏症)。 モニタが共有できたり、iTunes で買ったものが Mac のと共有できたらまだ我慢できるが、それができるかどうかも良く分らない。
EyeTV を 3.0 にアップグレードした際に、elgato の Mac 用チューナが新しくなったというメールを貰っていたので、 こちらを試す事にする。しかし選んだのは、結局、さして新しくもない eyetv 250 plus。前の microTV は、最初のが 1 年あまりで壊れたので、 あまり小さいのは信頼性の面でどうかな、と思ったのだった。 近くの Apple Store で買って($199 也)、前の microTV(二代目)と置き換えるだけで、すぐ 2ch (TBS?) の映画が見えた。("Tomb Raider II" をやっていた。Angelina Jolie 格好良い!) さて、これで HDTV を見るには、だが、きっと EyeTV の Channels Pane で Auto-tune をやりなおすに違いない…… これが(珍しく)一発正解。 ちょっと時間がかかったが ABC, NBC, KPBS, Discovery 他の 8 チャンネル程が登録された。期待した CNN HD は見つからなかった……。
ともあれ、無事 HDTV は見えるようになって、たまたまやっていた ABC の「ナルニア国物語」に少しみとれた。結構いけてるぞ、HDTV。 (さすがに「ついつい最後まで」とはならなかった。MIB なら危なかったかも:-p)
EyeTV・Tuner の設定他
- Auto Tune は時間がかかる上に時々失敗する。とにかく、
Service: Cable で、Auto-Tune する事。Exhaustive Tune
は意味が無いようだ。むしろ、その後の "Channel
Lineup" のステップが重要で、各チャンネルの "Name" や "Provider"
は、ここで抽出されるらしい。
ここで、アプリケーションが検出して設定したディフォルトの局を、
そのまま使うのではなく、正しく "Time Warner
Cable" を選び直す事が重要。(なんで、関係無い局をデフォルトにするんだ?
これは、アプリケーションの glitch だと思う。)
- プログラムは TitanTV からダウンロードするが、上の "Channel
Lineup" がうまく行ってないと、何も表示されない。
また、とにかく時間のかかるプロセスで、以前から長く放置していると、
番組表を再度表示できるようになるのに、何時間もかかる事が有った。
(手動で、ダウンロードを指示してもダメ。これも EyeTV
をアップグレードした理由の一つ。結局直らなかったけど。)
今回も、アナログチャンネルの番組がちゃんと
落せているのに、ディジタル (HDTV) の番組が無く、
「なんだかなぁ」と思っていたが、
一晩経つとちゃんとダウンロード・表示されていた。
- MicroTV は、USB ケーブルから給電していたが、250 になって、AC アダプタから、という事になった。これは、Mac 本体を sleep させてもチューナは動いているという事。 触ってみると結構暖いから、かなり電力を食ってるはず。 うーむ、何とか自動で切れるようにならないものか。
- 表示品質は、チャンネル毎(もっと言うなら番組毎)にまちまち、の感。
ソースおよび伝送のフォーマット(1080i
or 720p?)、encoding (MPEG-2 のみ?)、
さらには、配信会社がどれくらい帯域をケチっているか、
なども影響しているんだろう。
そもそも、表示の解像度が 1080i とも 720p とも違うし、縦横比も 9:16
になってないチャンネルもあり、この面でも「まちまち。」
むしろソースによって切り替えているのか?(CF だけ 3:4
で表示される事もあるし。)
- 敢えて押し並べて言うなら「アナログ TV
よりは、間違いなく良いけど、DVD や、iTunes
からの映画と比較したら、かなりの確率で負けている。」
- 1080i (に近いと思しき)フォーマットの放送は、
動きの早い画像に対してはかなり悲惨で、
ブレる上に、時にはブロックノイズまではっきり見える……
(以前からの「ハイビジョン」への印象と同じ。)
- ここまで来たら、iTunes からのレンタル映画の HD 版を試してみたいところだが、これは Apple TV を持っていないとダウンロードできないようだ。 著作権がらみの制限か? そう言えば何故か Mac 向けの内蔵型 Blue-ray ドライブは見当らないが、これも共通する原因だろうか。 (PC 向けにはあるけど、HDMI で TV に繋ないといけないらしい。) ったく、何が嬉しくてこういう事をするかねぇ。 消費者不在ここに極まる、という感じがする。
4/19/08 (Sat): HP さん、お願いしますよ
