われもかう通信

(仮想起業日記 - 2014Q1)

仮想起業日記が「失業者日記」や「読書日記」ばかりでは情無い、 「起業関連の事も書き始める」 等と決心したけど、やっぱりそれでは続かないので、「読書日記」に逆戻り……

目次

2014-03-29 (Sat): 初陣であやうく離陸失敗……
2014-03-01 (Sat): Feynman 物理学 (Vol. II)

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2014-03-29 (Sat): 初陣であやうく離陸失敗……

ようやく、コンサルタントとしての最初の仕事にありつけた。 某社の無線ビデオ転送システムのフィールドテストに付き合うという、 簡単なお仕事(何しろ無線ビデオ転送は「お手の物」)……の筈だったのだが、 そうはなかなか問屋が卸してくれない。

Wireshark が動かず

一番の誤算は、現場で Wireshark が動かなかった事。

昨年の暮れにこれを MBA にインストールした際、 Wi-Fi で "Monitor Mode" にして、802.11 の control packet を採取できるところまで確認していた。 その後、OS を Maverick に上げたが、直後の簡単なチェックでは動いていた。 更にでかける前日に、念のためにと、アップグレード(実は単なる再インストール) したら、今度は立ち上がらない……。 大いに焦ったが、ごちゃごちゃやっているうちに、起動が始まった。 とりあえず、Wi-Fi パケットの sniff もできる。 元々起動に時間がかかるのだが、 それを忘れてしまっていて、焦って弄っている内に、途中の Pane を背景に押しやってしまったに違いない。 再起動しなければ大丈夫だろう……

と、自分を納得させていたのだが、現場に入って、いざ sniff を始めようとするが、パケットを全くキャプチャしない。 AP の ESSID を認識して、association もやれているのに、 パケットが取れないのだった。 それどころか、Wired (Ethernet) でもパケットが取れない。

とてもがっかりしたが、でも、肝腎のシステムの方が、程なく association をして、問題なくビデオ転送を始めたので、 特に packet capture の必要もなかったな、と早々にあきらめた。 (しかし、もしこれがちゃんと動いていたら、下の DFS の問題はもっと早く解決できていただろう。残念至極。)

USB Ethernet Adapter

三日目は、諸般の事情により、使える laptop が私の MBA だけとなり、どうしても、それで USB Ethernet Adapter 越しに Ethernet で ST (Station) に繋がないといけないという状況になった。

で、しかもその Ethernet ポートは PoE が出ているんだとか。 普通は PoE 未対応の(Powered Device でない) ポートを継いでも何の問題もない筈なのだが、ある人によると、 そのせいで Hub が壊れた事があるとの事。 そっちのケースの方が特殊だと思うので、普段なら、 さっさと継いでみるところだが、何しろ出先の事とてスペアが無く、 これを壊したら、その日の作業はお仕舞いになる……

ダメ元で Apple に問い合わせしてみたが、 案の定、三個所くらいたらいまわしされて、どこでも「PoE って何?」だった。根気よく説明しても、 結局は「仕様を見ているのですが、それに関する記述はありません。」 で終ってしまった。

その間に、自分でも調べてみたが、やっぱり PoE に継いでも大丈夫という確信は得られなかった。代りに、この Adapter は相当評判が悪い(すぐ壊れる、発熱する)事が判明し、 益々「とりあえず継いでみる」のは得策でない気がしてきた。

仕方なく、AP の筐体を開いて内部の PoE が出てないポートに継いで設定を済ませる事にした。(20 台近くあったので往生した。)

どうした Firefox

Firefox を MBA で使うと色々問題がある。一つには、Java がディフォルトでは使えない事。(Apple と Adobe の仲違いのとばっちりを受けているような気がする。) もう一つは、DNS を直接見に行く代りに、mDNSResponder を参照する事。 これは、MBA で LAN と Tethering (Global network) の間を行き来する場合、かなり欝陶しい。

というような既知の問題に加えて、今回意外な互換性の問題が露呈した。 AP や ST の設定ページがうまく表示されない事がある。 たかが設定画面なのに、表示に問題が出るような凝った HTML を書くなよな、とも思うが、IE (on PC) でも Chrome でも、はたまた、Safari でも OK なので、多数決で Firefox の方に問題有り、となった。

以降は Chrome を使ったが、これは、上の mDNSresponder を見に行かないせいか、自分の IP アドレスを手で弄ったような場合でも、 素早く対応してくれるので、今回のような試験にはより適しているようだ。

DFS 御乱心

それはともかく、沢山のビデオ信号を並列に転送しないといけないので、 W52 バンドだけでなく、W53 バンドも使おうという事になり、 やってみたら、見事に転送できるようになった。 が、何故かそれが長続きしない……。 途中の紆余曲折を省くと、どうやら DFS (Dynamic Frequency Selection) のせいで、チャンネルがバッティングするらしい。 こんなのは明らかに「誤動作」なので、DFS を止めればいいのだが、 AP のベンダさんにそれを聞いたら、当然のように「DFS を切る事はできない」と。 (まあ、認証を通すためには必須の条件だからね。それにしても J52 とか、今回の DFS とか、 MIC さん、面倒なばっかりで有効性が疑わしい「決まり」を次々に作ってくれるよねぇ。)

