われもかう通信

(仮想起業日記 - 2014Q2)

仮想起業日記が「失業者日記」や「読書日記」ばかりでは情無い、 「起業関連の事も書き始める」 等と決心したけど、やっぱりそれでは続かないので、「読書日記」に逆戻り……

目次

2014-06-04 (Wed): さらば iTunes (その 2)
2014-06-01 (Sun): さらば iTunes (その 1)
2014-04-16 (Wed): われも工房の初売り上げ

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2014-06-04 (Wed): さらば iTunes (その 2)

という訣で、一時は「映画は殆んど iTunes store から」となっていたのだが、 その頃でさえ、品揃えに関してはちょっと不満が有った。 これは、と思うのが意外に見付からないとか、 評判の新作がなかなか発売されないとか……

当然の事ながら、そのような不満は AudioBooks に関してはさらに強く感じられる。 加えて、フォーマットや player の仕様への不満が出てきた。 つまり、progress bar? が「章毎」に表示されず、 ダウンロードの便宜の為に分割した「物理ファイル毎」になる。 これは、再生時間にして 5時間から 7時間にも及ぶ長大なファイルだから、 この中をこの小さなスライダ (?) だけで文章を捜すのは至難の技である。 (AudioBooks を聞きながら紙の本を読む、もしくは音読する、 という使い方が主なので、このあたりの不便さは致命的。 あと、Player が今の Music.app になる前 (iPod.app?) は、もっと「まし」だったような気もする。)

Music.app
iTunes の AudioBook
(Music.app)
Music.app
Audible.com の AudioBook
(Audible.app)

そんな折、Jared Diamond, "The Third Chimpanzee" が iTunes store で見付からず、 Audible.com から買ってみたのだが、ちょっと嬉しい驚き…… なんと、progress bar が章毎に表示されるではないか。 これは、「UI (というか、player) の種類が増えてしまう」という弊害を補ってあまりあるメリットである。

これに感激して、一ヶ月間の free trial でやめてしまわずに membership を継続する事にした。そうしたら、1 credit がもらえるそうな。 最初は「何それ」だったが、例えば $40 もする T. Piketty, "Capital ..." と交換できるらしい。 これはもともと欲しかったので、1 credit がもらえるのを待って、 即購入・ダウンロードした。

以降は毎月 $14.95 の会費が必要だが、そのたびに 1 credit もらえるので、つまるところ「毎月その値段で好きな Audio Book を一冊買える」事になる。(なんだか、大昔の Book of the Month Club を思い出すなあ。そう言えば、そのクラブでは、credit ではなくて divident とか言ってたような。)

という事で、AudioBooks の領域でも、iTunes への依存は減っていく模様。


2014-06-01 (Sun): さらば iTunes (その 1)

いい加減にオタクを卒業(解脱?)したい、 つまり、コンピュータを弄る時間を減らしたい、と思っている (興味の対象が進化したのか、はたまた、根気が無くなったのか?)

そういう意味では 8 年程前に Mac に出戻ったのは大正解だった。 Linux だと、例えば HD のバックアップを取るとか、DVD の映画を観る等という事でさえ、大層根気と時間が要る作業で、 なのになかなか成果が上がらない。 TV 放送と、DVD の映画が見えたのは、ほんのしばらくの間だったし (どうも tuner の RF 部品が劣化したようだ)、 また、たった一度の HD クラッシュ(+ 自分の操作ミス)で、それまで撮り溜めた写真を全部失なってしまったし……。 Mac にしてからは、それらが大層ラクチンになって、 TV 放送の視聴・録画や DVD の再生はそれぞれの既成のアプリで問題無いし、HD バックアップは、Time Machine が勝手にやってくれる。

しかし、何よりの「感動もの」は、iTunes と iTunes store の登場だろう。 操作感に統一性がない、とか、階層的ファイルシステムでない、 とかの不満は有ったが、それに目をつぶって、音楽 CD(?)、映画、AudioBooks など、何もかも、iTunes store で買って、iTunes にダウンロードして(もしくはさらに iPhone にダウンロードして)聞く・観る事にすれば、大層簡単・快適になった。 おかげで San Diego に住んでいた後半二年くらいの間に、映画が約 70本、AudioBooks が 30本くらいになった。

Movies on iTunes
iTunes の Movie 達
(はい、私、Denzel Washington のファンです)

日本へ戻っても、そんな生活が続けられる、と思っていたのだが、そうは問屋が……

まず iTunes store US で買物ができなくなった。 かなり苦労して、米国の口座の「連絡先住所」を日本に変えたのだが、 そのあと Apple さんこのあたりの policy を変えたようで、 強制的に iTunes store Japan に振られるようになってしまった。 今でこそそうでもないが、 その当初は、米国で買えるタイトルが日本では買えなかったり、 たとえ買えても、英語 CC (Closed Caption) がついているかどうかが未詳だったり、 と大変不便になってしまった。 かてて加えて、最近の円安! それやこれやで、半年程前に "Elysium" を買ったのを最後に、iTunes store とは御無沙汰している。

代りに DVD をよく観るようになった。RC1 と 2 が半々くらいという問題は、USB Bus-power の DVD プレーヤを購入する事であっさり解決できた—— 実は別件 (Linux のインストール) のために買ったのだが、大正解。) しかし、一方で、RC1 専用の組込み DVD ドライブのトレーがときどき引掛って出て来ない事がある。 10年は使うぞ、と思っていた頃なら、迷わずドライブを買い換えるところだが、 先日の「メモリクラッシュ」以降、すっかりこの MacPro の H/W への信頼感が無くなっているので、どうしたものか思案中。


2014-04-16 (Wed): われも工房の初売り上げ

我「われも工房」は設立以来ずっと鳴かず飛ばずで、 「それも想定の範囲内」などと強がりを言っていたものの、 半年以上も経つとさすがにちょっとモチベーションが…… といっても、実は単に「縦書きの本」があんまり面白くて、 (お金にならない)技術書の方がついつい疎かになっていた、 というだけの事だったが。

そんな中、さる会社からワイヤレス・ビデオ転送システムの納入・設置支援の案件を頂いた。 最初はちょっと思惑が外れもしたが、 途中で出てきた技術的課題は何とか全て克服し、納入に漕ぎ着ける事ができた。 現在、同システムは現場で無事稼働中との事。

それで本日、弊社初の「売上げ」が立った…… つまり報酬が振り込まれた。 数日分の「顧問料」なので、 まだまだ「飛んだ」とか「羽搏いた」とまでは行かないが、 それまでのじっと蹲まっていた状態から、 ぴょんぴょん跳ねるくらいにはなったのではないか。

ともあれ、お金が絡む局面で実際に貢献できた訣で、 自分でも嬉しいし、また自信にもなりました。 www.waremo.com に挙げたように、 今回のような WiFi システムの他にも「提供可能な(もっと得意とする)サービス」 が有りますので、お声掛け頂ければ幸甚です。


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Taka Fukuda
Last modified: 2017-05-28 (Sun) 14:41:19 JST