MacPro と一緒に買った HP Photosmart 3210 は、これまでのところは概ね順調に動いてきてくれた。 何故か黄のインクだけが無くなる、というミステリーはあったが、 これがトラブルの全部と言って良いくらい順調。が、いつのころからか、"HP Software Update.app" が、延々と検索中を続けるようになってしまった。 なんだか気持が悪いので、ドライバをアップデートする事にした。 HP_Installer_PS3200_v9.7.1.dmg を取ってきて、インストールするのだが、なんだか、 www.hp.co.jp のサイトには、アンインストールの仕方が延々と書いてある。 ここで「怪しい!」と思うべきなのかも知れないが、 まあ、何とかなるだろう……
なにせ、HP Unistaller.app が有るんだから、簡単。 インストールも順調に行った。 が、System Preference -> Print & FAX -> で Queue を新設しようとすると、3200 series 用のドライバが無いよ、と言われる……。 "Installable ..." を実行して、プリントを強行しても、すぐに Queue が "Stopped" になってしまう。
思いあぐねて、HP さんに問い合せようとしたら、Chat が有るらしい。 「お、やるじゃん」とばかり早速、質問を投げかけてみたが、 いきなり「MacOS は担当者が居ないので、メールで……」 と言われた。
プリンタが動かないのは結構「きつい」ので、 メールじゃすぐには埒が明かないよなあ、と思いつつも質問を投げてみた。 一発目は、「"Printers" をリセットしろ」だと。 「そんな事はもう何度もやったよ」と思いつつ改めて試みるが、やっぱりダメ。 その旨、HP さんにメールで報告する。すると、また返事がもらえて、 今度は「残っている HP 関連のプロセス、ファイルをことごとく手で殺してみろ」という指示がきた。 全部実行するのに 1 時間以上かかるような長いリストを一つ一つクリアしたが、 その甲斐も無くこれもダメ。
ちょっと途方に暮れたが、かなり以前に買っておいた HDD を試す良い機会だと思いなおし、HDD のインストール、それへの Leopard のインストールを試みた。 そしたら何と、問題なくプリントアウトできてしまった。
後述の "Migration Assistant" の不具合のせいでこちらに移行する事はできなかったが、 これにインスピレーションを得て、Leopard Install DVD の、"Custom Install" を使って、hp printer driver をインストールしてみたら、これがビンゴ!で、 何なくプリンタが使えるようになった。 おまけに、"HP Software Update.app" も正常に終了してくれる……
ったく、あの HP の Support の言い分は何だったんだ、という事になる。 何より、インストーラが腐っていると思う。お願いしますよ、HP さん。 (二回のやりとりの後で、アンケートのお願いが来たので、 迷わず 10 段階中の 2 をつけてやった。)
4/12/08 (Sat): iPhone の不具合
使い込むにつれ改めて感心する事が多い iPhone だけど、同時に少しずつ「なんだかなぁ」も見えてくる。勤め先の ISP が、ついでに public WiFi (会社の intranet とは別)も供給してくれているが、 iPhone はこれまでずっとこれに接続できなかった。DHCP はちゃんと動作していて、DNS サーバのアドレスまで設定されているのに、例えば Safari を使おうとすると接続がタイムアウトになる。
よく調べてみたら、件の DNS サーバ 2個所のうち、最初の方が dig に応答しない。 この会社、ISP でありながら「ブラックリストに載りたくないから、 自分のところのメールサーバ (posting server) を顧客に使わせない」 等と平気で言うところなので、これについても「やっぱりな」の感は有る。 が、iPhone の「DNS サーバの一つが応答を返さないからといってタイムアウトにしてしまう」 という動作も問題だろう。実際、他の lap top からは問題無く使えているのだから。
iPhone の Setting -> WiFi -> (network name) -> Static にすると、DHCP で取得されたアドレス達が表示されるので、 そのうち DNS (address) の最初の方を削除した。 これで、問題なく繋るようになった。(勿論、完全な解でない。 決め打ちしている IP アドレスが、他のステーションのとぶつかったらアウト。)
ところで、初めて iPhone が暴走した…… 会社の近所の Starbucks に WiFi が入ったようなので、早速試してみようと、MP3 player を働かせながら Setting -> WiFi を弄っていたら、再生中の Audio Books の一部(長さ 1 秒くらい)を再現なく繰り返すようになった。 (これ結構凄い故障モードだ。私は殆んどパニック状態。) キー入力は一切受けつけないし、 イヤホンジャックを抜いても止まらなかった。 過放電の時と同じように簡単にリセットできる筈と思って、色々試しているうちに、 白リンゴが表われた……。しかし結局どのキーの組合せが正解かは分らずじまい。 (諦めてからしばらくして、白リンゴになったような気もする。)