原因究明はできたものの、対策は打てないままに、 われも工房にとっての「タイムアップ」となった。 かなり面目無い初陣となったが、次からはもっとうまくやれると思うので、 遠慮なく声を掛けて頂きたい。


2014-03-01 (Sat): Feynman 物理学 (Vol. II)

Feynman's Lectures on Physics
新旧の「ファインマン物理学(Vol. II)」
この旧版(写真の赤い表紙の方)は、手持ちの本の中では一番古いのではないかと思う。 何しろ、自分が工業高専にいた頃(1970 年)に、 物理の山○先生に譲って頂いたのだった。見返しに "Third Printing 1967" とある。(実は、自分のを取り寄せている間、 先生のをお借りしていたのだが、 それをうっかり汚してしまい、新しいのと交換して頂いたのだった。) それにしても、先生の「指導」が巧妙だったとは言え、 よくもまあ背伸びしたものだと思うが、 勿論その頃は最初の方をちょっと読んだだけ。 その後、折のある度に読み続けて、(書き込みから察するに)結局全ページの 2/3 くらいは読んだようだ。

古くなってカバーやページが痛んできた事もさる事ながら、 自分の赤ボールペンや鉛筆による書き込みが嫌になった事もあり、 大分前から新版を購入したいと思っていた。 が、暫く目を離しているうちに、やたらバージョンが増えて、 「何が何やらさっぱり」という状態になっていた。 というのも、二度の改訂があり(2006 年, 2010 年) 、 出版社が変わり(Addison-Wesley → Basic Books)、一時的だが箱入りの三巻揃い(分冊では売らない)のみになり、おまけに、無償の 電子版 まで出たのに、 Amazon.com などでも、それぞれの本がどの版なのかが明記されていず、まさに混乱の極みだった。 上の電子版の、 Preface をみて、ようやく概要がつかめて、 銀色の表紙のペーパーバック(2010 年版、The New Millennium Edition)を購入する決心がついた。

が、しかし、間の悪い事に、紀伊国屋にも、Amazon.co.jp にもなくて、 Amazon.com に注文する事にした。

Amazon さん、お願いしますよ

それが、1/11 の話。そこで、送料を 500 円程けちって、 一番安い"Standard International Shipping (18 - 32 days)" にしたのが不味かったようで、 到着予定の 1/27 をはるかに過ぎても何の音沙汰もない。 上の 32日を過ぎた頃からさすがに心配になり、 Amazon.com のサイトから始めて、荷物のありかを追跡してみた。 同社と DHL Global Mail のトラッキングシステムだと、 米国内で止まっている事になっている。 DHL Global Mail へ二度程「どうなってるんだ?」という問い合わせをしたが、 今に至るも、メールでの返事は一切来ない。 しかし、DHL の本社のシステムへ行くと、何と Yamato へ渡されている事になっており、そのトラッキング番号まで出ているではないか。 早速 Yamato さんのシステムへ行ってみるが、「その番号で登録されてる荷物はない」と言われる。 電話もしてみたが、人間のお嬢さんは「登録されていない番号は追跡のしようがありません」 の一点張り。次に Amazon.co.jp へ電話してみたが、ここでも、人間のお嬢さんが「その番号は、弊社 (co.jp) のものではありませんので、Amazon.com まで問い合わせて下さい。Amazon.com と弊社は別会社で……」コノヤロ!

振出に戻った訣だが、Amazon.co.jp で教わった link を辿って行ったら、 Chat で対応してくれるサービスが有った—— A well hidden secret! :-) 。 だが、対応は大層迅速で(きっと似たようなクレームが沢山有るに違いない)、 5 分たらずの応酬で、一つ上のクラス "AmazonGlobal Expedited Shipping (8-16 days))" に(無償で)上げて再送する、と言ってくれた。それが 2/24 の話で、なんと、2/27 にはもう届いた……Amazon.com → UPS → 黒ネコ、の連携は素晴らしい。 (始めからそうやってよね、とも思うが :-) 教訓は、一番安い Standard ... を使わず、AmazonGlobal ... で発送してもらうべし、となるかな。 あと、クレームをするときは「まず Amazon.com のサイトから」が重要。

ちなみに、今は Amazon.co.jp でも買えます——つまり、 もうちょっと待てば、上の「ハッスル」は要らなかった訣だ。

Errata

上記 Preface を読んで、新版を買ってみようと決心したわけだが、 その際「どれが最新版かクリアになった」という事に加えて、 「初版に有った誤りが、何百も訂正されている」 と知った事も大きかった。 というのは、初版には私でも気がつくような数式の間違いが随所に有るので、 他にも微妙な間違いが有って、そのせいで、どうしても理解できない箇所が有るのでは、 と疑ったのだった。

が、ぱらぱらと見た限りでは、明白な誤りは直っているが、 理解に苦しんで、「ここ間違ってんじゃないの?」と思ったところはそのまま。 どうも、理解できないのを誤植や「誤り」のせいにするのは難しいようだ。


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Taka Fukuda
Last modified: 2017-05-29 (Mon) 17:31:44 JST