後で調べたところ、「Home key の長押し」か、「Wake key と Home key の同時長押し」が正解らしい。(両方やったはずだけど、 どちらがヒットしたか思い出せない。)このサイトの筆者によると、最初の 3 日間に 3 回リセットが必要だったとか。私は「2 ヶ月で初めて」だから、幸運なのか? それとも、単に初期ロットは避けた方が良い、という事なのか。 (多分後者でしょう、Apple 製品だし。)
3/29/08 (Sat): Python/Emacs バージョンアップ
一月遅れとなったが、Python を -2.5.2 へアップデートした。 gnuplot が動かなくなっていたので、-4.2.3 をダウンロードして
$ configure & make & sudo make installしてみたら、また動くようになった。(Numpy も Gplot も問題無い。)
Emacs-22.2 がリリースされた。 コンパイル方法他で、色々な情報が飛び交っているけど、MacOS-10.5 では、要するに
fukuda@quadra:~/build% tar xzvf ~/emacs-22.2.tar.gz fukuda@quadra:~/build% cd emacs-22.2 fukuda@quadra:~/build/emacs-22.2% ./configure --enable-carbon-app fukuda@quadra:~/build/emacs-22.2% make fukuda@quadra:~/build/emacs-22.2% sudo make installとするだけで良い。これで、
/usr/local/bin
の下にも、/Application/Eamcs.app
の下にもバイナリが置かれる。
なんだか、MacOSX 版が Emacs のメインストリームになったようで、気分が良い。
但し、python-mode が Emacs
に採用された、というのはどうも私の勘違いらしくて、python-mode
を使うためには、
python.elc, python.gz
を隠して、python-mode.el
を
/usr/local/share/emacs/22.2/lisp/progmodes
の下に置く必要が有った。
3/1/08 (Sat): Home Server 機能を移す (Mail Server)
Leopard (10.5.2) が一時とても不安定になったので、daemon 達や Crontab を止めてみたりした。 これらを含めていろいろやっている内に、なんとか安定して動くようになったが、 これらの「サーバ機能」を、又ぞろ Leopard 上に復元する気になれない。 Leopard はサーバに向いていないように思うし、 そもそも Fedora on ThinkPad の Wakeup サーバ:-p が別に動いているのだから、こちらへ機能を移す方が理にかなっている。移す、と言っても、少し前まで otacky.jp の代替サーバとして動いていたのだから、そのままで行けるはず。 でも、ここでちょっと欲を掻いて、
- メールサーバ: メールをできるだけ Carbon Emacs で読みたい。IMAP
サーバ配下のメールだけを、Leopard の Carbon Emacs
で読めば良いならば既に実現できているのだが、「ML
ごとに振り分けたメールやスパムも Carbon Emacs
で」となると、ちょっと厄介である。
- DNS/DHCP サーバ: このサーバ自身や Quadra (MacPro)
に、外(Internet 越し)からも、内 (Local
Net)からもアクセスできるようにしたい。(以前からそう思っていたが、
電話を iPhone にしてから、より切実になった。)
- Otacky.jp の代替サーバ: 留守宅のサーバが不調となった時、自動で HTTP サーバ・ML サーバを、 こちらに移したい。
メールサーバの構成は色々試したが、結局、「配送はできるだけ MTU にまかせる」の原則に沿って
- 新サーバ (Eagle: Fedora 7 on ThinkPad) は、ISP の POP
サーバから取ってきて、外からも読みたいメール(「一部の ML
のメッセージ」でもなくかつ「スパム」でもない)を抄い上げて、Dovecot
配下の Maildir/inbox に置き、他のメールは別のユーザ(仮に "dove")
へ forward する。
- 旧サーバ (Quadra) は、(ISP の POP サーバではなく)新サーバの "dove"
アカウントから POP
して、従来通り Procmail でスパムの選別他を行なう。
やった事のメモ (大半は Eagle 側):
- dove というユーザを作り、パスワードを設定して
/home/dove/Maildir
を作る。 -
/etc/dovecot.conf
でprotocols = imap imaps pop3 pop3s
とする。(pop3, pop3s を付け加える。) -
/etc/postfix/main.cf
#home_mailbox = Maildir/ home_mailbox = Maildir/inbox/
こうする必然性は無いのかも知れないが、Wanderlust から Dovecot に対して Maildir/ 直下を指定する方法が見付からないので…… -
.procmailrc
を変更して、従来 ML/*** とか ML/spam とかに振り分けていた個所を、全て dove へ forward するように変更する。MAILDIR=$HOME/Maildir/ML DEFAULT=$HOME/Maildir/inbox/ LOGFILE=$HOME/procmail.log :0 * ^X-ML-Name: connect24 !dove ..... ..... :0 fw:hamlock | /usr/local/bin/sb_filter.py :0 * ^X-Spambayes-Classification: spam !dove :0 * ^X-Spambayes-Classification: unsure !dove
- Quadra 側の
.fetchmailrc
を、Eagle の dove アカウントから POP で fetch するように変更。
"Delivered-To"
ヘッダが二つ以上あると、Postfix
がそう判断するらしい。解決方法は「(Quadra 側の).fetchmailrc
に "dropdelivered"
directive
を入れる」で、これを実行したら、上記の問題は解消した。2/23/08 (Sat): Firefox 3.0
もう旧聞に属する事かも知れないが、Firefox-3.0 の beta-3 が出ている。 ちょっと使ってみたが、素晴しい! Leopard 上では、既に実用的な完成度になっていると思う。- かなりレスポンスが速くなっている。例えばこの www.otacky.jp
へのアクセス・表示もはっきり改善された。
(実はこれまで、サーバ側 (ThinkPad
X22) のレスポンスが限定要因だと思っていた。)
- 安定している。インストールして約 1
週間以上経つが、これまでのところ一度もハングが無い。Firefox-2.0X
よりむしろ安定しているのではなかろうか。
- AquaSKK での問題が解消されている。Firefox-2.0X
では、TEXTAREA でかな漢字変換しようとすると、
微妙にカーソル位置がずれていた。(実は私にはこの改善が一番有難い。)
- 新機軸は、あまり試していないが、履歴の表示を、
過去から未来まで一本にするのは解り易くて良いと思う。また、Smart
Bookmark もなかなかスマート。
- 何かの「規格」に準拠するようになった、
と言われるレンダリングだが、厳密に何がどう変ったのか未詳。
少くとも、java plugin を使った時の文字化け(speed.rbbtoday.com
等)が解消されている他、等幅フォントでの表示の問題(一部
antialias にならない、特に日本語で)等が解決されている。(⇒サンプル)
- ただ、上記の履歴を表示するためのボタンが見当らず、 マウスの右クリックを要求するのは、ちょっと「何だかなぁ」であるが、 Linux 版ではこのボタンが有る(見えている)ので、これはすぐ直るバグだと思う。
ただ、Linux 版は、そこまで完全でなく、font のレンダリングがまだおかしいようだ。 (ヒラギノゴシックの「す」の文字の縦の部分だけが濃く(太く)表示される、等。)
2/16/08 (Sat): MacOS 10.5.2
このごろ、なんとなくシステムが不安定になっているような気がしている。 特にこの数日は、 Skype や Firefox の落ちる頻度がはっきり高くなっている上に、 なんと "System Preferences" や "Terminal.app" まで落ちた……。Feb 14 07:03:13 quadra com.apple.launchd[172] ([0x0-0x25025].com.apple.\ systempreferences[912]): Exited abnormally: Segmentation fault .... Feb 14 07:27:02 quadra com.apple.launchd[172] ([0x0-0x24024].com.apple.\ Terminal[764]): Exited abnormally: Segmentation fault
なので、OS アップデートが有ると聞いて、早速インストールしてみた。 が、期待も虚しく、安定性についても、他の面でも、あまり改善は見られなかった。
- 相変らず寝てくれない……:
インストール後、何故かデフォルトでオンになっている Time Machine を止め、
Spot Light を全て disable してもダメ。下記への対策で、crontab
を全て止めてもダメだった。
- crontab (が起動する launchdl?), Terminal.app, VMware Fusion,
mDNSResponder 等が大量のエラーメッセージを吐く:
Feb 13 00:00:00 quadra com.apple.launchd[1] (0x10e1d0.cron[28065]): \ Could not setup Mach task special port 9: (os/kern) no access Feb 13 00:00:02 quadra com.apple.launchd[1] (com.apple.dyld): \ Throttling respawn: Will start in 60 seconds Feb 13 00:00:06 quadra kernel[0]: vmmon: host clock rate change \ request 146 -> 0 Feb 13 00:00:06 quadra kernel[0]: vmmon: host clock rate change \ request 0 -> 110 Feb 13 00:00:16 quadra kernel[0]: vmmon: host clock rate change \ request 110 -> 0
これらのうち、どれが 10.5.2 にしてから酷くなったのかは良く解らない。 - Skype や Mozilla (-2.0.0.12) は、やっぱりよく落ちる。
上記の対策の他、
VMware Fusion の daemon 達(
vmmon
,vmnet
等)を止め、何故か残っていた Parallels Desktop の daemon を完全に殺しても、はっきりとした改善は見られない。 (まだ、"System Preferences" や、Terminal.app は落ちていないが。) 思い余って、SeaMonkey に切り替えようかと思い、Bookmarks をインポートまでしたが、menu bar や Preferences で使われているフォントがあまりに小さくて、閉口している。 (Linux ではこの問題は見られず、なのでこれ (SeaMonkey) をずっと愛用している。) AquaSKK が、ちゃんと使える事もあって具合が良いのだが…… - Terminal.app
が、記号等を「半角表示」してしまうバグ(不具合)はそのまま。
しかも、(これは以前からかも知れないが)立ち上げ時に、window
が若干小さく表示される事に気がついた。Window -> "Return to Default
Size" で元に戻せるのだが、何で立ち上げ時に毎回小さめにするんだろう。
- Firewall のあたりの「混乱」もそのまま。何より、OS をアップデートしたら、firewall を「全面解除」にするのは何故だろ。 実際にはポートは開いていないのだが、これを個別に開ける方法が見つからない。 (Sharing を触って ssh を明ける事はできるが、SMTP はどうやれば良いんだろ。) 何より、もう ipfw は使ってないように見える……。
2008-02-23 (Sat): このところ連日 Skype で日本と TV 電話しているが、今日は 2 時間の内に 2 度落ちた。 どうも相手側 (iMac) のアプリケーションが落ちた模様。
が、止めてしまった crontab や daemon 達は何とかしないといけない。 一噌の事、ThinkPad の Linux に移してしまおうか。VMware Fusion は、どうしよう……
2/9/08 (Sat): Emacs
我が Emacs は、Mac 上でも Linux の上でも殆ど完璧なのと、ちょこっと update を、と思ってもなかなかちゃんと動いてくれなかったので、 このところはあまり触る事もなかった。(あらまほしき姿とも言う。) が、ひょんな事で、Linux 上の Emacs が大きく変っている事を知り、久し振りにアップデートを試みた。まず Linux (Fedora 7) 上の unicode-2 版は、従来通り CVS update しようとすると、「unicode-2 は幹に統合されたので、そちらを使うように」との warning が出る。 仰せの通りに -r emacs-unicode-2 のオプションを取って、
% cd ~/CVS % cvs -z3 -d:pserver:anonymous@cvs.savannah.gnu.org:/sources/emacs co emacs % cd emacs % ./configure --with-gtk --with-xft --enable-font-backend % make bootstrap % sudo make installで、とりあえずアンチエイリアスフォントで動くようなった。
emacs-version
は
GNU Emacs 23.0.60.2 (i686-pc-linux-gnu, GTK+ Version 2.10.14) of 2008-02-08 on octopusが、
create-fontset-from-fontspec
はやはり動いていないようで、
日本語フォントを自由に選べるには至っていない。
また、(require 'mime-setup)
で、"Cannot open load file: poe" と言われた。
うーむ、apel から Wanderlust までを、再インストールしないといけないのかぁ。
と、ちょっとうんざりしたが、apel-10.7 だけで OK
のようだ(天声人語を w3m の shimbun
で読める)。
が、何故か SKK がちゃんと動かなくなってしまった。ddskk-13.1
でも、-20070729 や -20080210
でも症状は同じで、送り仮名を書いて変換を開始しようとすると
Args out of range: ["x" "a" "x" "i" "x" "u" "x" "e" "x" "o" ...], -33等と言われてしまう。
残っていた Emacs-23.0.0 (apel-10.7, ddskk-13.0.91) では、このような事はないので、ちょっと頭をかかえる結果となった。
Leopard でもアップデートを試みた。こちらも
% cd ~/CVS % cvs -z3 -d:pserver:anonymous@cvs.savannah.gnu.org:/sources/emacs \ co -r EMACS_22_BASE emacs % ./configure --with-carbon --without-x --enable-carbon-app % make bootstrap % sudo make installで、インストールは OK。
emacs-version
は
GNU Emacs 22.1.90.2 (i386-apple-darwin9.1.0, Carbon Version 1.6.0) of 2008-02-08 on quadra.otacky.usこちらは、何の問題も無かった。要するに綺麗に「Luxi Mono + ヒラギノ明朝」の組み合わせが表示されている。 w3m-shinbun での表示も大丈夫。
ちょっとメモ書き。
-
create-fontset-from-fontspec
による設定と、メニュー (Options -> Customize Emacs) からの設定が可能。(Linux では、後者のみ) - 後者による設定が .emacs に save されて、
(custom-set-faces '(default ((t (:stipple nil :background "white" :foreground "black" \ :inverse-video nil :box nil :strike-through nil :overline nil \ :underline nil :slant normal :weight normal :height 181 \ :width normal :family "apple-luxi mono")))) ....
のような記述がファイルの最後に挿入されると、その前のfontspec
による設定は無効となる。すなわち、roman は Luxi, 漢字はヒラギノ等としていた設定が打ち消される。 -
custom-set-face
(メニュー)の方は、:width の設定が効いて、これを "condensed" にする事で、Luxi の幅を変更できる。 但し、これは Carbon Emacs では効かないようだ。 - Linux 上の Emacs は、23.0.XX のいずれも、command line から起動するか、menu bar のアイコンで起動するかで、日本語フォントまわりの動きが変わる。
2/2/08 (Sat): iPhone (その 2)
予めお断わりしておきますが、iPhone のマニュアルはダウンロードさえしていません。 なので、以下は、超初心者の印象(たわごと)に過ぎないかも知れない。 (「何それができない」とあっても、「私がやり方を知らないだけ」の可能性が大、 という意味。)全体としての印象
- ディスプレイが美しい。分解能、コントラスト共に大したもので、Safari
で日本語ウェブページを見た日には「感動もの」と言っていいくらい。
(ヒラギノフォントと、multi-touch
で容易に拡大・縮小できる機能等と相俟っての「感動もの」だと思うが。)
- アイコンがきれい。もともと Windose のアイコンに比べたら、Mac
のは格段にスマートだが、iPhone
(iPod touch のも?)のアイコンは、さらにその上を行ってるように思う。
上記ディスプレイの高分解能に助けられているも確かだが、
初期(メニュー)画面に並べるという事で、つい力が入ったのだろう。
- 新基軸の入力メソッドは、思ったより使えるが、
これは私の指が細くて器用だからで、
「全部親指」みたいな白人男性には難しいのではないか、と思う。
(←勿論冗談です。)
その私でも、Palm Pilot の Graffiti の方が確実入力できるような気がする。
もっとこちらに熟練すると、意見が変るかも知れないが、今のところ、
文字をガンガン入力しようという気があまり起きない。
- イヤホンはケーブルが長すぎ。Nano 用の LANyard
headphone
に匹敵するようなアクセサリーは無いものか。
携帯電話として
まあまあ普通の使い勝手である。良くも悪しくも GSM 端末そのもの、と言うべきか。 ただ、スマートフォンとしては、まだまだ頑張る余地が有るようにも思う。- 電話としての音質は良い方ではないか。
また、前の Sony Ericsson
の端末で時々有ったように、雑音で相手の話が解らない、
などという事も今のところ皆無である。(もうちょっと使ってみないと、
正確なところは解らないが。)
- のっぺりした形状のせいか、レシーバを一発でちゃんと耳(の穴)に当てるのが結構難しい。
- SIM card は無いようだ。ふうむ、あの、iTunes
で登録、というのを徹底するつもりと見える。システム設定に SIM の PIN
をどうこう、という項目があるので、機能は内蔵されているようだが。
2008-02-17 (Sun): 勿論、SIM カードは有るし、ユーザが交換できるようにもなっている。 電池の交換をユーザができるようになっていないので、「普通の場所」に無かっただけ。 しかも、若干 hack する事で、他のキャリアの SIM を刺せるようにもなるらしい。
- オーディオ機器が近くに有ると、時に雑音を入れてしまう事が有る。
PC 用のアンプ内蔵スピーカーですら、そうなってしまう。
まあ、これは GSM 共通の問題であるが。
- 発信・受信の記録が残る(当然?)。
しかしその記録から、一気に電話番号登録ができない(ように見える)
のは「ちょっとなあ」です。
2008-02-10 (Sun): なんの事はない、Recent リストの右の方のボタンをタップするだけの事。 最初、これを試したつもりだったが、ボタンではなくリスト全体をタップして、 いきなり発信してしまったらしい。 (発信するとなると、うかつには試せないから。) 失礼しました。
- ヘッドホンについているチャチなマイクは、意外に健闘していて、
普通に問題無く話せる。Hands free 用アクセサリーは必要無いかも。
しかし、電話に出るためには、画面のボタンを押すしかないようで、
ウエストポーチに入れておいたら、どっこいしょ、
と取り出す必要がある。これももう一工夫欲しいところ。
2008-02-10 (Sun): このマイク、全体がスイッチになっている、 というか全体を「つまむ」ようになっていて、これで電話が取れる。素晴しい。 おみそれしました。
WiFi 関連
- 802.11g 素のままで、他には「自動認証」とか、11n
とかは付いていないように見える。
- それなのに、AES を採用している我が家の ESS
に、パスワードを入れるだけで、何なく継がってしまった。
ふーむ、AP の設定を間違えたかな?
- Lenovo の ThinkVantage の "Access Connection"
などは、良くできていると思うが、iPhone
の接続の管理は、もう一歩を進めて、デフォルトで WiFi が
ON、しかも、自動で検出して接続するかどうかを聞いてくる。
うむ、聞いてきたのは最初だけで、一旦設定すると、無断で接続するようだ
(バグかも。)
- しかし、一部のネットワーク (ESS) では、DHCP
で、自局および DNS の IP アドレス割り当てまではうまく行くものの、
サーバが見付からない、と言われる(名前解決ができない)。
原因は未詳。
- Apple さんが、Starbucks と提携した、と聞いていたので、 わざわざ近所の Starbucks へ出かけて、iTune Store へアクセスしてみた。T-Mobile の sign-in を促す画面の中に、 Store へのメニューも出て、それで、CD を選べるのだけど、 購入しようとすると「iTune Store への接続が途切れました」とやられる。 ふーむ、これじゃあ、普通のホットスポットと何も変らんではないか。 (まだ iPhone で普通のホットスポットは試してないけど。)
MP3 Player
iPod nano と比べても、なかなか行けていると思う。 主に Audio Books を聞いての感想であるが……- 何より、Mac の上の iTunes のように、
プログレスバー(?)を直接弄って、
任意のところへ戻す(進める)事ができるのが良い。
ただ、思いどおりに動かすには、ちょっと熟練が要る。
- リピートモードを一曲のみ、にしておくと、曲が終った時、
先頭に戻らず、中途半端なところから再生を始める嫌いがある。
バグか?
- これはここに挙げるべき問題ではないかも知れないが……
Sync の際、毎回 Mac 側で iPhoto
が立ち上がり、しかもそこで止まってしまう。
ったく、何なんだこれは?
- イヤホンを抜くと自動で再生が終るのは、まあ妥当な仕様だと思うが、 次に差して、再生を再開するのに結構手間がかかるのは、 ちょっと何とかならんか、と思う。(←ちょっと贅沢言ってるかも)
1/19/08 (Sat): iPhone
かねがね、また PDA を使い始めようかな、と思つてゐた……。 細々とした用事が結構多くて、忘れないやうにノートや Post It に控えるのだけれど、(ご多聞に漏れず)メモをした事自体を忘れる……。 今のところ、何とか続いてゐて役に立っているのは、Emacs で書く日記形式のメモくらいかなぁ。 しかし、これは Mac か PC の前に座つてゐないと参照・編集できない。 このやうな現状を大幅に改善するには、何か画期的な方策が必要だらう…… で、iPod touch あたりが目の隅でチラチラしてゐたが、既に nano を持つてゐるしなぁ。(← Palm TX はどうした!?)等と思つていた事とは全く無関係に、携帯電話機を失くしてしまつた。 誠に面目ない事ながら、いつどこで無くしたのか、どうしても思ひ出せない。 半日分くらいのそれに関する記憶がきれいに抜け落ちてゐる。 いつものやうに「普通に社会生活ができなくなつたか」と嘆きたくなるが、 とりあへず、新しい電話が必要である。 この際、iPhone にしてみるのも一興かも。 たまたま、現在のキャリアは AT&T なので、ひょつとしたら、iPhone への移行は簡単かも知れない。
いずれにせよ、AT&T で、紛失の手続を取る必要があるが、これが結構大変だつた。 (後知恵ながら、これをやらなかった方が iPhone への移行はもつと簡単だつたかも。) なんだかんだで、AT&T さんとは電話で 30 分は話してゐたのではなからうか? (名義人変更を一緒にやつたのが難航の一因?) 実は、その間の殆どの時間、秘書さんが話をしてくれたのだけど、 本人確認が必要とかで、私もかなり色々問い質された。 丁寧だけどなんだか怒つてゐるやうな早口でまくしたてられ、 「私の英語はまだまだだなぁ」と思ひ知らされる。
後は、Apple Shop へ行つて、iPhone を買い、自宅で iTune で登録するだけ、の筈だつたのだが…… まず、Apple Shop で、iPhone の担当者を探し当てるのに苦労した:-) なんとか売つてもらへたが、その後、activation するのに、AT&T のお店へ行けとか色々「いい加減」な事を言はれた後、いずれにせよ、iTunes で OK だらう、と云ふ事になつた。
が、帰つてきて登録を始めたら、いきなり「AT&T にはそんな Account は無いよ」と言はれる。とつかかりのメニューを全部試したけどダメ。 あげくは、「AT&T shop へ行くか、iPhone activation support へ電話して下さい」との有難いメッセージ。うーむ、AT&T へ行けと云ふ Apple Shop でのアドバイスも、あながち「いい加減」なだけでもなかつたのね。 先の AT&T との電話で冷や汗をかいた後なので、あまり気乗りしなかつたが、AT&T へ出むくよりはマシかもと思ひ、ここは support へ電話する事にした。
案ずるより産むが易し。 電話を取った担当者は、私の覚つかない英語に丁寧に対応してくれて、iTunes での登録ができるやうに、どこかを「コチョコチョ」してくれた。 そしたら iTunes の最初のメニューを突破できて、登録開始となつた。その間約 2 分。このところ、何かがスムースに行くと云ふ事が絶えて無かつただけに、 ちょっと嬉しかつた。 しかも、それで終りではなく、私がもたもたと登録するのを待つてくれた上、iPhone からの発信、着信の確認に付き合つてくれた。かくして、今回も私には優しい Apple さんだつた。 (海外のコールセンターの人ではないか、と何となく思ふ。 それにしても、「下の方についてゐる menu button」と言はれて、 どうしても探し当てられなかつた私つて……)
お蔭様で、なんとか iPhone が使へるやうになつた。
1/7/08 (Mon): MacPro の Sleep 復活
Leopard にしてから (10.5 でも 10.5.1 でも)、何故か MacPro が idle 時に自動で sleep してれなくなつてゐたが、本日 10.5.1 に最新の security update をあてたら、あつさり問題が解決されてしまつた。 うーむ、今までの四苦八苦は何だつたんだ?ともあれ、MacPro のトータルの消費電力は半減したに違ひない。 (コマンド
$ ssh otacky.us SleepNowで寝かせるのを、忘れてしまふ事が多いので:-p)
自動で sleep しなくなつてから、wakeup packet で起すのにも時間がかかるやうになつてゐた(4 秒 ⇒ 9 秒)が、 こちらはあまり改善されてゐない。依然、wakeup packet を送つてから、実際に起きるまでに 9 秒程かかる。
あとは(要求がどんどんエスカレートするが:-p)、ssh でログインして、ガシガシタイプしてゐる間は、idle でない(busy である)と判断してくれると有難いのだが…… 贅沢?
300/1,788,230 Taka Fukuda Last modified: 2010-04-11 (Sun) 18:02:58 PDT